偽りの理想郷~チートバフ魔法使い兼超最強軍師の俺。転生先がディストピアだったので、最強の軍隊を作って全力でぶっ潰すことにしました~ 作:やきそばVer2
【ヘブロナ中心部:エルミナ軍司令部】
「メルビムさん、全部隊が配置に就きました。」
「ご苦労だ、コウヘイ。」
そう言って、メルビムは俺が表示させている戦術ウィンドウを眺めた。
ウィンドウ上に映し出されている、味方部隊を表すシンボルは三つ。
一つは、この街の市街地に配備された『本隊』
もう一つは、敵側面から奇襲をかけるために森林に配置した『別働隊』
最後の部隊は、市街地後方に切り札として用意した、グレネードランチャーを装備する『遊撃隊』
『別働隊』および『遊撃隊』はどちらも400人の兵士で構成されていて、『本隊』は他二つよりも大人数の1600人の兵士を有している。
この三つがエルミナ軍の各部隊の配置と兵数だ。
総勢2400人の兵力でエデン側を迎え撃つ。
準備が整っていない状態での戦闘のため、人数がかなり心許ないがやむを得ない。
なお、シェムハザとエリシャの二人は『本隊』に加わっていて、切り込み役として活躍してもらうつもりだ。
一騎当千のあの二人であれば、奇襲によって混乱した敵軍に追い打ちを掛けることなど造作もないだろう。
そう考えて俺は二人を最前線に配置した。
メルビムは戦術ウィンドウから俺に視線を移した。
彼は俺に告げた。
「基本的には本官が指揮を執る。それでいいな?」
「ええ、問題ありません。俺は専門家ではないのでお任せします。」
「分かっているならそれでいい。くれぐれも変な行動はとるなよ。君たちを完全に信頼することは、今の段階では不可能だからな。」
彼は俺に対して、周囲を見るように促した。
まあ、先ほど見た光景と変化は全くない。
俺の周りには、いざというときに俺を即座に拘束......いや、即処刑できるように将校たちが取り囲んでいた。
(エデンから来たことは事実だから警戒するのは無理もないな。でも、もう少し信用してくれても良くね!? 俺たち成果上げたよね?)
俺は少し気になっていたことをメルビムに聞いた。
「一つ質問いいですか?」
「どうした、コウヘイ?」
「なぜ俺と他二人の扱いが違うんですか? シェムハザさんとエリシャには、即座に拘束できる体制を取っていませんよね?」
「拘束するなんて事実上不可能だからだ。あの二人に勝つには、最低でも数百人の兵士が必要となる。そんな戦力をわざわざ用意する余裕などない。」
「......もしかして、単に俺が弱っちいから人質にされてるだけですか? 俺もしかして舐められてます?」
「もちろん君の戦闘能力に関しては舐めているよ。指揮能力とバフ以外は雑魚でしかないんだろう?」
「まあ、それはそうですが......」
やっぱ舐められてるな!
まあ、事実だからしょうがないか。
メルビムは続けた。
俺がごく僅かに傷ついたことに気付きつつも。
「しかし、君のバフ魔法と指揮能力の二つは本官を含めた皆が高く評価している。この戦いで君たちが十分な戦果を出してくれれば、本官は君らを信頼するつもりだ。」
俺のことをディスリつつも、多少は評価してくれた他愛もない会話。
少しの間続いた平穏な時間は、長く続くことはなかった。
戦術ウィンドウ上に敵を示す赤のシンボルが出現したからだ。
「コウヘイ、本官の指示通りにバフを掛けていけ。」
メルビムが具体的な指示を出していく。
「別働隊に
「本隊には別働隊に掛けたものと同じものを一旦掛けろ。こちらには魔道士が多数いるから、
「遊撃隊には何も掛けなくて良い。魔力を温存しておけ。」
矢継ぎ早に三つの命令を俺に下したメルビム。
俺がバフをかけ終えたことを見届けて、彼は全軍に告げた。
「この戦いは我らにとっての反撃の嚆矢だ! 総員奮起努力せよ!」
【ヘブロナ周辺部:エデン軍野戦司令部】
此度の侵攻作戦司令官であり、歴戦の戦士でもあるカマエルは違和感を感じていた。
具体的に何がおかしいのかは分からない。
彼は地図上に味方部隊の大まかな配置と、敵がいるであろう箇所にマークを付けていった。
その作業が終わったとき、彼は違和感の正体に気づいた。
「なるほどな......小賢しい若造め。小細工しおって。」
笑みを浮かべながら、カマエルは命令を出した。
「全軍に通達。進路を変更して市街地近くの森林に向かえ。伏兵が潜んでいるだろうから、殲滅してろ。」
まだ戦闘は始まっていない。
本来であればこの段階で何かが起きることはないはずだった。
そのはずだったが、カマエルの天性の才によって全てが変わってしまった。
メルビムの立てた作戦は、一人の知将の手によって崩壊し始めていた。
それも、戦闘が始まりもしていないうちから。
【ヘブロナ周辺部:森林】
「なあ、敵軍の動き変じゃないか?」
エルミナ軍別働隊の兵士が呟いた。
それを聞いた他の兵士たちも彼が見ている方向を確認し出す。
『ただ単に敵が陣形を変えているだけ』
殆どの兵士はそのように楽観的に考えていた。
その考えが致命的な勘違いであることが判明したのは、それからすぐのことだった。
最初に異変に気がついたのは、前列にいた一人のエルミナ兵であった。
「何をするつもりな......マズい! 奴らこっちに向かって来てる! 俺たちの存在がバレた!」
「伏せていても無駄だ! 立ち上がって戦闘に備えろ!」
総勢400人の別働隊全体が迎撃準備を開始する。
大慌てで兵士たちが動き回ったせいで、木々が揺れて土煙すら上がってしまう。
もはや隠れ続けることは不可能だ。
本隊の元へ逃げようにも、距離が離れているために途中で捕捉されるだろう。
敵を策に嵌めて窮地に陥らせるはずが、逆に自分たちが窮地に陥ってしまう。
混乱と恐怖が広がっていくエルミナ別働隊に、エデン軍の全兵士7000人が襲いかかる。
「覚悟を決めるんだ! 本隊が助けに来るまで何としても持ちこたえるぞ!!」
「「「応!!」」」
~~~~
わずか400人の小部隊で、エルミナ別働隊はエデン軍の全軍と交戦を開始した。
コウヘイのバフにより、強化されてはいた。
しかし、圧倒的な数の暴力によりエルミナ兵は一人また一人と斃れてしまう。
「覚悟しろ魔物共め! おらあ!」
「グ......何のこれしき。」
「この一撃を耐えるとはな。例の少年のバフはなかなか強力だな。」
エルミナ別働隊に何人ものエデン兵が斬り込んでいく。
そのうちの一人が、魔物と誤認している相手に驚愕の声を上げた。
今までは一撃で切り伏せられた敵が、こちらの攻撃に耐えたからだ。
「まあよい。倒れるまで何度でも斬ってやる! たあ!! おら!!」
「ガハ......」
「魔物どもが調子に乗るな! 奴らは無敵じゃない。やるぞてめえら!」
「「「ウラアアアア!!」」」
『敵は強力だが無敵ではない』
そのことを緒戦で理解したエデン兵は、数の差を有効活用してエルミナ別働隊への猛攻を続けた。
一人のエルミナ兵相手に、複数人で同時に攻撃を行う。
損害を最低限に抑えつつ、一人ずつ確実にエルミナ兵を掃討していった。
「「喰らえ、魔物ども! 俺たち人間を嘗めるな!」」
「ゴホ...」
「ガハ!」
「エデンの連中め! まだ洗脳されてやがる!」
「一旦引け! エデン軍と同じく、こちらも集団で立ち向かえ!」
エルミナの前線指揮官の指示が飛んだ。
バラバラに行動していた兵士たちが、指示に従っていくつもの小集団を形成していく。
彼らとしてはうまく立ち回ったつもりだったが、これは最悪の判断ミスだった。
「「
「「
「「
多数の魔道士が一つの小集団に集中砲火を浴びせていく。
複数種類の攻撃魔法が同時に着弾し、小集団単位でエルミナ兵が殲滅されていった。
「前回の侵攻では負けたみたいだが、今回は違うぜ!」
「そうだそうだ! カマエル様に任せれば、負けるはずなどありもしない!」
「一気に押しつぶすぞ! 行くぞお前ら!」
「「「我らエデンに敗北の二文字無し!!」」」
~~~~
あちらこちらでエルミナ兵が掃討されていく。
だが、一方的にやられてばかりはいなかった。
森のあちこちで、エルミナの猛反撃が敢行されていた。
部隊側面から戦場を見守る、20人ほどのエデン兵の集団。
油断しきっていた彼らに、忍び寄ってきた四人のエルミナ兵が斬りかかった。
「図に乗るな! 極悪人ども!」
「な、この数の差で反撃してき......ゴホ......」
「来るな! 来るな! 卑しい魔物共め、俺たちにさか......ギャ!」
たった一人の兵士による一振りの斬撃。
それを受けたエデン兵二人がその一閃で斬り伏せられる。
他三人の兵士も続々とエデン兵に手をかけていく。
「俺たちの力を甘く見るな!」
「魔物はおまえらの方だ!」
「や、やめ......ギャ!」
瞬く間に消えていく味方兵士。
それを見て、周囲にいたエデン兵たちは恐慌状態に陥りかけていた。
そんな彼らに、僅か4人のエルミナ兵が再度攻撃を仕掛けていく。
「俺たちが『卑しい魔物』ね。卑しいのはおまえたちの方だ! この人でなしども!」
「ゴハッ」
早速もう一人のエデン兵が犠牲になった。
それを見た別の兵士が臨時で指揮を執った。
「基本戦術を思い出せ!! 敵一人に対して5、6人で立ち向かうんだ!」
激しい剣劇の音と悲鳴があたりに響き渡る。
苛烈な戦闘の後に、四人のエルミナ兵は全て撃破された。
しかし、彼らを倒したエデン兵たちの表情は硬く強ばっていた。
「はあ......はあ、なんて奴らだ。四匹の魔物が......十人以上の兵士を倒すなんて......」
「全くだ......こいつらは本当に魔物なのか? いくら何でも強すぎるぞ。以前は、魔物五人がかりでも楽に倒せてたのに。」
「俺たちの武器や防具は無敵じゃなかったのか? 裏切り者のバフ程度で......ここまで強化されるものなのか?」
同じ事は森全域で同時に発生していた。
実際にエデン側でも死傷者が急増していて、エルミナ側の倍以上の損失が発生している。
とはいえ、エルミナ別働隊とエデン軍全兵士の間には圧倒的な数の差がある。
倒しても倒しても新手が出てくるエデンの猛攻で、エルミナの別働隊は壊滅しつつあった。
事態が大きく動いたのは、戦闘が始まって暫く経ってからの事だった。
エルミナ本隊の救援がようやく到着したのだ。
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別働隊を救うべく、戦地を駆けていくエルミナ本隊。
そんな本隊へメルビムからの命が下された。
”シェムハザさんとエリシャを先頭にして、敵部隊への突撃を敢行してください。”
”別働隊は混乱しきっているため、指揮を執ることは不可能です。彼らを救うには、本隊の活躍が不可欠です。”
「了解よ、コウヘイ。やってやるわ!」
「......わかった。僕も最善を尽くすよ。」
コウヘイ経由でメルビムの命令がエルミナ本隊の全兵士に届けられた。
戦闘の要となる二人の返事を聞いて、コウヘイはメルビムからの具体的な指示を伝達した。
”現在敵軍はこちらの別働隊へ集中攻撃を行っています。別働隊に注意が向いている隙に、敵軍中央部への攻撃を実施してください。”
指示を聞いたエリシャたちが早速動き出した。
エルミナ本隊の兵士たちもそのすぐ後ろに続く。
「攻撃魔法の射程内に入ったわ。浄化の炎! 爆発!」
敵側面中央部にエリシャの攻撃魔法が命中した。
火炎魔法と爆発魔法による同時攻撃。
高火力攻撃により、数百人の兵士が無力化される。
エリシャの攻撃の直後に、エルミナの魔道士が攻撃を開始していく。
「「「
「「「
敵軍側面中央に直撃していく攻撃魔法の数々。
エリシャによって崩れかけていた敵部隊中央部。
魔道士隊の攻撃によって遂に陣形中央に大穴が開いた。
「シェムハザ。斬り込み隊のみんな。今がチャンスよ!」
「突撃! エデンの奴らをぶっ潰すぞ!」
「「「ウオオオオオオ!!!」」」
前線指揮官の号令とともに、エルミナ兵たちが一斉に突撃を敢行した。
しかし、その中にシェムハザの姿はなかった。
「シェムハザ? 一体どうしたの!?」
「すまない.…..エリシャ。僕は......これ以上、かつての仲間を傷つけることはできない!」
ここ最近シェムハザの様子がおかしいことに気づいてはいた。
とはいっても、ここまで重傷だと気づくことはできていなかった。
(シェムハザには無理をさせすぎたみたいね。これじゃ戦うのは不可能だわ。)
「シェムハザ。今すぐ後方に戻りなさい!」
「エリシャ。僕はここにいるべきじゃないのかい?」
「それは戦える場合の話よ。戦場にいても足手まといなだけだから、早く撤退しなさい!」
(きついこと言ってごめんね。ここに残っても危険なだけだから、一旦離れてほしいの。)
エリシャの剣幕に押されて、シェムハザは重い腰を上げた。
そして、ゆっくりと戦場を離脱していった。
(後でちゃんと話を聞いてあげるから......それまで辛抱してね、シェムハザ。)
【ヘブロナ中心部:エルミナ軍司令部】
戦術ウィンドウに刻一刻と変化する戦場が映し出されている。
先ほどの攻撃で敵軍は中央部で二つに分割され、敵部隊の組織的行動が阻害されていた。
現在は別働隊と本隊の間の敵へ攻撃を集中しているところだ。
「最初はどうなるかヒヤヒヤしたが、ひとまずは安心だ。」
「俺もそうです。それにシェムハザさんが離脱したのは想定外でした。ちゃんと......彼の心に寄り添っていれば...」
「コウヘイ。目の前の戦闘だけに集中しろ!! 後悔するのは勝った後にしろ。」
メルビムの言葉で俺は戦術ウィンドウへ向き直った。
指揮下の戦力画面も確認して、味方の損害とバフの継続状況をしっかり把握していく。
その時、俺は敵の動きに違和感を感じた。
(おかしい、何で別働隊と反対方向の敵が攻撃してこないんだろう? こちらの背後を突くチャンスなのに。指揮系統が麻痺しているせいだろうか?)
こちらの部隊の後列に警戒態勢を取らせて、敵軍の反撃に対応できるようにはしている。
とはいえ、数の上では敵は未だに優勢だし、位置関係としても有利な場所にいる。
にもかかわらず、敵には攻撃の気配自体がない。
考えられる理由は二つだ。
一つは俺が考えたように指揮系統が機能しなくなって、攻撃どころではないため。
もう一つは、『攻撃目標を変えたために、敢えて攻撃してきていない』ためだ。
「メルビムさん! 敵はこの街に狙いを変えています!」
「それは元からだろ。そのために進軍してきたはずだ。」
「違います! 味方部隊を放置して、先にこの街を占領する気です。市街戦に持ち込んで地の利を得ようと目論んでいます!」
俺が言い放った直後に敵が動いた。
予想した様に、味方本隊の背後にいた敵が市街地へと進軍を開始したのだ。
本隊の動きを封じるためか、別働隊と本隊の間に挟まれた敵も猛攻撃を開始する。
「まずいなこれは。」
「俺に策があります。指揮権を一時的に委譲してください!」
メルビムは悩んだ。
悩んだが、自身では名案が浮かばなかったようだ。
「わかった。失敗は許されないぞ。」
「ご期待に添えるように全力を尽くします。」
俺は戦術ウィンドウを眺めて、味方部隊の配置を再確認した。
そして、決定打となるであろう命令を下していく。
「後方待機中の遊撃隊の皆さん、部隊を200人ずつの二部隊に分割します。その上で、この後指示する位置に移動してください。」
俺は続けた。
「敵が近づいてくるまでその場で待機。俺の合図と同時に、敵両側面から集中砲火を浴びせてもらいます!」
~~~~
「ゲヘナの魔物どもを出し抜いてやったわ。奴らの根城を先に叩いてやれ!」
(本当は魔物なんかじゃないが、知らせる必要なんてないな。)
カマエルの号令とともに、分裂した部隊のうち片方がヘブロナへと突き進んでいく。
街の傍に小規模な部隊がいるのが見えるが、3000人以上を有するエデン軍部隊の敵ではないだろう。
彼はそう楽観的に考えていた。
街のすぐ傍にたどり着くまでの間は。
「カマエル様。付近の敵部隊はどうされます?」
「放っておけ、数百人程度で何がで...」
ドオオン!
「何だ? 何の音だ!?」
突如として街の方から轟音が鳴り響く。
カマエルが音のした方角を見ると、二つのエルミナ軍部隊が白煙に包まれていた。
それを認識した直後に、エデン軍部隊全体が爆音に包まれる。
多数のグレネード弾が着弾し、エデン軍部隊のあちこちで小規模な爆発が発生した。
一つ一つの爆発はそれほど大きくないため、兵士が吹き飛ばされることはない。
だが、飛び散る鉄球と砲弾の破片で、幾人もの歴戦の兵士が斃されてしまう。
「何が起きている? 大した爆発じゃないだろ!?」
「分からない! なぜ俺たちがこの程度でやられていくんだ!?」
攻撃魔法なのか新兵器によるものなのか?
それとも、何らかのトラップがあったのか?
その場にいたエデン兵の全てが、未知の攻撃の正体を掴めずにいた。
そんな彼らを嘲笑うかのように、第二、第三の攻撃が降り注いだ。
エルミナ軍部隊の方角から幾つもの轟音が鳴り響く。
その度にエデン軍部隊内部が爆音に包まれて、数百人の兵士が無力化されていく。
カマエルが状況を把握したのは、部隊の半数の兵士が戦闘不能になった後だった。
全てが終わりつつある中、彼はようやく命令を下した。
それは、彼らにとって屈辱以外の何物でもないものだった。
「全軍撤退! このまま戦ってもジリ貧だ。被害が広がる前に離脱する!」
カマエルは最後に付け加えた。
「いいか、お前たち。これは勝利のための布石だ! 次回の戦闘では圧倒的な勝利を陛下にお見せするぞ!」
~~~~
斯くして、エルミナ神聖王国はエデンによる侵攻を食い止めることに成功した。
だが、エデンにはまだ多数の予備戦力が残っている。
それに、民間人による義勇軍も結成されつつあった。
エルミナの逆襲作戦が立案される中、エデン側も再侵攻の準備を開始していた。
第十四話に続く