枝を司る者   作:ペンラ

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転移

「っん」

 

体に違和感を覚え意識が覚醒する。

 

「なんなんだ?」

 

布団にくるまって寝ていたはずなのに布団の感触がなくベットみたいに床が柔らかくなく硬いし冷たい。とりあえず目を状況を確認するため目を開ける。

 

「は?」

 

思わず息をのむ、そこはいつもの見知った自分の部屋などではなく、目の前には鳥居がそびえたっていた。

 

「??????」

 

何が何だかわからない俺は確かにベットに寝ていたはずだ。

 

「そうだ!スマホ」

 

ズボンのポケットを急いでまさぐる。心臓の周りが凍える感じを覚え手には汗がにじんでいる。

 

「あった!」

 

急いでパスワードを入力しホーム画面に飛ぶ、そこには

2015年7月30日  20:00 と書かれていた。

 

(え?2015年?は、今は2021年のはずだろ)

(それに此処どこだよ!もしかして俺親からすてられたのか! ?)

「とりあえず現在地を…」

 

スマホを操作し地図を開く。そこには四国の鳥取県にピンがささっていた。

 

「…………は?」

 

(おかしい 俺は九州の福岡にいたはず、なんで鳥取なんかにいるんだ?俺が寝ていた隙に俺を運んだとしてもざっと考えて5時間程度で俺をはこべるわけがない。そもそも親は家にいなかったし仕事で今の時間帯まで帰ってこないはずだろ! ? なんで)

 

そうこう考えているときに地面が激しく揺れ始めた。

 

「っツ」

 

バランスを崩し転んでしまった。

 

(なんなんだよ次から次へと寝て起きたら2015年の鳥取にいたと思えば今度は地震だ。)

 

思わず悪態をつくそんな時鳥居の奥から人の声が微かに聞こえた。

誰かいる。そう気が付いた。地震がおさまるのを待ち鳥居の奥へ走り出した。

鳥居をくぐり奥にすすむ。声の聞こえるほうへ、でも近ずいていくにつれて聞こえてきた声に違和感を覚えた。

 

悲鳴そんな風に聞こえてくる。がそんなことはどうでもよく、早く誰同じ人間に会いたいという思いで走り続けた。

 

角を曲がりひらけた視界に映ったのは大量の白い化け物に壊されている神社とたくさんの人の周りを囲んでいる化け物だった。

 

「っへ?」

 

そんな素っ頓狂な声を無意識にあげた。

たくさんの人がいるのにその顔には生きている感じが遠目からでも分かるほど絶望の表情をしていた。その中の一人と目が合いこちらに手を伸ばしてくる。

 

「なんだよこいつら」

 

そう呟いた瞬間何体もいた化け物が一匹こちら側にふりむいた。

振り向いた化け物には顔がなく不気味な口のような器官がついており、不自然なほど白い体なのに口の周りだけ赤い何かが付着していた。

 

「っ」

 

全身が震え地面に倒れた。

 

(逃げないと)

 

そう思うが体が動かない。だが白い化け物は猛スピードで近ずいてくる。

震える足を何とか立たせ、走ろうとする。

 

(死にたくない)

 

その思いで走り出したが遅く哲也のすぐ後ろに迫ってきた化け物は、哲也の左半身を食った。

 

「ああああああああああ!」

 

体が痛くて仕方ない。左を向くとそこには地面に大量の血が付いており気が付いたら、うつ伏せになっていた。おそらく左半身を食われたことでバランスを崩し地面に転がったんだろう。

 

(ああ、もう死ぬんだな)

 

自分の体から噴き出した血液の量をみて死ぬことを察したせいでなぜか冷静になり始めた。

 

(なんで俺がこんなめに)

(死に たくない なぁ)

 

意識が飛びそうになる、頭を前に向けながら何とか踏ん張って意識を少し戻す。この行動は無意味かもしれない、ただ苦しむ時間が増えるだけなのかもしれない。

そんな時真っ赤に染まっている視界に誰かが刀を振り化け物を倒しているように見えた。

 

(誰   だ………)

 

そこで俺の意識は途切れた。




ノリと勢いで書いてたらオリ主殺しちった。
まあ9-nine-のオーバーロードで分岐させますけど。
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