精霊術師と魔法少女   作:桃月

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第3話 そろい踏み

‡‡‡ 新暦59年5月上旬 第97管理外世界≪地球≫日本国海鳴市

 

 『――さて、と。そろそろわたしがかずくんを教え始めてから1年半くらいたったころだねー。』

『そうだね。……もうそんなになるのかぁ。』

 

 

光陰矢の如し。

――数十年ですらあっという間だと言うのだ。1年半など一瞬であろう。

 

 

『今までは基礎の基礎、マルチタスク練習と念話精度上昇ばかりやってきたんだけど、そろそろ別のことをしようと思いま~す♪』

『おぉ!待ってました!』

 

 

これは、ついに魔法か……?

今まで念話しかしてないからなぁ。

良い加減飽きてきた。

 

 

『あ、あと、魔法じゃないよー。』

『……なんか無駄に喜ばされた気分だ。』

 

 

フェ、フェイント。

流石シルフィードである。

でも、そうすると何やるんだ?

念話使えてるんだから魔力を使用するってのは出来てる訳だし。

 

 

『で、何を教えてくれるんだ?』

体内魔力(オド)運用だよー。』

『?念話使えてるし出来てるんじゃないの?』

『念話はリンカーコアからの発信だからねー。難易度が低いんだよ。これからやるのは、体のどこからでも魔力を出せるようにするって訓練。それに体内魔力(オド)運用って発信だけじゃないし。循環させたり圧縮したり回復促進させたりいろいろあるんだよー?』

 

 

念話って難易度低かったのか。

……あぁ、マルチタスク訓練同時にやってて難しかっただけか。

考えてみれば何もわからなかった時に、最初に出来るようになったのが念話だしな。

当然と言えば当然か。

 

 

『まずは、体全体から魔力を放出させてみよっか。』

『了解。……どうやるんだ?』

『んー。自分の中心から末端に風を吹かせて、そのまま外にって感じ?』

 

 

……わからん。

中心ってたぶんリンカーコアだよな。

リンカーコアは集中すれば暖かいからなんとなくわかる。

そこから、風を吹かせる……?

 

 

『あ、ストップストップ!なんかものすごく魔力(オド)生成してるよ!』

『え?あ、え?』

 

 

とりあえず風を吹かせるイメージをやめる。

 

 

『今、何イメージしてたの?自分の中心から風を吹かせるイメージって言ったはずなんだけど。』

『そうしたけど?』

『え?……うーん。風精霊(わたしたち)とやり方違うのかなぁ?』

『自分の中心って、人間だとリンカーコアのことだよね?』

『そだね。流石にそれが間違ってるということもないだろうし……。』

 

 

――『和人、だったか?お前はリンカーコアをどんなふうに感じてるんだ?』

 

 

唐突に。

何者のかの念話が届いた。

シルフィードの少し高めの声と違い、低く男性を連想させる声。

続いて――

 

 

『そうですね。まずはそこからでしょう。その感覚次第では元来の得意属性がわかるかもしれませんし。』

 

 

シルフィードと同じ高めの声ではあるが、シルフィードガふわふわしたイメージならこちらは凛と張られた水のイメージ。

そして、光の球が2つ部屋に侵入してきた。

よく見るとわずかに赤い光と青い光だ。

そして今まで比較対象がなくて気づかなかったが、シルフィードはわずかに緑色だった。

……ということは。

 

 

『あ~。ようやく来たーー。』

『……二人(?)は火の精霊と水の精霊でいいのかな?』

 

 

そう予想し、とりあえず聞いてみることにした。

 

 

『おう、そうだ。俺は火の上位精霊ファーブニルだ。』

『私は水の上位精霊のアクエリアです。』

 

 

やはり予想は当たっていたようだ。

 

 

『2年ぶりくらいだね~。おひさ、ふたりとも♪』

『そうなりますね。久しぶり、と言うほどでもない気もしますが。』

『だな。人間の感覚に近くなってないか?』

『言われてみればそだねー。』

『な、なぁちょっと良いか?』

 

 

このまま放っておいたら俺のことを忘れ去られそうだ。

 

 

『ん?なに、かずくん?』

『火の精霊と水の精霊って仲悪いんじゃなかったっけ?なんで一緒に現れてるの?』

 

 

素朴な疑問をぶつける。

そもそもシルフィードしか来なかったのは火と水、両精霊の仲の悪さが祟り、牽制しあってるからではなかったのか。

それがどうなれば仲良くご登場となるのか……。

 

 

『あーそれな。何と説明したらいいのやら。』

『簡潔に言うと、本当に仲が悪いのはトップで、それ以外はその影響で仲悪いだけですね。』

『傍から見てもそんな感じだねぇ。フラウ様とエフリート様もなんであんなに仲悪いんだか。』

『さてねぇ。俺らにもわからんからな。』

『そうですね。まぁ私達は私達でシルフィとベヒモスが無駄に仲悪いですし。』

『ちなみにベヒモスってのは土の上位精霊な。』

『う~。だってあいつ何考えてるかぜんっぜんわかんないだもん。無表情すぎて恐いよ。』

『シルフィには俺らの王の仲を取り持ってもらってるけどなぁ……。』

『その苦労がわかってるなら自分がそういった問題起こしてるんじゃないって感じですね。』

 

 

まずい。

また置いて行かれてる気がする。

 

 

『と、とりあえず俺も自己紹介するな。』

『知ってるから別にいらな『形式というのも大事ですよね、ファー。』……そうだな。』

『ふふ。でも言うことあんまないと思うなー。教育内容とか入れたらいいよ。』

『確かに興味がありますね。シルフィのことですし魔法関連は心配していませんが。』

 

 

確かにそうだな。

シルフィードの言うとおりにするか。

……何か威圧感を感じた気がしなくもないが。

とりあえず自己紹介しなくちゃだしおいておこう。

 

 

『俺は那須 和人。母親からは日本語、英語、ドイツ語を、父親からは……肉体改造(フィジカルトレーニング)を受けている。シルフィードからは基本的な魔法知識と念話をみっちりと教えてもらったな。』

『なんか今変な漢字を当ててなかったか?』

『あってるよ~?』

『英語とドイツ語ですか。かなりいいですね。』

『らしいな。古代ベルカ式がドイツ語系統でミッドチルダ式が英語系なんだっけ?』

『うんうん。ついでに、精霊魔法の詠唱は割と何語でもいいから、イメージしやすいように選んでねー。』

『俺たちが受け取るのはイメージだからな。言葉には記号以上の意味はない。』

『そうですね。むしろ変に「心の声」と違う言語で詠唱されても言葉がイメージと合わずに足を引っ張ったりしますしね。まあそれは置いておいて、そろそろ本題に戻りましょうか。』

 

 

本題……?

あぁ、魔力を体全体から出すってやつか。

 

 

『そだねー。……で、さっきファーが言ってたのって何だっけ?』

『和人がリンカーコアをどんなふうに感じてるか、だ。エリアと話していて気づいたんだが、結構感じ方が違うみたいだぞ。』

『え?そうなの?わたしは体をめぐる風の吹き出し口ってイメージなんだけど……。』

『やはり違いますね。私は魔力の泉というイメージですし。』

『俺は熱源って感じだな。』

『あ。』

 

 

熱源、か。

リンカーコア探すと暖かいし、合致してると言えるかもしれない。

 

 

『ファーブニルの、熱源っての近いかもしんない。』

『ほう。ならそれを体全体に行き渡らせてみろ。それで魔力が体全体に回るはずだ。』

『ん~、確かにリンカーコアの感覚が近いならファーに従った方が良いかもねー。』

『ということは、もしかしたら和人の得意属性は火属性かもしれませんね。』

『俺たちの仮説が正しければ、だけどな。まぁ、とりあえず和人はやってみろよ。』

『わかった。』

 

 

――目を瞑り、精神を集中する。

――胸のあたりにリンカーコア()を感じる。

――その(魔力)を、ゆっくりと体全体に拡散させていく。

 

 

『お!出来てるじゃないか!和人!』

『うんうん。いい感じに魔力が体に張り巡らされてるねー♪』

『そうですね。……というか魔力放出よりも先に張り巡らせるんですね。』

 

 

……これは、脱線開始か。

なんか3人が集まってからものすごい勢いで脱線しまくっている気がする。

 

 

『おう。火の精霊(俺たち)が過剰に魔力放出したら大事になるからな。』

『あー、なるほどー。言われてみればそれは危険だねぇ。』

『そのあたりもやっぱり精霊としての特性ってやつなんだろうな。』

『そうだねぇ。風の精霊(わたしたち)は出すのは簡単なんだから、あとから絞ればいいじゃないって感じだし。』

『……興味深くはありますけれど、自分から振っておいてあれでもありますが、そろそろ話を戻しませんか?和人が困っています。』

 

 

アクエリアが助け舟を出してくれた。

……脱線(しょあく)起点(こんげん)が彼女であることはこの際置いておいて。

 

 

『そうだな。じゃあまずは熱をゆっくりと掌に集中させてみろ。いいか、ゆっくりだぞ。』

『わ、分かった。』

 

 

――体全体に拡散している(魔力)を、まずは確認する。

――右腕から最も遠い足先に意識を集中する。

――足先から順に(魔力)をかき集めながら胸のあたりまでゆっくりと意識を移動する。

――その(魔力)をマルチタスクを利用して胸のあたりに保ったまま意識を左手に移動する。

――左手から左肘、左肩と通り、先ほどの(魔力)の塊に合流させる。

――さらに、頭に上っている(魔力)もゆっくりとかき集める。

――合流。

――右肩へ、右肘へ移動させる。

――掌を上向けにし、その中央にかき集めた(魔力)を持ってくる。

 

 

『そのまま掌に玉を浮かべる感じをイメージしてみろ。』

 

 

――(魔力)が掌から染み出して、玉となるようなイメージを思い描く。

 

 

……紅い球が浮かんでいた。

成功、か?

 

 

『お~!すごいすごいかずくん!一発で成功しちゃったよ!』

『随分と時間はかかっていたようですが、一発とは流石に予想外ですね。シルフィの念話訓練の賜物でしょうか?』

 

 

どうやら成功なようだった。

 

 

『よし、じゃあ次は……』

 

 

――そして、成功と判り、気が抜けた。

 

 

『あ、バカ気を抜くんじゃねぇっ!』

 

 

ファーブニルが焦った声を上げるが、もはや後の祭り。

確かにそこにあったはずの(魔力)の塊は、きれいさっぱり消失してしまっていたのだった。

 

 

 

*** ~アクエリア~ view ***

 

 先ほどはかなり驚きました。

いくらシルフィの教育を受けているとはいってもです。

魔法に触れて1年半ほどの人間が1回で魔力(オド)操作を成功させるとは思いもしませんでした。

シルフィの魔力(操作)の技術には定評がありますから、数日中か、上手くすれば今日中に出来るようになるとは思ってはいましたが。

 

 

『いやー、しかし1回目で上手くいくとはなぁ。維持できなかったのはちょっと残念だったけどな。』

『そうですね。リンカーコアの感じ方はファーに近いものがあり、魔力光は(くれない)。ファーの(ファイアー・ブライト)とは違いますがやはり赤系統でしたね。』

『だな。実際精霊魔法使ってみないと何とも言えないが、火属性が得意な可能性はやっぱり高そうだ。

『いつの間にかいろいろ仮説立ててるんだねぇ。』

『まあな。シルフィがこっち来てる間何もしないってのもあれだってことで、エリアといろいろ考えたんだよ。』

『精霊王たちを説得するのにちょっと時間はかかりましたけどね。和人の暴走を予防するためとか何とかいろいろ屁理屈こねて誤魔化してきました。』

『それはどうなの……。さてと、かずくんはお父さんに連れて行かれちゃったし、わたしたちは今後のことを話そっかー。』

 

 

どうやらシルフィは和人が1回で魔力球を生成したことはスルーしてしまうつもりなようです。

ですが……。

 

 

『ちょっと待ってください。それもいいですが、いったいどのような練習をしていたのかが気になるのですが。』

『だな。流石に1回で上手くいくのは予想外すぎる。どんな練習したらそうなるんだよ。』

 

 

ファーも同じことを考えていたようで、しっかりと援護射撃をしてくれています。

天才の一言で片が付くのかもしれませんが、それならそもそも魔力(オド)操作如きに詰まったりはしないでしょうし。

 

 

 

『まぁいいけど。何やってたと言われてもねー。マルチタスク練習しながら念話だけでわたしの場所を探させてただけだよ~?』

 

 

……さらっとかなりハードなメニューを言うシルフィ。

 

 

『念話だけで場所ってわかるものなのか?』

『というかマルチタスクも練習していたのですか……。』

『簡単だよ~。念話って言ってしまえば糸電話なわけだし、糸があれば場所がわかるのはとーぜんだよ♪』

『『……。』』

 

 

少なくとも私には無理ですね。

それを当然出来るというのは流石シルフィードというかなんというか……。

我々3人の中で最も魔力(オド)操作に慣れているだけのことはありますね。

……あれ?

和人はそれができる、ということは。

 

 

『あー、なんだ?もしかして俺らって和人より念話下手?』

 

 

そう、なるのではないでしょうか?

流石に上位精霊ともあろう私たちが、魔法の初心者に負けるというのは心にくるものがあるのですが。

 

 

『そんなことないよ~。かずくん念話に使う魔力多すぎるし。』

『ですが念話で場所がわかるというのはかなりすごいと思います。』

『そんなの探索魔法使っちゃえばいいだけだよー。』

『そうは言ってもなぁ。やっぱちょっとへこむな。』

 

 

……シルフィはフォローしてくれはしましたが。

まぁそれはファーと今度修行することにして、話を変えるとしましょうか。

 

 

『少し話を戻します。マルチタスクの練習もしているのですよね?そちらはどのような感じなのですか?』

 

 

少しだけ聞くのが怖い。

ちなみに私もファーもマルチタスクは6個までだ。

その先は多少練習すればできるようになるとは思いはしますが、下位精霊に手伝ってもらえば必要になることなどはほぼないのが現状です。

だから今のままでいいかと思っていたのですが。

こちらで肉薄されてるとかなったらやはり修行が必要ですね。

 

 

『ん~。今4個目の開発中だね。訓練法は割と普通だと思うよ~?』

『ほう。こっちは普通だな。』

『そうですね。……あれ?ちなみにいつから訓練しているのですか?』

 

 

念話が1年半ということは。

どれだけ長くてもマルチタスクにかけた時間は1年半より長くなることなどありません。

 

 

『8か月くらい前かな~?結構いいペースだよね♪』

『……まじか。』

 

 

こんなペースで成長してたら、どこまで行ってしまうのでしょうか。

少し和人が怖くなってきました。

 

 

『たぶんだけど、成長限界くらいあるはずだから、そんなに気にしなくていいと思うよ、エリア?』

 

 

なにやら心を読まれてしまったようです。

私としたことが……。

まぁ実際、人間なら確かに成長限界くらいあるでしょうし、気にしすぎるのもよくないかもしれませんね。

 

 

『まーかずくんの話はこれくらいでいいでしょ。で、今後どうする?』

『どうするとは?今までどおりでいいのではないですか?』

 

 

何か問題でもあるのでしょうか?

ここまで和人が上達しているのも、シルフィの教えあってのことでしょうし。

 

 

『あー、あれか?シルフィ。和人が俺の指示で魔力(オド)操作できるようになったから、俺が教えた方が良いとか考えてるのか?』

『うんー。感覚がファーの方が近いんだったらそっちの方がかずくんには良いんじゃないかなって。それに得意属性も火なんじゃないかって話でしょ?』

 

 

まぁ、言われてみればそれも一理あるような気もしますね。

ですが……

 

 

『シルフィ、ファーにまっとうな教師役が務まるとでも思っているのですか?』

『ひでぇなおい!まっとうな教師役くらいはできるわ!ただ、シルフィの方が基礎技術の理解が圧倒的に上だ。だからシルフィが教えた方が良いと俺は思ってるんだが。』

『冗談です。気にしないでください。』

 

 

茶化しはしましたが、そういうことです。

そもそも私やファーではなくシルフィが最初に和人のところに行ってもらったのもそんな一面があるからでしたし。

どうしても精霊王たちの諍いがメインに見えてしまうのがあれではありますけれど。

 

 

『うーん、まぁそうかなぁ。じゃあ、教師役は引き続きわたし一人、という感じかな?』

『そうだな。複数いても教え方が違って混乱させかねないし、シルフィ単独で問題ないだろう。』

『私たちはどうしましょうか?教えはしないが周りにいるか、そもそも実際に精霊魔法を使う段まで放置か、いろいろあると思いますけれど。』

『完全に放置ってのはまずいんじゃないかなー。一応わたしたちはかずくんを見る、という名目でいろいろ放り出してきてるわけだし。』

『確かにそうですね。ですが教えもしないのに周りにいるというのも変な気がするのですが。』

『それに近くにいたら教えたくなるだろうしな。少なくとも俺にはその自信があるぞ。』

 

 

というか私にもその自信があります。

わざわざ言ったりはしませんが。

 

 

『それじゃあこういうのはどうですか?魔法を教えるのはシルフィ、ファーと私は私たちの修行をして、たまに様子を見に来る、というのは。』

『お、いいなそれ!念話の練習とかマルチタスク増やしたりとかやっておきたいしな。』

 

 

ファーも賛成してくれました。

まぁ和人の話を聞けば考えることは同じということでしょう。

 

 

『うーん。それなら、和人の練習にもちょっと付き合ってくれない?長距離念話の練習があんまりできてないからねー。まだ半径1㎞位しか試してないんだよ。』

『あ、距離は意外と短いんですね。少し安心しました。』

『そしたら俺らは1㎞以上離れたところで修行してればいいのか?』

『あ、場所はこっちで指示するよ~♪場所当てもさせるからね。あと、たぶん最初は1㎞以内からのスタートにするから。』

 

 

シルフィはやはりスパルタなようです。

 

 

――『頑張ってください、和人。』

『え?え?アクエリアもファーブニルもなんだよ?』

『いえ、お気になさらず。』

 

 

思わず和人に念話を送ってしまいました。

 

 

*** ~アクエリア~ view ended ***

 

 

 父さんの肉体(フィジカル)改造(トレーニング)が終わった。

今日は非常に珍しいことにマルチタスク訓練がなかったから、比較的楽だった、気がしなくもない。

ファーブニルとアクエリアの二人にスパルタすぎると諌められたのだろうか。

――そんなことを考えながら部屋に帰ると、ファーブニルとアクエリアの姿がなくなっていた。

 

 

『あれ?ファーブニルとアクエリアは?』

『今日は帰ったよ~。それと、今度から念話訓練に二人も協力してもらうことになったから!今度会ったらお礼言っとくんだよ~♪』

 

 

……まじか。

もうしなくてもいいと思ってほっとしてたんだが。

 

 

『ってことは、明日からはさっきやった魔力(オド)操作練習と、念話訓練、並行処理(マルチタスク)訓練の3点セット?』

『そうなるね。かずくんの念話はまだまだ荒いからね。終わると思ったら大間違いだよっ♪』

『了解。これからもよろしく頼むな、シルフィード。』

『はいは~い。というわけで、掌に魔力球作って、ついでに魔力球は5分間維持するってのやってみよっか。とりあえず20本、スタート♪』

『ぇ、うえぇぇぇぇ!?』

 

 

……シルフィードはスパルタのままだったようだ、まる

 

 

 

To be continued...




第3話 そろい踏み、いかがだったでしょうか?
いままで放置していた水の精霊と火の精霊がようやくの登場となりました。

最初は片方だけの予定だったんですけどねぇ。
気が付いたらこうなっていたためサブタイトル変更とか、こちらではいろいろありました。
ブレイカ―落ちてPC電源もついでに落ちて、データすっとぶとか。
幸い3千字くらいで済みましたが、結構怖いですね。
そのあとは怖くなってメモ帳で上書き保存しながら書くというチキンプレイをしておりました(笑)

それではこのあたりで。
いつも通り次回予告なんてしません(←
ご了承くださいませ。


2013/2/24 一部改稿
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