やばいスキルがついちゃった   作:ナストマト

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筆者 「健康のためにジョギングしよう」

足 「ぐわあああああああ!!」

医者 「捻挫ですね」


そんな40話



秘匿

 

「あ、ショウ!」

 

「おっす、フィリア」

 

「また……来てくれたんだ……」

 

「悪かったな、遅くなって」

 

「う、ううん。別に、気にしてないよ」

 

「そんじゃいいや」

 

「いやせめて悪く思って」

 

 

どうも、最近腰の痛みと膝の痛みに悩まされてる筆者……じゃなくてショウです。アカンね、もう歳やね。オデノカダダハボドボドダ-!!いや、割とマジでボロボロなのよ。

 

そんな筆者の声は置いといてだ。さっきも言ったようにフィリアに会うのはだいぶ久しぶりなのである。攻略もそうだが、ユイが『もうあまり心配かけないでください!!』とそれはそれは強く言ってくるので以前のこともあり最近は家族サービスに多くの時間を費やしていたのだった。あと最近リーファとシノンがやたらクエストに誘ってくるし。

 

とはいえホロウエリアも探索したいし攻略もしなければならない。ユイにはもう心配させないと約束をしてここに来た次第である。

 

これからさらに攻略が激しくなり一緒に居れない時間が増えるだろう。もちろん出来る限りユイに時間は作るつもりではあるが、多少なり親離れさせないとなぁ。あ、でも寂しい。なんか泣きそう。

 

 

「ねぇ……」

 

 

ドリカムかな?

 

 

「実はさ、ちょっとお宝が有りそうな場所を見つけたんだけど。でも、そこにいるモンスターが強くて1人じゃ手を出せないの」

 

「ほう」

 

「もし良かったら、その、付き合って……くれない?」

 

「ああ、いいよ」

 

「ほんと? よかった……」

 

 

そんな気を遣わなくていいのに。しばらく会えなかったし距離感が掴めていないのか。やっぱりもう少し会いに来れば良かったかな。

 

 

「それで、どこなんだ?」

 

「樹海エリアのダンジョンの中。隠し扉を見つけてね。その奥なんだけど、そこに出てくるヤツが強くて」

 

「なるほどな」

 

「でも、あんt……えっと、ショウ……が協力してくれるなら、大丈夫だと……思う」

 

「オッケー、そんじゃ行こうか」

 

「う、うん」

 

 

だいぶ待たせちまった訳だしな。今日はとことんフィリアに付き合ってやろう。そうじゃなくてもホロウエリアは色々気になる。手がかりがあるなら縋らせてもらうさ。

 

 

 

 

 

「あ、そうだ、これ食べる?」

 

「これって……!? ラグーラビットの肉(の燻製)!? S級食材じゃない!? どうしたのこれ!?」

 

「いやちょっと狩りすぎちゃって」

 

「S級食材を狩りすぎるってどういう事……」

 

 

 

 

 

 

ホロウ・エリアは大きく5つのエリアに分けられる。

・樹海エリア

・浮遊遺跡エリア

・入り江エリア

・大空洞エリア

・異界エリア

 

の5つである。

 

そのうち、俺とフィリアが会ったのは樹海エリアである。樹海エリアと言ってもその中でいくつにも区分されており、また、樹海だけでなく、協会(ホロウ編2話参照)など建物もいくつか存在し、今、俺たちはその内の一つ、協会内部にいるという訳だ。

 

 

「ここか」 モグモグ

 

「うん」 モグモグ

 

 

たどり着いたのは教会内の廊下。目の前には見たところ何の変哲も無いただの壁。だが、フィリアが言うんだ、間違いないだろう。わざわざこんな所で嘘つく理由も無いしな。

 

 

「扉が隠されているわ。仕掛けを解けば先に進めるの」 モグモグ

 

「なるほど」 モグモグ

 

 

と言って壁に向かって何やら手を動かし始めたフィリア。真剣な表情で作業に没頭するその姿は非常に映えるものがある。口に咥えられた肉さえ無ければ。

 

いや、良いんだよ? むしろ何かこう、エロい。ハムっと咥えてるの凄い可愛いんだけど、それ以上にありがとうございますって感じ。何かイケナイことさせてる気分。イケナイ感情ナ-ナ-ナ-ナナナ-ナナ-♪

 

 

 

 

※一方その頃アスナ

 

「!」 ピンッ

 

「どうしたんですか、ママ?」

 

「うーん、何かショウくんが帰ってきたらお仕置きしなくちゃいけないような気がして……」

 

「?」

 

 

 

 

※場面戻ってショウたち

 

「!?」 ゾクッ

 

 

な、なんだ、急に寒気が……。いや、SAOに寒さはあっても寒気はねぇよな。気のせいだよな?うん、気のせいだ。でもよく分からんけどアスナに後で謝っておこう。

 

 

「よし、解けた!これで先に進めるよショウ……ってどうしたの?」

 

「いや、何でもないんだ。とりあえず、ありがとうございます」

 

「?」

 

 

ちょっとした事が思春期の男子高校生にはたまらんのです。ご馳走さまでした。

 

 

「よく分からないけど、これで先に進めるよ」 モグモグ

 

 

見れば先ほどまでは無かった扉がいつの間にか目の前に現れている。すげえな、こんなにデカイ扉が隠されていたのか。

 

 

「流石トレジャーハンター、よくこんなの見つけたな」 モグモグ

 

「まぁ……これくらいはね」 モグモグ

 

 

この奥に敵がいるんだな。わざわざ隠し扉の奥にいるんだ。ただのモブではないだろう。何かしらのアイテムが隠されていたりキーモンスターだったりするはずだ。

 

 

「モンスター退治は頼りにしてるよ」 モグモグ

 

「緊張感の欠片も無いな」 モグモグ

 

「……これ食べてからにしようか」 モグモグ

 

「そうだな」 モグモグ

 

 

ラグーラビットまいうー。

 

 

 

 

 

 

扉の奥にいたのは果たしてモブではなかった。姿は普通のゴーレムだが、特徴はその大きさ。普通のゴーレムより2回りは大きいだろう。雰囲気といいまさしくNMに相応しいものであった。

 

その周りには死神のモブが複数、あいつら出血状態にしてくるから面倒なんだよな。武器の鎌の範囲も広いし厄介な相手だ。

 

 

ま、倒しましたけどね。

 

 

死神といえど、人型なら共通して首が弱点だからな。真っ先に目障りな死神共の首を刎ね殲滅し、肝心のゴーレムは普段通り俺がタゲを取ってフィリアが隙を突くコンビネーションで倒した。

 

しかし硬い相手に刀はキツイな。こういう時はキリトの重い剣が羨ましいね。一撃の破壊力が違うからな。まぁ俺もやろうと思えば出来るけど。

 

とはいえ何かしら対策でも考えないとかね。これからもっと敵が強くなるわけだし、今までと同じ戦い方だとどこかで躓くかもしれない。じゃなくても手段は多い方が良いからな。

 

 

 

「はいお疲れー」

 

「なんかあっさりしてるけど……あれほど強い相手だったのに、やっぱり、ショウは凄い。流石攻略組だね」

 

「まぁな、自惚れるわけじゃないけど、そこそこ自信はある。そういうフィリアこそ、攻略組と遜色ない」

 

「ほ、褒めすぎだよ。褒めても何も出てこないよ?」

 

「むしろ出してるのは俺の方だと思うんですが」

 

 

主にポーションとかさっきの肉とか。いや、別に良いんだけどね。

 

 

「あ、ほら見て!宝箱があるよ!」

 

「無視ですかそうですか」

 

 

良いんだけどね……良いんだけどね!!

 

しかし、こういう所にある宝箱っていうのも怖いな。案外ミミックだったり罠だったりするからな。

 

 

「大丈夫なのかそれ」

 

「平気だってば、ほら、ショウも早く!」

 

 

凄い活き活きとしてる……。

 

 

「見たところ、蓋に罠が仕掛けられてる」

 

「やっぱりな。ミミックじゃないのか?」

 

「それは大丈夫。れっきとした宝箱だよ。罠は大したことない」

 

「なんでわかるんだよ」

 

「罠のレベルと種類なんて、わたしくらいになればすぐわかるの!」

 

「へぇ。で、外せるのか?」

 

「あー、信用してないでしょ。こう見えても、スキルにずいぶん振ってるんだから」

 

「ほう?ならお手並み拝見といこうか」

 

「ふふん、見てなさい……開いた!」

 

「早っ」

 

「どう?これでわかった?」

 

「ああ、舐めてたわ。いやマジで」

 

 

早すぎるでしょ。なに今の、あっという間過ぎるんだけど。休日くらいあっという間。

 

 

「へっへっへ、さぁ出ておいでお宝ちゃん♪」

 

 

何これ可愛い。

 

 

「武器かな?それともアクセサリーかな?」

 

 

普段のフィリアと全然違うんですけど。目がキラキラしてますけど。ま、眩しい! これが若さか!

 

 

「じゃーん!」

 

「これは……首飾りか?」

 

 

ヘタな武器よりもアクセサリーの方がレアであることは多い。今回の首飾りはどうやらステータスを上げるための装備品ではなさそうだ。となれば何かしらの使い道がある重要品ということになる。ある意味武器よりもレアだろう。

 

 

「えへへ、やったね!」

 

「あら可愛い」

 

「え?」

 

「え?」

 

 

俺、何か言った?

 

 

「わたし……可愛い?」

 

「はい?」

 

「今、あんたが可愛いって……」

 

「はい?」

 

「違うの?どっちなの?」

 

「あくまで俺個人という主観から見れば世間一般水準より離れた存在であると思われます」

 

「……どっちなの?」

 

「……あーもう、からかうのは止めてくれ。恥ずかしい」

 

「えへへ、ごめんね」

 

 

ペロッと舌を出して謝るフィリア。可愛い。

 

 

「はい、これあげる」

 

「え? いやいや、これはフィリアが手に入れたもんだろ」

 

「いいの!わたし1人じゃ無理だったんだし、手伝ってくれたお礼」

 

「……ま、いっか。んじゃ、ありがたく頂きます」

 

「うん、よろしい。大事にしてよね?わたしが物をあげるなんてめったにしないんだから」

 

「あいよ」

 

 

これにてミッションはコンプリートだな。時間を確かめれば、まだ正午を過ぎたあたり。時間に余裕は十分あるが、さてどうしようか。

 

 

「これからどうする?また散策してみるか?」

 

「そうだね、先に進んでみようか」

 

 

ピロリ-ン

 

 

「ん?すまんメッセ飛んで来た」

 

「見てみたら?緊急の連絡かもしれないよ」

 

 

どれどれ……

 

 

FROM クライン

 

おうおうショウの助よ!

詳しい話は後だ、早いとこ来てくれよ!

エギルんとこで待ってるからな!

 

 

「うわ、ダルい」

 

「どうしたの?」

 

「悪い、呼び出しだ」

 

「そっか……仕方ないね」

 

「悪いな、また探検しに行こうぜ。今度はそんなに間を空けずに来るからさ」

 

「うん、待ってる」

 

 

ってことで管理区に戻り、今日の所はそこでお開きとなった。

 

非常に楽しかった。レアアイテムを見つけられたこともそうだが、フィリアがやはり悪い奴ではなかったことが何よりだった。ただ純粋に宝探しに夢中になる可愛い女の子だ。

 

そんな彼女がどうして人殺しなんてしたのだろう。どうしてこの世界にいるのだろう。聞きたいことはいくつもあった。

 

ま、そのうちな。ホロウエリアもフィリアとの付き合いも、まだ始まったばかりだ。

 

 

 

 

 

あ、ちなみにクラインの呼び出しはS級食材でした。

 

以下回想

 

S級食材取るコツを掴んだ!←クライン

 

いつでも取れるなら今回はアタシ達が全部食べても良いわよね?←リズ

 

あたぼうよ(震え声)←クライン

 

ゴチになりまーす←俺ら(ピナを含む)

 

(`;ω;´)ブワッ←クライン

 

 

ってことでクラインは食えませんでした。あー、美味かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、ここまでです。

あまり進んでませんがフィリアの心理状態の移り変わりを表現するにはこれしかないんだ……(汗)


感想の方でショウのプロフィール教えて(≧∇≦)キャ-
と言われたので簡単に紹介

Sho 本名 大宮翔(おおみや しょう)

埼玉在住で訳あって一人暮らし。アニメマンガラノベは全般的に好きだが中でもSAOに熱を注ぐ。ある日の下校途中で交通事故に遭い何故かSAOの世界に迷い込む。ちなみに大宮という苗字は埼玉から取ってたりする。

容姿は皆さんにイメージしてもらえればと思ってましたが、知り合いに「固定しろよ馬鹿なの?」と罵られましたので筆者の中でのイメージを。

身長は174cm 体重69kg
容姿は髪を群青色にしたノーゲームノーライフの空みたいな感じ。ただし女の子が空から降ってきた時に受け止めるために筋トレを欠かさずしていたので筋肉質(今となっては黒歴史)。

現在の装備
キリトのアレに近い服装。ただし胸のプレートは無い。色は黒に近い青。

だいたいこんな感じですかね。もっとkwskという方がいれば感想欄にて受け付けます。

容姿が決まった所でイラストとか……来るわけないよなー?(/ω・\)チラチラ
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