ぺこら、トワ、スバル! スト6世界に囚われる   作:スト6初心者未満が押し通る!

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第12話

 STREET FIGHTER 6 ~レジェンドになるまで帰れません~

 

 第12話「覚醒する固有能力! 三人だけの必殺技!」

 

「……ねえ、二人とも。最近、ちょっと思うことがあるんだけど」

 

 プラチナ昇格を目指してランクマッチを続けていたトワが、突然口を開いた。

 

「何ぺこ?」

 

「この世界に来てから、私たちって普通の人間とは違う力を使えるようになってない?」

 

「え?」

 

 スバルが首を傾げる。

 

「波動拳とか、気の扱い方とか。リュウに教わった技術はあるけど……私たち自身の能力も使えるんじゃないかなって」

 

 その言葉に、ペコラが腕を組む。

 

「確かにペコラ、ジャンプすると妙に高く飛べるぺこ」

 

「えっ、そうなの!?」

 

「あと、スバルも声がでかいぺこ」

 

「それは元からだろ!!」

 

 その瞬間だった。

 

 スバルの声がバトルハブに響き渡る。

 

 ドォンッ!! 

 

 前方に衝撃波が走り、近くに置かれていたトレーニング用の人形がまとめて吹き飛んだ。

 

「…………」

 

 三人は固まった。

 

「え?」

 

 スバル自身も驚いていた。

 

 1. スバルの固有能力「爆声衝撃波」

 

「もう一回やってみて」

 

 トワに促され、スバルは正面の人形に向き直る。

 

「えーっと……うおおおおおおお!!」

 

 ドゴォン!! 

 

 今度は先ほどよりも大きな衝撃波が発生。

 

 前方の広い範囲をまとめて吹き飛ばした。

 

「うわああ! 何これ!?」

 

「スバルの声が衝撃波になってるぺこ!」

 

「つまり、スバルは大声を出すことで前方に範囲攻撃ができるわけだね」

 

 リュウが様子を見に来た。

 

「気の放出とは異なる力だ。声そのものに特殊なエネルギーが乗っているようだな」

 

「これ、戦闘で使えるのか!?」

 

「もちろん。ただし、声を出すタイミングと範囲を制御する必要がある」

 

 スバルは少し考えたあと、ニヤリと笑った。

 

「つまり……必殺技ってことだな!」

 

 固有能力:爆声衝撃波

 

 * 前方広範囲に衝撃波を放つ。

 * 複数の相手をまとめて攻撃できる。

 * 近距離では相手の体勢を崩すほどの威力。

 * 連発すると喉と体力を消耗する。

 

「これ、ランクマッチで使ったら面白そうだな!」

 

 2. トワの固有能力「魔弾」

 

 続いてトワ。

 

「私の場合は……波動拳から派生する感じかな」

 

 トワは両手を構える。

 

「はぁっ!」

 

 青白い波動拳が放たれる。

 

 しかし、その直後。

 

 トワの背後に黒紫色の翼のような魔力が浮かび上がった。

 

「……え?」

 

 トワ自身も驚く。

 

 手のひらに集まった魔力が、球状に凝縮される。

 

「これ、出せる……!」

 

 バシュンッ!! 

 

 放たれた魔力弾は波動拳とは異なる軌道を描き、標的に直撃した。

 

「おおっ! トワ様、なんかかっこいいぺこ!」

 

「悪魔の力か……」

 

 リュウが興味深そうに見つめる。

 

「波動拳は気を放つ技術。だが、トワの力はそれとは別の性質を持っている。二つを組み合わせているようだな」

 

 トワは何度か試す。

 

 通常の波動拳を放った直後、魔力弾を追加で撃ち込む。

 

 さらに魔力弾だけを単独で放つこともできた。

 

「これなら相手の飛び道具にも対応できるかもしれない」

 

 固有能力:デモンズ・ショット

 

 * 波動拳から派生する悪魔の魔力弾。

 * 通常の波動拳とは異なる軌道で攻撃できる。

 * 魔力弾単独での発射も可能。

 * 連続使用すると魔力を消耗し、精密な制御が難しくなる。

 

「……なんか、私だけ急に悪魔っぽくなってない?」

 

「元から悪魔だろ!」

 

 スバルのツッコミが入った。

 

「そういう意味じゃない!」

 

 3. ペコラの固有能力「超跳躍」

 

 最後はペコラ。

 

「ペコラはどう考えてもジャンプぺこ!」

 

 そう言って軽く地面を蹴る。

 

 ビュンッ!! 

 

「えっ!?」

 

 ペコラの身体が一気に上空へ飛び上がった。

 

 その高さは通常のジャンプとは比較にならない。

 

 天井近くまで到達したペコラは、空中で身体をひねる。

 

「必殺! ぺこらキィィック!!」

 

 ドゴォン!! 

 

 急降下から繰り出された蹴りが、人形を地面に叩きつけた。

 

「……すごいな」

 

 リュウも思わず感心する。

 

 ペコラは着地すると、得意げに胸を張った。

 

「ふっふっふ! これが兎田流ぺこ!」

 

「いや、今の完全に人間の跳躍じゃないだろ……」

 

 スバルが呆れる。

 

 さらにペコラは波動拳を撃ってみせた。

 

「ぺこぺこ波動拳!」

 

 ポシュッ。

 

 頼りない小さな弾が、ゆっくりと飛んでいく。

 

「……弱っ」

 

「うるさいぺこ!!」

 

 しかし、リュウはその波動拳を見て何かに気付いた。

 

「威力は低いが、放出する気の量が少ない分、消耗も小さい。牽制としては使い道があるかもしれない」

 

 ペコラは再び構える。

 

「つまり、弱い波動拳と超ジャンプを組み合わせればいいぺこ!」

 

 固有能力:ラビット・ハイジャンプ

 

 * 通常の跳躍を大きく超えるジャンプ力。

 * 空中から強烈な急降下蹴りを繰り出せる。

 * 空中で軌道を変えることも可能。

 * へなちょこ波動拳は威力が低いが、牽制やフェイントに使える。

 

「へなちょこって言うなぺこ!」

 

 4. 固有能力を使ってランクマッチ! 

 

「せっかく能力が分かったんだから、試してみようよ」

 

 トワの提案で、三人は再びランクマッチへ。

 

 最初はスバル。

 

 相手はプラチナランクのブランカ使い。

 

 試合開始。

 

 ブランカが接近してくる。

 

 スバルは迎撃しようとするが、相手の動きが速い。

 

「だったら!」

 

 スバルが大きく息を吸い込む。

 

「うおおおおおおお!!」

 

 爆声衝撃波!! 

 

 前方に広がる衝撃波がブランカの突進を止めた。

 

「今だぁ!!」

 

 スバルのコンボが決まる。

 

 相手は驚きながらも反撃を試みるが、スバルは最後まで押し切った。

 

 WIN

 

「やっば! これめちゃくちゃ使えるじゃん!!」

 

 ただし、試合後のスバルは喉を押さえていた。

 

「……ちょっと声が枯れた」

 

「使いすぎ注意ぺこ」

 

 5. トワ、悪魔の力で逆転! 

 

 トワの相手はガイル。

 

 飛び道具の撃ち合いでは不利な相手だ。

 

 ソニックブームが飛んでくる。

 

 トワは波動拳で対抗するが、押し負ける。

 

「なら、こっち!」

 

 通常の波動拳を放った直後、魔力弾を発射。

 

 軌道の違う二つの弾がガイルに迫る。

 

「何!?」

 

 ガイルが対応を迫られる。

 

 その隙にトワが前進。

 

 一気に攻め込み、勝利をもぎ取った。

 

 WIN

 

「よしっ! これは使える!」

 

 ただし、魔力を使いすぎたせいで、最後は膝をついてしまった。

 

「強力だけど、使いどころが重要だね……」

 

 6. ペコラ、空を制す! 

 

 最後はペコラ。

 

 相手はキャミィ。

 

 素早い接近戦を得意とする相手だ。

 

 ペコラはへなちょこ波動拳を放つ。

 

「ぺこぺこ波動拳!」

 

 キャミィは簡単にかわす。

 

「そんな攻撃が通用すると思うな!」

 

 しかし、その瞬間。

 

 ペコラが空高く跳び上がった。

 

「上からぺこおおお!!」

 

 急降下蹴りがキャミィに直撃。

 

 そのまま地上で追撃を決める。

 

「なんだそのジャンプ力は!?」

 

 キャミィも驚きを隠せない。

 

 ペコラはさらに跳躍。

 

 今度は空中で軌道を変え、キャミィの対空攻撃をかわした。

 

 最後は渾身の急降下蹴り。

 

 WIN

 

「勝ったぺこおおお!!」

 

「いや、あれは反則だろ!」

 

 スバルが笑う。

 

「反則じゃないぺこ! ペコラの才能ぺこ!」

 

 7. 三人の新たな武器

 

 三人は試合結果を確認した。

 

 固有能力は確かに強力だった。

 

 しかし、使えば必ず勝てるというわけではない。

 

 能力を警戒されれば対策されるし、使いすぎれば隙も生まれる。

 

「結局、基本が大事ってことだね」

 

 トワがまとめる。

 

「でも、これで戦い方の幅が広がったぺこ!」

 

「よし! 次はこの力を使ってもっと上を目指すぞ!」

 

 三人が意気込んだ、そのとき。

 

 背後から声が聞こえた。

 

「面白い力を持っているな」

 

 振り返ると、そこにはベガが立っていた。

 

「特に、その魔力……興味深い」

 

 ベガの視線はトワに向けられている。

 

「お前たちの力、どこまで引き出せるか見せてもらおう」

 

 トワは警戒する。

 

「……あんた、何者?」

 

「ベガだ」

 

 その名を聞いたリュウの表情が険しくなる。

 

「気をつけろ。そいつは危険だ」

 

 ベガは不敵に笑った。

 

「いずれ、また会おう」

 

 そう言い残し、彼は去っていった。

 

 三人は互いに顔を見合わせる。

 

「なんか、面倒そうなのが出てきたぺこ……」

 

「でも、今はランク上げが先だ!」

 

 スバルが端末を操作する。

 

「次はプラチナだ!」

 

 現在のランク

 

 常闇トワ

 

 PLATINUM

 

 固有能力:デモンズ・ショット

 

 大空スバル

 

 GOLD

 

 固有能力:爆声衝撃波

 

 兎田ぺこら

 

 GOLD

 

 固有能力:ラビット・ハイジャンプ

 

 第12話・完

 

 次回、第13話「新能力でランク急上昇! そしてベガの影」

 

 三人の固有能力が、ランクマッチの戦況を変えていく。

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