ぺこら、トワ、スバル! スト6世界に囚われる 作:スト6初心者未満が押し通る!
STREET FIGHTER 6 ~レジェンドになるまで帰れません~
第15話「帰るために、もっと強く! マスターへの道」
「元の世界に戻るんや……!」
スバルがバトルハブの天井を見上げて叫んだ。
「そうぺこ! いつまで異世界生活してると思ってるぺこ!」
「ご飯も食べたいし、ベッドで寝たいし、配信だってしたい!」
ぺこらとスバルが続く。
トワも深く頷いた。
「帰ったら、まずはいつもの生活に戻りたいね……」
この世界に来てから、どれほどの時間が経ったのだろう。
最初はルークに負け、ジェイミーに翻弄され、ジュリに遊ばれていた三人。
今ではプラチナ、ダイヤモンドまで到達した。
しかし、目標のレジェンドはまだ遠い。
「よし。今日は本気でランクを上げよう」
トワが端末に手を置く。
「全員、マスターへの道を進むぺこ!」
1. スバル、ダイヤモンドの壁
スバルの相手はJP。
「うわっ、またこいつか!」
長距離攻撃と設置技を駆使する厄介な相手だ。
試合開始。
JPは距離を取り、次々と攻撃を仕掛けてくる。
スバルはガードしながら接近を試みるが、簡単には近づけない。
「だったら、こっちから崩す!」
スバルは短く声を放った。
爆声衝撃波!
小規模な衝撃波がJPの攻撃を中断させる。
その隙に一気に接近。
スバルの連続攻撃が決まる。
「おおっ!」
しかしJPは冷静だった。
スバルの大声を警戒し、攻撃のタイミングをずらしてくる。
そして、スバルが大きく息を吸った瞬間。
「見えていますよ」
JPの攻撃が直撃。
スバルは敗北した。
「くっそー! また負けた!」
だが、次の試合ではマリーザを撃破。
さらにガイルにも勝利し、ダイヤモンド昇格まであと一歩に迫った。
2. ぺこら、空中戦を極める
ぺこらはプラチナ帯で苦戦していた。
相手はジュリ。
「またお前かよ!」
ジュリが笑う。
「今度は負けないぺこ!」
試合開始。
ぺこらはへなちょこ波動拳を放つ。
ジュリは軽々と回避。
しかし、ぺこらはすぐには跳ばない。
地上でフェイントを入れ、ジュリが攻撃を振ったところで跳躍。
「今ぺこ!」
超跳躍からの急降下蹴り。
ジュリが対空を狙うが、ぺこらは空中で軌道を変更。
蹴りがジュリの側面に直撃した。
「へえ、ちょっとは考えるようになったじゃん」
「当然ぺこ!」
その後もぺこらは地上戦と空中戦を使い分け、勝利。
連勝を重ね、ダイヤモンド昇格戦に到達した。
最後の相手はキャミィ。
以前は空中戦を完全に封じられた相手だ。
しかし今回は違った。
ぺこらは不用意に跳ばず、地上で相手の動きを誘う。
キャミィが踏み込んだ瞬間、超跳躍。
「ぺこおおおお!!」
急降下蹴りが直撃。
そのままコンボを決めた。
昇格達成
DIAMOND
「ダイヤモンドぉぉぉ!!」
「やったな、ぺこら!」
スバルが駆け寄る。
「これで三人ともダイヤモンドぺこ!」
3. トワ、マスターの領域へ
トワはダイヤモンド帯で連勝していた。
次の昇格先はマスター。
だが、その道は簡単ではない。
対戦相手はベガ。
「……!」
トワの表情が変わる。
「久しぶりだな、悪魔の力を持つ者よ」
「ランクマッチでまで会いたくなかったんだけど」
「ならば、力を見せてみろ」
試合開始。
ベガのサイコパワーがトワに襲いかかる。
トワは波動拳で対抗するが、ベガの攻撃は重い。
さらに、ベガの突進を受けて大きく吹き飛ばされた。
「くっ……!」
しかし、トワは距離を取る。
通常の波動拳を放ち、ベガが対応した瞬間に魔力弾を追加。
デモンズ・ショット!
黒紫色の魔力弾がベガを捉える。
「ほう……」
ベガがわずかに後退した。
トワは攻撃の手を緩めない。
最後はベガの大技を見切り、反撃を叩き込んだ。
WIN
「勝った……!」
ベガは倒れながらも笑っていた。
「その力、まだ眠っている部分がある。いずれ目覚めるだろう」
「余計なお世話!」
トワは端末に向き直る。
その後も勝利を重ね、ついに──。
昇格達成
MASTER
「……マスター!」
トワは画面を見つめたまま、しばらく動かなかった。
「トワ様ぁぁ!!」
ぺこらが抱きつく。
「おめでとう!!」
スバルも駆け寄った。
「ありがとう……! でも、まだ先があるからね」
4. 三人の現在地
その日の対戦を終え、三人はランキングボードの前に集まった。
常闇トワ
MASTER
レジェンドまで残り一段階
大空スバル
DIAMOND
マスター昇格を目指す
兎田ぺこら
DIAMOND
マスター昇格を目指す
「トワが先にマスターかぁ……」
スバルが悔しそうに画面を見る。
「でも、ここまで来たぺこ!」
ぺこらが拳を握る。
「最初はルーキーだったのにね」
トワが振り返る。
「ここまで来られたのは二人のおかげだよ」
「おっ、急にいいこと言うじゃん!」
「スバル、泣いてるぺこ?」
「泣いてねえよ!!」
三人は笑った。
だが、笑ってばかりもいられない。
レジェンドはまだ先にある。
そして、その先には元の世界への帰還が待っている。
「絶対に帰るぞ」
スバルが拳を突き出す。
「当然ぺこ!」
「うん。三人一緒にね」
三人の拳が重なった。
帰るための戦いは、いよいよ最終局面へと向かっていた。