ぺこら、トワ、スバル! スト6世界に囚われる   作:スト6初心者未満が押し通る!

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第16話

 第16話「三人で、マスターへ」

 

 バトルハブのランキングボード。

 

 そこには、三人の現在のランクが表示されていた。

 

 * トワ:MASTER

 * スバル:DIAMOND

 * ぺこら:DIAMOND

 

 トワだけが一足先にマスターへ到達している。

 

 しかし、彼女はランキングボードを眺めながら、少し不満そうに頬を膨らませていた。

 

 トワ「二人とも、早く上がってきてよね。マスターで待ってるの、結構暇なんだけど」

 

 スバル「いやいや! こっちはこっちで必死なんだって!」

 

 ぺこら「そうぺこ! トワだけ先に行くなんてずるいぺこ!」

 

 トワ「いや、ランクマッチ回したら上がっただけなんだけど……」

 

 スバル「よーし! だったら今日中に追いついてやる!」

 

 ぺこら「ぺこーらも! 今日中にマスターになってやるぺこ!」

 

 二人はそれぞれの対戦台へ向かった。

 

 トワは少し離れた場所から、その背中を見守る。

 

 1. スバル、壁を越える

 

 最初の相手は、ディージェイ。

 

 軽快なステップに、絶え間ない攻撃。スバルの接近を許さず、リズムを握ってくる。

 

 スバル「うわっ、またこのタイプかよ!」

 

 爆声衝撃波を放とうとするが、相手はその予備動作を見て距離を取った。

 

 空振り。

 

 そこへディージェイの攻撃が飛んでくる。

 

 スバル「ぐっ……!」

 

 一気に体力を削られ、スバルは敗北した。

 

 スバル「くっそー! あとちょっとだったのに!」

 

 トワが近づいてくる。

 

 トワ「スバル、声を出すタイミングが分かりやすすぎる。相手が構えてるところに撃っても避けられるよ」

 

 スバル「じゃあ、どうすんの?」

 

 トワ「撃つぞって思わせて、撃たない。相手が動いたところを狙えばいい」

 

 スバルは少し考え、再び対戦台へ向かった。

 

 次の相手は、同じくディージェイ。

 

 今度のスバルは、すぐには叫ばなかった。

 

 距離を詰める。相手が迎撃しようと動く。

 

 その瞬間。

 

 スバル「うおおおおおっ!!」

 

 爆声衝撃波が正面から叩きつけられた。

 

 相手の動きを止め、スバルは一気に懐へ飛び込む。

 

 最後は連続攻撃からの強烈な一撃。

 

 勝利。

 

 スバル「よっしゃあああ!!」

 

 そこからスバルは勢いを取り戻した。

 

 マノン、マリーザ、ガイル。

 

 それぞれ異なる戦い方をする相手に苦戦しながらも、爆声衝撃波を単なる必殺技ではなく、相手の行動を制限する武器として使いこなしていく。

 

 そして、昇格戦。

 

 相手はリュウだった。

 

 リュウ「来い。今のお前の力を見せてみろ」

 

 スバル「望むところだぁ!」

 

 リュウの波動拳を避け、スバルは接近する。

 

 しかし、リュウは冷静に迎撃。

 

 スバルの体勢が崩れる。

 

 それでも、スバルは倒れなかった。

 

 スバル「ここで終わってたまるかよ!」

 

 相手の攻撃を受け止め、至近距離で声を張り上げる。

 

 スバル「どりゃあああああっ!!」

 

 爆声衝撃波がリュウを吹き飛ばした。

 

 追撃。

 

 最後の一撃が決まる。

 

 昇格成功

 

 SUBARU — MASTER

 

 スバル「っしゃあああ!! マスターだぁぁぁ!!」

 

 トワが拍手し、ぺこらも対戦台から顔を上げた。

 

 トワ「おめでとう、スバル!」

 

 ぺこら「おおー! これで二人目ぺこ!」

 

 スバル「次はぺこらだな!」

 

 2. ぺこら、空を制する

 

 ぺこらの対戦相手はキャミィ。

 

 素早い接近戦と、隙の少ない連続攻撃。

 

 ぺこらのジャンプを読んで、空中で迎撃してくる。

 

 ぺこら「ちょっ!? ぺこーらの得意分野を潰してくるぺこ!?」

 

 不用意に飛べば落とされる。

 

 地上戦では相手の速度についていけない。

 

 さらに、ぺこぺこ波動拳は相変わらず頼りない威力だった。

 

 ぺこら「こんなの当たっても痛くないぺこ!」

 

 だが、ぺこらはそこで笑った。

 

 ぺこら「……でも、痛くないからこそ使えるぺこね」

 

 小さな波動拳を放つ。

 

 キャミィは当然のように回避し、接近を試みる。

 

 その瞬間、ぺこらは跳んだ。

 

 ただ高く跳ぶのではない。

 

 相手の迎撃を誘ってから、空中で軌道を変える。

 

 ぺこら「そっちは囮ぺこ!」

 

 キャミィの攻撃が空を切る。

 

 ぺこらは頭上から急降下し、強烈な蹴りを叩き込んだ。

 

 そこから一気に攻め込む。

 

 勝利。

 

 ぺこら「っしゃあ! ぺこーらの勝ちぃ!」

 

 その後も、ぺこらは空中戦を軸に勝利を重ねていく。

 

 ただし、ジャンプ一辺倒ではない。

 

 地上で弱い波動拳を見せ、相手に対応を迫る。相手が動いた瞬間に跳ぶ。

 

 空と地上を使い分ける戦い方が、少しずつ形になっていた。

 

 そして、昇格戦。

 

 相手はジュリ。

 

 ジュリ「へぇ。あんた、まだそんな跳び方してんの?」

 

 ぺこら「まだ、じゃないぺこ。これがぺこーらの戦い方ぺこ!」

 

 ジュリの攻撃が迫る。

 

 ぺこらは一度、大きく跳躍した。

 

 しかし、ジュリは追わない。

 

 着地地点を狙って待ち構えている。

 

 ジュリ「はい、おしまい」

 

 ぺこら「……なんてね!」

 

 空中で身体をひねり、軌道を変える。

 

 ジュリの攻撃をすり抜け、背後へ回り込んだ。

 

 そして、渾身の急降下蹴り。

 

 ジュリ「チッ……!」

 

 最後の攻防。

 

 ぺこらの弱い波動拳が飛ぶ。

 

 ジュリがそれを避けようとした瞬間、ぺこらは地面を蹴った。

 

 飛び上がる。

 

 今度は迷わない。

 

 ぺこら「ぺこーら、帰るんだからぁぁぁ!!」

 

 強烈な飛び蹴りが決まった。

 

 昇格成功

 

 USADA PEKORA — MASTER

 

 ぺこら「やったぺこおおおお!!」

 

 スバル「おおお! やったじゃん!」

 

 トワ「これで三人ともマスターだね」

 

 ぺこらはランキングボードを見上げた。

 

 三人の名前が、同じランクに並んでいる。

 

 3. そして、その先へ

 

 喜びも束の間。

 

 トワがランキングボードの下にある表示を指差した。

 

 トワ「でも、まだ終わりじゃないよ」

 

 そこには、次の目標が表示されていた。

 

 LEGEND

 

 マスターのさらに上。

 

 三人が帰還するために必要な、最後の到達点。

 

 スバル「……ここからが本番ってわけか」

 

 ぺこら「マスターになったら終わりじゃないぺこか……」

 

 トワ「うん。私もまだレジェンドじゃない」

 

 そのとき、背後から声がした。

 

 ベガ「ほう。三人ともマスターに到達したか」

 

 振り返ると、ベガが立っていた。

 

 ベガ「だが、そこから先は単なる強さでは足りん。己の限界を超えた者だけが、レジェンドの名を手にする」

 

 スバル「またお前かよ! 今度は何の用だ!」

 

 ベガ「常闇トワ。お前の力は、まだ完成していない。レジェンドへの道を進めば、その魔力もさらに成長するだろう」

 

 トワ「……だから何?」

 

 ベガ「その力を我がものにする。それだけだ」

 

 トワ「悪いけど、あんたに渡すものなんてないよ」

 

 トワは二人の方を向いた。

 

 トワ「帰るよ。三人で」

 

 ぺこら「当然ぺこ!」

 

 スバル「おう!」

 

 ベガは何も言わず、三人の背中を見送った。

 

 ランキングボードには、三人の名前が並んでいる。

 

 MASTER。

 

 ここまで来た。

 

 だが、帰還への条件はまだ満たされていない。

 

 三人は再び対戦台へ向かった。

 

 今度の目標は、レジェンド。

 

 そして、元の世界へ帰ることだった。




なんかセリフの前に名前付いてる……急にどうしたんだ……
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