ぺこら、トワ、スバル! スト6世界に囚われる   作:スト6初心者未満が押し通る!

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第21話

 後日談「獅子と犬、異界のファイター」

 

 常闇トワ、兎田ぺこら、大空スバルの三人が、ストリートファイター6の世界から無事に帰還して数日後。

 

 今度は、獅白ぼたんと戌神ころねが、同じ世界に囚われてしまう。

 

 前回の事件でベガのサイコパワーは消滅したはずだった。しかし、帰還ゲートが閉じる直前、異世界をつなぐ空間にわずかな歪みが残っていた。

 

 その歪みが再び開き、二人を飲み込んでしまう。

 

 1. 新たな迷い人

 

 二人が目を覚ました場所は、見覚えのない巨大な施設──バトルハブ。

 

 周囲には格闘家たちが集まり、誰もが当たり前のように戦っている。

 

 ころねは興味津々で施設を歩き回り、ぼたんは状況を冷静に観察する。

 

「おおー! なんかすごいところだねぇ! ころね、ここで遊んでいい?」

 

「まずは情報収集ですね。……どうやら、普通のゲームセンターではなさそうです」

 

 二人はすぐに異変に気づく。

 

 ここでは対戦が単なるゲームではない。自分の身体で戦い、負ければ本当に痛みを負う。

 

 そして、二人にも帰還条件が提示される。

 

 それぞれがレジェンドランクに到達すること。

 

 前回の三人と同じ条件だった。

 

 2. 対照的な二人の戦い方

 

 二人の戦闘スタイルは、最初から対照的だった。

 

 獅白ぼたん — 冷静沈着な攻略者

 

 相手の動き、間合い、攻撃の癖を観察し、最短の勝ち筋を探す。ゲーム経験を活かした状況判断と適応力が武器。

 

 無理な勝負は避け、確実に勝率を上げる戦い方をする。

 

 戌神ころね — 予測不能の突撃者

 

 相手の攻撃を恐れず、持ち前の体力と粘り強さで接近戦を仕掛ける。多少のダメージでは止まらず、相手が困惑するほど独特な攻めを繰り出す。

 

 ぼたんとは違い、理屈よりも身体感覚で戦いを覚えていく。

 

 ぼたんはルークやガイルのような堅実なファイターと相性がよく、ころねはブランカやザンギエフのような個性の強いファイターと意気投合する。

 

 ただし、二人とも最初から強いわけではない。

 

 ぼたんは慎重になりすぎて攻め切れず、ころねは勢い任せに突っ込んで返り討ちに遭う。

 

 互いの欠点を補いながら、少しずつランクを上げていく。

 

 3. 前回の三人が残したもの

 

 二人がバトルハブで情報を集めていると、以前この世界に来た三人の記録を発見する。

 

 常闇トワ、兎田ぺこら、大空スバル。

 

 三人ともレジェンドに到達し、ベガを倒して帰還したという記録だった。

 

 ころねは驚く。

 

「ええっ!? トワちゃんたち、ここに来てたの!?」

 

 ぼたんは記録を読み込み、三人がどのように戦ったのかを分析する。

 

 特に興味を持ったのは、それぞれが自分の特性を格闘技に取り入れていた点だった。

 

「なるほど。単純に強い技を覚えたんじゃなくて、自分の得意なことを勝ち筋に変えたんですね」

 

 二人はその記録を参考に、自分たちの戦い方を見直す。

 

 しかし、三人の記録には一つ気になる点があった。

 

 ベガの消滅後も、帰還ゲートの反応が完全には消えていなかったのだ。

 

 4. ぼたんところね、それぞれのレジェンド

 

 物語中盤からはランクマッチを中心に展開。

 

 ぼたんは冷静な立ち回りで勝率を安定させ、マスターランクへ到達する。

 

 一方のころねは、何度も敗北しながらも、相手の攻撃を恐れずに前進する戦い方を磨いていく。

 

 ぼたんが勝ち筋を見つけ、ころねがそれを実行する。

 

 二人で戦うと非常に相性がよいが、ランクマッチはそれぞれ個人で勝たなければならない。

 

 最終的には、ぼたんが先にレジェンドへ到達。

 

 ころねも最後の昇格戦で勝利し、レジェンドに到達する。

 

 二人とも帰還条件を達成する。

 

 5. 最後の仕掛け人

 

 しかし、帰還ゲートが開いた瞬間、二人の前に現れたのはベガではなかった。

 

 ベガが消滅した後も残っていたサイコパワーの残滓を利用し、異世界への干渉を続けていた何者か。

 

 そいつは、前回の三人が帰還した際に残した空間の歪みを利用していた。

 

 ぼたんは状況を即座に理解する。

 

「つまり、私たちがレジェンドになるのを待っていたわけですね。帰還ゲートを開くために」

 

 ころねは拳を握る。

 

「じゃあ、最後にもう一回だけ戦えばいいんだね!」

 

 最後の戦いでは、ぼたんが相手の攻撃パターンを見極め、ころねがその隙を突く。

 

 二人の連携によって敵の力を打ち破り、帰還ゲートを安定させる。

 

 そして二人は、無事に元の世界へ戻る。

 

 エピローグ「おかえり」

 

 帰還後。

 

 ぼたんところねは、トワ、ぺこら、スバルに今回の出来事を報告する。

 

 三人は驚きながらも、二人が無事に戻ってきたことを喜ぶ。

 

「まさか、またあそこに行く人がいるとは思わなかったよ……」

 

「いやー、でも面白かったよ! ころね、また行ってもいいよ!」

 

「私は遠慮しておきますね。あの世界、なかなか疲れますから」

 

「えー! ぼたんちゃん、楽しかったでしょ?」

 

「楽しかったですよ。帰れると分かっていれば、ですけどね」

 

 こうして、二人の異世界滞在も幕を閉じた。

 

 そして、最後にぼたんが一言。

 

「……ところで、スト6って元の世界でも遊べるんですよね?」

 

 その言葉に、トワたちが顔を見合わせる。

 

 今度は本物のゲーム機を使って、5人で対戦することになった。

 

 異世界での死闘を経験した5人による、平和なスト6大会が始まるのだった。

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