ぺこら、トワ、スバル! スト6世界に囚われる   作:スト6初心者未満が押し通る!

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第5話

 STREET FIGHTER 6 ~レジェンドになるまで帰れません~

 

 第5話「最強の壁、ガイル! ソニックブームを突破せよ!」

 

「一人ずつ来い。実力を見せてもらう」

 

 ガイルは腕を組んだまま、三人を見据えていた。

 

「なんか、めちゃくちゃ軍人って感じの人っすね……」

 

「実際、軍人だよ」

 

 トワが答える。

 

「ぺこら、ああいうタイプ苦手ぺこ。絶対真面目ぺこ」

 

「そこは関係あるのか?」

 

 スバルが突っ込む。

 

 ガイルは三人の会話を聞き流し、構えを取った。

 

「誰から来る?」

 

「じゃあ、まずはスバルが行くっす!」

 

 スバルが前に出た。

 

 1. 大空スバル VS ガイル

 

「よろしくお願いします!」

 

「来い」

 

 試合開始。

 

 スバルは一気に距離を詰めようとした。

 

 その瞬間。

 

「ソニックブーム!」

 

 ガイルの両腕から衝撃波が放たれる。

 

「うおっ!?」

 

 スバルは咄嗟に腕を交差させた。

 

 衝撃で身体が後ろへ押し戻される。

 

「な、何すか今の!?」

 

「飛び道具だ。距離を取って戦うための技だ」

 

 ルークが解説する。

 

 ガイルは再び構えた。

 

「ソニックブーム!」

 

 またしても衝撃波。

 

 スバルは左右に動いて避けようとするが、ガイルは冷静に狙いを定める。

 

「くっ……!」

 

 一発、二発。

 

 スバルは近づくことすらできない。

 

「だったら、強引にでも!」

 

 スバルが踏み込む。

 

 ガイルの目が鋭くなった。

 

「甘い!」

 

 ガイルの蹴りがスバルを迎撃する。

 

「ぐあっ!」

 

 さらに追撃。

 

 スバルは地面に倒れた。

 

 LOSE:大空スバル

 

「……強すぎっすよ」

 

 スバルは悔しそうに立ち上がる。

 

 ガイルは構えを解いた。

 

「悪くない。だが、正面から突っ込むだけでは俺には届かん」

 

「くっ……!」

 

 2. 兎田ぺこら VS ガイル

 

「次はぺこらぺこ!」

 

 ぺこらが前に出る。

 

「よろしく頼む」

 

「ぺこーらの奇策を見せてやるぺこ!」

 

 試合開始。

 

 ぺこらは左右に動きながら、ガイルの様子を伺う。

 

 ソニックブームが飛んでくる。

 

 ぺこらは大きく横へ避けた。

 

「ぺこっ!」

 

 そのまま低い姿勢で接近する。

 

 しかし、ガイルはすでに対応していた。

 

「そこだ!」

 

 鋭い蹴りが飛ぶ。

 

「うわっ!」

 

 ぺこらは後退する。

 

「ぺこらの動きが読まれてるぺこ!?」

 

「相手の動きを見ているのは悪くない。だが、こちらもお前を見ている」

 

 ガイルは一切焦らない。

 

 ぺこらは考える。

 

(こいつ、こっちが動くまで待ってるぺこ……)

 

 ならば。

 

 ぺこらは突然、動きを止めた。

 

「……?」

 

 ガイルがわずかに構えを変える。

 

 その瞬間、ぺこらが踏み込んだ。

 

「今ぺこ!」

 

 しかし、ガイルは反応していた。

 

「ソニックブーム!」

 

 至近距離からの衝撃波。

 

「ぺぎゃっ!」

 

 ぺこらは吹き飛んだ。

 

 LOSE:兎田ぺこら

 

「ぐぬぬ……!」

 

「発想は悪くない。だが、まだ攻めが単調だ」

 

 ガイルの言葉に、ぺこらは悔しそうに頬を膨らませた。

 

 3. 常闇トワ VS ガイル

 

「最後はトワだね」

 

 トワが前に出る。

 

「よろしくお願いします」

 

「来い」

 

 試合開始。

 

 トワはすぐには動かなかった。

 

 ガイルの動きを観察する。

 

 ソニックブーム。

 

 その後、わずかに構えを戻す。

 

(攻撃した後に、ほんの少しだけ隙がある……)

 

 トワは距離を詰める。

 

 ガイルがソニックブームを放つ。

 

 トワは横に避けた。

 

 そして、前進。

 

 しかし、ガイルはすぐに次の攻撃を放つ。

 

「ソニックブーム!」

 

「くっ!」

 

 トワはガード。

 

 腕に衝撃が走る。

 

 それでも、一歩ずつ近づいていく。

 

「……!」

 

 ガイルの表情がわずかに変わった。

 

 トワは攻撃を受けることを覚悟していた。

 

 ただし、無闇に受けているわけではない。

 

 ガイルの攻撃のタイミングを測っていた。

 

 そして、ついに間合いへ入る。

 

「ここ!」

 

 トワの拳がガイルの胴体に入った。

 

「ほう」

 

 初めて、ガイルの身体が揺れる。

 

 しかし、ガイルはすぐに反撃した。

 

 鋭い蹴り。

 

 トワはガードするが、続く攻撃を受けて後退する。

 

 最後はガイルの強烈な一撃が決まった。

 

 LOSE:常闇トワ

 

 トワは膝に手をついた。

 

「……悔しい」

 

 ガイルは静かに頷いた。

 

「三人の中では、お前が最も冷静に戦っていた。だが、まだ距離の管理が甘い」

 

「距離の管理……」

 

「相手の得意な距離で戦うな。自分が戦いやすい距離を作れ」

 

 トワはその言葉を胸に刻んだ。

 

 4. 三人の作戦会議

 

 三人はベンチに戻った。

 

「全敗っすね……」

 

「しかも、ぺこらたち全然近づけなかったぺこ」

 

「ガイルさん、ずっと落ち着いてたね」

 

 トワは試合を振り返る。

 

「近づこうとすると攻撃される。無理に攻めるとカウンターが来る」

 

「つまり、近づかなきゃいいぺこ?」

 

「いや、それじゃ勝てないだろ!」

 

 スバルが突っ込む。

 

 そこへルークがやってきた。

 

「ガイルは待ちが強いタイプだ。無理に攻めると相手の思うつぼになる」

 

「じゃあ、どうすればいいんすか?」

 

「相手に動かせるんだよ」

 

 ルークは説明を続ける。

 

「ガイルがソニックブームを撃つなら、その後の隙を狙う。ガードだけじゃなく、避けるタイミングも考える。相手が攻撃したくなる状況を作るんだ」

 

 ぺこらが目を輝かせる。

 

「つまり、相手を誘導するぺこ?」

 

「そういうことだ」

 

「それならぺこらの得意分野ぺこ!」

 

 スバルは腕を組む。

 

「でも、スバルはどうすればいいんすかね……」

 

「お前は攻めるタイミングを覚えろ。相手の攻撃を受けてから考えるんじゃ遅い。攻撃が来る前に準備しておくんだ」

 

「なるほど……」

 

 トワは二人を見た。

 

「次は三人で作戦を考えてから挑もうよ」

 

「いいっすね!」

 

「今度こそ勝つぺこ!」

 

 5. ガイルの意外な一面

 

 その日の夜。

 

 三人がバトルハブで休んでいると、ガイルがやってきた。

 

「まだ帰っていなかったのか」

 

「反省会ぺこ」

 

「次は絶対勝つっす!」

 

 ガイルは少しだけ口元を緩めた。

 

「その意気だ」

 

 そして、彼はテーブルの上に小さな人形を置いた。

 

「……?」

 

 三人が人形を見る。

 

 それは、どこか見覚えのあるキャラクターだった。

 

「これ、何ですか?」

 

 トワが尋ねる。

 

「娘への土産だ」

 

「えっ」

 

 スバルが目を丸くする。

 

「ガイルさん、娘さんいるんすか!?」

 

「ああ」

 

「意外ぺこ……」

 

「何か問題でも?」

 

「い、いや! 何でもないっす!」

 

 ガイルは人形をしまい、三人に向き直った。

 

「明日も来い。今度は少し違う戦い方を教えてやる」

 

「本当っすか!?」

 

「お前たちには、まだ伸びしろがある」

 

 三人は顔を見合わせた。

 

 ガイルは厳しい。

 

 しかし、決して理不尽な相手ではなかった。

 

「ありがとうございます!」

 

 スバルが頭を下げる。

 

「次は勝つぺこ!」

 

「楽しみにしている」

 

 ガイルはそのまま去っていった。

 

 6. 新たな挑戦者

 

 三人が帰ろうとした、そのとき。

 

「おや? ずいぶん面白そうなことをしているね」

 

 振り返ると、そこには白い道着を着た男が立っていた。

 

「君たちが、異世界から来たという三人か」

 

 トワが警戒する。

 

「……誰ですか?」

 

 男は穏やかに微笑んだ。

 

「リュウだ」

 

「リュウ!?」

 

 スバルが驚く。

 

「えっ、あのリュウっすか!?」

 

「知ってるのか?」

 

「そりゃあ、ストリートファイターの代表みたいな人じゃないっすか!」

 

 リュウは少し困ったように笑った。

 

「代表か。そんな大層なものではないが……」

 

 そして三人を見つめる。

 

「君たちが強くなりたいのなら、俺も力になろう」

 

 ぺこらが小さく呟いた。

 

「……なんか、すごい人が集まってきてないぺこ?」

 

 トワも同意する。

 

「うん。最初はルークだけだったのにね」

 

 スバルは拳を握った。

 

「これはもう、レジェンドになるしかないっすね!」

 

 リュウは頷いた。

 

「強さを求める道に終わりはない。だが、焦る必要もない」

 

 三人はまだ知らない。

 

 この世界には、彼らが想像する以上の強者がいることを。

 

 そして、レジェンドへの道は、ここからさらに険しくなっていく。

 

 次回、第6話「リュウの修行! 波動拳を習得せよ!」

 

 リュウの指導で、三人は初めて自分の気を操ることに挑戦する。

 

 果たして、三人は波動拳を撃てるのか。

 

 そして、ぺこらの波動拳に何かがおかしい……。

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