ぺこら、トワ、スバル! スト6世界に囚われる   作:スト6初心者未満が押し通る!

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第6話

 STREET FIGHTER 6 ~レジェンドになるまで帰れません~

 

 第6話「リュウの修行! 波動拳を習得せよ!」

 

「波動拳を教えてほしい?」

 

 リュウの問いに、三人は勢いよく頷いた。

 

「はいっす! やっぱりストリートファイターといえば波動拳っすよ!」

 

「ぺこらも撃ちたいぺこ! なんか強そうぺこ!」

 

「トワも使えるようになりたい」

 

 リュウは三人を見渡した。

 

「波動拳は単なる飛び道具ではない。自分の気を拳に集め、放つ技だ」

 

「気……?」

 

 スバルが首を傾げる。

 

「そうだ。まずは自分の内側に意識を向けてみろ」

 

 三人は目を閉じた。

 

 しばらく沈黙が続く。

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「ぺこら、お腹空いてきたぺこ」

 

「集中しろ!!」

 

 スバルのツッコミが飛んだ。

 

 1. 波動拳への第一歩

 

「まずは呼吸を整える。身体の力を抜き、気の流れを感じるんだ」

 

 リュウの指導に従い、三人は再び集中した。

 

 トワは比較的早く感覚を掴み始めた。

 

(身体の内側に、何か温かいものがある……?)

 

 スバルはというと、ひたすら力んでいた。

 

「うおおおお……!」

 

「力を入れすぎだ」

 

「す、すみません!」

 

 そして、ぺこら。

 

「……」

 

「どうだ?」

 

「お腹が鳴ったぺこ」

 

「そうか……」

 

 リュウは少しだけ困った顔をした。

 

「まずは食事を取ってからにするか」

 

「やったぺこ!」

 

「修行は!?」

 

 スバルの声が響いた。

 

 2. 三人の波動拳

 

 昼食を終え、修行再開。

 

 リュウが手本を見せる。

 

「波動拳!」

 

 両手の間に青白い光が生まれ、一直線に飛んでいく。

 

「おおおおお!!」

 

 三人が歓声を上げた。

 

「すげえ……本物だ……!」

 

 スバルは目を輝かせる。

 

「これが波動拳ぺこ……」

 

 ぺこらも感心していた。

 

「では、やってみろ」

 

 まずはトワ。

 

 トワは構え、呼吸を整える。

 

「……波動拳!」

 

 小さな光が両手の間に生まれた。

 

 しかし、すぐに消えてしまう。

 

「惜しいな。気を集めるところまではできている」

 

「あと少し……」

 

 次はスバル。

 

「よっしゃあ! 見ててください!」

 

 スバルは大きく息を吸い込む。

 

「波動拳!!」

 

 両手から勢いよく光が放たれた。

 

 しかし、飛んだのはわずか数メートル。

 

「おおっ! 出たっす!!」

 

「悪くない。だが、力任せだな」

 

「えっ、これでも駄目なんすか!?」

 

 最後はぺこら。

 

「ふっふっふ……。ぺこらの番ぺこ!」

 

 ぺこらは両手を構えた。

 

「波動拳!」

 

 何も起こらない。

 

「……あれ?」

 

 もう一度。

 

「波動拳!!」

 

 何も起こらない。

 

 三度目。

 

「波動拳ぺこおおおお!!」

 

 ポンッ。

 

 小さな光の塊が、目の前に落ちた。

 

「…………」

 

「…………」

 

 スバルが口を開く。

 

「……何それ?」

 

「波動拳ぺこ」

 

「いや、どう見ても違うだろ!」

 

 リュウは落ちた光の塊を見つめていた。

 

「興味深いな……」

 

「えっ、何か問題でも?」

 

「いや。お前の気の使い方は、他の二人と少し違うようだ」

 

 ぺこらは胸を張った。

 

「つまり天才ぺこ?」

 

「まだ分からん」

 

「ぺこっ!?」

 

 3. 予想外の才能

 

 その後、三人は何度も波動拳を練習した。

 

 トワは徐々に安定してきた。

 

 スバルは威力が増していく一方、狙いが定まらない。

 

 ぺこらは相変わらず、妙な光の塊を生み出していた。

 

「ぺこら、もう少し手の位置を調整してみろ」

 

「こうぺこ?」

 

「そうだ」

 

 ぺこらが両手を構える。

 

「波動拳!」

 

 今度は小さな光が飛んだ。

 

 しかし、直進せず、ふらふらと左右に揺れながら進んでいく。

 

「……?」

 

 リュウが目を細める。

 

 光は途中で方向を変え、木の陰に隠れていたブランカちゃん人形に命中した。

 

 ボンッ! 

 

 人形が吹き飛ぶ。

 

「おおっ!?」

 

 スバルが驚く。

 

「何今の!? 曲がったっすよ!?」

 

「ぺこら、すごい!」

 

 トワも目を丸くする。

 

 ぺこらは得意げに胸を張った。

 

「ふっふっふ! これがぺこら流波動拳ぺこ!」

 

 リュウは腕を組んだ。

 

「意図して曲げたわけではないだろう」

 

「……え?」

 

「だが、相手の予測を外すという意味では面白い技だ」

 

 ぺこらの目が輝く。

 

「つまり、ぺこら専用技ぺこ!?」

 

「そうなる可能性はある」

 

「やったぺこおおおお!!」

 

 スバルは頭を抱えた。

 

「なんか一人だけ違う方向に進化してない!?」

 

 4. リュウとの実戦

 

「よし。そろそろ実戦で試してみよう」

 

 リュウが三人に告げる。

 

「俺が相手をする。全員で来ても構わない」

 

「三人同時でいいんすか!?」

 

「構わない」

 

「じゃあ遠慮なく行くぺこ!」

 

 三人が構える。

 

 リュウも静かに構えた。

 

「来い」

 

 スバルが先陣を切る。

 

「うおおおお!」

 

 正面から踏み込む。

 

 リュウは軽く身体をずらし、攻撃をかわす。

 

 そこへトワが側面から攻める。

 

「今!」

 

 リュウはトワの攻撃を受け流した。

 

 しかし、その隙にぺこらが距離を取る。

 

「今ぺこ! 波動拳!」

 

 小さな光の塊が飛んでいく。

 

 リュウは反応して防御する。

 

 ところが、その光は途中でふらりと軌道を変えた。

 

「……!」

 

 リュウがわずかに反応を遅らせる。

 

 その隙にスバルの拳が届いた。

 

「入ったぁ!」

 

「よし!」

 

 三人が喜ぶ。

 

 しかし、リュウはすぐに体勢を立て直した。

 

「いい連携だ。だが、まだ終わっていない」

 

 リュウの両手に気が集まる。

 

「波動拳!」

 

 青白い光が三人に迫る。

 

「うわああああ!!」

 

 三人は慌てて散開した。

 

 結果、全員が地面に転がった。

 

「……強すぎぺこ」

 

「やっぱり本物は違うっすね……」

 

 トワは苦笑した。

 

「でも、三人でなら少しは戦えるようになってきたね」

 

 リュウは頷く。

 

「その通りだ。お前たちは互いの長所を活かし始めている」

 

 5. 新たな目標

 

 修行を終えた三人は、バトルハブに戻った。

 

 システム画面には、新たな項目が表示されていた。

 

【ランクマッチ進行状況】

 

 * 常闇トワ:ルーキー

 * 兎田ぺこら:ルーキー

 * 大空スバル:ルーキー

 

「……まだルーキーぺこ」

 

「そりゃあ、そうだろ」

 

 スバルが苦笑する。

 

「でも、少しずつ強くなってるよ」

 

 トワが二人を見る。

 

「次はランクマッチで勝ち星を増やそう」

 

「そうっすね! 目指せレジェンド!」

 

「ぺこらが一番乗りするぺこ!」

 

 三人が盛り上がっていると、ルークが近づいてきた。

 

「お、いい顔になってきたな」

 

「波動拳も覚えたっすよ!」

 

「へえ、やるじゃん」

 

「ただし、ぺこらのは少し特殊だ」

 

 リュウが補足する。

 

「特殊?」

 

 ルークがぺこらを見る。

 

 ぺこらは両手を構えた。

 

「見せてやるぺこ!」

 

「波動拳!」

 

 ふらふらと飛んでいく光。

 

 ルークの足元を通り過ぎ、後ろの壁にぶつかった。

 

「……何だ今の?」

 

「ぺこら流ぺこ!」

 

「いや、普通に制御できてないだけじゃねえか!」

 

 スバルのツッコミが響く。

 

 そのとき、バトルハブの大型モニターに新しい告知が表示された。

 

 SPECIAL EVENT

 

「ワールドツアー特別交流戦」

 

 参加者には、世界各地の強豪との対戦機会が与えられる。

 

「お、これは……」

 

 ルークが画面を見る。

 

「参加するのか?」

 

 三人は顔を見合わせた。

 

「もちろんっす!」

 

「ぺこらが優勝するぺこ!」

 

「せっかくだし、出てみようよ」

 

 リュウは静かに頷いた。

 

「いい経験になるだろう」

 

 しかし、画面に表示された参加予定者の名前を見た瞬間、三人の表情が固まった。

 

 そこには、見覚えのある名前が並んでいた。

 

 マリーザ。

 

 マノン。

 

 ザンギエフ。

 

「……え?」

 

 スバルが固まる。

 

「待って。ザンギエフって、あのザンギエフっすよね?」

 

 ぺこらは画面を見つめたまま呟いた。

 

「……投げられたら終わりぺこ?」

 

 トワは静かに息を吐いた。

 

「次の相手、ちょっと大変そうだね……」

 

 次回、第7話「筋肉の祭典! ザンギエフ襲来!」

 

 三人の前に立ちはだかる、圧倒的なパワーと投げ技。

 

 果たして、ぺこらはザンギエフの投げを回避できるのか。そして、スバルの肉体派魂に火がつく……!

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