ぺこら、トワ、スバル! スト6世界に囚われる 作:スト6初心者未満が押し通る!
STREET FIGHTER 6 ~レジェンドになるまで帰れません~
第9話「ランクマッチ解禁! 目指せゴールドランク!」
「……で、いつになったらランクマッチできるんですか?」
トワの一言に、三人の視線が集まった。
バトルハブの片隅。エドモンド本田との対戦を目前にしていた三人だったが、正直なところ、そろそろ同じような修行と師匠巡りにも飽きていた。
「そうだよ! いつまで寄り道してるんだよ!」
スバルも声を上げる。
「ペコラたちはレジェンドにならないと帰れないぺこ! いつまでも観光してる場合じゃないぺこ!」
本田は腕を組み、豪快に笑った。
「がはは! それなら話は早いでごわす! ランクマッチに挑戦すればよか!」
「最初からそうしておけばよかったんじゃ……」
トワの呟きは、誰にも拾われなかった。
1. 初めてのランク認定戦
バトルハブの端末に三人が並ぶ。
画面にはランクマッチの文字。
「まずは認定戦で現在の実力を測ることになる」
リュウが説明する。
「相手は同じような実力の者が選ばれる。勝敗だけでなく、戦い方も問われるわけではない。自分の力を出し切れ」
「つまり勝てばいいんだな!」
スバルが拳を鳴らす。
「そういうことぺこ!」
「二人とも、油断しないでくださいね」
三人がそれぞれ端末に手を置いた。
ランク認定戦スタート
2. スバル、突撃を卒業する
最初にマッチングしたのはスバル。
相手はリュウだった。
「えっ、またリュウ!?」
「認定戦の相手としては申し分ない」
リュウが構える。
スバルも構えた。
試合開始。
リュウの波動拳が飛ぶ。
以前なら突っ込んでいたスバルだが、今回は違った。
ガードして、距離を詰める。
リュウの前進を見て、攻撃を差し込む。
「おおっ!」
スバルの攻撃が当たった。
そのままコンボを決め、リュウの体力を削っていく。
しかし、リュウも反撃。スバルの体力が一気に減る。
「まだまだぁ!」
焦らず、相手の動きを見る。
リュウが飛び込んだ瞬間、スバルの対空攻撃が炸裂した。
そして最後は、渾身の一撃。
WIN
「よっしゃあああ!!」
スバルが飛び上がった。
「いい戦いだった。以前よりも無駄な動きが減ったな」
リュウが静かに頷く。
認定結果は──シルバーランク。
「シルバー!? いきなりそこまで行ったのか!?」
スバルは目を丸くした。
3. トワ、冷静に勝ちを拾う
次はトワ。
相手はジュリだった。
「またお前かよ」
ジュリがニヤリと笑う。
「今度は勝つよ」
試合開始。
ジュリの攻撃をガードし、トワは距離を保つ。
相手の飛び込みを対空で落とし、無理な反撃はしない。
ジュリが焦れて攻撃を振った瞬間、トワの反撃が入る。
「へえ、ちゃんと考えてるじゃん」
ジュリが攻め方を変える。
だがトワは崩れない。
最後はジュリの大技を見切り、確実に反撃を叩き込んだ。
WIN
「よしっ!」
トワは小さくガッツポーズ。
認定結果は──ゴールドランク。
「おお! トワ、ゴールドじゃん!」
「まあ、相性もあったと思うけどね」
「謙遜するな。勝ったのはお前の実力だ」
リュウの言葉に、トワは少し照れた。
4. ペコラ、奇策だけでは勝てない
最後はペコラ。
対戦相手はケンだった。
「おっ、ペコラ! また俺とやるのか!」
「今度こそ勝つぺこ!」
試合開始。
ペコラは変則的な動きでケンを翻弄する。
フェイント、飛び道具、急な接近。
最初はペコラのペースだった。
しかしケンは冷静だった。
「同じ手は何度も通用しないぜ!」
ペコラの飛び込みを迎撃し、反撃を叩き込む。
「ぺこっ!?」
体力差が開いていく。
ペコラは焦って攻撃を繰り返すが、ケンに読まれてしまう。
最後はケンの連続攻撃。
LOSE
「ぬわあああ! 負けたぺこおおお!」
認定結果は──ブロンズランク。
「うう……」
ペコラは肩を落とした。
「ペコラ、奇策は強い。でも、奇策を使うための基本がまだ足りないんだ」
ケンがアドバイスする。
「……分かったぺこ。次は勝つぺこ!」
5. 三人の現在地
三人は端末の前に集まった。
現在のランク
大空スバル
SILVER
常闇トワ
GOLD
兎田ぺこら
BRONZE
目標:3人全員がLEGENDに到達すること
「いやー、まさかトワが一番上とはな!」
「スバルもシルバーなら悪くないでしょ」
「ペコラだけブロンズぺこ……」
「まあ、ここから上げればいいんだよ!」
スバルがペコラの肩を叩く。
「そうぺこ! ここから怒涛の追い上げぺこ!」
そのとき、バトルハブのモニターに新しい通知が表示された。
ランクマッチ解放
ランクマッチはいつでも挑戦可能。敗北しても挑戦権は失われない。
「よし。これからは実戦で上げていこう」
トワが端末を操作する。
「修行も師匠巡りも一旦終了ぺこ! ランクを上げるぺこ!」
「いや、必要ならまた教わればいいだろ!」
「とにかく、次はゴールド目指すぞ!」
三人は再び端末に向き直った。
目指すは、最上位の称号。
LEGEND。
そして、元の世界への帰還。
今度こそ、本当のランクマッチが始まる。
第9話・完
次回、第10話「ランクマッチ開幕! 三人の昇格戦線!」
次回からはランクマッチ中心に進行。対戦相手も師匠たちだけではなく、世界中の強豪ファイターへと広がっていく。