アリス・ギア・アイギスOG ー鋼の魂とアクトレスたちー 作:クレイド
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それでは予告からどうぞ
新西暦と呼ばれる時代。DC戦争、インスペクターによる異星人侵略との戦いを経た地球連邦軍はある問題に直面する。特殊任務実行部隊シャドウミラーが反乱を起こしたのだ。事態を重く見た連邦軍はスペースノア級の戦艦、ハガネ、シロガネ、クロガネを反乱討伐に編成し、投入した。
夕焼けの荒野、次々と仲間の機体が倒れ、命を奪われて、自身も愛機と共にボロボロになった青年は青色の孤狼(ベーオウルフ)に向けて叫ぶ。
「なぜだ……っ」
「なんでこんなことを……ッ!?」
先程まで味方だった青色の孤狼は単機で仲間を倒し、青年の機体をも圧倒する。青年の叫びに青色の孤狼は返答せず、代わりに一撃のパイルバンカーが襲う。コックピットを貫かれ、青年は命を落とした……かに思われた。
「俺……生きてる……のか……?」
「目が覚めたかしら?」
目が覚めた青年は病院の病室にいた。大怪我をしていたはずだが完治していることに混乱する。すると病室に1人の女性が入ってくる。女性の名は鳳加純。東京シャードのAEGiS東京防衛課に所属するアクトレス。
「私があなたと白と青と赤の3機の巨人を保護した」
「巨人って……パーソナルトルーパーを知らないのか!?」
青年は加純から事情を聞かされる。この世界は謎の機械生命体ヴァイスと呼ばれる侵略者によって人類は地球脱出を余儀なくされ、脱出船団シャードで生活をすることになった。人類はヴァイスに対抗するためにアリスギアを開発、アクトレスと呼ばれる思春期の少女たちによって戦いが続いていることを青年は知る。
「俺……機体が、R-1がまだ動くなら力になりたい。もう軍人じゃなくなったけど、たとえ違う世界でも侵略者がいるなら、見て見ぬふりなんてしたくない……!」
「そう……。なら、私の部下にならないかしら?あなた、名前は?」
「俺はリュウセイ・ダテ……いや、伊達隆聖!」
青年、伊達隆聖は新たな誓いを胸にAEGiS東京の防衛課の鳳加純の部下としてヴァイスと戦う道を選んだ。戦いを終わらせるために、その手で平和を掴むために。
隆聖はこの2ヶ月間、AEGiS東京防衛課で様々な経験をする。新たな戦友とライバルとの出会い、力を失っても戦い続ける強い意思、チームメイトの死と行方……。これらの出来事が隆聖を強くする。
そして、次の舞台はーー。
「成子坂製作所へ移籍……っすか?」
「ああ、その所長からの頼みだ。『AEGiS東京防衛課の伊達隆聖、あなたに成子坂製作所の隊長をお願いしたい』と」
AEGiS防衛政策局の次長、霧島良馬から成子坂製作所への移籍を聞かされる隆聖。どうやらそこは様々な問題を抱えており倒産するかもしれない状況だった。その問題を解決するために隆聖が選ばれた、とのことだ。隆聖は2ヶ月で積み重ねた経験を活かすために成子坂製作所へ移籍することを承諾した。
数日後、隆聖は成子坂製作所へ訪れる。そこで待っていたのは新たな出会い。
「比良坂夜露です!よろしくお願いします!」
「兼志谷シタラだよー。よろしくぅ!」
「百科文嘉です。以後、お見知りおきを」
3人のアクトレスと出会いが、物語の本当の始まりを告げる……!
「行くぞ、R-1!俺たちとアクトレスたちの力を合わせて、ヴァイスをシャードの外へ叩き出してやろうぜ!」
「白い巨人……大型ヴァイス……!?」
「夜露ちゃん、待った!」
「白い巨人ヴァイスが、ヴァイスを攻撃している……!?」
ヴァイス討伐の任務に参加した夜露たちは思わぬアクシデントに巻き込まれる。追い詰められた彼女たちの前に現れたのは、白い巨人……パーソナルトルーパーのR-1。搭乗しているのは成子坂製作所の隊長、伊達隆聖。両腰に装備している拳銃二丁でヴァイス相手に確実に撃ち落とす!
「お久しぶりです。隆聖君」
「陽子さん!それに……」
「相変わらずだな、隆聖。参謀と副隊長して着任することになった。よろしく頼む」
「ライ!2人が来てくれたら百人力だぜ!!」
成子坂の業務で悪戦苦闘する隆聖に助っ人がやってくる。AEGiS職員の安藤陽子とAEGiS情報本部のライディース・F・ブランシュタイン。2人は隆聖がAEGiS東京に所属していた時の知り合いで特にライディースとは同じ世界から来た者同士。彼らが来てくれたことで隆聖の負担が軽減される。
「隆聖隊長、ライ副隊長、この黒い巨人についてお話が……」
「黒い巨人……?」
(何だ?この機体?初めて見るのに、知っているような……?)
聖アマルテア女学院との抗争を終えた隆聖とライにその生徒会長である紺堂地衛理からある写真を見せられる。昔、地衛理が海外シャードへアクトレスの訓練中に偶然撮影した写真に写っていたのは漆黒の巨人。その姿はまるで堕天使。初めて見るのに知っている感覚に襲われ、困惑する隆聖とライ。
「あの女の人……彩に似ている。他人の空似かもしれないけど、避難してくれ……!」
『急いでください!隊長!』
ヴァイスが東京シャード内に侵入し、街中で大暴れする事態が発生。成子坂のアクトレスは出撃するも数に圧倒されてしまう。隆聖もR-1で出撃してアクトレスを援護するが避難する人混みの中に前の世界でチームメイトだった人物に似た人を目撃する。他人の空似だと言い聞かせて戦場へ赴く。しかし、隆聖は気づかなかった。他人の空似だと思っていた人からの視線に。
「さーて、俺たちはアキ作戦の真打ちだ!加純教官たちとは別行動だけど、夜露たちを援護してヴァイスコロニーをぶっ潰してやろうぜ!」
「リュウ、意気込みはいいけど無茶はなしよ?あなたの念はまだ……」
「わかってるよ、彩。俺の念動力がなくても、みんなと力を合わせれば……!」
「うははー!頼もしいな〜隆聖君!お姉ちゃん手伝おうかなー?」
「京、私たちは別行動よ」
「彼らと違ってこちらは極秘任務」
「あいつは大丈夫ですよ、京さん。俺たちがいますから」
「先に行くぜ、ライ、彩、加純教官、京さん、アンジー!チェーンジ、R-ウイング!!」
大規模作戦「アキ作戦」が始まり、選ばれたアクトレス9名と隆聖、ライ、彩は作戦に参加する。鳳加純、吾妻京、アンジェリカ・グラズノワのチームと共に隆聖たちも機体に搭乗して戦場へ出撃する……!
「2人とも、連携で行くわよ!」
「「了解!」」
「ストライクシールド!」
「ハイゾルランチャー、シューッ!!」
「よっしゃーーっ、いっけぇーーっ!!」
「巨人が私たちの道を……!?」
「行きましょう!楓さん!地衛理さん!」
「あの巨人たちの連携……あれはヴァイスの動きではありませんね……。やはりあの巨人たちの中に人が……」
突破口を開くために隆聖たちは連携攻撃でヴァイスを一網打尽にし、比良坂夜露、吾妻楓、紺堂地衛理を進軍させる。夜露と楓は目標地点へ向かうが、地衛理は隆聖たちの動きを怪しんでいた。
「俺、みんなに隠してることがあるんだ」
「隊長?これはいったい……?」
「隊長さんと巨人……」
「どういうことっすか!?どうしてこんなところにあの巨人たちが……!?」
「隊長……ううん、隆聖は何者なの……?」
アキ作戦が終わり、しばらく平和になった東京シャード。ある日、隆聖たちは成子坂のアクトレスたちにある場所へ案内する。そこはAEGiS関係者と成子坂の整備部が出入りするパーソナルトルーパーの格納庫だった。巨人、パーソナルトルーパーがあることに動揺するアクトレスたち。隆聖はみんなに真実を告げる。
「俺……いや、俺とライと彩はこの巨人……パーソナルトルーパーのパイロットなんだ」
「AEGiSが新たに開発した大型ギア……それがパーソナルトルーパーですか?」
「ごめんなさい、小結さん。そうじゃないの……」
「パーソナルトルーパーはアリスギアとは関係ない。技術も何もかも……」
「それって……アリスギアの前に作られたってこと?」
「そうじゃねえ……。俺たちとパーソナルトルーパーは……本当はこの世界に存在しないんだ」
「俺たちは別の世界からやって来たんだ」
隆聖たちとアクトレスたち……出会うことがなかった双方はこの先に何を見るのか?そして彼らは平和を掴み取ることはできるだろうか?
本作のリュウセイとアヤはアリスギアの世界観に合わせて漢字表記にしています。カタカナ表記だとアリスギアのキャラからは海外の人……?と思われそうと判断したので。
次回は設定か本編のどちらかを投稿します。お楽しみに