はいっ!
それでは今日も元気よくぅ〜?
こ〜んに〜ちは〜〜〜〜〜っ!!
(前足の関節がイズチだからお手手ふりふり出来ない)
某つるピカ頭芸人さんの真似をしてみた、みんなのアイドル†イヅチのイッ君†だよ!
アオアシラとの激戦から(たぶん)一夜明け、今日も神々しい朝日が昇る。イッ君の頭上には雲一つ無い青空が広がっておりますぞぇ〜。
───さて、唐突ですがここで問題!
でーでん!!
熊のプーさんをわからせたのが(たぶん)昨日の朝。
そして(たぶん)約1日経過した現在ナウ!
イズチのイッ君はいったい、どこに居るでしょ〜〜〜〜か!?
レッツ・シンキングターイム!
① 昨日と同じ森の中
(今日からサシミウオ食い放題やで☆)
② カムラの里
(巫女さん姉妹とかぁ〜、うさ団子の姫ちゃまとか、会いたいキャラが盛り沢山♪)
➂ 海を越えた地・観測拠点エルガド
(イズチの魅力は海すら超えるぜ…ごくり)
シンキングターイム! レッツ!
しんきんぐ!!
ちっちっちっちっちっちっちっちっちっ。
①かな〜?
➂かなぁ〜〜〜〜??
これはなかなかの難問ですぞ〜??
さーて、正解は!
②番! カムラの里でしたー!!
うぉー!
まぁね、流石に➂は無理があるよね。
流石に1日(たぶん)で行き来できるほど近くないやろ、知らんけど。
んで①はあり得たかもしれん。
けど現実には無い。
何故ならワテはあの戦闘の後、小型モンスターの癖にボスモンスター顔負けの重度な疲労状態に陥ってしまいましてね?
いゃ今思い出してもアレは酷かった。
ヨダレは止まんないし息切れは凄いし。
足も痙攣して立ってられんのよ。
イヤほんと、ゲームのボスモンスターは凄いよ。
こんな苦しみの中でそれでも動くとか。
う〜ん、表現するとしたら喘息…かな?
前世の昔っつか子供の頃、友達に喘息持ちの子が居たんだけど、転生してから初めてその苦しみがわかった気がするね。
息してるのに空気が入ってこない恐怖よ。
その状態異常だけでも怖いのにさ、ワテって野生動物ですやろ? 生存本能が暴走しちゃって頭がパニック。
深い森の中。
いつ外敵に首を噛み砕かれるかわからんし、もしかしたら目の前のムッスー(仮)に殺される可能性だってある。
そんな状況に追い込まれたワテの様子を観察したムッスーちゃん。
「…うんっ!」
とか、なんか意味深に頷いた後、腰のポーチをゴソゴソゴソリのゴソリンゴ。
てってれー♪
《どこでも捕獲用ますいだま〜〜〜〜》
某タヌキロボットを思い起こさせるモーションで毒々しい色の玉っころを取り出して、にっこり(^ρ^)
(え、嘘やろ? 命懸けで共闘した間柄やで? こんなワニワニパニックで前後不覚になってるかわいそうなイズチを昏倒させる? こんな森の中で? 殺す気?? 殺す気しか無いよなぁ? このクソアマァ!?)
とね?
お怒りモードに入ってる時はまだ良かったんだよ。
うん…
(てか…………え? 捕獲用麻酔玉って
ゾッとして脳みその中で血液でゾゾゾゾ〜っと逆流するあの気色の悪い感触を感じて毛が逆立ちましたよね。
(ゲーム中でワテの推定100倍はデカい大型モンスターでさえ《ぽい》《ぽい》したら昏倒させられる劇薬を、
ムッスー…オマエ絶対、に………ユルサン。
神に誓ったよね。
なんも考えてないんだもの、この小娘。
まぁ結果的には生きてた。
生きてたから良かった。
良かったにしてもだ!!
動けないだけでも怖いのに、その上明らかにヤベぇ劇物で意識まで刈り取られるか弱いイズチちゃんの絶望と恐怖を知れよ。
ホント、ハンターって野蛮で嫌ですよね。
モンスターの気持ちになって。
もっとモンスターの気持ちになってよ!
(# ゚Д゚)っバンバンバン!!
怖いに決まってんだろッ!!
ポ◯モンじゃねぇんだぞオラァ!!
この
………ハァハァハァ。
ともかく。
(だから上で「
ーーーと言う訳で、第二問!
でーでん!!
ワテが今居るのは、カムラの里の何処でしょ〜か!
今回もノーヒントでお願いしましす!
① 可愛い()ムッスーの家の中!
(ゲーム中ではあんまり役に立たないんだよね)
② オトモ道場
(アイルーとガルク、どっちが好きだった? ワテはどっちもフォーリンラブやで!)
➂ 畜生管理施設
はい!
今回もとっても難しい3択ですねぇ!
回答者の皆さんは張り切ってお答えください。
【ギャオー!】
うん!
惜しいッ!!
残念ですが【ギャオー!】は3択外です、失格!
【グォォォォ】
はい残念!!
【グォォォォ】もちょっと違いますねぇ!!
【クァロクァロクァロ!】
クァロクァロですか……ファイナルアンサー?
【クァロクァロクァロ!!】
ファイナルアンサー頂きました!! さて正解はぁぁぁぁぁ……………………CMの、後!!
なんちて!
残念!!
ざんね〜〜〜ん!!
不正解!
これは失格です!
賞金ボッシュートになります!!
はい! と言う訳で!
皆さんおわかりてすね?
正解は➂!
➂番の畜生管理施設が正解でした!
ひゅー!
ヒャッホー!
むーずかしかったかなぁ?
ヘイヘーイ!!
なんて、気を紛らわせてみたのですが。
………あのね?
ワテのす〜〜〜ぐ隣の檻に入ってる白いブヨブヨ。
そう、とってもキュートなお口が特徴的な目の無いドラゴンことフルフルちゃん! 彼(彼女?)が一生懸命ワテの方へ首を伸ばしてヨダレを垂らしておるのですよね。
スンスン、スンスン、て鼻息がもぅ……。
こわい。
ぽくちん、こわいの(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
まね? 一応檻で区切られてるからこっち側にヤツの頭が侵入してくることは無い。
あと推測だけどブレスとか物理咆哮なんかの遠距離技を持ってるモンスターには頭に杭*1が刺さっててな?
(出血量は少なめ、動くと少し漏れる感じ)
たぶんそれの影響で、フルフルお得意の電撃は封じられてるらしい。見渡す限り遠距離攻撃持ち(大多数のモンスター)は頭に杭が刺されてるし、たぶんこの杭で技を遮断してるとオモワレ。
…けどなぁ? 脳でブレスの危険性は無いと理解してても、心はそんなん関係ねぇ〜状態でストレスフルマックスですやろ? ふっつ〜〜〜にハゲそう。
視覚的にも怖いしな。
だって、けっこう太い杭なんだぜ?
あんなんが頭に刺さって、その上で平気で息してるとか草も生えねえよ。
この世界のモンスターの生命力強すぎ問題。この辺りも精神的にスゲェ負荷かけてくる。
あとは
ヨダレとウン○と
もう一度だけ叫ばさせて下さい。
こんな転生は、嫌だッッッ!!
◆
【この子には才能があるッ!!】
彼女は大海原に浮かんでいたらしい。
新鮮な海のお魚を求めて出発したアイルー・ガルク達の
よく晴れた青空の下。
ギラギラと照りつける太陽、そしてその恵みの光と踊るように揺れる波間。
そこにたゆたう1本の丸太に、しがみついたまま意識を失っていた彼女の姿を1匹の船員アイルーが発見した。
息のある事を確認したアイルー船長。
捨て置くのは忍びない…と、そのままロープに丸太と少女を括り付け、海面を引き摺るようにして拾ってきたのだ。
(動力は犬掻きガルク×2)
目覚めた彼女は過去を無くしていた。
己が誰なのか、何処から来たのか、何処へ行くのか、何を成したのか、何を成さねばならぬのか。
何も知らぬ身であり、本来であればハンターなどと言う危険な仕事を与える事なく、ただ穏やかに…健やかに育ってくれれば良かった。
───だが。
現在、カムラの里を取り巻く状況はひっ迫している。
古龍の目撃情報や百竜夜行の活性化に伴い近隣の開拓村がかなり苦しい情勢にあるのは承知していた。
しかしまさかこのカムラの里と交流のあったヒュウガの里*2が救援すら間に合わずに壊滅するなどとは、偉大なる里長の目を持ってしても見通せなかった。
そのような情勢故、我らは
結果、ヒュウガの里や他の開拓村から流れ着いた難民集団をハンターへと育生する基礎訓練にも、建前として彼女を招集する事となったのだが………。
『シッ!』『セァ!』『フッ!!』
身のこなし、武器の扱い、広い視野。
そして何よりも重要な狩猟の才能。
彼女はハンターに求められるおおよそ全ての分野で他を圧倒する才覚を発揮した。
…とりわけ。
『気炎…万丈…………!!』
弓を扱わせれば右に出るもの無し。
熟練の匠を魅せるヒノエ殿をして千人に一人の逸材と言わしめたほど。
この技量。
過去を無くしても尚、肉体に蓄積された血の定めは彼女をハンターの高みへと導き、このカムラの里を守護する。
そのように将来を期待された少女だが。
『むむぅ…』
訓練過程を終え、実践に赴いて発覚した彼女の欠落。
ハンターとモンスター。
互いの命を懸けた刹那の攻防でその傷が露呈した。
───撃てない。
見えぬ鎖に封じられたかのように、訓練で見せた動きは消え失せ、鈍重に脆く思考までも鈍る。
現地で見せたあまりにも大量の発汗が彼女の抱える異常を伝えた。
『恐らくあのお方は異国の地での高名なハンター。失われた過去に何か大きな傷を刻まれ、記憶を無くした今も尚、心と肉体を縛られておられるのではないでしょうか…』
伏し目がちに述べるヒノエ殿、そしてミノト殿。
超常の異能を持つ二人が言葉にしたのであれば、恐らくそれは当たらずとも遠からず…と考えるべきなのであろう。
しかし。
『俺は信じるよ、愛弟子の瞳の奥にはこのカムラの里の全てを照らす、陽の光のように壮大な希望を感じるんだ…!!』
モンスターと会えば震える。
アイルーの毛に肉体が拒絶反応を起こし、ガルクからは何故か異様に毛嫌いされる。
ハンターとして到底まともに戦えない少女。
しかし、俺は信じた。
この小さな身体の中に眠る未来への可能性を。
必ず、陽はまた昇るのだから。
◇
俺の中にある確固たる予感。
それはある日結実した。
「ただいま、ウツシ…」
ギルドへの報告は既にあった。
しかし、帰還した彼女が手にする蒼熊獣の毛や甲殻。何よりもハンターとしての魂を得た力強い眼に、その太陽のような光の輝きに! 俺は感涙が止まらなかった…!!
「愛弟子ぃぃぃぃぃ!!」
感極まった俺は彼女の細い腰を抱きしめ、力いっぱい持ち上げてその場でクルクルと回って笑った。
「ウツシ…五月蠅い、恥ずかしい…よ」
言葉も表情も少なめな愛弟子。
だが安心してくれ!
俺には全てわかっている!
本当は嬉しくて仕方がないんだ!!
俺が!
君の教官たるこの俺がッ!
不器用な君に変わって喜びを爆発させてあげようではないか!!
「お止めなさい!」
パンッ!
何処から取り出したのか、受付嬢のミノト殿が巨大なハリセンで俺の頭部を叩き、それでも足らずにお尻まで叩かれた。
「乱暴は良くないよミノト殿ぉ!」
「口で止まるなら私もこうは致しません。それよりも早くムース様を下ろしてください」
巫女装束の可憐な乙女が、常になく目尻を釣り上げて俺を睨む。
「え〜? でも愛弟子は…」
「ウツシ、下ろして」
流石に恥ずかしかったのか、若干愛弟子の顔が赤い。けれど、それはそれとして本当はもっとクルクルして欲しかっただろうに。
ミノト殿の顔を立てて諦めてくれたのだろう…なんて、なんて良い子なんだッッッ!!
「流石は未来の猛き炎。気遣いまで完璧だとは、俺は今…猛烈に感動しているぅぅぅぅ!」
「「いいから、下ろして」」
俺とて教官。
「ほいっ!」
あえて無理な軌道で放り投げる…と、愛弟子は翔蟲を操り訓練どおりの翔蟲受け身を披露してみせた。
無駄と隙の無い、実に良い受け身だ!
「ヨシっ! 実戦では失敗したらしいから心配したけど、この様子なら問題は無さそうだね! 上手く出来ないようなら訓練の回数を3倍にしなきゃならない所だったよ、ハハハハハハハハハハハッ!!」
「…うぅ、3倍…やだ」
そうだねぇ!
睡眠時間が削れるのは辛い。
けど俺は愛弟子の輝かしい未来を守るためなら心を鬼にする事だって出来るんだ!
「それよりムース様、お風呂の用意が出来てます。まずは身を清めていらしては?」
流石はミノト殿である。
細やかな気遣い!
俺は……感激した!!
「あ、あの…それより、お…願いが、あって」
3度の飯より風呂が好きなあの愛弟子が!?
ミノト殿も俺と同じ驚愕を感じたらしく、珍しく目と口を開いて俺と目を合わせたのだった。