はい!
ひーさーしーぶーりーに〜!!
太陽が!
(頭上に)
キターーーー!!
心晴れ晴れとする晴天のもと、わたくしイズチのイッ君が今日も元気にコンニチワンコ! わんわん!!
「ふぅ…」
ワテの背の上ではクールビューティーなムースちゃんが額に光る冷や汗を拭っておりまする。
いやホント、地下洞窟はヤベー所だったんよな。
モスが不味い。
それだけなら多少の味は我慢して肉食竜が住み着いて食い荒らしそうなもんなんだけど、見かけたのはハグレと思われる若いイズチが数匹程度。
まぁ肉食系は縄張りバリバリしててカチ合うと面倒くせーから少ないに越したことはないんやけど。
なんか変だよな〜…って思ってたんやが、その原因がまさかの巨大モスにあるとは思わなんだ。
プギィ!!
たぶん、ワテのお口から香る同族の血の匂いがトリガーになったんやろね? 出会い頭にブチ切れたドス・モス…キング・モス…いやモス・ザ・ビッグと呼ぶべきなんか違うんか知らんけど、古いゲームに出てたクッソでかサイズのモスちゃんが重戦車よろしく突撃してきやがりましてね?
「クッ!」
「ギャオス!?」
咄嗟にムースと二手に別れて開幕の一撃を華麗に回避。
ヤツが壁にコンニチワしてる間に合流して、それからここまで勘だけを頼りに走り抜けたんやが。
「こわ…怖かった」
あの狭くて薄暗い空間で、あんな巨体に壁ドンされた日にぁワテの可愛いムースちゃんもハートがイチコロですしオスシ。
ワテは人間に比べりゃまだ見えるやろ?
だもんでムースを背中にライドオンして薄暗い洞窟をジェットコースターした訳で…ま〜そら怖いよな〜って。
問題のデカモス戦車タンは光が苦手なんか知らんが、流石に外までは追ってこなかった。
洞窟の中からプギプギと…ワテの鳥肌がビリビリするくらいにはお怒り表明されてるんで間違いなくマークされてるんやろーけど、もうここには二度と戻んないからな。
(壮大なフラグ…んなわけねーやろwww)
あ〜ばよ〜トッつぁ〜ん!!
(大泥棒の口調で)
◇
その後は川辺に行って水分補給とお魚摂取。
ムースちゃんが作ってくれた焼き魚の味はマジで絶品。追加で3匹、尾で釣り上げて持っていったらとても良い笑顔で笑ってくれました。
やっぱ調味料は偉大。
「ギムゥ…」
となるとやはり、考えるのはカムラの今後。
原作通りに行くなら百竜夜行があって、カムラの猛き炎とか呼ばれる事になるハンターさんがマガマガ君とかいぶし銀な彼とかハタハタしてる姫ちゃまなんかを切って捨てての大団円になる訳なのですが…!
ここに来てから永遠と…嫌というほど思い知らされた通り、この世界は
命は儚いし、ムースは可愛いし、うさ団子は美味いし、モスは不味い。
ゲーム通りに事が起こるかもわかんねーし…事が起こったとして、人間が勝つ保証なんてこれっぽっちも無い。ただ生き延びたいだけならここでカムラの皆様とのご縁は無かった事にするのが最善なんだとは思う。
けど………ほら、飯?
うん、メシが美味いからな?
美味いものを食えてハードな人生と、美味いものを食えないけどノーマルな人生なら美味いもの食えた竜生の方が得じゃねーかなって。
…うん、うんうん。やっぱお得だろ!
いや…べ、別にムースのためじゃ無いんだからね!? うさ団子に胃袋が負けただけなんだから(ツンデレ)!!
「ん……? どしたの?」
コテン…と小首を傾げるムースちゃん。
くそぅ! ちょ〜っとワテのムッスーに似てるからって調子に乗りやがって!
「ん、なに? 痛いよイッ君…フフフ♪」
あむあむ…ノリで腕を甘噛みしてみたら喜ばれてしまった。
◇
………さて。
そんな訳でワテのスタンスは決まった。
来るか来ないのかもわからない百竜夜行だが、優秀な軍人は常に最悪の事態を想定してそれに備えるらしい*1じゃないですか。
ムースちゃんが主人公なのか、それともモブの一般通過ハンターなのかは知らんが、ムースちゃんが強くなる事で里が強化されるのは間違いでは無いじゃろう。
なら次はどうやって彼女を強化するか。
魔改造ムースたんを作成するコツはやはり一つ。
「
「ん…わかった」
乗れ、程度の意思疎通は万全…と。
ワテはムースの尻の熱と重みを背中に受け止めながら、臭いを頼りに野山を駆けた。
最初はウロウロと…時に拾い食いを挟んだりしながら少しずつ標的との距離感を本能先生の中に蓄積し、ひたすら山野を駆けては足元の小石を蹴散らして進み行く。
「何処に…行く?」
「ギャオ! ギャオ!!」
ここは腐ってもモンハン系列の世界だ。
そんな世界でお手軽にハンターの強化したいなら、ヤル事は一つに決まってる。
「ギ…!」
見つけた。
この臭い。
右は古いが、左の川からは新しい血の臭いが香ってくる。鉄とオイルとガソリンが焦げたような独特の…!
パシャパシャと水飛沫を上げて川を遡り、臭いが濃くなった頃、森の中に身を潜ませてヤツとの距離を詰めた。
「…これ、まさか!?」
「グルルルルゥ…!」
まさかもマサカリもクソもない。
あのクソ野郎の臭いは口の中にまでこびり付いてやがるからね。
ワテが間違える訳ねーんですわ。
「groooo…」
茂みに隠れて敵を見る。
その敵は赤く、
その敵は大きく、
その敵は酷く弱っていた。
「リオレウス…」
ナルガクルガとの縄張り争いで手痛いダメージを受けたのだろう。ワテと違ってヤツは野生。
折れた骨を正しい位置に戻してくれる
飯もロクに食えていないのだろう。明らかに目や鱗に艶がなく、今もその巨体を潜めるようにして川の水を飲んでいた。
ワテと違って身体がデカイ分、回復にも時間がかかるのだろう。ゲームでなら全回復されていても可笑しくない時間経過だが、どうもこの世界のルールはワテの味方をしてくれるらしい。
「ギャゥ!」
「まさか…戦う気、なの?」
ヤツに燃やされた胸毛を中心に、死にかけたあの熱と痛みと暴力の記憶が蘇ってワテの両足に絡み付く。
「グルゥ…グルグルゥ…!!」
怖いよ。
そらー怖いってお前、人間が野犬相手に戦う時でさえ怖いんだぜ? 意志のある10tトラックと対戦する人間の身にもなってみろ、怖いに決まってんじゃんよ。
───けど!
「ギャウ!!」
「イッ君!?」
俺は飛び出した。
ムースの前で情けない姿は晒せない。
そう思ったんや。
ワテは…だって、コイツの………。
「ギャオオオオオオ!!」
喋れないのが何よりも痛い。意思疎通が出来れば危険を冒す必要も無いのになぁ!?
【Gia!?】
真正面から突撃する。
敵の出現…しかし敵と断定するにはあまりにも小さなイズチの出現、しかししかし、そのイズチの首元には見覚えがある赤いホオズキ石の輝きが見えて。
弱っていた所に判断に困る情報が複数叩きつけられたせいか、リオレウスが僅かに硬直した。
(隙があるなら攻撃されても仕方ねーよなぁ!?)
当然、ワテの通常攻撃はレウスの竜鱗を貫通しない。
狙える場所は限られて、与えられるダメージは雀の涙…そう、通常だったなら…!
「ケコッ…ケコッ…!!」
意志の力で胃を震わせる。
先程のリオレウス探索中に見つけたワテの必殺アイテムを、その威力を披露してやる!
「ケボォ!!」
吐き出したるは泥のゲロ! 道中で見つけた泥玉コロガシの玉ッコロを胃に収め、それを吐き出す事で敵を水やられ状態にする…イッ君流ゲロイズチ奥義、これぞ名付けて【泥ブレスの術】…なのであるんだッチ!!
ワテの攻撃を警戒してか、頑強な鱗に守られた頭部を突き出していたリオレウス。
そんな額の中央に泥ブレスが着弾した。
この玉コロガシを利用したブレスについては転生後…ムースと出会う迄の期間に大まかな性能は把握している。
効果時間は泥が乾くまで。
効果範囲は着弾地点のみ。
つまり、ムースにワテの泥ブレス価値を伝える為にはリオレウスが高温の火炎ブレスを吐き出すより先に、ヤツの額に攻撃を喰らわせ、可能であれば流血させる所まで持っていかなくてはならんのだよ…チミぃぃぃ!!
泥の飛沫が強制的にリオレウス目蓋を閉じさせる───その一瞬にタイミングを合わせ、ワテは全力で大地を蹴り付けて大空へと跳び上がった。
【Gi…!?】
見つかれば死ねる空中隠れんぼ。
それは見事に………!
「ギャオオオオオオ!!」
腹から野生を轟かせ、野獣先輩に祈りながら繰り出した跳躍大回転尻尾アタックがレウスの脳天に直撃した。
【───ttt…Ka!?】
質量が足らない。
そんな事は端から承知のショウチの助よぉ!
叩くのでもなく、斬るのでもなく。
鞭のようにしならせた音速の一撃でヤツの頭部を撫でるように引き裂く!!
着地の安定も、その後の継戦も。
何もかもを投げ捨てて一撃の火力に全振りした結果、川底の石に脚を滑らせて見事に横転、そう深くはない川の水を盛大に撒き散らしながら川底に叩き付けた胴体からは骨が砕けるノイズが響いた。
死ぬ…………もんかぁ…!!
ワテの全身が水と空気を掻き乱した事により生まれた色の無い爆炎の様な気泡に包まれ、乱雑にうねる水面の向こう側に怒れる竜の影を見る。
喉の奥まで流れ込もうとする水流に、残った肺の中の空気を押し出して対抗する───と、荒れ狂う水面に光が揺れた。
リオレウスの口から溢れる憎悪と傲慢の荒ぶる炎。
牙ではなく炎。
最大の…己のプライドを込めて。
全力でお前を殺す。
その意図が五感にビシビシと伝わって。
───だからこそ!
「ゲボヒュ…!!」
鎌首をもたげてワテは放った。
ヤツの首。
業炎輝く喉首の急所へと。
胴体から伝わる振動を利用して最後の泥ブレスを吹き付けたんや───ガボ、ガボボボボボボボボ…。
◆ ◆ ◆
思えば最初からおかしかったんだ。
彼と出会ったのはホオズキの実が生る丘の上。
アオアシラに撥ね飛ばされた私は呆けたようにその戦いを見ていた。
記憶を無くした…と語る不審な子供に、甲斐甲斐しく戦い方を教えてくれたウツシ教官の体捌き。それに迫るほどに洗練された動きをするイズチは、明らかに此方を意識した立ち回りを見せた。
決してアオアシラの意識が向かぬよう、間違ってもその狂爪が私の身に届かぬ距離と方向を意識して、開けた森の一画で舞うように死闘を演じていた。
逃げる、という選択は浮かばなかった。
臓腑の傷付いた感触が、死神の呼び声が恐怖を撫でる。
それが何だ…と私は思えた。
縁もゆかりもない、それどころか出会えば殺し合う
だと言うにも関わらず、己の生命を投げ打って死闘を演じる小さなイヅチ。
その背中に…私は何かを感じていた。
幸いにも背負った仕事道具に不備は無い。
私は逸る気を静め、ハンターとしての気構えを腹に落とし、地を踏みしめて弓を構えた。
…だけど。
だけど、弓がブルブルと震えてしまう。
わかってる。
弓が悪いんじゃない。
私だ。
この腕が…私の心が悪いんだ。
こわい。
こわい、こわい…!
私は弱い。
私は震える。
私は役立たず。
死んでも、生きても。
誰かの足を引っ張るだけの…!!
───イズチは。
けれど、それなのに…信じてくれた。
信じて…耐えて、私をそこで待ってくれた。
「
心の声が耳に響く。
怖いまま。
弱いまま。
それでも、声に導かれて繰り出した一撃は。
雨が天から降るように。
煙が空へと舞うように。
この世の自明なる
『……………カ』
【・・・・・・GI・・・Aaa・・】
あの時の再現だった。
あの時と同じ。
けれど、あの時とは比較にならない質量の。
リオレウスの動作。
ブレス直前に大きく首を回すモーション。
死ぬ前に、ゲームの向こう側で見た景色。
病弱だった私が、お父さんと一緒に遊んで。
『これがブレスのサインなんやで』
そうやって教えてくれて。
「………さん」
ただの弓なら貫けなかった。
イッ君の泥ブレスが、私の矢の着弾と同時にリオレウスの肉質を柔らかくしていたから。
だからこそ、私の矢は竜の顎下を穿ち抜き、その先にある脳へと至ったのだろう。
動きを止めた赤の竜。
小山のような暴力の塊から熱と意思とが薄れて消える。緩慢に弛緩し、ゆっくりと…しかし凄まじい質量を伴い赤熱の王者が川の中へと身を落とした。
けれど、そんな事よりも…!!
「お父さん!!」
お母さんが一番だって言った癖に。
なんで…こんなとこに来たんだよ…!!
私なんかの…ために………!
訳のわからない気持ちのまま、私は私のオトモイズチのもとへと駆け出していた。
◆
やぁやぁやぁ…下々の者どもよ。
ワテこそがカムラの猛き獣こと、イズチのイッ君でありまするぞよ。うェッヘッヘッヘ…!
カムラの里に帰還したワテを待っていたのは老若男女問わぬ賞賛と感謝の声!
「有り難う!」
「なんて素晴らしい」
「こんな良いイズチが居たとは…!」
「格好良い!」
「流石はムース殿が見込んだイズチよ」
「リオレウスと殺りあったんだって!」
「イッ君て名前なんだよ」
「スゴイやつだニャ!」
「オトモ道場から抜け出して子供達を守った!」
「ちっこいのにヤルなあ!」
「オトモの英雄だ」
「カムラの希望!」
「わっしょい!」「わっしょい!」
「わっしょい」「わっしょい」「わっしょい!!」
監視もクツワも無し、当然ながらリードも無しで好きに里の中をウロウロ出来るし、子供に見つかったら手を振られる。
「お! イッ君だニャ!」
「お魚…食うかニャ?」
雲一つない青空のもとでノンビリお散歩。
アイルーに出会えば魚を食わされ。
「ガゥ!」
「ヲォウヲォウ!」
ガルクに出会えば尻尾を振られてケツナアをクンクンされる。なんでもワテの身体に染み付いたリオレウスの血の臭いが奴らの本能を刺激するらしく、経験の浅い若いアイルーやガルクを中心に脱走前の畜生共と同じ生き物とは思えない高待遇でワテを『お・も・て・な・し』してくれる。
「バウ!!」
特に元気なのはテンマくん。
完全にワテの右腕ポジションを自認しているらしく、通りを歩けば2分と立たずにワテのもとへ駆け寄ってくる。
(オトモ訓練はどうしたんだ貴様…)
「ギ…」
まぁ悪い気はしないし、コイツが居たからコミツとセイハクを守れたんだ。
邪険にすることは無いが、正直に言うと少しウザかったりもして…そんな事を考えながらいつもの道をテクテク進む。
「おや、今日も早いね!」
快活な笑顔でワテを出迎えてくれるのはセイハクのマッマ。なんかしら名前があった(自己紹介してくれてる)んやが、畜生の脳ミソでは覚えきれんかったんや。
心の中でマッマと呼んでいる彼女が八百屋の棚から一本の太い大根を抜き取ってワテに献上してくれる。
「食うかい?」
モチのロンである。
手に立派な大根を抱え、ペコリとお辞儀して道を行く。少し里の中心部に近付くとセイハクとコミツに出会った。
「あ、また大根もってる」
指を指すコミツ。
「母ちゃんトコの大根だろそれ〜」
苦笑いするセイハク。
ゲームでは一緒に居る場面を見る事が無かった二人だが、ワテが見る限りかなり高い頻度でイチャコラしてる気がする。
コミツさんはリンゴ飴屋さんだったよな?
もっと働けよ社畜ぅぅぅ!
「ギャオ…!」
涎を垂らしながらセイハクの鳩尾に頭突きする勢いで頭をこすり付けた。
「うげ…涎がスゲーからやめろって」
「ふふっ! セイハクのおにぎり美味しいもんね!」
そう。
セイハクはおにぎり屋さん。
つまり米だ。
転生イズチであるワテが諦めていた米が食える!
これは最近のルーティンの中では至高に近い。
「ほらよ」
セイハクの差し出した手を見ると…やや!!
いつもより1個多いですぞ!?
パリッパリのノリがオシャレな三角おにぎり。
ホカホカの湯気立つ和の心。
それが今日は3個もある!!
「一個は店長から。イッ君のおかげでおにぎりの売上メッチャ上がったって喜んでたぞ」
「お弁当みたいにして持ち歩くもんね、イッ君」
そう、普段なら1個は直ぐ食べ、もう1個は持ち歩いて景色の良い場所を選んでからお召し上がりするのだが、それが今回は3個もあるのである!
「テンマはイヌまんまでいーよな?」
「バウバウ!!」
「ぐるるるる…ぐるるるる………♡」
ペキペキジャグジャグ…と先ずは大根を口にする。大根の先端…根っこの辛味の強い部分から噛り付き、その辛さをアテにして米の甘みを強烈に感じながらおにぎりを頬張る。
野菜の辛味がシャキシャキで、米の甘みがモグモグで…うほほほほほほほぉ!!
おにぎりが1個増えてるおかげで、いつもより米の配分量が多くて幸せが2倍になっている。
…美味ぃ!
欲を言えば味噌汁が欲しい和の伝統。
だが…美味ぃぃぃぃ!!
すっかりご機嫌になったワテは半分になった大根を右手に、一つ残ったおにぎりを左手に持ってトコトコと道を行く。
イオリくんにテンマを預けて、向かうのはタタラ場の階段下にある加工屋だ。
加工屋アイルーのフクラちゃんから呼ばれてんのよ。
「イッ君の専用装備、完成してるニャ!」
動物嫌いで有名なハモン爺さんが無言で装備を手伝ってくれる。流石に装備がデカイもんね。
アイルーの手じゃ手が足らない。
そんな風に思いながら観察していると、ハモン爺さんがポツリと呟いた。
「可変機構…よく勉強している」
「アニャ!? し、師匠の作るスラッシュアックスから着想を得たのですニャ!!」
素材は当然、先日仕留めたリオレウスの端材。
普段は腰に装着する防具として装備の重心を身体の中央寄りに保持してあり。
「この留具を外すニャ」
セーフティを外し、尾をひと振りすると…!
───ジャキィィィン!!
耳に心地良いSEを伴って連結機構が稼働!
尾に沿う形で装備が展開され、赤く鋭い剣がワテの刃尾の上に覆い被さった。
うひょ〜!!
中二!
これでこそモンハンでやんす〜!!
初代モンハンで初めて大剣を装備した時の感動を思い出すやんなぁ…ワクワク!!
当然、事前のチェックはしてあるが、一応は完成品の稼働領域を確かめる為に尾を軽く振ってみる。
ブンブンブン…ブンブン丸かな?
うむ…悪くないでゴザルぞ!?
「なかなかの出来栄えだな」
「アニャ!? し、師匠にそう言っていただけるだニャンて…!!」
さ〜て、装備も出来たしオトモ道場に行って実際の使い心地を───「イッ君!」───と、俺を呼ぶ声が空から舞い降りた。
「緊急、クエスト…来た…!!」
翔蟲を仕舞いながら、クエストの写しを見せるムース。いや、ワテ文字読めんのですけど…て、この絵はウルクススか? ウサさん…雪山…火炎特効…むむむ…!?
「試し斬り…行くよ、ね?」
ワテとお揃いの赤い弓矢を背に背負って。
ハンターらしく楽しそうに微笑むムース。
「ギャォ…」
まったく…仕方ない娘だ。
残していた大根とおにぎりをペロリと食らう。
ワテはこの世界でこの子と生きる。
オトモイズチとして…。
ワテの頭上には今日も、太陽が力強く輝くのであった。
そんな訳で無事に完結!
第二部とかも書けんことはないやろーけど、まぁこのお話はここまでかな…て。
人気もなかったしなー。
まぁ刺さる人には刺さったかも?
下手な鉄砲数撃ちゃナントカ…てやつw
なんにしてもここまで読んでくれてがあんがとナス。
またね〜(*゚▽゚)ノ