俺が外を眺めていると扉をノックする音が聞こえる。
「開いてるよ、入ってくれ」
俺がそう言うとドアノブが回り2人の女性が入って来る。
「スノウ?さっきスフリが貴方が私達に話があるって言ってたんだけど?」
そう言って最初に入って来た彼女はサン、俺を見下ろす程高い身長を持つ魔法戦士の
中には龍の様に火を吹ける物も居るらしいがそう言った存在は人間で言う貴族や王族だけらしい。
そんな
因みに彼女の身長は
「サン、急に呼びつけて悪いな、オータムも寝ていただろうに悪いな」
「問題ない、丁度目が冴えてきた所」
次に俺が目を向けたのはサンの横でローブを身に纏い両手持ちの杖を手に目を擦る少し背の低いスレンダーで幼さが残る耳が尖った少女。何より特徴的なのはその長く伸ばされた髪で銀をベースに見る角度や彼女の動きによって色が変わっている。
彼女はオータムと言う
オータムは口下手も相まって特にその傾向が強いがもう10年近く一緒に活動しているのである程度何を考えているのかは分かる。
「それで?私達に話って何?」
「ああ、取り敢えず座ってくれ」
俺は2人にベットに座る様に促し2人は首を傾げながらも俺の言う通りベットに座る。
それから俺も部屋にある唯一の椅子に腰を掛け2人を真っ直ぐと見つめる。
「さて、なんて言ったら良いか」
「何?そんなに言い難い事なの?」
「この後の反応を考えたらまぁ、言い難いな」
サンの言葉に返事を返しながらも俺の頭の中ではどう話を切り出そうかでいっぱいだった、そんな俺の手をオータムが取り自然と俺の目がオータムに向く。
「ここまで一緒にやってきた、今更見捨てたりしない」
「そうよ、今まで散々大変な目にあってきたんだから、今更貴方が何をしても驚かないわ、遠慮なく言ってみなさい」
「オータム、サン…………ありがとう」
俺は2人に礼を言い漸く話をする決心が付き2人に思い切って話す事にした。
「さっきスフリに診察してもらったんだが、1つ問題が見つかった」
「問題?何処か悪いのか?」
「……………………余命5年」
「……………………え?」
「………………………………」
俺の言葉にサンが唖然とした声を上げオータムは目を閉じ黙って聞いている。
「スフリにそう言われた、彼女でも手の施しようが無いらしい」
「冗談だろ?」
サンの問いに俺は何を言えば良いのか分からず重い沈黙で返すとサンは歯を食いしばり悲しそうに部屋を出ていく。
「話は分かった、それでスノウはこれからどうするの?冒険者は引退?」
「いや、これまで通り普通に冒険者として依頼を受ける。もうすぐAランクになれるのにこんな所で辞めるわけには行かない」
「分かった、それがスノウの意思なら私は尊重する」
オータムはそう言うとサンの意図を追う様に部屋を出ていった。