三好義継の野望(休載)   作:鈴木颯手

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 出来たので投稿します。


にゃんこう宗当主・けんにょだにょ!

 「これは・・・何と言えばいいのか・・・」

 

 俺は現在本猫寺に来ている。加勢してくれるお礼を言いに来たのだ。

 

普通なら笑いを取れるものしか寺に入れないそうなのだが時間を削ってここに来ているために特別に入れてもらった。

 

 そして今は本猫寺の中にいるのだが色々とヤバかった。

 

 城の本丸にあたるであろう部分には巨大な中世の闘技場みたいなものが立っていた。

 

 たとえるならローマのコロシアムといったところか。

 

 聞いたところによるとこれはにゃんこう宗になった南蛮人が作った物らしい。

 

 「(南蛮人までもが入っているとは・・・。やはり敵にしなくてよかったな)」

 

 だが、いずれは敵対するかもしれない。俺はにゃんこう宗のように死ねば極楽とか何とかとそんな宗教は認めない。にゃんこう宗もその中の一つだ。

 

 しかし、別ににゃんこう宗が憎いわけではない。俺は猫は好きな方だ。残念ながら未来では飼えなかったが、こちらではバンバン飼っている。城には十匹くらいいる。

 

 さて、話が逸れたが俺は門徒の案内のもと謁見の間に俺は案内された。

 

 しばらくして一人の少女と女性が入って来る。

 

 「初めましてだにょ。けんにょがにゃんこう宗の当主だにょ」

 

 「久しぶりやな!義継はん!」

 

 本猫寺当主のけんにょと雑賀衆の棟梁である雑賀孫一が挨拶をした。

 

 「・・・初めましてに久しぶりと言えばいいかな?まずはけんにょどの、俺が三好家当主三好義継だ。今回の件についてはありがたく思っている」

 

 「別にお礼なんていいにょ。おねこ様を拝める者同士やかよくするにょ」

 

 「(俺は拝めているわけではないのだが・・・)いや、今回のはお礼を言わせてくれ。もし、本猫寺が敵になっていれば三好家は終わっていた。さすがに各地で一斉蜂起は耐えられん」

 

 実際そうだ。本猫寺が敵に回れば各地の民が敵になるんだ。とてもじゃないがそこまで兵を回せない。

 

 「そして雑賀どの、本猫寺とのとりなしをしていただき感謝する」

 

 本猫寺がこちらについたのは雑賀衆の呼びかけがあったからだ。雑賀衆が呼び掛けてくれなければ本猫寺はよくて中立、悪くて敵になっていただろう。

 

 つまり雑賀衆のおかげと言う事だ。

 

 「べつにいいって。義継はんは前からうちらを雇っているやさかいな。今回もいつもの倍近くもろう取るしな」

 

 「雑賀衆はそれだけの働きをしているからな」

 

 「にょにょ!最近本猫寺に来ないと思ったら戦していたのかにょ!?」

 

 「はっはっは!そりゃうちは傭兵やさかい、やとわれれば九州だろうが奥州だろうが行ってやるよ」

 

 うん、この人なら行きかねないな。

 

 「ところで義継はこの後どうするにょ?」

 

 「この後はすぐに戻って軍の指揮を執る事にしているよ。さすがに戦の時に総大将がいないのはまずいからな。兵の士気に関わる」

 

 予定としては比叡山延暦寺にいる池田・荒木軍と合流して比叡山延暦寺を無力化した後その軍勢を丹波に向けて一気に平定する。丹後の一色家については防衛のみで十分だろう。丹波を平定したら俺に公然と刃向った松永久秀をたおす。これさえすればかなり戦況は楽になるはずだ。

 

 「少し止まって行くといいにょ。今晩はご馳走を用意しているにょ」

 

 「そうやでー。大阪の海で取れる新鮮な魚をたっぷり用意してるで」

 

 「聞いたけど朝倉に負けて撤退したそうだにょ。それからあんまり休んでないにょ?目の下に隈が出来てるにょ」

 

 「今日一日くらいはぐっすり休むといいで。そんな戦のしっぱなしじゃ身が持たんで」

 

 ・・・どうやらかなり気を使われてるみたいだな。別に帰る時間は指定してないし要はゆっくり疲れを取るとするか。

 

 「・・・気を使ってくれてありがとうな。今回はお言葉に甘えさせてもらうよ」

 

 「にょにょ!腕が鳴るにょ!」

 

 「はっはっは!やっぱそうこんとな!」

 

 顕如と孫一ははしゃいでいる。・・・うるさい。これが大阪人の力なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・あ、雑賀孫一は紀州の人だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「どうだにょ?このご馳走の数々は?」

 

 「はっはっは!たくさん食べてえな!」

 

 夜、言われた通りにご飯はご馳走だった。新鮮な魚を使った料理に最近堺ではやっているたこ焼きなどもある。

 

 俺なんかの為に・・・後でお礼をしなきゃな。

 

 「すごいご馳走だな。では早速いただきます」

 

 俺は近くにあった刺身を取り口にはこむ。

 

 「・・・」

 

 「どうにょ?お口にあったにょ?」

 

 俺が黙ってしまうとけんにょが心配して聞いて来る。

 

 「いや、すごくおいしくて箸が止まっちゃったよ」

 

 「そうか!それならどんどん食べるにょ」

 

 そう言ってけんにょは俺に料理を差し出してきた。

 

 「そ、そんなにあわてなくてもちゃんと食べるよ」

 

 俺は苦笑しながら料理を受け取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・いったい俺の体に何が起きているんだ?」

 

 今日のご馳走、味がしなかった。さすがにそんな事は言えずにウソを言ってしまったが、

 

 「まるで人として大切なものがなくなってきているようだ」

 

 兄上の件といい今回の事といい、俺が人でなくなるような感覚だ。

 

 「・・・全く俺に何が起きているのやら」

 

 俺はすでに遅い事もあって布団にもぐって寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・カラダヲヨコセ

 

 




孫一姉さんの言葉が難しい。なんか変な風になってしまった。感想待ってます。
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