私のライダーアカデミア   作:カシマ

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桐丈和美と雄英高校

観測者諸君、こんにちは、或いはこんばんは

桐丈和美だ

今日も今日とて新ガジェットの研究…と行きたいところだったんだが今日はちょっと雄英高校に来ていてね

あ、先に言っておくが、別に入学した訳じゃないからな?

観測者諸君は何時どこで何をどう言ったふうに見ているか私は分からないから先に答えさせて貰ったよ

それで、来たわけだけど

先日俺宛に手紙が来た件は知っているかい?

知らなくても知っている前提で進めさせて貰うがね

その一件で少し伺っているのだよ

そんなこんなでアポイントメントをしっかり取って今来たのだ

予定時刻より少し早めに来て校門前で待っています

 

20分後

校門前で待っていると1人の大人が出てきました

「ん?」

大人は俺の事を見ると「まさか…?」なんて小声で呟いて近づいてきた

「あー…君、今日来校予定の桐丈さんか…?」

「そうです、桐丈和美です。それと敬語はじゃなくても大丈夫ですよ」

「そうか。それはそうと随分と早いな」

「そうですか?」

「予定の20分前だぞ?」

「昔からこういう時は30分前に来るように心がけていますからね」

大人は少し関心したかのような素振りをみせた

「とりあえず入るか?」

「大丈夫なんですか?」

「まぁ大丈夫だろう。校長も許してくれるさ」

そういい大人は私に背を向け歩き始めるが、直ぐに止まる

「そうだ。これ」

これと言われ何か差し出された

カードキー…いや、免許証のようなものだ

「ゲスト用の入校書だ、無くすなよ」

「なるほど、ありがとうございます」

「ん」

 

こうして案内され校長室

随分と広いなぁ

雄英の校長室だから当然…なのか?

「ネズミなのか犬なのか熊なのか、その正体は」

そんなことを考えてると、俺から正面に少し離れたところにある机とその奥にある椅子

椅子は背もたれを向けており座っている人物は見えないが

「校長なのさ!」

校長室で座っている人間…人間?は校長ぐらいだろうよ

「初めて根津校長、桐丈和美です」

「初めまして桐丈さん!この間は突然のお手紙もし訳なかったのさ!」

根津校長は席から立ち上がると私の前へ行き近くにあるソファへと導く

そのソファに座る、テーブルを挟み対面したところで根津校長も座っている

「いえ、全然大丈夫ですよ」

「ありがとうなのさ、それで今日来た理由は…」

「もちろんその手紙についてです」

「だと思ったのさ」

「私としても急にあんな手紙送られてきたのでビックリしましたよ?」

「それは済まなかったね…でも、我々としても君をヒーロー科へ行くことを強くオススメしたいと思ってたからついつい送ってしまったのさ」

「ふーん…"我々"ってことは…ねぇ?」

我々…つまり複数人が私のヒーロー科へ進むことを望んでいる

教師陣もって可能性はあるが、その可能性はかなり低いだろうな

理由は簡単そもそも教師陣もなら自分達の事を強調するだろうけど今回のは同陣営とは言えない場所と協力しているように感じられるからな

まぁ憶測かもしれんが─────

「…流石はビルドテック社のご令嬢なのさ!」

ビンゴ、あたりだ

「そうなるとやはり公安ですか?」

「そうだね、遅かれ早かれ君には話そうとは思っていたけど流石だ」

「ふふそんなに褒めても技術資料しか出ませんよ」

「しっかりと出るのかい…」

冗談を交えながらの会話はいいね、とても好きだ

「それで、ヒーロー科ですか…まぁいいですよ?」

「ほんとかい!?」

「ええ本当ですとも?ヒーロー科には興味はありませんが物は試しようです」

「わかったよ、じゃあヒーロー科へ特別推薦として入学してもらうことになると思うけどいいかな?」

「えぇ、元より雄英志望だったので。これで志望校が変わるとなれば流石に怒っていたかもしれませんがね」

「それもそうだね!それと何がして欲しい事とかはあるかな?もちろん僕達のできることの範囲でだけど」

「そうですね…」

そういい私は顎周りに手を置き考える

(ふむ…幾つか考えてはいたけど…やっぱり…)

「戦闘訓練もそうですが、常時私のガジェット類を持ち運び、使用を許可して欲しいんですが」

「うーん…他の人に危害を加えないって約束してくれるのならできなくもないかもだね」

「そこは大丈夫です、自衛や他者の為にも使えますし」

「それとこの先また頼み事をするかもしれませんが…

「全然大丈夫だよ!それに…うん!それなら構わないのさ!」

「ではその通りでお願いしますよ」

「わかったのさ!特別推薦とは言え試験は受けてもらうのさ!」

「えぇ、大丈夫ですよ?学力も武力も多少なら自慢できるほどですから」

そういい私は席を立つ

「日程はおいおい説明するからね」

「わかりました、本日は有意義な時間が取れてよかったと思っています。ありがとうございました」

「僕も同感なのさ。今日はありがとうね」

挨拶を交わすと廊下へでてすぐ近くにいた相澤さんに声をかけた

「お、終わったか」

「ええ、有意義な時間でしたよ?」

「そらよかったね。このまま帰るのか?」

「そうですね、このあとも少し予定入れてますので」

「そうか、じゃあ送ろう」

「ええ、お願いします」

そんなこんなで私は雄英高校ヒーロー科に進学することが決まった

 

 

 

 

雄英に訪問してからはや数日

大体3時ほど

私は親と共に会社に来ていた

「ビルドテック社」

ヒーローの使うサポートアイテムの製造、改造、開発を担っている世界有数の大企業の一つだ

私の両親が運良くそこで働いていたため開発も好き勝手できたのだ

両親には感謝しきれないね

そんなこんなで今日来た理由だが

一言言えば新しいボトルの製造をしようと思ってね

…ここだけの話なんだが、ボトルの製造には少々面倒な制約があってな

ネビュラ細胞と適応しないと生成できないのだ

理由としては、先日述べた変身方法に由来するのだが、ボトル内にも少なからずともネビュラ細胞を混ぜていて、そのネビュラ細胞が活性化することによって膨張、硬化して強力なアーマーができる

精巧なディスプレイ何てものはまだ搭載できていないが後々搭載するつもりだ

少し話がズレたが、全ての個性が適応するわけでもなく、異形型…それも動物由来の個性の能力が最も適応しやすくて、他の物だと全てとは言わないが適応しないことが多い

現在所有しているボトル数は3本

…内容は今度教えよう

数は少ないがどれも優秀なんだぞ?

まぁ数が少ないから来たんだが…

 

会社の自室…というのもおかしな話だが

私専用として今使われている実験室に来た

スライドドアを開くと中には数人の研究員の人達がいて、私が入るとひとりが気づいて近づいてくる

「おはようございます、和美ご令嬢」

「おはようございます発目さん」

この人は発目創一郎さん

ビルドテック社の研究員の一人で私の補佐をしてくれている人だ

なんでも、娘さんが雄英に入学するらしい

「ご令嬢だなんて言わなくとも、別に和美でもいいんですよ?」

「ハハッまたご冗談を」

そういい軽くいなされてしまう

「それで、今日は新しいボトルの精製でしたよね?」

「はい、2本ほど候補が出来ればいいと思っていましてね」

「2本ですか…何日かかるんでしょうねぇ…」

「半月で終わってくれたらいい方ですよね」

「同感です」

私は発目さんの持っていた私の白衣を受け取りいつも座っているデスクへ行きPCを開く

「さて、頑張りましょうか」

そういいキーボードを叩いていく

 

 

 

 

8日と7時間後

私と発目さんは2人とも自分のデスクに突っ伏しながら死にかけていた

「よ、ようやくできた…」

「早かった…けど…少し詰めすぎましたね…」

「ですね…」

なんとほぼノンステップで研究していたため短時間で完成したはいいけど2人とも疲労困憊で動けなくなってしまったのだ

「あー、ご令嬢?」

「どうしましたぁ?」

急に名前を呼ばれて発目さんの方を向く

「明日たしか雄英高校の一般入試の日でしたよね?」

「あー…そうだね」

「そろそろ帰って寝ないと当日かなりキツいと思いますけど…いいんですか?」

「ちょっと諸々の事情で別日にやる事がちょっと前に決まりましてね…」

「そうですか…それならいいのですが…」

発目さんはふぁ〜とあくびをすると席から立ち上がる

「まだ1本目しかできていませんが、今日は家に帰ります」

「そうですね、娘さんの為にも早く帰った方がいいですね」

「ハハ、ご令嬢もその娘と同じなはずなんですがねぇ…」

「今更ですよ」

「それもそうですね、今度娘を連れてきます」

そういい白衣を脱ぎスーツ姿になった発目さんは扉へ向かう

出る直前にこちらへ振り向く

「あまり詰めすぎないように気をつけてくださいよね?」

「言われなくてもわかってますよ、お疲れ様です」

「ホントですか?フフ、まぁいいです。お疲れ様です」

そういった会話を挟み今日も一日が終わってゆく

「…流石に寝るか…」

そう重い仮眠室に行きバタリとベットへ倒れ込む

「試験は…明後日か…」

そんなことを思い眠りにつく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日後

あの後家に帰って今日の試験に備えて早く寝た

そして朝

いつも通り7時に目が覚め…覚め…てない?

時刻は8時手前

試験は9時から

移動には40分かかる

つまり?

「やっばぁぁぁぁぁあい!遅刻するゥゥゥゥゥ!」

「「行ってらっしゃーい!」」

両親が面白そうに笑いながら言う

時刻は8時12分

「まっずぅぅぅぅい!」

 

 

余裕で入学できそうだったのに一瞬で逆転した─────────

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