このブームを終わらせてはならない、俺は書くことにしたよ
そんなわけで投稿する。設定はいろいろ練ったけどまだ文が全然出来ていないので期待はするなよ
第0話
ーー場所はツクヨミのチュートリアルエリア
どこまでも広がる湖に巨大な社が鎮座するこの場所に今では二人の人間、銀髪のツインテールに全体的に青い色彩の着物を着た女性とウェーブヘアに古風な西洋の服装の男性が居る。
「ヤチヨ…本当に最後はここでいいのか?」
「なんだいなんだい?私との最後はもっと特別な場所の方がいいのかニャ〜?無惨ったら照れるね〜」
かつての無惨であれば秒でプッツンしていたが今はそこまで短気ではない。少々…ほんの少しイラッと来たがもう慣れてきたものでもある。
「私もお前もこれで最後なのだから真面目に答えろ。もう…言えないのだぞ」
「も〜そんな急かさなくたっていいじゃん!」
一見ふざけてはしゃいでいるようにしか見えないが長い長い間共に過ごしてきた無惨には分かる。悲しい気持ちを押し込むため、誤魔化してるだけだと…
「なんだかんだ、ここって思い出が深い場所なの。この世界での彩葉もかぐやも、私のいた世界でのヤチヨともここが最初なの…なら最後はここがいいかなって」
「確かにな、お前にとってここは大切な者との再会の場でもあったな…」
「(私とは違い出会いに恵まれたヤチヨにとって最も大切な者との大事な場を選んだわけか。私もこの場所は眺めも良いし余計な雑音も聞こえんし、まあ嫌いではないな)」
「ヨヨヨ〜それとも無惨と初めて会ったあの洞窟の方が良かった?ちゃんと再現してるからいつでも大丈夫だよ〜」
「やめてくれヤチヨ、その技は俺に効く」
…事あるごとに連れて行こうとするのはやめろと言ってるだろうに。あの場所でどれだけ孤独に過ごしたと思っている!?過ごしていた時のほとんどが記憶に残っていないほど、あの場所は見たくないのだ!?そう、私にとってあの場所はトラウマになっているのだ。私の5つの脳が言っている、絶対見るなと…
「毎回即答だね〜無惨。私にとってはあそこも本当に大事なんだけどな。ヤッチョの寛大な心で許してあげる!それにしても無惨もすっかりネットミームに毒されちゃって、イェーイ!感謝感激雨⭐︎ゲリラモード」
あまり口にしないネットミームを無惨が吐いたためヤチヨが駄々を捏ねた子供のようにはしゃぎ回る。
うざい…
「退屈だったのだ、それにあれは色々参考になる。私も鬼達に爆弾でも仕込んでおけば圧勝だっただろうな。産屋敷の奴も自身と家族を囮に爆弾を仕掛けていたし…やはりあの男と似たくはないからやめておこう。話が逸れたな、お前が無理矢理色々見せてきたのだろう!?」
「確かに最初はイヤイヤだったけどその後夢中だったじゃん無惨も!えっと、ゴホン。『私は何も間違えない。全ての決定権は私にあり、私の言うことは絶対である。お前に拒否する権利はない。私が正しいと言った事が正しいのだ!』…どう似てた?」
どやぁと言わんばかりの顔で迫ってくるヤチヨに流石の私も調子に乗りまくるアホの頭のてっぺんを多少の力を込めてこつく。グェッと言いながら痛覚はOFFにしているだろうに痛がるそぶりわざわざするヤチヨに呆れる私。
…いつもこうだ。他の誰かが真似すれば眉間に皺が入ってキレてしまうだろうがどうもヤチヨ…かぐやには本気で怒ることができない。もうこの世界に来てから軽く1億年以上は経っているはずだが未だにこの感情があまり分からない。やはり私は人ではなく人喰いの鬼というわけか。
だが、此奴が私にとってかけがえのない大事な存在になってしまっていることぐらいは分かる。そうで無ければ既に消しているだろう。
「無惨ったらツンツンしちゃって、でもこのイチャイチャも今日で終わるんだね…。本当にこの星と一緒に死んじゃうの?宇宙船もあるし逃げたって良いんだよ?」
…イチャイチャではないが、そう。この星は間も無く爆発して消滅する。本当はもっと星としての寿命はあったが人間がこの星の寿命を縮めたのだ。生物と同じ原理である。肉(資源)を取りまくれば再生が追いつかず様々な弊害を生み出しやがては死ぬ。
「もう決めたのだ。この世界で十分に生きた…それに知っているだろう。私は散々自分勝手にやりすぎて永遠に処罰される身だ。お前のような…人を笑顔にする善人ではない。逃げたければ好きにしろ」
…概念レベルの不老不死を与えられなくて良かった。流石に星の爆発ほどのエネルギーであれば再生も間に合わず死ぬだろう。永遠とは素晴らしいものではなかった…そろそろ私もまた向き合わなければならない
「イヤだよ…無惨までいなくなったらまた1人になっちゃうじゃん!?彩葉もかぐやも、無惨もいない世界なんて耐えられないよ…一緒に逃げようよ!」
先ほどまでと打って変わって瞳に本当の涙が溢れ出てきて手で涙を拭うヤチヨ。自分の知っている人達が誰もいなくなるのはもう耐えられないのだ。
「…本音を言えば確かに逃げたい。だが、私には分かる。また前の世界のように逃げ続けていれば同じ過ちを繰り返し続けると」
…そもそも誰のせいだと思っている。私がこうも少しは他人のことを考えられるようになったのはお前のせいなのだぞ。
「ヤチヨ…いや、かぐや。一度しか言わないぞ。私にとってお前は大事な存在だ。少しキレたからとって傷をつけたり、まして殺したりなんかしない。だが、以前の私は平然とそのようなことをしてきた。お前のおかげで私は少しは人間になれたのかもしれない」
…私のような自分勝手な化け物と普通に接して、人間として見てくれたのはお前が初めてなのだ。病弱の私を家族は医師を雇い生かそうとしてはくれたが結局は家系の存続のためだった。私が血を与えた鬼達も無理矢理鬼にした者が大半であまり言えたぎりではないが所詮私の中の血しか見ていない。
鬼狩り達に関しては言わずもがな。
「自身の犯したけじめぐらいつけなくてはならないだろう。このまま、幸福なまま終わらせたいのだ。ありがとうかぐや…お前のおかげで私は確かに幸せであった。この人でなしを誑かしたのは偉業だな!フハハ」
無惨を知る者が見たら誰だコイツとなるだろうあり得ない光景。今なら善人の塊な炭治郎も存在くらいは許してくれるかもしれない…
「無惨ってば…そんなこと言われたらかぐやこれ以上何も言えないじゃん。本当は内緒で意識だけこの空間に閉じ込めて〜もと光る竹搭載済みの宇宙船でめでたしして〜Let's go on a tripして〜一緒にEx-Otogibanashiする予定だったのに」
「おい…そんな事聞いてないぞ。なにをやろうとした!?」
「別にただの独り言だよ〜それよ・り・も・さ!いい加減無惨も認めなよ〜さっきのだってヤッチョに対して告白してるよね!ヨネ!一緒にめでたししちゃおーう!」
両手をくの字に曲げクネクネ指を動かし近づいてくるヤチヨにまたか…と逃げる準備をする無惨。1億年以上も一緒にいながらいまだに逃げ続けているのだ。先ほどの発言はどうした!卑怯者ォ!!
まあ無惨にとってしてみれば元がかぐやだったため悪童な妹としてか見れていない理由もあったり…
そんなこんなで追いかけっこしながらその後、ヤチヨがライブをし無惨が1人聞き入り、自慢の歌の感想を求めるヤチヨに最後だからと調子に乗らない程度に本音を語る無惨。
「お前の歌は…声が透き通っているから心の底まできちんと届き私の心を落ち着かせる。まあ、これまで何千回何万回聞いても飽きないというわけだ。これでいいだろう…」
「えっ……やった!?やたやたやた!!やったーー!!縁壱〜!巌勝〜!ついに無惨から感想勝ち取ったどー!!!」
かぐやとしての素が出たりでいつにも増してうるさいヤチヨ。
最後はヤチヨが強引に手を繋ぎながら地球の最後を見届ける。
「ねぇ、無惨?また私達会えるかな…」
「さあな、少なくとも私は地獄に戻りまた悠久の時を過ごすのかもしれぬが…かぐやの歌があれば前ほど孤独で苦痛にはならぬさ。」
「それなら安心かな〜私の大事な歌もそれなら残せるね!…ねぇ、彩葉みたいな複雑な事情で超無理限界な子がいたら1人でもいいから助けてあげて?ヤッチョからの最後のお願い」
「ふんっ…善人になった覚えはないがお前からの頼みであれば、1人くらいはいいだろう。まあ、次があればの話だがな」
「も〜最後まで素直じゃないんだから!けど、そんな無惨が私は大好きだよ!彩葉と同じくらいにね…」
「かぐや!?おまえ…!?」
そんな会話を最後に地球は終わりを迎えた。
今は昔…あれ?ではなく超未来。超昔?でもなく別世界と変わって少し変わった鬼の王ありけり。この者、自分以外眼中になく永遠を求めけり。別世界ではまさに暴虐の限りを尽くし皆から憎まれる畜生。
鬼を増やし、部下にはパワハラし、人を喰い、青い彼岸花を探し、全て思い通りにならないため部下に当たり散らす。名をば鬼舞辻無惨となん言いける。
"無惨"と呼ぶべし!鬼の皆さんは言ってはダメだよ〜ヤッチョとのお願い!
そんな人の心がない無惨は竈門炭治郎を含めた鬼殺隊に敗れたあの日。
命を落としたのでした。
無惨が目を開けるとそこはなんと
地獄でありける
怪しがりて目の前を見ると地獄の王居たり
それで無惨はこう言ったの!
無惨
ン億年逃げ続けた卑怯者。ただし、かぐいろヤチの百合は守り切った
ヤチヨ
無惨から前世の行いは聞いている。最初こそ戸惑ったが8,000年孤独にならず耐えれたのは間違いなく無惨おかげなのでそれはそれこれはこれとして受け入れた。元の性格もあるだろうが周りの人にもっと恵まれば運命も変わったのではないかと思ったり。それにしても無惨は逃げてばかりの卑怯者ォ〜