TSしたからエッチなミッションを達成してレベルアップする 作:大崎 狂花
「私はね、おねしょして泣いてる小さな女の子を見たいんだよ。そのためには、どんなことをしてもいい。文字通り、なんでもするよ」
めちゃくちゃ真剣な顔してバカみたいなことを言う、1人の少女がいた。
この少女の名前は井上ネショ。ハンターパーティ『夢幻三号』所属のAランクハンターだ。
ハンターはその実力に応じてランク分けがされていて、上からS、A、B、C、D、E、Fだ。Aというのは上から二番目のランクなので、ネショはかなり強めですごいハンターということになる。ちなみに、我らがシュロは最近やっとEランクに上がったばかりなので、まだまだ木っ端ハンターなのだ。
数多くいるAランクハンターの中でも、この『夢幻三号』の3人は一騎当千のすごい奴らだということで有名だ。このネショだって数千にも及ぶ魔物を1人で倒し尽くして平然としていたなんて逸話もあるくらいなのだ。
彼女に救われた結果、憧れている子供だって数多くいるし、金髪碧眼の美少女でモデル体型の抜群のプロポーションなので、アイドル的な人気もある。
そんなネショさんが今・・・・・・
「どうしたら、おねしょした小さい女の子を一番近くで堪能出来るだろう・・・・・・おねしょして泣いてる子をよしよしして慰めてあげたいな・・・・・・」
そんな、邪悪な計画を口にしていた。
「「変態ロリコン野郎がよ・・・・・・」」
ネショの2人の仲間、田中と斉藤は心底呆れ果てたという顔で言った。
「違うって! だからそういうのじゃないって何度も言ってるじゃん! 私はおねしょして泣いてる──いやおねしょに限らず、お漏らしして恥ずかしがって泣いてる小さい女の子が大好物ってだけで! 変態趣味とかそういうわけじゃないから!」
「いや紛うことなき変態趣味だろ。何言ってんだよ」
そうツッコミを入れたのは、田中。夢幻三号のメンバーで、筋骨隆々のガタイのいい男だ。
「というか、大事な話があるっていうから何かと思ってきてみたら・・・・・・帰っていい?」
はあ、とため息をつくのは斉藤。夢幻三号のメンバーで、いかにも魔女っていう格好をした魔女っ娘だ。
「何言ってんの!? 大事な話でしょうが! 私がなんのためにハンターになったと思ってんの!?」
2人に向かって、ネショは拳を握って叫んだ。
「ドラ○もんのおねしょじゃ口みたいな魔道具を探すため! 私はその目的のためにハンターになったんだから! おねしょする小さな女の子がみたい! それは私の原動力であり夢なんだから!」
「前に聞いた時も耳を疑ったし、今も疑いまくってるよ・・・・・・」
「これで優秀なんだから始末に終えない」
「と・に・か・く! 今日集まってもらったのは他でもなーい!!」
ネショは叫ぶ。
「どうやったら小さい女の子のおねしょが見れるか!! この計画を、一緒に立ててほしい!」
本日の夢幻三号の議題。小さい女の子のおねしょを見る方法について。
「「・・・・・・いやバカかよ」」
まあ、当然のことながら2人はこんなことには乗らない。乗るわけがない。
「帰る」
「俺も、帰るわ。pixivでそういう系のイラストとか小説とか漁っとけ」
2人とも席を立つ。これで話は流れるかと思われたのだが・・・・・・
「おやあ? そんなこと言っていいのかなあ?」
ネショは意地の悪い笑みを浮かべて、二つのノートを2人の目の前でフリフリと振った。
「!? それは・・・・・・!」
「な、どうしてお前がそれを!?」
動揺する2人を前に、にたあっとネショが笑う。
「不思議だよねえ? どうして私が2人の『黒歴史ノート』を持っているのか・・・・・・」
そう。ネショが手にしているのは2人の黒歴史ノートだ。2人の部屋にあるはずの、それがなぜネショの手元にあるのか・・・・・・
「答えは簡単! 忍び込んだからだよ! この私の、超上級鍵開けスキルでね!!」
「「・・・・・・いや普通にヤバいことしてる!!」」
ただの住居侵入と窃盗である。
「言ったでしょ! おねしょのためならどんなことでもするって!」
「激ヤバ変態サイコパスが・・・・・・!」
「あははは! もっとちゃんと対策してたら、情報漏洩を・・・・・・いや、情報のお漏らしを防げたかもしれないのにね! 小さな女の子がする前に、2人が情報のお漏らしをしちゃったねえ!!」
「やかましいわ!!」
で、まあ結局断ったらこれの内容をインターネットの海にばら撒くと言われて、協力することになってしまった2人である。
「はいはーい! それじゃあ会議を始めますよ!」
「くそ、まさか黒歴史ノートを人質(?)に取られるなんて・・・・・・!」
「ごめん、まだ見ぬ被害者の人・・・・・・!」
気を取り直して。会議を始めよう。
「で、どうする?」
「いやもうネショの親戚の子にスイカをしこたま食わせるとかでいーんじゃない?」
「残念だけど・・・・・・私はなぜか親族から、親戚の小さい女の子に近づくことを禁止されてるの」
「まあ、当然だな」
「妥当な判断だね」
「くっ! まさか魔道具で縛る、なんてことまでやってくるなんて・・・・・・!」
一番有力な方法が使えないとなると、別の方法を考えるしかない。
「まあ、一応私の方でも考えてきた計画があるんだけどね!」
渋々ながら、2人が別の方法が何かないか考えていると、ネショが自信満々にそんなことを言ってきた。
「なんだよ。自分で考えてきてたんなら早く言えよ」
「ていうか私たちを巻き込まないでよ」
「2人に協力を頼んだ方がスムーズに行くと思ったの! いい? それで、計画っていうのはね・・・・・・」
ネショは2人に計画を話した。
それは極々シンプルなもので、一緒にダンジョンに潜ろうという計画だ。もちろん泊まりで、である。
夢幻三号はかなり活躍してお金を持っているので、泊まりでダンジョンに潜るにしてもテントとかそんなものを使うわけではない。持ち運び型ハウスという魔道具を持っているのだ。これはその名の通り、持ち運びできる家で、普段はミニチュアぐらいになって持ち運び出来ていざという時に普通の大きさの一軒家になるのだ。文字通り一軒家だ。ちゃんとキッチンとかお風呂とかもあるし、布団もある。そう、布団もあるのだ。ここが重要だ。
「お泊まりダンジョン攻略! これならおねしょしてる小さな女の子を見れる! 完璧な計画でしょ!?」
ネショは自信満々に言う。
「いや、全然いい計画じゃないでしょ。そもそもハンターには年齢制限があるじゃんか」
「そうだぞ。お前が欲している小さい女の子はハンターにもなれないし、ダンジョンにだって入れないじゃないか」
ハンターになるには年齢制限がある。15歳以上でないとそもそもハンター免許が取れないのだ。15歳以上になってから、それこそH○NTER×H○NTERばりの試験を受けて免許を取得してハンターとして活動するのだ。それに、ダンジョンに入るにも許可証がいる。これも15歳以上で、しかも免許を持っている人でないと発行されないのだ。
だから、そもそもネショが望むような小さな女の子とお泊まりダンジョン探索なんて出来ないということになるのだが・・・・・・
「大丈夫! 私は内面より見た目を重視する派だから!」
「さらっと最低なこと言ったな・・・・・・」
「中身が成人済みでも男だったとしても、見た目が小さい女の子だったらオールオッケーだよ私は!」
「あっ、そう・・・・・・」
「それでさ、私最近気になってる子がいたんだよ! その子を誘ってみたいと思って!」
「お前は本当にヤバいヤツだな・・・・・・」
と、いうことでその気になっている子をおねしょさせるために、ネショと、巻き込まれた田中と斉藤はお泊まりダンジョン探索をすることになった。
3人は、お泊まりダンジョン探索をさらに具体的なものとするために計画の細かいところまで練っていく。
そして、当日──
「えっと・・・・・・指名募集をいただきました、谷崎シュロと申します。今日はよろしくお願いします」
夢幻三号のところにやってきた、そのネショが気になっている子──谷崎シュロは、そう言って頭を下げたのだった。
◇
シュロは場違いなところにいる、と感じているのだろう。少し不安そうな顔をしている。
「わー、君がシュロちゃん!? いや、シュロくんかな!? やっぱりすっごく可愛いねー!!」
ネショさんが早くもデレデレになっている。シュロに抱きつこうとして田中に止められていた。
「どうどう! ネショどうどう!」
「ごめんね? うちのネショが騒がしくて・・・・・・」
「い、いえ! 全然大丈夫ですので!」
シュロはちょっと緊張している。当たり前だ。A級冒険者なんていうのはシュロにとって雲の上の存在。緊張するに決まっている。
「えっと、それで・・・・・・今回は指名募集をかけてくださったとのことですが、なぜ、この俺・・・・・・いや、僕なんかを──」
指名募集、というのはハンターを指名して募集をかけることだ。
通常、協会を通して臨時の助っ人などの募集をかける時、条件をつけることはあっても誰か特定の人を指名する、なんてことはない。
しかし、理由があれば特定の誰かを指名して募集をかけることができるのだ。それを指名募集という。
今回、シュロはその指名募集でやってきたのだ。
「あ、ああ、えっと・・・・・・」
斉藤が、今回シュロを指名募集した、その理由を言う。
「実は・・・・・・今まで罠発見の魔道具を使ってダンジョンに仕掛けられた罠を回避して探索してたんだけど・・・・・・実は最近壊れちゃってね」
「そうなんですか・・・・・・」
「だから、罠発見のために君の、そのスライムの力を借りたいなって思ったんだよ」
そう言って、斉藤はシュロのスライムを指差した。
「なるほど・・・・・・そういうことですか」
シュロは納得した。実際、スライムに限らずテイムした魔物を罠発見に使うというやり方はけっこうある。魔物たちは魔力に敏感だから、魔力で起動するダンジョンの罠を発見しやすいのだ。
それで、スライムの力を借りたいからシュロを指名募集した・・・・・・という口実である。別に、魔物なら総じて罠発見は得意なので、特にシュロを指名する必要はないわけだが──
「なるほど・・・・・・わかりました!」
シュロは納得したようである。
(素直に騙されちゃってるとこもかわいいなあ・・・・・・)
ネショはそんなシュロを不純な目で見ている。
「あ、でも僕はみなさんと違ってEランクなので・・・・・・絶対足手纏いになってしまうと思います。申し訳ないです・・・・・・」
「いや、むしろこちらこそ申し訳ない・・・・・・」
なんか変なことに巻き込んでしまって・・・・・・
罪悪感から、逆に斉藤が謝る。
「足手纏いなんかじゃないよ! 何かあっても、私が護ってあげるからね!」
そしてネショは情熱的にそう言った。
「あの、僕も自分に出来ることはやりたいんですけど・・・・・・」
積極的なネショに、シュロはやや困惑している。
(本当に大丈夫かな・・・・・・?)
(大丈夫なのか? 本当に・・・・・・)
田中と斉藤の2人は不安な気持ちを抱えつつも、お泊まりダンジョン探索へと出発したのだった。
「別に敬語じゃなくてもいいよー! タメ口でも!」
「い、いえ! そういうわけにはいきません! 敬語でいかせていただきます!」
「そっか」
(ガチガチに緊張してる感じもかわいいなあ・・・・・・)
◇
ダンジョンの中に入ると
「では・・・・・・早速僕のスライムで罠発見をさせていただきますね!」
張り切った様子でそう言った。スライムはシュロの頭の上に乗っている。シュロはそのスライムに命令した。
「スライム、分裂! ここら辺にある罠を発見するように!」
すると、スライムは数え切れないほど無数に分裂して、辺りを探り始めた。
「「「おおー!!」」」
3人はその様子に感嘆の声を上げた。
「すごいねこれは!」
「ああ。こんなふうに大量に分裂するスライムは見たことがない」
普通のスライムも分裂はするものの、大体が二匹に分かれるくらいで、多くても三匹に分かれる程度である。ここまで大量に分裂するスライムは普通いない。
「あはは・・・・・・まあ、超強化バフ付きのスライムテイムスキルですから・・・・・・」
シュロのスキルはけっこう強力なので、こんなことも出来るのである。
「すごいねー! えらいねー! シュロくんにはネショお姉さんが100億万点があげちゃう!」
「千空かよお前は」
多分実際は同い年くらいだと思うのだが、自認お姉さんでめちゃ褒めを始めたネショに対してツッコみつつも、田中も斉藤も(まあでも、すごいのは本当だな・・・・・・)と思っていた。
実際普段使っている罠発見の魔道具はそこまで広範囲の場所を調べられないのだ。このスライムを使ったやり方の方がより広範囲の場所を調べられて便利そうだ。
それに、そんなふうな使い方をするなんて、簡単そうに見えてなかなか出ない発想ではある。それを思えば、シュロはけっこうこのスキルを使いこなしていると言える。
(シュロさんはなかなかそのスキルを使いこなしているみたいだな・・・・・・ひょっとして、こういう部分を見抜いていたから、シュロさんはネショの『お気に入り』になったのか・・・・・・? いや、それは流石に考えすぎか)
田中はふと、そんなことを考える。
「スライムには目も耳も鼻もないですけど、魔力感知で周辺の様子がわかるんですよ。それで、その情報を僕に魔力信号で送ってくれるんです。脳に直接送ってくれるんですよ」
「へー、そうなんだ!」
スライムについての豆知識を得意げに斉藤へ披露しているシュロを、今にもよだれを垂らさんばかりのデレデレの顔で見つめるネショ。
(・・・・・・いや、俺の考えすぎか)
田中はその考えを頭から振り払うのだった。
・・・・・・さて、そんなふうにして罠のないことを確認して4人は奥へと進んでいく。夢幻三号の3人は強めの魔物と戦って、シュロは弱めの魔物を主に担当していく。スライムも、時に数の多いザコ魔物の掃討に使っていく。
そんなふうにして順調に攻略を進めていた時である。
「・・・・・・けっこうヤバい奴が出てきたな」
「そうだね」
夢幻三号の3人はその魔物を見て一様に険しい顔をする。ネショも、今までデレデレでシュロを見ていたのだが、キュッと表情を引き締めてシュロを庇うようにして立つ。
3人の視線の先にいるのは、毒吐きトカゲだ。ワニくらい大きいトカゲの魔物で、その名の通り毒を含んだ煙を吐いてくる厄介な敵だ。致死性の毒ではないけれども、麻痺して動けなくなるので実質的には同じようなものだ。
「おい!」
「うん!」
田中の呼びかけに応えて斉藤が筒のようなものを取り出す。これは、空気清浄の魔道具だ。毒の煙を吐くこういう魔物のためにようにしてあるのだ。毒を含む煙を吸い込んで、清浄な空気へと変えてくれる。
しかし、それを起動する前に。
《クハァ・・・・・・》
もうすでに、トカゲは毒煙を吐いてしまっていた。
「しまっ──」
今から起動するのは間に合わない。失敗を悟って、緊急脱出用の魔道具を起動しようとしたその時──
「大丈夫ですよ!」
明るい声が響いた。シュロの声だ。
3人が一斉にシュロの方へ振り向くと
「ほら、あれ見てください」
シュロは前の方を指差した。正しくは前方に展開している、無数に分裂したスライムの方だ。
言われた方を見てみると──
「吸引している・・・・・・?」
スライムたちがその毒煙の全てを吸引していた。こちらへとそれが届く前に、全て吸引している。
「大丈夫なんですよ! 毒系は全部スライムが食べてくれるので!」
シュロはあっけらかんとそう言った。
「・・・・・・まさか、前もって命令を出していたのか?」
田中が聞くと
「はい。・・・・・・というか、実は普段から何か毒を、煙でもなんでも撒布された時にはこちらへ届く前にスライムに喰ってもらうように言いつけてあるんです」
シュロはそう言った。実は、こういう敵と出会った時のためにシュロは常時そういう命令をスライムに出しているのだ。もちろん普通のスライムには出来ない。超強化バフにより強化されたスライムだから出来るのだ。
ちなみにシュロは自分の歯を削らせて(スライムに)その中に極小まで縮小したスライム(分身体)を入れている。もし、毒物を口の中に入れられたりした時に回避できるようにである。こいつにも、口の中に接触して吸収される前に毒を喰ってくれるように命令している。
つまり、もしシュロがアバ茶を出されたとしても回避可能ということだ。しかも歯をくらげに変えるより完璧な回避である。まあ、それはおいといて・・・・・・
「すーっ・・・・・・ごいじゃん! 偉すぎ!」
デレデレのネショがここぞとばかりに褒めてきて、頭を撫でくりまわしてくる。
そしてこの時ばかりは他の2人も。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
シュロの頭を撫で始めた。
「えっ? えっと、その・・・・・・」
困惑しながらもシュロは大人しく撫でられる。シュロは、3人からしばらく撫でくりまわされて・・・・・・
《・・・・・・》
忘れられたトカゲくんは、居心地悪そうにそんな4人の姿を見つめるのであった。
◇
「すごいねー! えらいねー、やっぱりシュロくんは! 私杯私賞をあげちゃうよ!」
大体今日予定されていたところまでは攻略し終えたので、4人とももう持ち運びハウスの中へ入っていた。
「あ、ありがとうございます・・・・・・」
「なんか戦い方もちゃんと鍛えてるって感じがして良かったし! ちゃんとしっかりコツコツとレベルを上げてるんだね! えらいよ!」
「あ、あははは・・・・・・ありがとうございます・・・・・・」
シュロはネショから褒められている。
そして、シュロは家の中を見渡して言った。
「しかしすごいですね・・・・・・持ち運びハウス、初めて使用しました」
シュロにはこんな贅沢な魔道具を買ったりレンタルしたりするお金はないので、使用したのは今回が初めてである。
「すごい・・・・・・! 本当の一軒家みたいですね!」
シュロはキラキラした目で辺りを見回す。持ち運びハウスの中には、コンロやら水道やら、冷蔵庫に食料やらの生活必需品だけでなく、ソファやらテレビなんかもある。まさに、家といった感じである。
「わあ・・・・・・!」
目を輝かすシュロを、ネショはデレデレの顔で眺める。
そして、この持ち運びハウスの中に入ったということは、いよいよネショの計画を実行に移すということである!
「・・・・・・なんか、ごめんな」
「うん、なんかごめん」
2人はシュロに謝った。
「えっ? えっ?」
シュロは困惑するのであった。
・・・・・・さて。食事も済んだところで、ネショの計画が始まる!
ただここで泊まるだけではもちろんおねしょをすることはない。ここから具体的なおねしょフラグをしっかりと立てていく必要があるのだ!
と、いうことで──
「ね、シュロくん! 映画でも見てみない!?」
ネショはシュロを映画へと誘った。ここにはテレビもあるし、DVDもあるので映画が見れるのである。
「え? あの、お誘いは嬉しいのですが、明日も朝早いでしょうし・・・・・・」
「大丈夫大丈夫! 今日けっこう進んだし、余裕があるからそこまで早起きしなくても大丈夫だよ! ね、2人とも?」
「あ、ああ。そうだな」
「う、うん。そうだね。そんなに早起きしなくても大丈夫だよ」
それはそうだ。元々余裕が出来るよう進んできたのだから。
「なるほど・・・・・・そういうことなら、お言葉に甘えさせていただきます」
シュロはそれを聞いて納得し、素直にネショの勧めに従うことにした。正直、初めての持ち運びハウス宿泊にテンションが上がっていて、このまま寝るのはもったいないと思っていたのだ。
「ダンジョンの中で映画観るなんて初めてです! なんかワクワクします!」
「ふぐっ・・・・・・」
目を輝かせて言うシュロの可愛さに少しダメージを受けてしまったけれど、気を取り直して映画を再生していく。
「ちょ、冷蔵庫にスイカあるからさ! カットして持ってきてくんない!?」
「わがままお姫様かよお前は・・・・・・」
「やりたい放題しおってからに・・・・・・」
ブツクサ言いながらも、2人はネショに頼まれた通りにスイカをカットして持ってくる。
「スイカ食べながら見よ!」
「あ、ありがとうございます!」
ネショとシュロは、スイカを食べながら映画を観ることになった。
「じゃあ、私たちは寝るからね」
「おやすみ」
2人はそう言って自分の部屋へと下がっていく。
(・・・・・・ありがとね)
ネショは目線で2人に告げる。あとに残ったのは、シュロとネショの2人だけである。
・・・・・・さて。ネショが勧めてきた映画なのだが、初めのうちはけっこうほのぼのした感じだった。シュロも、普通にほんわか系かと思って見ていた。しかし話が進んでいくにつれてだんだんと不穏な感じが高まってきた。
「あの・・・・・・ひょっとしてこれってホラー、ですか?」
「うん、そうだよー」
「そ、そうですか・・・・・・」
シュロは明らかに怖がっている様子だ。
「あれ? ひょっとしてホラーは苦手だった?」
「は、はい・・・・・・実はホラーはけっこう苦手で・・・・・・」
「そうなんだ? ごめんね。先に確認しとけば良かったね」
「い、いえ!」
「まあ、これはそんなに怖くないらしいから、多分大丈夫だじゃないかな?」
言いながら、ネショは心の中で(やった!)と叫んでいた。
もちろん、ホラーを選んだのはおねしょのためだ。怖がらせて、夜中トイレに行きにくくする作戦である。けど、シュロがホラーが得意である可能性もあった。だとしたらどうしようか・・・・・・と思っていたのだが、苦手だと聞いて安心した。これで計画も順調に行くだろう。
ホラー好きの友だちに聞いたところによると、けっこう怖めのヤツらしいので、これは期待大だ。
ちなみに、シュロはTSする前からホラーは苦手で、兄とは違いホラーは得意なルラが怖がる兄を見かねて『大丈夫だよ! これはお芝居だから! 作りものだから! ね!?』と必死に怖さを消し飛ばそうとしてくれたりするくらいには苦手なのである。
まあ、そんなわけでネショはほっと胸を撫で下ろしていたわけだけど・・・・・・
『グオオオオオ!!』
『きゃあああああ!!』
(・・・・・・あれ?)
映画もいよいよ佳境に入ってきて、お化けのパラダイスになってきたわけだけど・・・・・・
(なんか、思ったよりも・・・・・・怖いな)
「ひっ! ・・・・・・あ、す、すいません!」
怖さのあまりに思わず抱きついてしまった時のシュロの柔らかさとかふわっと香るいい匂いとか、抱きついてしまったことに気づいて謝りながら離れる時の、頬を赤らめて恥ずかしがるその表情とか、そういうのを目いっぱい堪能したいわけなのだけれども、それを楽しむ余裕も無くなってくるくらいにだんだん怖くなってきた。
(そういえば・・・・・・私もホラー苦手なんだった!!)
そう、失念していたがネショ自身もホラーは苦手だったのである。おねしょをさせることに熱中しすぎて、ついつい忘れてしまっていた! 策士策に溺れる。ホラー苦手なのにも関わらず、ホラー好きの友だちがけっこう怖いというレベルのものを見てしまったのである。
「「ひいいいいい!!」」
結局、2人で抱き合いながら最後まで見ることになったのであった。抱き合った時の感触とか匂いとかを、堪能できなかったのが残念で仕方がなかったという。
◇
「・・・・・・けっこう怖かったね」
「はい・・・・・・」
憔悴しきった2人はそんなふうに言葉を交わす。
「ま、いいや! それじゃ、寝よっか!」
2人は同じ部屋で寝ることになった。元々、この持ち運びハウスは夢幻三号用に買ったものなので、寝室が三部屋しかないのだ。それで、2人はもう眠ってしまったので、自然とネショとシュロは同じ部屋に・・・・・・というわけである。シュロは、「僕はリビングでいいです!」と言ったわけだけど、結局ネショに押し切られて一緒の部屋に寝ることになってしまった。
(やっぱりおねしょの第一発見者になりたいからね・・・・・・!)
2人は隣り合って並べた二つの布団に眠る。本当は一つの布団で眠りたいけれど、そこは我慢する。おねしょしてしまった布団の上で狼狽するシュロの絵の中に、ネショという要素はいらないのだ。完全なる美に、一点の曇りすら入り込んではならない。出来うるならば、その様子を全方向から眺められる部屋そのものになりたい。
と、ネショが明日の朝へと想いを馳せながら布団に入ろうとしていると
「あの・・・・・・」
おずおずとシュロが声をかけてきた。
「ん? 何かな?」
「えっと・・・・・・いえ、なんでもないです」
「そう?」
シュロは何か言いたそうにしていたが、諦めて眠る準備を始めた。
(ふふふ・・・・・・)
シュロの心は全てわかっている。おそらく、シュロは寝る前にトイレに行きたいと思ったのであろう。しかし、あのホラーを見たあとだ。きっと怖くなってネショについてきてもらおうと思ったに違いない。
けれども、今まさに寝ようとしている人にわざわざついてきてもらうのも申し訳ないし、それにシュロはこんな姿だけど中身は成人男性。ホラー映画が怖くてトイレについてきてもらいたいだなんて、恥ずかしくて言い出せなかったのだろう。
(ふふふ・・・・・・かわいいなあ・・・・・・)
その心情を推し量れば、めちゃめちゃにかわいい。それに、着実におねしょフラグが乱立してきている。
(ふふふ・・・・・・これは楽しみだ)
そう思いながら、ネショは眠りにつこうとした・・・・・・が。
(!)
ソワっと。
下腹部に何か悪寒のような不快感が走った。この感覚は・・・・・・尿意だ。ネショもちょっとした尿意を感じてしまっていた。
(やばい。私も結局、スイカを二切れ食べちゃったしな・・・・・・)
2人に切ってもらったスイカを、ネショは二切れも食べてしまったのだ。それは尿意も湧くというもの。
(とりあえずトイレに・・・・・・)
ネショはトイレに行こうとしたわけだけど、ふと、今日見たホラー映画のことを思い出した。
・・・・・・1人でお手洗いに行くのは怖い。それに、ここでネショがトイレに行く、なんて言い出したら、じゃあ一緒に・・・・・・となってしまって一緒にトイレに行く口実をシュロに与えてしまう。それは、やっぱり避けなければならない。
(よし、このまま寝よう。ま、大丈夫でしょ!)
ネショはそう高を括ってトイレに行かずに就寝することにした。
「すー、すー・・・・・・」
すぐに、ネショは幸せそうな顔で鼻提灯を出して寝息を立てる。一方、シュロは・・・・・・
シュロも普通に寝息を立て、眠っていた。しかし、その体からまるで幽体離脱のように半透明のシュロが出てくると、そのままふわふわと宙に漂った。
『・・・・・・スキルが発動したみたいだな』
シュロはそう呟き、眠っている自分の体を見下ろす。
『自分の体を見下ろすなんて、なかなかない経験だ。しかし・・・・・・』
シュロは今の、半透明になった体を見る。眠っている方のシュロは普通にパジャマを着ているのだが、今抜け出ている半透明のシュロは悪魔のような小さな羽に、お尻にはしっぽ(お尻に挿入れてるわけではない)、頭にはツノ。格好は、ほぼ裸みたいな感じで紋様のようなものでかろうじて隠れている程度で、はちゃめちゃに露出度が高くなっていた。
『な、なにこの格好・・・・・・!? 誰も見てないから良かったけど、こんな格好してるとこ誰かに見られたら変態だと思われちゃうよ・・・・・・』
シュロは顔を赤らめて恥ずかしそうにする。まあでも、見えないんだからとロリビッチ的格好に耐え、シュロはそのままふよふよとネショの上まで飛んでいった。
『・・・・・・本当にすいません! いっぱいお世話になってこんなことするのは本当に申し訳ないですが・・・・・・ミッション達成のためなんです!』
・・・・・・シュロが使っているこのスキルは、『おねしょ夢魔化』というスキルだ。おねしょ夢魔という存在を呼び出し、夢魔と一体化することによって一時的にこの夢魔の力を行使することが出来るというスキルなのである。
シュロは気持ちよさそうに寝息を立てているネショの額に人差し指でそっと触れる。シュロの体がピカッと光ってそのままスッとネショの頭の中へと吸い込まれていったのだった。
・・・・・・
(・・・・・・あれ?)
ネショはキョロキョロと辺りを見回す。
(ここは・・・・・・)
そこは、どこかのショッピングモールの中みたいだった。ガヤガヤと騒がしく、老若男女多種多様な人で溢れている。明るく柔らかな光が天井から差し、片側には色々な店が並んでいる。もう片側にはベンチとか、よくわからない木が植った鉢植えとか、自動販売機とかがある。雑多で、楽しげな雰囲気の場所だ。いつの間にか、ネショはそんな場所にいた。
(・・・・・・そうだ。私はお母さんと一緒に、ここに来たんだ)
ネショは一瞬戸惑ったものの、すぐさまそんなふうに理解した。あるはずのない記憶が脳内に差し込まれる。ネショの体は、なぜか幼くなっていて、小学校高学年くらいの姿になっていた。服装は肩の出たTシャツに、ショートパンツといったものになっている。
(・・・・・・あれ? お母さんは?)
ネショはとりあえず隣にいるお母さんに話しかけようとしたが、そこにいるはずのお母さんがいなかった。慌てて周りを見渡してみたけれど、どこにもいない。
(どうしよう・・・・・・迷子になっちゃった!)
どうやら、ネショはお母さんとはぐれてしまったらしい。
(どうしよう・・・・・・!)
ネショはどうしたらいいかわからなくて、困ってしまった。不安で、心細かった。不安そうな目で、辺りをキョロキョロと見回していると──
「どうしたの?」
優しそうな、触り心地のよさそうな声音でそう声をかけられた。
ネショは振り返る。そこに立っていたのは、柔らかい雰囲気のお姉さんだった。
ただ柔和なだけではない。柔和さの中に、どことなく妖艶さを感じさせる。柔らかく引き込まれるような、でも引き込まれたら二度と戻れそうにないどこか蜘蛛のような捕食者的雰囲気すら香ってくる、そんな大人の女性だ。一度舐めたら、二度と戻れなくなる蜂蜜味の麻薬といった香りがする。
・・・・・・はっきり言うと、シュロをそのまま大人にしたような女性であったが、今のネショには、夢の中のネショにはそんなことはわからなかった。
「どうしたの? 困ってるみたいだけど、何かあった?」
・・・・・・その女性はしゃがみ込み、ネショに目線を合わせて尋ねてくる。
「えっと・・・・・・」
ネショは、その女性に事情を話した。
「そっか。お母さんとはぐれちゃったんだね」
女性は、安らげるように微笑みながらそう言うと、
「じゃ、俺が一緒に探してあげるよ!」
そう言ってくれた。
「あ、ありがとうございます・・・・・・!」
素敵な人だ。ネショはその女性に見惚れた。
その後、女性はネショと手を繋ぎながら一緒にお母さんを探してくれた。しかし、お母さんはなかなか見つからない。
そのうちに、グウとネショのお腹が可愛らしく鳴った。
「あっ・・・・・・」
「あはは、可愛らしい音が聞こえたねー。とりあえず、ご飯食べよっか?」
まだお母さんは見つかっていないけど、とりあえず2人はフードコートでご飯を食べることになった。
「俺はうどんにしようかな」
「あ、じゃあ私はあっちのお店のハンバーグ定食で・・・・・・」
「おー、やんちゃだねー」
2人でそれぞれ食べたいものを購入し、席につく。
「ジュースをサービスしてくれるなんて、あのハンバーグレストランも太っ腹だねー」
「うん!」
子供だからということで、ネショはジュースをおまけでつけてもらったのだ。ネショはにこにこしながら早速食べ始める。シュロも食べ始めた。
・・・・・・しばらくして2人は食べ終えた。
「おいしかったー!」
「そう? ならよかった。うどんもけっこう美味しかったよ」
2人は満足げな表情でそんなふうに和やかに語らう。
すると、不意に・・・・・・
「!」
ゾクっと、悪寒のようなものが下腹部から立ち昇ってくる。どこかむずがゆいような感覚があった。
(トイレに行きたくなっちゃった・・・・・・)
ジュースを飲んだからかもしれない。ネショはトイレに行きたくなってしまっていた。感覚的に、70%・・・・・・いや、80%くらいかもしれない。けっこうギリギリだ。
「えっと・・・・・・ちょっとトイレに行きたいんですけど、トイレってどこにありますか?」
ネショは女性にそう尋ねた。しかし、女性はテーブルの上に頬杖をつき、どこかいたずらっ子のような雰囲気で笑いながら
「・・・・・・残念だけど、ここにトイレはないんだよ。このショッピングモールに、トイレはないんだ」
そう、衝撃的なことを言い放った。
「えっ・・・・・・?」
「ここにトイレはないんだよ。残念だけど、どの階にもトイレはないんだ。一つもね」
「・・・・・・あっ、じゃあ近くのコンビニとか! 近くのコンビニのトイレを借りれば──」
「残念だけど、この近くにコンビニはおろか、店らしい店は一つもないんだよ」
いたずらっ子みたいに笑って、女性はそう言った。
「そんな・・・・・・!」
当然にトイレはあるものと考えていたから、完全に油断していた。ここ以外の場所に行こうか? いや、そんな余裕はない。もはや、膀胱の容量は感覚的に90%くらいになっていて、そう長く我慢なんて出来そうになかった。
(どうしよう・・・・・・!)
今さらになって、調子よくサービスのジュースなんて飲んでしまったことを深く後悔する。体中から冷や汗が出てきて、ネショは思わずぎゅっとショートパンツの裾を握った。その様子を、女性は遊ぶように軽やかな悪意を纏わせた笑顔で見つめていたけれど、やがてこう言った。
「ネショちゃん、おいで」
「え?」
ひゅっと場面が飛んで。
いつの間にか、ネショは女性の膝の上にいた。膝の上で、女性と向かい合うようにして抱えられている。
女性の顔が、間近に見えた。淡い紫色の、綺麗な長いまつ毛を一本一本数えていけそうなくらいに近い。柔らかな紫色の瞳がネショを見つめる。
そして──
「えいっ!」
女性は足をトンと突き上げてネショの下腹部へと刺激を与えてきた。
「ひゃっ!?」
思わずネショは声を上げて、人前だと言うのにおしっこの出口がある場所を、ぎゅっと手で握るように押さえてしまった。
「・・・・・・!」
「あははは、ごめんごめん!」
もう完全にマズい状態になってしまった。
「んう・・・・・・!」
もう出口を手で押さえてないとダメだ。そうしないともう出てしまいそうだった。彼女はそんなネショの耳元へ囁いてくる。
「あーあ、そんなに人前でお股を押さえちゃって。おしっこ我慢してるって、みんなにバレバレだよ? もうどうしようもないくらいおしっこ我慢してて、そうやって押さえてないと今すぐにでも出ちゃいそうなんですーって、恥ずかしい秘密をみんなに宣言しちゃってるよー?」
「うー・・・・・・だ、だって仕方ないじゃん・・・・・・! もう我慢、できないんだもん・・・・・・!」
「そうだね。もう我慢できないんだもんね? 仕方ないよね。・・・・・・でも、そんなふうにおしっこお漏らししそうで、たくさんの人の前なのに構わずお股をぎゅーぎゅー押さえて我慢するなんて、子供みたいだね? もう、大人なのにね」
・・・・・・いつの間にか、ネショは自分が大人の姿に戻っていることに気がついた。大人の姿で、彼女の膝の上に乗っていた。
「もう大人なのに、お漏らししませんようにーって、いっぱいいっぱいお股ぎゅーってして我慢して・・・・・・恥ずかしくないのかな?」
意地悪く笑いながら、彼女はそんなふうに言ってきたのだった。
◇
「ちゃんとぎゅーってして、お漏らししないようにしないとね?」
彼女は──スキルにより、おねしょ夢魔と融合したシュロは、膝の上に乗ったネショにいたずらっ子のような笑みを浮かべて言った。
「ふーっ、ふーっ・・・・・・」
ネショは言われるまでもなく、必死になって出口を押さえていた。ここはショッピングモール。周りには大勢人がいて、ネショたちの姿を見て何かコソコソと言い合っている。こんなに必死になっておしっこを我慢しているみっともない姿を見られるのはすごく恥ずかしいけど、そんなことも言ってられなかった。一生懸命押さえてなかったら、もっと恥ずかしいことになるってことがわかっていたから。
「ここは夢の中のショッピングモールだけど、ここにいる人たちは夢幻の存在じゃない。みんな集合的無意識のショッピングモールに集っている、実在の人物なんだ」
シュロは笑いながらそんなことを言った。ネショにはあんまりよくわからない。よくわからないけど、自分がすごく恥ずかしいことをしているということは理解できた。
「みんなに見られてる前で、大人なのに我慢できずにおねしょなんかしちゃったら、すーっごく恥ずかしいからね? だから、いっぱいいーっぱい頑張って、我慢しないとね?」
そう言って、くすくすとシュロは揶揄うように笑う。
そして、それに・・・・・・とシュロは言葉を続ける。
「それに・・・・・・我慢するのって、すっごく気持ちいいからね」
シュロは耳元で囁く。吐息がくすぐったくて、今のネショにはこれ以上ないくらい厳しい攻撃だった。
「我慢するのが気持ちいいなんて、そんなこと・・・・・・」
ネショは否定しようとするけれど
「ふーん・・・・・・なら、ちょっと手助けしちゃおっかな?」
そう言ってシュロはそっとネショの下腹部に触れた。ぽわ・・・・・・っと服越しにそこから光が漏れてくる。
「なっ、なに・・・・・・?」
「これは、『おしがま淫紋』、だよ♡ おしっこを我慢する快感を、増幅してくれるんだ♡」
くすくす、とシュロは笑う。おしがま淫紋、それをつけられると、おしっこを我慢することで得られる快感を増幅するのだ。おねしょ夢魔の能力の一つである。
「────ッ♡」
ゾクゾクッと背筋へ快感が走る。悪寒のような不快感に限りなく近い、ゾッとするような快感だった。膀胱をおしっこが圧迫する。ずりずりと、膀胱の内壁をおしっこが擦り上げてくる。それがたまらなく気持ちいい。脳への危険信号が、全てそのまま快感になるようにすら感じる。
どこか、ムズムズするような懐かしさみたいなものを含んだ快感だった。懐かしさのある危険信号といった快感が、ゾクゾクと背筋をのぼってくる。
「あー、気持ちいいね。おしっこ必死に我慢するのって、すっごく気持ちいいね・・・・・・♡」
くすくすと笑いながら、揶揄うようにシュロは囁いてくる。
「やだあ・・・・・・! 気持ちいいのやだぁ・・・・・・!」
ネショはいやいやと首を振って、弱々しい声音で言う。嫌がる子供のように。だって、こんなのはまるで・・・・・・
「ふふっ、こんなたくさんの人の前で、おしっこ我慢して気持ちよくなるなんて、へんたいさんみたいだね?」
変態みたいだ。思っていたことを言われて、ネショはかあっと顔を赤くした。
「だ、だって仕方ないじゃん! こんなものつけるから──!」
「まー、確かにこの淫紋の効果もあるかもしれないけど・・・・・・でも実はこれって、おしっこを我慢する快感を、『増幅する』淫紋なんだよね。ゼロにゼロをかけてもゼロにはならない・・・・・・つまり、ネショちゃんには最初から、おしっこを我慢することに気持ちよさを感じていたんだ。自分では気づいてなかったみたいだけどね♡」
「そっ、そんなこと・・・・・・!」
「まだ否定するのー? 残念だけど、これはもう変えようがない事実なの。だって、現にネショちゃんは気持ちよくなっちゃってるんだから。どれだけ否定したって、ネショちゃんはもうおしっこを我慢して気持ちよくなっちゃってるヘンタイさんなんだよ・・・・・・♡」
「うう・・・・・・」
「しかもこんな人がいっぱいいるところで、おしっこ我慢して気持ちよくなっちゃってる。これはもう、否定しようのないヘンタイさんだね・・・・・・♡」
「うー・・・・・・!」
ネショは涙目になる。否定したい、でも否定出来なかった。だって、どうしようもなく背筋を走るこのゾクゾクとした快感は、紛れもない事実なんだから。脳みそが甘く蕩けていくような危険な快感は事実なんだから。
・・・・・・シュロはそこで、ちょっとネショからちょっと目を離すと
「ねえ、そこの君。ちょっと来て」
そう言って、誰かを呼んだ。
おずおずと、おっかなびっくり出てきたのは・・・・・・小さな女の子だった。小学校低学年くらいだろうか。そのくらいの、小さい女の子だ。
「えっと・・・・・・私、ですか?」
女の子は、いかにも恐る恐るといった様子でそんなことを聞いてくる。
「そうだよー実はちょっと手伝ってほしいことがあってね・・・・・・」
そういって、シュロはネショの顔を見る。その顔は、小悪魔のように笑っていた。
シュロは、その女の子に優しく語りかけた。
「ね、実はこのお姉ちゃん今おしっこ我慢してるんだけど・・・・・・」
「えっと、それは見てたらわかるけど・・・・・・」
女の子は言う。シュロはニヤニヤと笑いながら
「あっ、やっぱりそうなんだ。よかったねー。ネショちゃんが今必死におしっこ我慢してる最中だってこと、やっぱりみんなにバレバレみたいだよ? こんなに小さい子にすらバレてるくらいだもんねー」
そうネショを揶揄ってくる。ネショはかあっと顔を赤くした。
「ま、それはいいとして。手伝ってほしいことがあるんだよ」
「手伝ってほしいこと?」
「そう、このお姉ちゃんが、ちゃんとおしっこ我慢出来るように、お漏らししちゃったりしないように、応援してほしいんだ」
「!?」
とんでもないことを言い出した。ネショは驚く。
「ちょっと、応援とか、そんなこと・・・・・・!」
「んー? 別にいいじゃん。応援するだけなんだから。あんまり我がまま言うと、永遠に夢の世界に閉じ込めちゃうよ?」
そこまで言われてしまうとあんまり強く拒絶することもできない。まあ、応援されるだけだ。ちょっと恥ずかしいけど、そこまで嫌がることでもないだろう。
「いいかな? 応援してくれるかな?」
「う、うん。いいよ」
女の子は困惑していたけれど、了承してくれた。
「じゃあ早速・・・・・・と言いたいところだけど、少し聞いていいかな? 君は最近おねしょしたことある?」
「ないよ! もうおねしょは完全に卒業したんだ! お姉さんだからね!」
女の子は自慢げな表情でそう言った。
シュロはにやーっとしたイタズラっぽい笑みを浮かべる。
「こんな小さな子でももうおねしょしないんだって〜。なら、ネショちゃんも必死に頑張らないとね・・・・・・♡」
「い、言われなくてもそうするよ・・・・・・!」
いつの間にか現れていた椅子に、女の子を昇らせて、背の高さを合わせると、シュロは耳元で応援させた。
「が、がんばれ、がんばれ! ちゃんとおしっこ我慢して、絶対にお漏らししないように!」
耳元で、女の子がそんなことを言ってくる。
「ひゃっ・・・・・・!」
耳に吐息がかかって、こそばゆくて、思わず力が抜けてしまいそうになる。
すると、シュロもネショの耳元へ顔を寄せて、こんなふうに囁いてきた。
「ふふっ。あの子はああ言ってるけどさ・・・・・・でも、こんなに必死に我慢する意味なんてあるのかな?」
「え・・・・・・?」
「ね、こんなに我慢したって、辛いだけだよ。このまましぃーって、気持ちよくおねしょ、しちゃわない? 我慢するのだって気持ちいいけど、お漏らしするのだって、気持ちいいからね・・・・・・♡ ほら、しー、しぃー・・・・・・」
女の子とは、全く逆のことを囁いてきた。
相反責め・・・・・・そう、これは相反責めである!! 両方の耳元で逆のことを囁いて責め立てるというやり方だ!!
「頑張って我慢しよ? こんなところでお漏らしなんてしちゃったら恥ずかしいもん! お姉さんなんだから、我慢できるよね?」
「こんな大勢の前で、いーっぱい我慢したおしっこを、お布団にしぃーっておねしょしちゃったら、きっとすーっごく気持ちいいよ・・・・・・?♡ ね、もう我慢できないんでしょ? しぃーってしちゃお? しぃーって・・・・・・」
「こんなところでお漏らししちゃったらダメだよ? めっ! 怒られちゃうからね? もうお姉さんになったのに、お漏らしして怒られちゃうのってすーっごく恥ずかしいんだからね? いっぱい頑張って我慢して、ちゃんとおトイレでしぃーってしよ?」
「大丈夫だよー。たとえネショちゃんがどんなことしたって、もういい大人のお姉さんなのに情けなぁ〜くお布団の上でしぃーしぃーっておねしょしちゃったって、シュロお姉ちゃんは嫌ったり軽蔑したりしないからね? 受け入れてあげるからねー?♡ だから安心して、おねしょしちゃっていいんだよ?♡ ほら、しぃーしぃー・・・・・・♡」
右耳から、左耳から、全く正反対のことを囁かれて、頭がぐちゃぐちゃになる。それに、おしっこを我慢することの快感で、頭がどうにかなりそうだった。ネショの顔は、快感と、恥ずかしさとで真っ赤にとろけてしまっていて、人前で見せてはいけないような顔になって氏まっていた。
我慢頑張れ、頑張れ! ほら、しぃーしぃー・・・・・・交互に耳元で囁かれる。
「・・・・・・ぁっ」
小さな声がこぼれる。もう、限界だった。
「あっ、ああっ・・・・・・」
情けない声がこぼれて。快感が頂点に達して、こぼれ出した。
じわーっとお尻の辺りが暖かくなってくる。暖かさがじんわりと広がって、ほっとするように気持ちよくなる。開放感と、こんなところで出してしまっているという罪悪感と、大勢の人に見られながらしてしまっているという恥ずかしさとが混ざり合って、頭が真っ白になるくらいに気持ちよかった。
「お姉ちゃん・・・・・・お漏らししちゃったの?」
「あーあ、ついにしちゃったね。ふふっ、すっごくあったかくなってきた・・・・・・♡」
圧迫感が軽くなって、尿道が聖水で擦り上げられていく。止めたいのに、止められないのが、たまらなく気持ちよかった。シュロの膝の上に乗りながら、しているのが、なんだかすごく懐かしい感覚がして、それもすごく気持ちいい。
「はあ〜・・・・・・♡」
ネショは無意識に、とろとろにとろけた顔で、気持ちよさそうな声を出してしまっていた。
・・・・・・全てが終わって、ネショの下にある床の上は水たまりになってしまっていた。シュロの膝も、びしょびしょになってしまっている。
「ふふっ。こんなにたくさんの人の前で、大人なのにおねしょするところを見られちゃって・・・・・・気持ちよかったね?♡」
シュロがいたずらっ子のように笑って言う。女の子は、椅子の上で背伸びしてネショの頭を撫でた。
「え、えっと・・・・・・大丈夫だよ! お姉さんでも、お漏らししちゃうことだってあるもんね! だからえっと・・・・・・気にしないで! ね!」
「そうだよー。シュロお姉ちゃんは、ネショちゃんがいい大人なのにおねしょしちゃうような恥ずかしい子だったって、受け入れてあげるからね?」
それに・・・・・・とシュロは言葉を続ける。
「ネショちゃんだけ、仲間外れにはしないから」
そう言うと
「んっ、はあ・・・・・・」
先ほどのネショと同じように気持ちよさそうなとろんとした表情を浮かべて。
ネショと同じように下腹部を濡らして、床の上に水たまりを作った。女の子は驚いたような表情を浮かべている。
「これでお揃いだから・・・・・・ね?」
そう言って、シュロはネショに向かって小悪魔のような・・・・・・ではなく、えへへっと照れたような表情を浮かべて笑ったのだった。
◇
「・・・・・・いやお前、マジで引くわ・・・・・・」
「引くわー」
「いやいやもう仕方ないじゃんか! そんなにドン引きしないでよ!」
翌日の朝。
大きな世界地図の描かれた布団の前に立たされたネショを見て、田中斉藤の2人はドン引きしていた。
「いやだって人をおねしょさせようとして自分がおねしょするとか、ドン引き以外の何ものでもないだろ・・・・・・」
「バチが当たったんだねー!」
ムキムキ男田中はドン引きし、魔女っ娘斉藤は嬉々としてからかっていた。
「記念写真撮ろ記念写真! ほら、このプレートつけて! さっき即興で作ったやつ!」
斉藤は笑顔でそう言って、ネショの首に『私はAランクハンターなのにおねしょをしてしまいました。』と書かれたプレートをかけた。
「くっ・・・・・・殺せ!」
「はーいネショ、おねしょ布団の横に立ってダブルピースしようねー」
ネショは屈辱に顔を赤らめながら、ダブルピースで記念写真を撮られた。
「斉藤お前もけっこう変なところあるよな・・・・・・」
田中はそんな斉藤にもドン引きしていた。
と、そんなふうにしていたところへシュロが現れた。
「あの・・・・・・すいません。僕もおねしょをしてしまって・・・・・・」
あの夢の中で、ネショが決壊したあとシュロも決壊していた。だからシュロも、おねしょをしてしまっていたのである。
「あの、本当にごめんなさい・・・・・・」
「いやいや! そんな気に病まないでよ! コイツもしちゃってるわけだしさ!」
「そうそう! それにむしろこっちの方こそごめんって感じだし・・・・・・」
「ああ、そうだな」
((なんか変なことに巻き込んでしまって・・・・・・))
「い、いえ! ごめんなさいは完全にこっちのセリフです!」
(俺の変なミッションに巻き込んでしまって・・・・・・)
お互いがお互いを巻き込んでしまったと思ってるすれ違い空間であった。
「えっと・・・・・・じゃあせめてものお詫びに!」
シュロはそう言ってネショのもとへ駆け寄ると、こう言った。
「ネショさんのことを洗わせてください!」
◇
「えっと、僕は目隠しをしているので、このスライムに綺麗にしてもらいます」
シュロは目隠しをしている。頭の上に乗せたスライムにネショを洗ってもらうのだ。
(うへへへ・・・・・・眼福だぜ!)
ネショは平静を装いながらも、心の中でよだれを垂らしていた。今のシュロは裸だ。裸に、目隠し。さらにシュロもおねしょをしたので、垂れたおしっこが太ももに伝っている・・・・・・すっごいマニアックでエロティック。まさに垂涎ものだぜ! たまにはおねしょをするってのも、悪くないかもな・・・・・・ネショはそう思っていた。
スライムは触手の先からボディソープを滲み出させながら、ネショのそこを洗っていく。滑らかで、なかなか気持ちい感触だった。シュロの計らいで、事前にお湯につけておいたので、少し温まっていてそれも心地良かった。
そして、シュロは
「えっと・・・・・・大丈夫ですよ! 僕もしちゃいましたし・・・・・・それに大人だっておねしょしちゃうことぐらいありますから! だから元気出して下さい!」
気遣うようにそう励ましの言葉をかけてくれた。
「ムッ!?」
その時、ネショに電撃走る!
おねしょして汚れた体を自分より年下(見た目だけだが)に洗ってもらい、慰めてもらうというこの屈辱感! そしておねしょして人に体を洗ってもらう、このどこかむずがゆいような懐かしさを感じる体験!
それらが混じり合い、なにか甘くて、じゅくじゅくと疼くような痛みの快感となってゾクゾクと全身を貫き────
「こういうのも・・・・・・ありかもしれない!」
「え?」
ネショの性癖フルコースに、新たな一品が加わった瞬間なのであった・・・・・・。
そんなこんなで、今回の冒険は終わって。
小さい女の子にお漏らし、おねしょを見られて罵倒したり慰められたりされたい系ロリコンAランク女性ハンターという化け物が誕生したとか。
斉藤に「Aランクおねしょハンター!」とからかわれて、「そういう罵倒は幼女にされたいんだよ!」と返してドン引きされたとか。
そういうこともあったらしいが、それはまた別の話・・・・・・。
後日談
『えー? もういい大人なのにぃ、おねしょなんてしちゃったわけぇ?』
シュロはやたらと露出度の高い小さな女の子の前で正座させられ、罵倒されていた。
「ぐうッ・・・・・・!」
この女の子はおねしょ夢魔。
シュロが今回もらったスキル、『おねしょ夢魔化』は、おねしょ夢魔という人の夢の中に侵入しておねしょをさせる存在と、契約を交わして一体化することの出来るスキルだ。そういう仕様のスキルなのだ。
で、このスキルには代償がある。それはスキル所有者自身がおねしょをしてしまった時に、契約しているおねしょ夢魔から罵倒されてしまうというものなのだ!!
『大人なのにおねしょなんてして、恥ずかしくないの〜? だってもう、あんたの妹だってとっくにおねしょ卒業してるんでしょー? それなのに、お兄ちゃんのあんたが寝る前おトイレ行けずにおねしょとか・・・・・・うーわ、恥ずかし〜!!』
シュロは元々、ミッションのためにネショをおねしょさせるつもりではあったが、自分もおねしょをするつもりではあった。あったのだが・・・・・・実は、あの夜寝る前にトイレに行かなかったのは、普通に暗い廊下をトイレまで行くのが怖かったからなのだ。元々するつもりだったというのもあるけど、怖くてトイレ行けなくて、普通にちゃんとおねしょフラグを立ててしまったというのもあるわけで・・・・・・。
『大人失格じゃーん。赤ちゃんからやり直したら〜? 妹におねしょ治す方法教えてもらうっていうのもいいかもねー? てか、私がお仕置きにお尻ぺんぺんとかしてあげよっか〜?♡』
こんなふうに言われて、何も言い返せないでいるのだ。というか、わざととかじゃなく普通におねしょしちゃったみたいで、ちゃんと恥ずかしい。
でも、流石にここまで言われてしまっては・・・・・・
「いや、そこまで言うことないんじゃないかなあ!? 俺だって、普通の時だったらおねしょなんてしないんだよ! もうちゃんとした大人なんだから!」
『へー・・・・・・じゃあ、もし明日おねしょしたら、あの時ネショちゃんみたいにプレート付きダブルピースでおねしょ記念写真ね』
「わかった!!」
と、いう流れになってしまったわけだけれども・・・・・・
翌日の朝。
『あははは!』
「ぐうう・・・・・・」
シュロは『私はもう成人済みの大人なのにおねしょをしてしまいました』というプレートを首からかけて布団の横でダブルピースをしていた。パジャマのズボンとパンツを脱いでおねしょ布団の横に干してあるので、ボトムレス状態である。
『ええ〜? ざっこ〜♡ 膀胱よっわぁ〜♡』
「くっ・・・・・・あの時のおねしょしたせいで、体にクセがついちゃったんだ・・・・・・!」
『えー? 大人だからぁ、おねしょなんてしないんじゃなかったのー? あれだけはっきりおねしょなんてしない! って言ってたのにしちゃってるじゃーん! おねしょなんてしないもん! って言い張っておねしょしちゃうのって、大人じゃなくて、子供のやることだよ? やっぱり大人じゃなくてお子ちゃまでちたか〜?♡』
「ぐうう・・・・・・! ルラが友達の家にお泊まりに行ってる時で良かった・・・・・・!」
で、まあこの日はあえなくおねしょしてシュロの負けとなってしまったわけだが、この後から完全に体にクセがついてしまったみたいで・・・・・・
「なんでぇ・・・・・・?」
その日からしばらくシュロはおねしょをするようになってしまい(ルラにはバレないように上手く隠して後始末していた)・・・・・・
そしてついに
『ええー? おむつ買うのー? 大人なのに、妹はとっくにおねしょ卒業してるのに、おねしょ治らない子供用のおむつ買っちゃうんだ〜?♡ ね、大人なのにそんなの買って何に使うわけ〜?♡ ねえねえ何に使うわけぇ〜?♡』
「うるさいなあ・・・・・・!」
屈辱的な最終手段に手を出すことになってしまったのであった・・・・・・。
「言っとくけど! 今はもう治ってるからね!? あのあと一時的におねしょしちゃうようになっちゃっただけで・・・・・・! 頑張って治したんだから! 今はもうおねしょなんてしてないから!!」
『頑張っておねしょ卒業出来て、えらいでちゅね〜♡』
「うるさいなあ!!」
おねしょ編、完!!