ちゃんと編集しなおしました。
「――そんなわけで、俺はラウラ・ボーデヴィッヒ氏とタッグトーナメント出場となったわけだ。…わかってもらえた?」
「うん…そんなことがあったんだ」
「お前も大変だな」
夕食を食べながら俺は二人にボーデヴィッヒさんと組むことになった経緯を洗いざらい話した。試合当初なぜか不機嫌そうだったシャルルも事情を説明したらいつものシャルルに戻っていた。俺がふたりの敵になるつもりだとでも思っていたのだろうか。そんなわけないのにな。
現在俺たちはつい先ほどまで教師陣からの事情聴取されており、夕食のためにここに来たの食堂終了ギリギリだった。危なく夕食抜きになるところだった。
食堂に来てからも話を聞きたがっている女子たちをなだめつつ夕食を食べていたところにテレビに緊急告知が入った。それによると、トーナメントは中止。ただし、今後の個人データ指標と関係するため、すべての一回戦は行う。とのことだ。
そのニュースを見た途端、周りの女子たちが落胆していた。
「……優勝……チャンス……消え……」
「交際……無効……」
「……うわああああんっ!」
バタバタバターっと数十名が泣きながら走り去っていった。……謎だ。
「どうしたんだろうね?」
「「さあ……?」」
誰も答えることができないといだった。三人ともちんぷんかんぷんだ。
「……………」
去って行った女子の後に、一人呆然と立っている姿があった。見慣れたポニーテール姿の箒だった。
口から魂の抜けたような呆然とした箒のもとに一夏が行く。
「そういえば箒。先月の約束だが――」
「ぴくっ」
あ、反応した。あれ?先月の約束?そう言えばなんか大事があったような――
「付き合ってもいいぞ」
「――。――――、なに?」
あ、思い出した。箒が一夏に告白したのを目撃したんだった。確か箒が「私が優勝したら付き合ってもらう」的なことを言ったんだったか…って、はい!?今一夏なんて言った!?
「だから、付き合ってもいいって……おわっ!?」
突然バネ仕掛けのように大きく動き、身長差のある一夏を箒は締め上げる。
「ほ、ほ、本当、か?本当に、本当に、本当なのだな!?」
「お、おう」
「な、なぜだ?り、理由を聞こうではないか……」
パッと一夏を離し、腕組しながら咳払いをする箒。頬に赤みが差している。まあそりゃそうだ。自分の告白に答えたんだ。しかも答えは「YES」。興奮もするだろう。
「そりゃ幼なじみの頼みだからな。付き合うさ」
「そ、そうか!」
「買い物くらい」
「………………」
あちゃ~。やっちゃったな一夏。
「………だろうと……」
「お、おう?」
「そんな事だろうと思ったわ!」
どげしっ!!!
「ぐはぁっ!」
腰のひねりを加えた正拳が一夏の腹に叩き込まれる。
「ふん!」
追い打ちの蹴りが一夏を襲い、箒のつま先が一夏のみぞおちに刺さる。
「ぐ、ぐ、ぐっ……」
ずかずかと去って行く箒を視線ですら追うことのできない一夏。相当のダメージなようでその場に崩れ落ちる。
「一夏って、わざとやってるんじゃないかって思う時があるよね」
「これがわざとなら相当なゲス野郎だろ」
「な、なに?どういう意味だ、それは」
「「さあ(ね)」」
俺とシャルルは苦笑いを浮かべるしかなかった。
「あ、織斑君に梨野君、デュノア君。ここにいましたか。さっきはお疲れ様でした」
「山田先生こそ。ずっと手記で疲れなかったですか?」
「いえいえ、私は昔からああいった地味な活動が得意なんです。心配には及びませんよ。何せ先生ですから」
えっへん、と胸を張る山田先生。なんというか、仕事とかできる人なのにこういう動作が子供っぽいな。
「で、ですね。実は皆さんに朗報を持って来たんです!」
「朗報?」
「なんとですね!ついについに今日から男子の大浴場使用が解禁です!」
「おお!そうなんですか!?」
「てっきり来月になると思ってました」
「それがですねー。今日はボイラー点検があったので、もともと生徒たちが使えない日なんです。でも点検自体はもう終わったので、それなら男子の三人に使ってもらおうって計らいなんですよー」
「ありがとうございます、山田先生!」
感動のあまり山田先生の手を握りしめる一夏。
しかし、この後俺たちは一つ大きな問題があったのに気付いた。そう。シャルルをどうするかである。
今回短めですが、なんとなくきりよくいきたかったのでここまでです。
続きは頑張って今日中にアップします。
あと、途中で送っちゃってすいません。