というわけで超絶久々の最新話です!
「改めまして私の名前は更識楯無、あなたたち学生の長、この学園の生徒会長よ」
「「ど、ども……」」
対面に座る生徒会長、更識楯無先輩の自己紹介に俺と隣に座る一夏はお辞儀する。
俺たちが現在いるのはIS学園の生徒会室。今日の生徒集会のことについて詳しく訊こうと思ってやって来たのだが、入ってみると先客がいた。一夏である。
生徒会室内には対面で座る一夏と生徒会長、それに部屋の奥によく見えないが誰かいるようで話し声が聞こえる。おそらくキッチンか何があると思われる。
生徒会長に示されるまま一夏の隣に座ったところでさっきのところになるわけだ。
「あの……それで、今朝の件は……?」
「まぁまぁ、いろいろ訊きたいことはあると思うけど、今お茶を入れてるから、ちょっと持ってね~」
「は、はぁ…?」
話を聞こうと切り出した俺だったが、生徒会長はのらりくらりと避けられる。
と、話していると――
「お待たせしました」
「おまたせ~」
奥のスペースから二人の人物が現れる。
一人はティーセットの乗ったお盆を持った三つ編みに眼鏡の女性。今朝の生徒集会で司会をしていた人だ。
そしてもう一人は――
「本音!?」
「やっほ~、ナッシー」
なんと驚いたことに本音だった。
「お、お前なんでここに!?」
「あれ?前に言わなかったっけー?私生徒会役員だよ~」
「えっ!?………あっ!そう言えば!」
「でしょ~?」
笑いながら本音は手に持っていたお盆を机の上に下ろす。
そこには切り分けられたシフォンケーキが五人分乗っていた。
「はい、ナッシーの分」
「あ、おう。ありがとう」
言いながら俺の前に皿を置く本音に礼を言う。
その後、三つ編みの先輩が紅茶をおいてくれる。
「すみません、うちの本音が」
「いえ…って、うちの?」
「ええ」
申し訳なさそうに言う先輩の言葉に否定しながら、俺はその言葉に引っかかる。
「はじめまして、ですね。私の名前は布仏虚」
「私のお姉ちゃんだよ~」
「ええっ!?」
本音の言葉に俺は驚きの声を上げる。と、同時に納得もした。この先輩、虚先輩を初めて見た時から感じていた見覚えのある感じがしていたが、その正体がやっとわかった。そして、それと同時にもう一つ気付いた。
「あの…生徒会長ってもしかして、更識さん――簪さんのお姉さんですか?」
「……ええ。そう言えば、あなたたちは簪ちゃんと面識があったのよね」
「本音が簪お嬢様の専属使用人。私は楯無お嬢様の専属使用人なんです」
「なるほど……」
俺の問いに頷く生徒会長と布仏先輩の言葉に納得して頷く。
「まあその話は置いておいて!せっかく虚ちゃんが入れてくれたお茶が冷めちゃうわ。さっ、飲みましょ」
そう言って促す生徒会長の言葉に頷きながら俺と一夏がティーカップに口を付ける。
「「おいしい……」」
「でしょ~。じゃあ私も~」
と、本音が自分の分のティーカップとシフォンケーキの皿を持って俺の隣に座る。
「いただきま~す」
「もう、はしたないですよ本音」
にこにこと笑いながら食べ始める本音を窘めるように言う布仏先輩。しかしそれを気にした様子なく本音は食べ進める。
「ん?どうしたのー?」
「い、いや、なんでもない」
そんな様子を苦笑いを浮かべながら見ていた俺に本音が首を傾げながら訊く。
「あー、ナッシー食べてないねー。おいしいよー?」
「あ、うん。今――」
「しょうがないなー、はい、アーン」
と、俺の言葉を最後まで聞かずに俺の皿からフォークを取って一口サイズに切って差し出してくる。
「あ、あ~ん」
差し出されるケーキと本音の顔を交互に見ながらとりあえず食べる。口の中に優しい甘みが広がる。
「おいしいでしょ~?」
「うん、おいしい」
「はい、もう一口」
と、次の一口を差し出されるので食べる。
「話には聞いてたけど…なかなかね、これは……」
「二人はいつもこんな感じですか?」
「えっと……まあ…結構……」
「リア充だわ……本音ちゃんに負けた……」
と、そんな俺たちを尻目に三人が話しているが
「俺らなんか変なことしてるか?」
「さぁ~?」
「「…………」」
「嘘みたいでしょ?あれで付き合ってないんですよ、この二人」
そんな俺たち二人の言葉に先輩二人は「え~」と言う困惑した顔をし、一夏は疲れた顔で言うのだった。
改めまして本当に久しぶりの更新になってしまい申し訳ありません!!
航平「ホントにな。これからもちゃんとこっちも更新しろよ」
もちろんだ!ちゃんと更新する!……と思う
航平「おい!」
そんな訳で今回は短めですがこの辺で!
また次回!