■Prologue01
俺は転生した。
事故死の直後、夢の中のような曖昧な空間で「神様のミスだった」とかで、お詫びに転生特典をもらえることになった。俺は長生きしたかったので、望むものは「生きること。生き残る力」と願った。その結果がONEPIECEの世界……死亡率、割と高くね? そして容姿、能力、性別がリゼロの虚飾の魔女パンドラであった。
そりゃ、確かにパンドラは殺すのが難しい。生き残る力としては最高峰といえる。だがTSは聞いてない。普通に転生といえば現代日本でやり直しだと思っていた。そういう説明はなかった。確認不足? そりゃそうだ。夢を見ているような感覚でのやりとりで、事故の瞬間も「あ、これ死んだわ」と思ったくらいで、細かいことを聞く余裕なんてなかった。
切り替えよう。死んだこと、転生したこと、ここがONEPIECEの世界であること、自身が虚飾の魔女パンドラであること。それらは転生して自分を自覚した瞬間に、経歴として脳に刻まれていた。
虚飾の魔女パンドラの権能は改竄能力だ。事象すらも改竄できる。あったことをなかったことに。なかったことをあったことに。それこそ死んだことをなかったことにできる。不老不死すら可能だ。そしてこの俺、パンドラには権能の制限がない。転生特典チートといえる。本来はある程度の制限が存在するだろう。たぶん。
……正直、リゼロの原作はアニメを見たことがある程度だ。将来的にパンドラも倒されるか封印されるかするのだろう。その際に権能の攻略法がない、弱点がないでは話にならない。だから原作パンドラには何かしら弱点か制限があったと考えるのが自然だ。
ついでにいえば、俺は生まれた家族も家庭も知らん。転生したと自覚した瞬間が、俺が生まれた瞬間でもある。スバルがリゼロ世界に来たときと同じ感じだ。正確にはスバルのは異世界転移だと思うが、本人が「異世界転生ってやつ?」と叫んでいたような記憶がある。
ONEPIECEについてはワノ国編あたりまでざっくり覚えている。ひとつなぎの大秘宝が何かは知らん。興味もない。今俺が生きている時代は原作開始よりも前だ。何故それがわかるか。ロックスという海賊が暴れ回っているという話を聞いたからだ。
とはいえ、港で荒くれ者たちが大声で話しているのが聞こえただけだ。厄介なのは、ここが「読者」という神視点ではないことだ。何がどうなっているのかは自分で調べるしかない。権能を使えばある程度わかるが、インターネットはない。情報源は人と新聞が大半だ。
手配書を見れば、ロックス・D・ジーベックの懸賞金は3億ベリー。ルフィの時代ではないので、これでもかなり高い。まだロジャーもいないし、大海賊時代も始まっていないので、海賊が溢れかえっているわけでもない。よほどの悪事や大事件を起こして1億ベリーの懸賞金がかかる、という感覚だろう。それこそ天竜人に手を上げたとか殺害したとかで億超えがかかる印象だ。
……そんなことを知るまでに、既に10年が経過していた。
不老不死の魔女であるパンドラの生態は、とてもスローライフだ。これは俺の性格が反映されていると思う。原作のパンドラは悪だ、というのはたぶん間違っていない。フェイト風にいえば混沌・悪だと思うし、俺自身もそうだ。パンドラに影響されたわけではない。悪人と呼ばれるだけのことは前世でしていた。生まれ変わったとはいえ、根源は変わらない。
容姿は美しく可憐だ。白金の髪に青い瞳、人外の美貌と評されるほどだ。自分で言ったわけじゃない。原作パンドラの喋り方もそんなに知らんので、とりあえず丁寧な口調を使っておけばええやろ、とそうしていた。
気が付いたら、俺は教祖になっていた。魔女教の誕生である。
やったことは宗教名と役職と目的作りだけだ。宗教名は原作に倣って魔女教。役職は七つの大罪をもとに大罪司教を置いた。黒い装丁の福音書を経典とした。経典の内容はよくあるもので、政府に目をつけられず、誰にでもわかる内容にしてある。
・隣人を愛そう
・困ったら誰かに相談しよう
・仲間と助け合おう
以上の3つしかない。子供でも覚えられる。これが大事だ。
目的は「魔女を探し、仲間にすること」とした。魔女が何を指すのかは教えていない。「考えてください」と伝えてある。答えのない問いは、人を勝手に熱狂させる。
もちろん、綺麗な話だけでは組織は育たない。初期に、教団の金を使い込んだ幹部がいた。俺は何も責めなかった。ただ微笑んで「そうですか」と言っただけだ。翌朝、その男は誰にも知られず消えていた。信者たちは、勝手に理由を想像して勝手に震え上がった。それ以来、教団の帳簿は驚くほど綺麗になった。
生活には困らない。信者たちが勝手に食べ物や金を持ってくるからだ。俺は微笑みかけるだけで、相手は嬉しそうにするし頑張ってくれる。最高のコスパである。金は力だ。力は悪が覇権を取るための燃料になる。
ONEPIECEの世界には悪魔の実や覇気という力がある。俺は権能があるので悪魔の実はいらないし、権能で世界最高の覇気を持っていることにしている。覇王色の覇気も持っているし、纏うこともできる。見た目は可憐で可愛く美しいロリ系のホワイトブロンド女子だが。ちなみに、下の毛どころかムダ毛は一切ない。外見年齢は18歳前後に見えるらしい。たぶん顔で加点されている。肉体年齢はよくて14~15歳程度だろう。乳的に考えて。
ワンピの世界なのにボン・キュッ・ボンではないし、成長もしないので、一生このロリ体型だ。それは良い。いや戦闘面では良くないが、普通に2メートル超えや6メートル超えの人間がいるので、体格差はそれほど意味がない気がしている。
そもそも直接戦闘する必要もあまりない。それに権能を使えば、あのチートキャラの剣聖ラインハルトと戦っても千日手になる、と前世で見聞きした記憶がある。制限なしの万能の改竄能力。この力があれば、このONEPIECEの世界で何でもできるだろう。
そう、これはゼロから始める
■02
海賊といえばロジャーが有名である。対となるのは海軍であり、世界政府だ。海軍でいえばガープやセンゴクの名前を聞くようになってきた。
そして俺は第三勢力を形成した。魔女教を母体とする賞金稼ぎ組織だ。将来四皇になるバギーのバギーズデリバリーに近いだろう。傭兵稼業と、賞金首の海賊を狩る賞金稼ぎ稼業の二足のわらじである。人の募集や資金提供は魔女教が行っている。
魔女教はそれほど問題視されていない。慈善事業をして、海賊から人々を守る側なので、それなりの支持がある。何より、パンドラの容姿は美しい。会いたいという貴族や王族は多い。資金提供の多くは、その特権階級の人々と"お話し合い"をした結果だ。誰しもが是非とも支援したいと言い出し、毎月かなりの金額が入ってくる。そのおかげで、武器も戦闘訓練も人材も優秀なものが揃う。悪魔の実が手に入ることまである。
俺は悪魔の実を食べて能力を得ることに興味がない。海や海楼石という弱点を作る意味がない。能力の相性が最悪という事例も起こり得る。デメリットを上回るメリットがあるという考えは否定しないが。
「さて、どうしましょうか」
ある意味で扱いいに困る悪魔の実が手に入った。原作でも出てきたゴロゴロの実だ。自然(ロギア)系だ。売れば数億は得られるだろう。
……エネルってまだ生まれてないのか? わからん。年月の経過など、もう数えていない。原作開始まであと何十年あるのかもわからん。
魔女教の幹部には悪魔の実を食べたがる人物がわりといる。ちなみに、何の因果か、リゼロに登場する人物と同じ名前の奴らが多かった。初期に入信して後に大罪司教になった者は全員同じ名前だ。それ以降は世襲名として受け継がれている。
魔女教の運営は基本的に投げっぱなしだ。困りごとや大きな決断があるときだけ、相談という形で報告が上がってくる。それぞれの担当は大雑把に把握しているが、俺が決めるとそれが全てに優先されてしまう。優先順位を説明すれば納得してくれるが、何も言わないとわりと暴走気味に動かれる。以前、悪魔の実の取り決めを「好きにすると良いですよ」と言ったら、普通に奪い合いから殺し合いにまで発展した。それ以降は俺がルールを決めるか、俺が指定した人物に食べさせる形に落ち着いている。
「パンドラ様、候補は大罪司教『強欲』担当のレグルス・コルニアス様か、『怠惰』担当のペテルギウス・ロマネコンティ様ですが、如何致しましょうか?」
魔女教が定める司教は原作と同じ数だけいる。彼らには原作のような権能はない。そのかわり、悪魔の実を求める傾向にある。
……ある程度の攻撃の無効化という能力的にもレグルスが妥当だろうな。原作的にも、ゴロゴロの実はある意味で無敵だし。
「ではレグルス・コルニアス司教に食べてもらいましょう。これまで以上によく働くよう、お伝えください」
魔女教大罪司教といえば、海軍でいう大将と戦えるレベルを意味する。武器の取り扱いから戦闘訓練、数多くの実戦、高レベルの覇気の習得までが必須だ。この強さの標準化は長い時間をかけて魔女教内で決まったことで、俺が決めたわけではない。組織運営、管理、外交は非戦闘員が担当することが多く、一般教徒と呼ばれる。元海軍の人材もいる。
宗教団体としての活動は地味だが、確実に人を増やしている。目立つのは傭兵と賞金稼ぎで活躍している教徒たちだ。傭兵を魔女教マーセナリー、賞金稼ぎを魔女教ハンターと呼ぶ。服装やシンボルは魔女教のものを使う者が多いが、強制はしていない。自発的に魔女教の存在感を示しているのだ。戦場での活躍や大物海賊の拿捕といった功績は、そのまま魔女教の力の証明になる。当然、海軍や海賊からの勧誘も多い。組織としても、個人レベルでも、すべて断っているらしい。
「ゴロゴロの実を食べて数年で頭一つ抜けたレグルス司教が、手も足も出ないとは……さすがパンドラ様」
大罪司教の中には俺に挑んでくるやつもいる。己の実力を試したい、俺の実力を疑っている、理由は様々だ。大罪司教クラスともなると覇気は当然のように使うし、レベルも高い。覇王色の覇気を持つ者もいる。だが誰一人として、覇王色を纏うところまでは至っていない。悪魔の実の覚醒に至った者はいる。
「コルニアス司教、もっと強くなりたいのなら、オイコット王国がどうやらきな臭いと聞いております。あなた一人で決着をつけてくると良いですよ」
戦場ならどこでも良かった。場所に特に意味はない。ただ、レグルスに足りないのは自信だ。圧倒的強者の部類なのに、原作と違ってとても謙虚で自己肯定感が低い。そこで安直に考えた。雑魚相手に無双でもすれば、少しは自信がつくだろう、と。
――数カ月後、レグルス・コルニアスはたった一人でオイコット王国の戦乱に決着をつけた。数千人規模の死傷者が出たが、それ以上に救われた人々も多かった。そして彼は、現地で数十名の妻を見つけ、彼女らと共に魔女教本部へ凱旋したという。
……自信がつきすぎたかもしれない。まあ、使える駒が増えたと思えば悪くない。
そしてついに、大航海時代の幕開けを告げるゴール・D・ロジャーの処刑が行われた。
■03
……原作の匂いがし始めた。レグルスの妻の中にベルメールがいたのだ。義理の娘としてナミとノジコの名前も聞いた。レグルスの家は魔女教本部の近くにあり、妻たちもそこに住んでいる。近いうちに確認しに行くしかない。
このままいけばアーロン編がごっそりなくなるし、ルフィの仲間が一人減るかもしれない。が、気にしていない。むしろ、俺、つまり虚飾の魔女パンドラが存在するONEPIECEの世界が、原作と同じなわけがない。既に魔女教は一大勢力に数えられるほど大きいのだ。
原作開始前の行動は難しい。広大な海と世界の中で原作に関わる人物を見つけ、関わりを持つことがどれほど困難か想像してほしい。世界を動かせる人物を見つけ、近づき、仲良くなる。現代日本でも、相手がインフルエンサーであっても難しいだろう。それでも、一大勢力であるが故にたくさんの情報は入ってくる。ロジャーの大まかな居場所も定期的に把握していた。
そう、原作崩壊でいえばゴール・D・ロジャーは魔女教が捕らえた。ロジャー海賊団の船員の多くも魔女教が捕らえた。ロジャーは強かったと思う。原作を知る身からすれば病気で死にかけにしては強い、という印象だが。むしろ副船長のレイリーの方が強かった。レイリーは上手く逃げたが、相当なダメージを与えたので再起不能だろう。原作でルフィたちと出会う前に死んでいるかもしれんが、知らん。この世界の、原作基準の既定路線はもう破綻している。
ロジャーの処刑日には大罪司教たちを向かわせておいた。大航海時代の幕開けを阻止させるためでも、その場にいる未来の海賊たちを事前に暗殺させるためでもない。ただ、時代の転換期を目撃してほしかった。ただし暴れてはいけないとは言っていない。何かあれば各自の判断に任せる、とだけ伝えてあった。
俺も変装して遠くから処刑を見ていた。処刑が終わり、海賊たちが沸き立つ。その瞬間、港では大罪司教たちが懸賞金のかかった海賊たちを狩り始めた。海軍も動いてはいたが町に被害を出さないための動きで、出港した海賊を追う程度のものだった。
結果、港の大半は破壊されたが、多くの海賊を捕らえることができた。中には億超えの海賊もいたが、運がなかった。大罪司教のほとんどがこのローグタウンに集まっていたのだから。
――半世紀ほど前に設立された魔女教は、勢力を徐々に拡大させてきた。爆発的に拡大したきっかけは、やはりゴールド・ロジャーを捕らえたことだ。そして、捕らえた人物がとても美しく可憐であったこと。その容姿は魔女教が始まった頃から変わっていない、という噂もある。悪魔の実の能力だとも囁かれる。裏社会でも有名人であるとか、武器を流しているとか、彼女には曰くや噂が多い。虚飾に彩られた嘘と噂が絶えない。魔女教教祖パンドラ、虚飾の魔女と揶揄される存在。その実態は誰も知らない。
ナミとノジコとは顔見知りになった。既に結構大きくなっていた。ベルメールは幸せそうだった。ココヤシ村? 知らないですねぇ、という感じだ。ただ、ミカン栽培はしていた。
あとサンジの遭難を助けた。人助けは結構しているが、サンジのは偶然だ。普通に死にそうだったが、腕の良い船医によって助かった。ゼフは賞金首ではあったが既に死んだことになっていたし、海賊を引退してレストランを開くと言っていた。片足も食ってなくなっていたので引退を認めた。というより、バラティエの飯を食べてみたかったので見逃したとも言える。
……そういえば、原作的に懸賞金は死ぬまで消えないんだっけ? ゼフは元海賊で、赫足のゼフという二つ名もあった。そこまでいけば懸賞金はかけられていただろう。それなのに、原作ではバラティエに海軍が来てもゼフを気にした様子はなかった。手配書の顔が加齢でわからなかったのか? 少なくともこの世界では死亡が確定していない限り手配書は取り下げられない。世界観は中世に近いし、過去の海賊行為を掘り起こして逮捕や処刑をするのも普通だろう。まあ、考えすぎても意味はない。
原作崩壊をさせると運命はどう変化するのか。わからない。主人公が変わるかもしれない。原作で死ななかった誰かが死ぬかもしれないし、その逆もあるだろう。世界がどうなるかは誰にもわからない。
「魔女教教祖パンドラ、いえ……貴方たちにはこう名乗った方が良いでしょう。虚飾の魔女パンドラです。短い間ですが、どうぞよろしくお願いします」
――この日、世界の均衡が崩れる音がした。数年後、そのことを思い知ることになるのは、四皇と呼ばれる四人のうちの一人であった。
■04
大航海時代にできた制度の一つに、海軍機能の一部委託がある。増えすぎた海賊への対策だが、賞金稼ぎ組織を持つ魔女教への首輪だとも言われている。世間的には魔女教ハンターを政府公認とはしていない。だが実質的には公認だ。実際、魔女教ハンターになりたいという人は多く、現役のハンターも多い。億超えの海賊を捕らえる実力があり、四皇相手に引けを取らないハンターも少なからずいる。
問題は、政府が問題にしたくない問題を起こすことだ。四皇に喧嘩を売るには情勢的なタイミングというものがある。これは本来政府と海軍の問題であり、民間組織には無関係といえばそうなのだが。
「海賊達には虚飾の魔女パンドラと恐れられているとはいえ、やっていることや実績を見れば”こちら側”ではある」
「しかしながら、世界にはバランスというものがある」
「偶発的な遭遇だったのか、狙ってやったのか……」
「四皇の1人、白ひげ……いや、白ひげ海賊団壊滅という情報は確かなのか? 少なくとも、ぶつかり合ったのは確かなようだが」
最高権力者である五老星が頭を抱える問題が発生していた。パンドラについての情報は極めて少ない。かつてロジャーとその船員を捕らえた実力、容姿端麗であること、魔女教の教祖であること、黒い噂があること、海賊に虚飾の魔女と呼ばれ恐れられていること。その程度で、バックボーンも狙いもわかっていないことの方が多い。
諜報員を送り込んでも当たり障りのないことしか報告が上がってこない。毎回詳しく調べるよう指示しているのに、パンドラに関する情報はゼロに等しい。おそらく何かしらの悪魔の実の力で誤魔化されている、と予想されていた。そろそろ本気で世界政府の名目で呼び出す必要がある。五老星の誰もがそう考え始めていた。
――その瞬間、五老星全員の背筋が凍るほどの寒気と悪寒と恐怖が走った。それは世界政府の本拠地、聖地マリージョアのパンゲア城内「権力の間」に、突如として現れた。
「はじめまして、五老星の皆様。そろそろご挨拶をした方がよろしいかと思い、馳せ参じました。魔女教教祖パンドラです。よろしくお願いします」
……原作は始まっているが、ルフィが今どこで何をしているかはわからん。世界情勢、特に海賊情勢は白ひげ海賊団の壊滅でだいぶ荒れている。世界政府に伝わっている情報はまだ未確定らしいが、白ひげは殺したし、船員の半分以上は捕らえて海軍に引き渡したはずなのだが。そのせいで、魔女教の戦闘集団は忙しい。そして今は、まだ五老星を始末するタイミングではない。
『貴方達は、私の問いに素直に答えてください』
権能を使った。彼らは逆らえない。
問、魔女教およびパンドラは世界政府の敵であるという認識か?
答、敵になる恐れはあり、調査中である。
問、私たちに危害を加える気はあるのか?
答、暴力や武力での危害は今のところないが、調査や潜入など、危害と思われてもおかしくないことはしている。
問、ゴムゴムの実こと、ヒトヒトの実 幻獣種 モデル「ニカ」とは何か?
答、世界政府および天竜人の敵である。太陽の神ニカの能力は世界で最もふざけた能力である。ゴムの体になり、腕力と自由を与える。自由とは、能力者次第で何事でもできる可能性を含む。
……なるほど。原作の主人公の実が、政府にとってそこまでの代物だとは。世界の秘密やONEPIECEについても聞けるが、興味がない。再び権能を使い、彼らから俺と会ったことも話したことも消した。
――白ひげ海賊団壊滅の情報が世界政府に遅れて伝わったのには理由がある。確かに、白ひげの首は海軍に届けられた。それだけでなく、多くの白ひげ海賊団員が死体で持ち込まれたのだ。中には顔がわからないほど損傷した者もいた。その裏取りと確認に時間がかかった。
海軍は魔女教と白ひげ海賊団の戦闘を直接見たわけではない。そこで生きて捕らえられた白ひげ海賊団員に確認させたのだが、その作業が難航した。泣き喚き、正常な状態に戻るまでに時間がかかった。損傷の酷い死体を前に怒り狂うなど、情緒が安定しなかったのだ。
億超えの者はほぼ死体での引き渡しだった。報酬は3割減となるが、船長の白ひげを含め、懸賞金の総額は莫大だった。数十億の支払いの用意にも時間がかかった。
すべてが終わったのは、白ひげ海賊団が壊滅と言い切れる状態になってから数週間後で、世界政府と五老星に伝わったのもその頃だ。その間に残党狩りもあったが、白ひげ海賊団は壊滅し解散した、という話は既に海賊たちの間に知れ渡っていた。
AI使用範囲:主に清書に使ったりしてます。初めて使いましたが便利でした。こういう感じで話を作りたいで結構作れたりするんだなぁと。