至極どうでもいい日常、りにゅーある?   作:鳳圭介

1 / 2
 脚色ばかり? いいえ、事実です。誤差5%以内です。何が基準かって? 聞くだけ野暮です。自分もわかりません。


制裁? 粛清? いいえ、教育です(おぃ

「はぃー!」

 と、ショッ●ー並の高音で急に発されるその言葉、それは俺にとっては許しがたい言葉である。それは何故か。至極どうでもいいが簡単に説明しよう。

 体育の時間、点呼があるのだが上の空状態だった俺は急に呼ばれた自分の名前に対して、

「はぃ?」

 と、マンガやアニメ張りののんびりした声で返してしまった。

 そして、色々とあって、高音になり俺をいじる素材になった。間がちゃんとなっていない気もするが、気にしてはいけない。些細なことだ。

 そんなこんなで俺はそのいじってくる相手に対して、せいさ……しゅくせ……ともかく、いろいろとやらねばいけないのだ。

 そして、今日も変わらずM&Pと呼ばれるS&W製の護身用ボールペンを片手に相手を追い掛け回す。追いかける相手に恐怖を与えないように満面の笑みで、M&Pを顔の高さくらいに構えながら。

 そして、相手の肩をがっしりと掴む。笑顔は崩さないように気をつけながら。

 すると、相手がこちらを慌てたように振り返る。

「ま、待ってくれ、弁解させてくれ!」

 弁解をしたい、という言葉を無下にするわけにもいかないので、チャンスを与える。

「ほう……10文字以内で、はいどーぞ」

「す、すみませんでしたー!」

「謝るくらいならやるなあああああああ!!」

「ぎゃあああああ」

 まったく、懲りないやつらだ……。

 ため息をつきながら、M&Pを胸ポケットに戻した。

 

 今日も今日とて、変わらぬ日常。

 あと数ヶ月で終わるとしても、その時までは変わらぬ日常。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。