ホロウ内部。特務捜査班の面々が、エーテリアスへと変貌した犯罪者と戦っていた。だが状況は芳しくない。
「があっ!!」
「セスくん!!」
「よそ見は禁物じゃ、朱鳶!!こやつ、中々に手強い!!」
先ほど犯罪者が自らに打ったアンプル……それは、理性なき怪物・エーテリアスとなるかもしれない代償と引き換えに確かな強さを得られる、という代物であった。もっとも見ての通り、エーテリアスに変貌する確率の方がはるかに高いのだが。
「!!」
朱鳶の目の前に、エーテリアスの刃が迫る。目を閉じる暇もなく、その刃は____
『フン!!』
黒き騎士の蹴りで、文字通り一蹴された。
『無事か?朱鳶』
「ジョーカー、さん……?どうしてここに!?」
『上からの命令だ。っと、話は後だな』
黒を基調とした機械の体は、まさに騎士の鎧のよう。赤く光るラインは、彼の正義感の強さを表していた。
『哀れだな、力を求めて
『お前は、骨も何も残らないだろう。だからせめて__』
『一撃で、葬ってやろう』
腰の入った、重い拳。その一撃が、エーテリアスの顔面を貫いた。エーテリアスは、塵のように消えてしまった。
『……一件落着、とは言えないな。だが、お前達が無事で良かった』
「はい、ありがとうございます……」
「……すげー、本物のジョーカーさんだ」
「こら、セスくん!」
「す、すいません!!」
『いいじゃないか。男子だもんな、俺みたいのには憧れるだろ』
「はい、すごいカッコよかったです!」
『それは何より。それじゃあ俺はこれで』
「うむ。ジョーカー殿、また会おう」
サムズアップをして、ジョーカーと呼ばれる黒騎士は去っていった。力が抜けたのか、朱鳶とセスは息を吐き出した。
「……あれが、治安局最強の知能構造体。すげえカッコよかった……」
「はあ、また助けられてしまいました……」
「良いではないか、命あっての物種じゃ。それより捜査のことじゃが……」
新エリー都 治安局 某所
黒い騎士が、誰もいない部屋にひとり。ふう、と息を吐いて。
___
するとみるみるうちに黒い機械の体は消えていき……
「……はあ、つっかれた……」
到底戦えそうにはない、色素の薄い華奢な少女が姿を見せた。
「まさか休日に駆り出されるなんて……朱鳶さんたちがピンチだったから仕方なく行ったけどさあ」
少女は愚痴りながら、スマホの画面とにらめっこしていた。休日にいきなり仕事が入ったことで、友人との予定が台無しになってしまったからだ。
「……うっ」
少女の首筋に痛みが走る。手で押さえた場所には、赤いひび割れがあった。
「……なんか、痛くなる頻度増えてる気がする。またメンテナンスしないとなぁ」
メンテナンス。到底人間に使う単語ではないが、自認が機械の彼女にとっては正しい使い方だ。
彼女の名はセツ。治安局最強の知能構造体・ジョーカーの……「中の人」である。
セツ
主人公。幸薄系うすほそ美少女。盛るねえ。
ジョーカー
知能構造体…のテイでセツが中の人やってる。黒くて強くてかっこいい、完璧だね。間違っても「りきいち」ではない。
誰かこういうの書いて