無職転生−死にたく無いから強くなる− 作:戦神なう
はい、あれから2年が経ちました。
あん?雑?仕方ねぇな最初から話したる。
2年前ジュークから「もっと強くなりたいなら外の世界に行け(意訳)」と言われ、「そのとーり(意訳)」となった俺は、善は急げと言わんばかりにあの後旅支度を始め、日暮までにそれを完了した。
んで、次の日の朝イチで旅に出ようとしたらミラーナに説教をくらい、最終的に出発は2日後で次の日は送別会的な事をやる事になった。
俺的には正直定期的に戻ってくるつもりだし無くても良いよ?って感じだったけど。実際にやってもらったら普通に嬉しかったし、みんな泣いてたから普通に心に来たよね。
でもそんな感じで無事に送り出してもらえましたと。
で、旅に出てからは適当にふらふらしてました。
ラノア王国のある中央大陸の北側をぶらついたり(剣の聖地は行ってない)、赤竜山脈の強行突破は流石に
そんな旅での収穫と言えば、王竜相手に何度も戦って身に付けたく重力魔術に、剣神流の王級と治癒魔術の王級だね。
順に説明して行くと、重力魔術は見て盗んだよね。
何度も何度も戦って、王竜が重力魔術を発動するところを観察して、その後自分で試して。最初の成功までの一ヶ月は毎日王竜に突撃してたね。
なお、習得後はドラゴンボール式鍛錬方にばかり使用していた模様。
次の剣神流王級は、前から鍛えてた片手で『光の太刀』を使うってのを成功させたからそう名乗ってる。
まあ、そもそも剣神流にしろ水神流にしろ王級って自称なんだけどね。
発動させたらOKな魔術師と違って、剣士って奥義習得とか抜きにしても上位階級から名乗って良しってならないと自称止まりなのよ。
ジュークのおっさんはどっちも聖級だから聖級までは許可出せるけど王級以上は無理って感じで。
ちなみに、『光の太刀』を片手で使えるように鍛錬してたのはジュークが片手ってのもあるけど、『無音の太刀』が片手で行けるなら『光の太刀』もイケるだろってのも理由。
最後の王級治癒魔術は前世で読んだ漫画、呪術廻戦の反転術式を思い出したら行けたよね。
負のエネルギーである呪力を掛け合わせて正のエネルギーにして怪我を回復させる。回復できる怪我の規模は、擦り傷から四肢欠損や内臓損傷レベルまで幅広い。
呪力と魔力は明確に違うけど、イメージを借りられたから無事成功できた。
あと、反転術式のイメージを使った事により、解毒魔術も飛躍的に散歩した。
階級がどのくらいになったかはわからないけど、理論上魔力量と魔力制御が十分で治療のための時間が取れるなら、魔石病とか言う神級解毒魔術が必要な病だって問題なく治療可能なはず。
まあ、解毒魔術として反転術式回すと、消費魔力量と魔力制御の難易度が毒や病の程度によるとは言え、とんでもなく大変になるんですけどね。
旅の内容はこんな感じ。
他に直近の事といえば、一ヶ月くらい前に里帰りした事くらいかな。ぶっちゃけそんな変わってなかった。
あとは、王級治癒魔術使えるようになったからジュークの腕生やして片手で『光の太刀』放つコツを教えたり、後輩連中をしごいたりはしたけどその程度。半月くらいですぐ出たしね。
そんなこんなで、今いるのはアスラ王国の南側なんだが………目の前に獣族の女剣士が行き倒れてんだよね。
外見は灰色の長い髪に、剣神流で剣聖以上がもらえるコート(ジュークも持ってる)に片刃の…魔剣かな?これは。
あとは、うつ伏せなせいでいまいちわからんけど全体的に筋肉質で胸と尻は大きい。スタイルは良さそうね。
そんで獣族としてのケモ耳ケモ尻尾と。
「とりあえず起こすか。死なれても気分悪いし」
そんなわけで倒れてる女剣士をひっくり返して(なんか眼帯してるけど普通に美人)息と脈の確認。問題ないと分かったら身体を揺らすと同時に呼びかけて起こす。
念のため治癒魔術も軽くかける。
「おーい大丈夫かー?起きろー」
何度か揺らしては呼びかけるも反応無し。
てか右目に眼帯にこの顔って前世のショート動画とかで見た気がするんだけど思い出せんな。
「起きないか。外傷とかパッと見で無いし、水と食料が尽きた感じか」
それにしたって服と剣以外に荷物がないとはどう言う事だ。
その後も、起きないかと頬を軽く叩いたりしたが反応無し。
面倒になってきた、顔に水ぶっかけるか?
「あー、でもジュークが獣族関連でなんか言ってた気がする。なんだったっけ?」
確か「獣族の奴がぶっ倒れてるところにあったら外傷があったり顔色が明らかにヤバい場合でも無けりゃ、ただの行き倒れだ。そう言う時は鼻先に干し肉でも吊るしてやりゃ飛び起きる」だったか。
「正直冗談言ってるとしか思えないが、試してみるか」
そんな訳で荷物の中から干し肉を取り出して、女の顔の上に垂らす。
「ったく。こんなんで本当に起き「肉ッ」うおッ!?」
すると、途端に跳ね起きて干し肉を食べ出した。
「冗談でも無くマジだったかー……」
ジュークの冗談がマジだったのを目の前で見せられた俺は、女が干し肉を食うのをそのまま見続けるのだった。
2年の旅路を雑に飛ばす作者がいるらしいですね