貞操逆転した新エリー都に住む『あなた』とエージェントのお話 作:ぽこちー
他の作者様が貞操逆転ゼンゼロ小説を投稿してくれるのを信じて。
私、書きます。
雲嶽山の術法とは、エーテルの周波数を読み取り、そこから何やかんやして、なんかすんげぇことができる技である。
雲嶽4000年の歴史が詰まったその技は、並大抵の人間では扱うことができない。
そして、その技を極めた頂点と言っても過言ではない人物。それが、雲嶽山十三代目宗主、『儀玄』である。
『あなた』は、そんな雲嶽山の術法に憧れを抱いた。
その技を身につければ、より多くの人を助けることができるからだ。
そう、あの日。
見ず知らずの自分を助けてくれた、命の恩人である虎のシリオンの少女のように。
むにゅり、と背中に柔らかいたわわを感じながら、『あなた』はよくある拳法のポーズをとっていた。
煩悩を祓うために息を大きく吸い、心を落ち着かせ、身体全体でエーテルの周波数を感じる。
「そうだ、その調子だ。やはりお前さんは筋が良いな」
耳元で優しく囁かれた『あなた』は、ゾクゾクっと背筋を震わせながらも、必死に心を落ち着かせようとする。
だが、それを邪魔するかのように、儀玄の白く美しい腕が背後から伸びてきて、『あなた』が伸ばした右腕とぴったりくっつくように添えられ、右手をにぎにぎと握ってくる。
そして、筋肉質な『あなた』の腕を、儀玄の白く細い指先が伝い、トントンとつついてきた。
「……これが、男の筋肉か。やはり、私とは違って逞しいな」
儀玄が小さな声で何かをぼやいているが、『あなた』は精神統一を続ける。
すると、儀玄の指が腕から肩へ、そしてなぞるように脇から腹部へと移動していく。
くすぐったさと、背中に感じる柔らかなたわわ。
ほのかに香る、女性独特の香り。
それも、香水や柔軟剤といった化学的な匂いではなく、儀玄という1人の女性を感じることができる、甘い蜜のような蠱惑的な香りだった。
「っ♡♡♡これは、まずいな……♡♡♡」
そうは言いつつも、儀玄はその指を動かすのをやめない。
指は、ギリギリ胸に触れない辺りの、左右の肋部周辺を行ったり来たりしている。まるで焦らしプレイをされているようだった。
さらに追い打ちをかけるように、儀玄の熱の籠った吐息が耳元に直接かかり、『あなた』の煩悩を苛烈にしていく。
「……っっっ♡♡♡」
『あなた』が目を瞑り必死に耐えていたその時、儀玄の視線がある1点へと向いた。
そこは、『男性』ならではの、下半身の膨らみ。
股の間にぷくりと盛り上がっているその場所に、儀玄は釘付けになったのだ。
『あなた』は儀玄の視線に気がつかない。
というより、儀玄の顔が見えない。
頬が真っ赤に染まり、目がとろんと溶けているその顔に、『理性』という文字は存在していなかった。
儀玄の指が、ゆっくりと下半身へと伸びていく。
ドクドク、と鼓動が激しくなる。
抱えていた欲望が、解放される。
煩悩とは、誰しもが抱えているもの。
それは、かの雲嶽山十三代目宗主すらも抱え、簡単には祓えないものだ。
だから。
これは。
仕方がないのだ。
「何をやってるんですかお師匠様っっっ!!!!!」
そこへ、橘福福の怒鳴り声が響いた。
次の瞬間、『あなた』はガバッ!! っと腕を引き寄せられ、福福の両腕によって拘束されてしまう。
「それはダメです!! 絶対に許されないです!!」
流石は、雲嶽山の姐弟子。
煩悩まみれの宗主とは異なり、理性が働いている。
「この人はあたしの『
だが、現実は無情かな。
そんなはずもなかった。
この世界に、理性が働く『女性』は存在しないのだ。
橘福福は、『あなた』をぎゅーーーーーっと抱きしめ、腰をヘコヘコ動かしながら、儀玄へ睨みを効かせている。
「……何か勘違いをしているぞ、福福。これはただの修行だ。決してやましいことなどではないぞ」
「嘘ですっ!! 師匠の視線がエッチでしたもんっ!! 性欲が限界突破したアラサー喪女のフェロモンをぷんぷんに撒き散らしてましたもんっ!!」
「ちっ、違うぞ!? 違うからなっ!! 勘違いするな!! 私はそんな女では……!!」
「じゃあ、さっきの指はなんなんですかっ!? 彼のお腹をやらし〜く触ってたじゃないですかっ!!」
「あれは、その……邪気だ」
「はいー!?!?」
「邪気がムンムンだったんだ」
「性欲の間違いでしょうがー!!」
「違うぞ。邪気だ。邪気がムンムンで邪気が邪気だったんだ(?)」
目をグルグルと回しながら、頭の悪い発言をする儀玄。
そんな哀れな師匠を蔑むような目で見ながら、福福は叫んだ。
「何が邪気ですか!? お師匠様が手を伸ばそうとしてたのは、邪気ではなく邪竜ですっ!!」
「じゃ、っりゅう……っ!!!♡♡♡」
何を想像したのか、儀玄は頬を赤らめ、『あなた』の下半身へと視線を向けた。
だが、福福はその視線を遮るように、『あなた』の前に立ち塞がり、『あなた』を強く抱きしめた。
「見せませんっ!! 見せませんよっ!! この人の邪竜はあたしだけのものなんですっ!!」ヘコヘコッ!!
「なっ……ふん。何を言い出すと思えば、そんな妄想を……」
「妄想じゃありませんー!! あたしは彼の邪竜を見たことがあるんですー!!」ヘコヘコッ!!
「!?!? うっ、嘘をつくんじゃない福福!! そんな虚言で私にマウントを取れると思うなよっ!! というか、そのマウンティングをやめないか!!」
顔を真っ赤にしながら、福福の腕を引っ張る儀玄。
しかし、福福はびくともせず、発情期の犬のように腰をヘコヘコと振り続けている。
そして、福福は親指と小指を広げ、儀玄の腹部へと当てた。
「……っ、何を?」
すると、福福はニヤっと笑みをこぼしながら言った。
「あたしが見た時の彼のアレは、これくらいです」
「っっっっっっ!??!!!?!!??!?」
儀玄に電撃走る。
「しかも、あたしが見たのは、彼がもっと小さかった頃です。里の皆に囲まれているところを遠くから見ただけで、実際はもっとあるかもしれません。なんなら、成長した今ならきっと……」
「っっっっっっつ!!??!?♡♡♡!?♡!??!!!?!?!?♡♡♡」
再び、儀玄に電流走る。
ついでに遠くからこの惨状を覗いていた瞬光にも電撃が走る。
「ふっ、福福……!! 詳しい話を向こうで聞かせてもらおうじゃないか!!」
「……仕方ありませんね、全く」
「あっ、あのっ!! 私も混ぜて欲しいのだけれどっ!?!!?」
三人寄れば文殊の知恵とはこういうことだろうか。*1
腰を浮かせてそそくさ去っていく3人の雌共を、『あなた』は見送ることしかできなかった。
なぜか濡れている下半身を不思議に思いながら。
そしてそんな弟弟子の様子を、潘と釈淵は同情した目で見守っていた。
俺たちが、弟弟子を守ってやらなきゃな。
そうですね。
2人は、視線でそう言葉を交わしたのだった。
『儀玄』
邪気が邪気邪気だったから邪気しちゃった(?)。
『里の虎のシリオンのお姉様方 』
毎晩のように寝ている『あなた』の上に跨り酒池肉林(意味深)感謝感激雨あられ。
零号ホロウの暴走時に
「「「「「「絶対に『あなた』を守る〜〜〜〜!!!!」」」」」」ドン!!
があったとかなんとか。
『橘福福 』
森の中で倒れている少年を見つけ、番にすることを決意する。
「これっ♡♡♡ あたしのオスっ♡♡♡(腰ヘコヘコ)」
ちなみに、酒池肉林(意味深)には参加できず、指を加えて(意味深)眺めることしかできなかった。
『葉瞬光』
儀玄が邪気邪気していたのを遠くから眺め、自分も邪気邪気して青溟剣を解放(意味深)しようとしてた。
でもガールズトーク後に普通に青溟剣を解放した(意味深)。
『あなた』
自分を童貞だと思っている姿はお笑いだったぜ??
てかおい、お前の命の恩人とんでもねぇ変態だぞ??
命の恩人フィルターがかかっているとはいえ、性犯罪者待ったなしだぞ??
でも、『あなた』はそんな彼女達に優しく対応する。
なぜならそれが、『あなた』なのだから。
でも少しでも選択肢を間違えると『お前がパパになるんだよ!!!!』√へ突入する。