曙「」スヤスヤ
今僕の部屋のベッドで天使のような寝顔を見せている子は曙である。今日はそんな曙にとっての大事な日だ…それは進水日。
提督「準備…しないとな」
曙「ん…」
…そういえば昨日クソ提督の部屋で寝たような…
曙「執務室行かなきゃ…」
取り敢えず軽い身支度を済ませてからクソ提督のいる執務室へ行かなきゃね。
執務室
トントン
曙「あたしよ、曙、入るわよ」
シーン
何も帰ってこない
曙「全く…」
ガチャ
提督&第七駆逐隊「進水日おめでとう!」
曙「ひゃあ!何!?」
提督「何って、曙今日進水日だろ?」
曙「そういえばそうだったわね…」
漣「ぼのた〜ん、最愛の提督からのサプライズは嬉しいかな〜?」
曙「その言い方やめてって…まあでもありがとう、みんな」
潮「曙ちゃ〜ん」ウルウル
曙「ちょっと!何で泣くのよ!?」
朧「まあ曙、改めて進水日おめでとう」
曙「ありがとう」
漣「ご主人様、そろそろあれ持ってきたらどうです?」
提督「そうだな」
提督「曙、ちょっと待っててくれ」
曙「?ええ…」
提督「持ってきたぞ」
曙「何この大きなホールケーキ!」
そこには真っ白なクリームのドレスをまとったような、気品ある佇まいのいちごケーキがあった。
潮「曙ちゃんの為に提督が朝早く起きて作ってたんだよ」
提督「さあ、切り分けてみんなで食べようか」
漣「ケーキキタコレ!」
曙「ありがとう、クソ提督♪」
提督「どういたしまして」
曙がいつもよりも嬉しそうだ…よかった…
朧「こ、これ!凄く美味しいです」
漣「クリームが濃厚〜」
潮「はい、曙ちゃんの分」
曙「ありがとう、潮」
提督「」
みんな美味しそうに食べていて…嬉しいな。
曙「ほら」
提督「ん?」
曙「アンタの分よ」
提督「ああ、ありがとう」
曙「」もぐもぐ
曙「…美味しいわね」
提督「それは良かった」
提督「どれ僕も」パク
スポンジとクリームがシュワッと同時に溶けていくような、圧倒的な一体感… コクがあるのに重すぎない生クリームの優しい甘さ…そしてそれをいちごのみずみずしい酸味がキリッと引き締めてくれる…
提督「我ながら美味しく出来たな…」
それから僕達は、夕方まで曙の進水日を祝った。
提督「さて、みんな帰ったな」
曙「お皿とか片付けないと」
提督「曙は今日進水日だろう?休んでおきな」
曙「まあ…わかったわ」
それから一段落して
提督「そういえばプレゼント渡さなきゃな」
曙「用意してるの?」
提督「当たり前じゃないか、ちょっと待っててね」
数分後
提督「はい、どうぞ」
曙「ありがとう、開けていいかしら?」
提督「いいよ」
曙「これは…髪飾り…?」
蓋を開けると、そこには色とりどりの花の髪飾りが入っていた。
曙「こ、これ…本当にいいの?」
提督「ああ、この前出かけた時これを見ていただろ?」
曙「気づいてたのね」
提督「曙の事はいつも見ているからな」
曙「」///
提督「あと…」ごそごそ
提督「これを」
曙「これって」
クソ提督が持っていた物は青色の箱だった。
提督「曙…あまり僕はかっこいい言い回しは出来ないからストレートに言う」
提督「君が好きだ」
曙「…こんな…あたしでいいの?」
提督「ああ」
曙「あたしよりも美人な人なんて何人もいるわよ?」
提督「曙が一番美人だよ」
曙「あたしよりもっ…優しい人だってっ…ひっ…ぐすっ」ポロポロ
提督「曙は誰よりも優しい事を僕は知ってるぞ」ギュ
曙「あたしをここまでアンタを好きにさせた事っ…責任取ってもらうわよっ!…ぐすっ」
提督「勿論だ」
廊下
漣「いや〜遂にぼのたんが」
潮「曙ちゃん…おめでとう」
朧「アタシ達はもう行こっか」
漣・潮「うん!」
こうして曙の進水日は終わったのであった。