小さな幸福のために   作:イタク

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ラグナ·セルク

彼は調査兵団に入って三年がたったある日、親から

「調査兵団は辞めなさい」

と言われ家から援助する代わりにラグナを調査兵団から脱退させるように調査兵団に圧力がかかった

しかし以外にもマトモな父親だった為エルヴィンはそれを飲んだ

しかしラグナは不満だったが、それでも自身が出来る事をするために駐屯兵団に編入する事を父親に飲ませた

そんなある日の事だった


1話 駐屯兵団所属の元調査兵団

「書類仕事がめんどくさい」

 

ラグナはペンを握り書類の睨めっこしていた

 

「班長、速く書いて下さい!」

「いやだってリコちゃん、この仕事俺の仕事じゃあ無くない?」

「いいえ!班長の仕事です!あとリコちゃんは辞めて下さい!」

「この鬼副官!鬼畜メガネ!毒舌女!あと……嫁の貰い手が居なさそう!」

 

ピシッ!

 

「いいから速く書いて下さい!班長!!!!!あと私が独身なのは良い男が居ないからです!」

「へーい」

 

しかしラグナはリコの怒りは何のそのと感じで流す毎日を送っていた

 

(今日も異常無し)

 

しかしそれはとある理由でいつも朝だけゆっくりと書類仕事をしてい、そして今日がその理由の日だった

 

 

ドン!

 

何かが破壊された音を聞きラグナはペンを停めた

 

「リコ……今の音は何だ?」

「……分かりません、見に行きましょうか?」

「頼む」

 

リコはすぐに様子を見に行くと直ぐに帰ってきた

 

「壁が……破壊されました」

 

「そうか……」

 

ラグナは椅子からゆっくりと腰を上げると大きな声で

 

「総員!戦闘準備!急げ!!!」

 

ラグナの声で同じく書類仕事をしていた人間達が動き出す

 

「リコ!」

「はい!」

「班の人間を掌握次第出撃しろ!」

「分かりました!班長はどうされますか!」

「作戦通り進んでいるか確かめる!一部慌てて居る奴らが出てくるからケツを叩きにな!」

「了解しました!」

 

ラグナは直ぐにリコに指示を出すとリコは班の人間を纏めラグナは他の人間の所に行くと

 

「テメェラ!しっかりしろ!」

 

案の定慌てて居る奴らが居た

 

「ラッ……ラグナ?」

「巨人が現れたんだ!1分1秒が惜しい!さっさと部下を引き連れて行け!」

「あっあぁ分かっている」

 

そう言いながら慌てて部下を引き連れる同僚達を複数ケツを叩きに回っていると、同僚がラグナの近くに来た

 

「ラグナ!」

「イアン?どうした?」

「リコからお前がまだここに居ると聞いて来た……正直に聞くが、持つか?」

「知らん」

「そうか」

 

イアン、彼は精鋭部隊の隊長にして現在ラグナの上司だった

 

「ただ、前線部隊の駐屯兵団は壊滅するだろう」

「やはり、そう思うか」

「しかし、出来る限り犠牲は減らす、前回出した防衛作戦の改善案はどうなっている?」

 

「ピクシス司令は絶賛していたが、他の上層部は微妙な顔をしていた」

「だろうな、俺もそう思う」

「あぁ何せお前が出した防衛作戦は巨人を仕留める物では無く、足留めの作戦だからな」

「調査兵団みたいに班だと余裕で巨人を仕留める事が出来れば違う策を考えられたんですけどね」

 

ラグナはやれやれと少し苦笑いをしていると

 

「その件だがな、俺からここに居る駐屯兵団の各班に伝えている」

「えっ……本当に?」

「本当だ、俺から見てもあれはいい策だっだからな」

「それは……良かった。」

「それで、あの策だとどれくらい生き残ると思う?半分か?」

「残念ながら生き残るのは……四分の一程度でしょうか?」

 

それはラグナから見て客観的だが、具体的な割合だったが彼、ラグナが言う割合ならば納得してしまう、何故なら彼は元調査兵団の人間だからだ。それも候補ではあるが次期分隊と呼ばれる程の実力者だからだ

 

「それでも上出来だ、お前から見ても壊滅から四分の一だが生き残る、それだけでも……上出来だ」

 

しかし……それでもイアンはもっと助けられない策が無いのか、悔しそうにしたのは言うまでも無かった

 

「イアン隊長、一つご提案があります」

「何だ?」

 

「最悪私の部隊は壊滅。いや違いますね最悪は私だけ死ぬかも知れないことかな?」

 

ラグナの提案にイアンは驚愕するのであった

 

「お前……死ぬぞ?」

「安心して下さいよイアンさん。子供を作るまで死ぬつもりは無いよ」

「お前……独身だろ?」

「ハハハ!手厳しい!」

 

ラグナは自身の立体機動装置の調子を軽く確認すると

 

「私が死んだらイアン隊長の、せいですからね」

「何故そうなる?」

「民間人の避難ですよ。あと対鎧の巨人用の壁の補強もよろしく~」

「なっ!オイ!ラグナ!」

「避難速めによろしく~」

 

ラグナはいつも通り軽口を叩くがラグナの顔だけはいつもと違い真剣な眼差しをしていた

 

 

 

 

 

プッシュ!  

 

 

タッタタ、プシュ!……シュッ!ジジジ……トン、タタタ、プシュ!

 

 

ラグナはガスを極限まで抑え低出力で移動していた

 

クイ!

 

「よっ!と」

 

ラグナは自身の精鋭班に合流すると

 

「相変わらずの低出力の移動が得意ですね」

「当然!これからガンガンガスを使うからな!今のうちにガスを節約しないと」

 

ラグナは普段通りの軽口を叩きながら近づいてくる巨人を見ていた

 

「リコ、状況は?」

「残念ながら前衛部隊は半壊しました。正面は全滅左側は半壊し右側はまだ組織的抵抗をしていますがそれも時間の問題かと」

「そうか」

 

ラグナはジット戦局を確認しながら

 

「訓練兵に通達、中央部隊は左翼に合流させろ。その際巨人一体に付二班で対抗するようにもし1班で一体と対峙したならば即座に味方の班と合流させろ。また二班で3体以上確認したならば即座に壁側に撤退し巨人を惹き付けろ」

「了解」

 

「それから右翼についてだが。そろそろ前衛部隊は後退するだろう。その際私の名前を使い巨人共を引き連れて壁に移動、そして巨人との距離を取り続けるように通達しろ」

「了解」

 

「そうだ、中央に居る訓練兵の中で一番任務に忠実な訓練生を1班此方に来るように通達しろ!優秀とかは後回しだ、真面目な性格の班が居る所が良い」

「了解」

 

「では各人直ぐに通達行け!」

 

「「「了解!!!」」」

 

副班のリコを残して全員が各戦場に通達しに走った

 

「所でラグナ班長、良かったのですか?このような勝手な命令を下して?」

「ダメに決まって居るだろ?リコ」

「ダメだったんですか!!?」

「当たり前だ」

 

その勝手過ぎる班長にリコは頭を抱えながら

 

「じゃあ何で勝手に命令を下しているんですか!!しかも自身満々に!」

「自信満々に答えると部下はその通りに動いてくれるからな!」

 

しかし軽口はここまでだった、その表情はかつてリコが絞られた時の訓練以上の顔をしながら

 

「そこまでしないと前衛部隊も訓練兵も全滅すると判断したからだ、これは一応ピクシス司令から許可を貰っている。『1人でも多く救えるのならば勝手にして良い』てっ」

 

しかし、それ以上は続かず

 

「けどこれはその範疇を、越えているがなハハハ」

「もう、やだこの班長~」

 

リコとたわいのない?話をしていると中央に伝令に言った1人の部下が訓練兵を連れて帰って来た

 

「どうしたんですか?リコ副班長?また班長が悪ふざけを?」

「それ以上よ、それでその子達は?」

「班長が言ってた真面目な訓練兵を連れて来ました」

「そう、班長来たわよ」

「そうか、悪いが今巨人から視界をそらしたくない、私の前に来てくれないか?」

 

「チッ!めんどくせぇ班長だな」

「ちょとユミル、そんな事言わないの」

「変な班長だな」

「けど、何か強そう」

「そう?」

 

好き勝手にラグナの悪口を言われながらも顔の表情を変えないまま耐えて……耐えて?……いやちょと待て!

 

ラグナは少し焦っていた、それもそうだ何故なら原作の……しかも重要人物だったからだ

 

ゆっくりとラグナの視界に入る二人、そばかすで身長が高い女の子と金髪で優しそうな少女

 

(ワー、ユミルとヒストレアだ···特にヒストレア、友人から借りた漫画でも可愛かったのに。リアルはもっと可愛な~)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて思う訳でも無く、逆に冷や汗をかいていた、それは目の前のユミルという存在だった

 

(確か…主人公と同じ巨人の力を持っている人間だった筈だ、正直良く思い出せないが、ヒストレアの為に力を振るってたような……)

 

ラグナは正直進撃の巨人を良く覚えていない、何故なら「グロくて見れない!仲間が平然と死ぬし!」だからだ。前世だと良く見るほのぼの系しか見ないチキン野郎

 

唯一救いなのが逆にグロいのが大好物な友人から所々聞いた話だけ、そんな中会話に出てきた良く分からない存在がユミルという存在だからだ

 

ラグナは表情を変えず

 

「君達に頼みたい事がある」

「何だ?オッサン」

「一応言うが、私は君の四つ年上だからオッサンの年齢……というか本当に真面目な班か?」

「それはコイツの事だよ」

 

ユミルはヒストレアの頭に手を置きラグナ前で存在感を出す

 

「やめてもユミル」

「ハッ、いつ巨人と食われるか分かったもんじゃ無いんだ、ならアタシは最後までクリスタを弄るね」

「もう!」

 

クリスタは崩された髪を整えていると

 

「簡単な任務だ。今から補給所に行ってガスと刃を各人二人分持ってきて貰う」

「何だ?ここで巨人共を殲滅するつもりか?アンタが?」

 

ユミルは目の前の兵士を「どうなんだ?」と挑発していると

 

「その通りだ、頭の回転が速いなユミル」

 

ラグナの言葉にユミル……いやここに居る全訓練兵が唖然としていた

 

「……はぁ!?本気で言ってんのか?あの数を相手にここの精鋭班で相手すんのか!!」

「勿論本気だ、あと訂正して貰うが。ここの班で巨人を倒すのではない」

 

ラグナはお気に入りの革手を付け刃を握る

 

「私1人でだ」

 

「ウォオオオオオオ!!!」

 

すると、突如目の前に13メートル級の巨人を現れるが

 

バッシュ!ギュルルルルルル!!!!

 

ググググ!バシッ!!

 

それは本来立体機動装置では出るような音では無かった、しかも一瞬で巨人を倒したラグナに全員が注目する

 

「少し鈍ったな」

 

ラグナは周囲を警戒しながら左右で別れる巨人と此方に近づく巨人を観察していた

 

「あぁなった班長は近くに行かないと反応しないな」

 

リコは相変わらず……いや余裕が無い班長に代わりに命令を下す

 

「これより班長が単独で巨人を撃破する。だが見ての通り1体倒すのにガスと刃の消耗が激しい。その為訓練兵はガスと刃を出来る限りのここに持ってきて欲しい」

 

「その前に良いか?副班長……か?」

「そうだが?」

「あの男、おかしくねぇか?何であんな動きが出来るんだよ」

 

「本来なら答える必要は無いが……そうだな少し士気を上げるために良いだろう。我々の班長ラグナは、元調査兵団所属、しかも分隊長候補だった男だ」

 

リコの返答に訓練兵は驚くと同時に

 

「いや、何でそんな凄腕の兵士が駐屯兵団に所属してんの?」

「政治だ。ラグナ班長は政治に巻き込まれてここに居るし。私達にも知らない、一度聞いたことがあるかま『知らない方が良いよ~下手に関わると死ぬから』と答えて誰も聞くことは無くなった」

 

リコからの返答に全員が引いている中

 

「長話が過ぎたな、急いで補給所に行ってガスと予備の刃を持ってきてくれ」

 

「「「「「了解!!!」」」」」

 

全員がガスと刃を、取りに行っている間リコはラグナに近づき

 

「作戦は?」

「前の二体、右の巨人を注意を3秒だけ惹いてくれ、その間に左の巨人を倒す。出来れば右の巨人のアキレス腱を剃ってくれれば助かる。少し無理をする必要性が無く済むからな。だが消して無理をするなよ、負傷なんてすると今後の戦いに響くからな」

「分かっていますラグナ班長」

「なら良い」

 

ラグナは少しずつ歩きだす

 

「リコ以外の奴らは周囲の警戒、近くに巨人が居たら即座に報告、特に3メートル級の小型を見逃すなよ、あとリコが相手する巨人に隙が出来たらアキレス腱とかどっか斬っとけ」

「「「了解」」」

 

ラグナとリコは歩きながら次の指示を出す

 

「もし私が捕まったり食われたら即座に班員を連れて撤退しろ。防衛戦を下げ確実に足留めを開始しとけ」

「ラグナ班長、死ぬ気ですか?」

「バカを言え、俺はジジイになるまで生きて。そして奥さんを2~3人捕まえるまで死ぬ気は無い」

「ウワ~、最低女の敵」

「ハッハハ!残念次男とは言え俺は貴族だからな、2~3娶ってもおかしくは無いぞ?」

 

ラグナは相変わらずの軽口を叩きながら

 

「行くぞリコ」

「了解、ラグナ班長」

 

この日ラグナは壁外調査以来の全力戦闘を行うのであった

 




今日の作者の独り言

進撃の巨人のアニメを見て書きたくなりました

まぁ筆休みの作品です

面白かったら高評価お気に入り登録よろしくお願いします
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