ドキッ!転生者だらけの聖杯大戦争!(尚、マスターは転生者しかいない模様)   作:アルピ交通事務局

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スッゴいバカなプロローグ!

 

 私の名は閻魔大王、かの有名な閻魔大王である。

 日本の冥界の統率者であり、分かりづらいと思えば鬼灯の冷徹の世界観だと思えばいい。

 

「では、今年も新年を迎えたことで」

 

『「「「乾杯!」」」』

 

「ぷはー……やっぱ閻魔が担当な時はいいな!」

 

「前回の泰山の時は……もう香辛料がキツい!」

 

 私は閻魔大王、日本の冥界の統率者である。二度目であるが一応言っておく。

 閻魔大王と言えば仏教とかと密接と繋がってる存在でインドとか中国方面の存在じゃないのか?と言われれば確かにその通りだ。

 じゃあ、私が何者かと言えば日本という国が誕生して最初に死んだ人間と所謂閻魔大王の原典のインド神話のヤマの分霊が融合した存在だと思えばいい。

 

 まぁ、分かりやすい説明だと中国の閻魔大王、日本の閻魔大王、インドの閻魔大王的な感じで私は日本の閻魔大王と思えばいい。

 本日は無事に新年を迎える事が出来たので中国の閻魔大王こと泰山を始めとする冥界(地獄)の統率者達と飲んでいる。煮え湯ではないぞ、第三でも発泡酒でもないちゃんとした本物のビールだ。

 

 前回の飲み会は中国閻魔こと泰山が中華料理じゃなくて中国料理を選んで香辛料がキツくて酒が楽しめなかった。

 今回は日本のメジャーな居酒屋なら置いている物は大抵置いている店を私が選んだ。そのおかげか飯や酒が美味いと喜ばれる。

 

「はぁ……」

 

「どうした、ハデスよ?」

 

「ワシってそんなに悪神なのかの?」

 

 仕事の話はあまりしない。酒の席で仕事の話はしたら酒がまずくなる。

 主にする会話と言えば自分達が担当している地域で起きた面白エピソードとか流行ってるものとか、冥界の主達同士で酒を酌み交わして最近は面白いなと笑い合う純粋な酒の席なのだがギリシャの冥界の統率者であるハデスはビールを片手に大きなため息を吐いている。

 

「ふむ、過去の経歴的にギリシャの神で善良なのはあまりにも少ないが……また何時ものか?」

 

「ああ、まただ」

 

 自分が神として善と悪かで言われればどちらかと聞いてくる。

 ギリシャの有名な神で善良なのは圧倒的に少ない。一応は英雄達をめっちゃ育ててるケイローンとかは優秀である……そもそもでなにを基準に善良な神なのか、与えるだけが神ではないし救うだけが神ではない。

 

「ワシ、ギリシャ神話系の話になったら高確率で悪者(ヴィラン)ポジション!ゼウスとポセイドンの方が質悪いのに!」

 

「お前が悪くないかと言えばNOだからな」

 

 ハデスと言えばギリシャの神であり死を司る神である。

 ギリシャ神話を題材と言うかギリシャ神話が出てくるファンタジー作品だと……結構な割合でハデスが悪役ポジションである。地獄の主と死を司る神と言う絶妙なまでの闇属性ポジションだからかホントに悪役ポジションが多い。

 

「くっそ〜まだ明確に出てきてないけど、ダンまちとか絶対悪役ポジションだよ。ワシ、結構頑張ってるんだぞ」

 

 因みにだが、神々は自分達を漫画とかに名前を登場させられることについてそこまで怒らない。

 神や大事なのは信仰であるが、礼拝堂とかを使ってのガッツリとしたお祈りじゃなきゃ絶対にダメ!でなく、その存在をしっかりと認知してくれるだけで構わない。

 

 ただまぁ、あくまでもここに居る一部の面々だけである。

 ちゃんと悪神と言う悪の神であったりするから悪として書かれている神はまぁ、仕方ないよね!で受け入れるのだが、ハデスが……ハデスはギリシャの冥界の神で神様の中では物凄いメジャーなんだが創作物だと悪役ポジションが多い。

 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか、でハデスファミリアは出てきていないがハデスの部下が悪役ポジションで出てきているから十中八九悪役ポジションになるとマジざけんなとハデスは怒っている。

 

「ギリシャでメジャーな神は基本的には最低でも1つはロクでもないエピソードがあるだろう。特にオリンポス十二神はその中でもダントツだろう」

 

「ワシ、オリンポス十二神じゃねえよ!スペックだけ見れば同格どころか一番上で長男だったりするけど、オリンポス十二神じゃねえよ!」

 

「そうだったな……まぁ、何時かはハデスっぽいのが善良な神様としてカウントされることはあるさ」

 

 地域によってはハデスをオリンポス十二神としてカウントするところがあるがギリシャ的にはオリンポス十二神の1柱ではない。

 ゼウスとポセイドンとハデスの三巨頭でありどれが一番強いか的な話になれば非常にややこしいのでしないが、それでも神話に出てくる神の中でも上から数えて割と直ぐの実力者で神としてのランクも聖書の神を除けば同格なのは数える程度だ。

 

「ハデスよ、お前はそうやって愚痴を零すがまだマシな方だろう。俺なんて地元の神で止まっているんだぞ」

 

「ミクトラン……」

 

「ギリシャってだけで神様としてランクが高いし創作物で割と扱ってくれる神様だからギリシャ以外でも知名度が圧倒的に高い!」

 

「言いたいことは分かる!お前、マイナーな方だから!ワシ、ギリシャどころか世界中で知られているギリシャ代表のスゴいメジャーな神だから!お前と比較して圧倒的に有名だけど、基本的には悪役ポジションなのモヤッとするんだ!」

 

「おい、俺が気にしてることを言うな!」

 

 アステカの冥界の主、ミクトランは自分が知名度が地元以外じゃ圧倒的に低いと愚痴を零す。

 ギリシャってだけで創作物で結構な頻度で扱われる。ハデスはそれが分かっているからミクトランにマウントを取りながらもモヤッとすると言う。

 

「冥界の主的な意味で一番有名なのはハデス、コレばかりは仕方があるまい……話題を変えよう。なにかいい話題をしよう」

 

「う〜ん、じゃあ……何時になったらギリシャで配信してくれるんだ?」

 

 冥界関係の神様で一番有名なのは良くも悪くもハデスである。

 コレ以上つつけば面倒なことになるから話題を変える。ハデスは焼き鳥をつまみながらあることについて聞いてきた。

 

「見たければ日本で見ればいいだろう。ちゃんと観光をすると申請すれば滞在許可は降りる」

 

「ワシ、ギリシャ冥界の主だからこういう酒の席とか式典とかじゃなきゃ無理なんだ!」

 

「そうだそうだ!アステカの方にも配信しろ!仕事の息抜きや合間に見るのがいいんだ!」

 

 ハデスやミクトランが配信しろと言っているもの、それは……日本の冥界だけで配信されているとある動画配信である。

 日本の冥界でしか見れないようにあの手この手を使って徹底しており、日本の冥界に居る時でしかその動画は見られない。ハデスはギリシャ冥界の主である為にポンポンと日本には来れない。ミクトランもアステカの冥界の主なのでポンポンと日本に来れない。

 

 仕事の合間や息抜きなどで動画を見たいから配信してくれ!と言っているが、コレは無理なんだ。

 

「メイドインジャパンの転生者は日本でしか見れない……不満があるなら、お前達も地元の人間を鍛えてチートを与えて転生させればいいだろう」

 

「いや、そういうことをしても面白いこと全然してくんないんだよ!」

 

「忘れるなよ!日本人は宗教観が色々とイカれているのを!」

 

 とある事があり、私は若くして死んだ日本人を異世界転生させている。

 異世界転生と言っても文献とかに載っていないガチの異世界でなく、アニメやゲームの世界に転生させている……日本の冥界では彼等の活動を動画で見て楽しむのが最高の娯楽となっている。

 

 え?日本と言えば漫画やゲーム等のサブカルチャーの文明が凄く発展しているだろう?と?

 確かにその通りだ。ONE PIECEや鬼滅の刃は面白い漫画だ。しかしだ……ONE PIECEの作者も鬼滅の刃の作者も現時点では生きている。

 長命種基準では近い未来で寿命を迎えて死んだ後ならばともかく、今も現在進行形で生きているので勝手に漫画を印刷したりして日本の冥界の住人に売ったら賄賂とか権利関係とか五月蝿いんだ。

 

 手塚治虫を始めとするトキワ荘の住人は大体は逝ってるので漫画と触れ合う機会はあるんだが漫画は常に進化して面白くなるもので古い漫画よりも新しい漫画の方が面白いことが多いのだ。

 

 まぁ、とにかく色々とあってアニメやゲームの世界に転生させている。

 その動画を休みの日とかに見て楽しんでいるのだがギリシャやアステカでは絶対に見れないようにしている。

 

 理由?

 

「日本はこういうのが緩いが、お前等のところの過激派は許さんだろうな」

 

 かの有名なポケットモンスターは一部の地域では取り扱いを禁止にしている。理由として宗教的な考えで進化の概念が無いから、進化の概念を扱っているポケットモンスターは禁止にされている。

 

 それと同じで国によっては転生の概念が無い。

 例えばエジプトの世界観で言えばエジプト人が死んだ場合、特定の宗教に改宗していなければそのエジプト人は基本的にはエジプト冥界に行く。そこで死んだ人間が善良な存在か悪なる存在か審議が行われて善良な存在ならば霊の国に住める。悪の存在ならば完全な死を与えられる。物凄く徳を詰んだ善良な存在だったら霊の国でなく神の国に行ける。

 ややこしいので説明を少し省くがエジプトの世界観では将来的にはミイラから復活する予定だったりするが、あくまでも自分のミイラからであり他人のミイラで自分が復活することはない。

 

「まぁ、そうだが……」

 

 ここに居るのは全部ではないが各地域の冥界の統率者である。異世界転生させるぜ!とした場合は、冥界の神としての役目を放棄していることになる。他所の国と宗教的な価値観で対立すると基本的にロクなことにならないのは言うまでもない。

 なので日本人を二次元の世界に転生させていてその活動を動画として残して見れる地域は日本の冥界しかないんだ。

 

「大体な、今でこそ娯楽となってしまったが私は冥界の住人が楽しむ為に子供達を転生させているわけではないのだぞ」

 

「む……」

 

 現実が如何にしてロクでもないのかは言うまでもない。

 少しでも幸せになれる可能性を高める為にと鍛えてチートを与えて比較的に幸せになりやすい異世界に転生させた。

 

 今回の宴会に日本の冥界関係者は私しかいない。

 他に居るのは外国の冥界関係者である……日本と外国では外国の方が段違いに治安が悪い。後、あんまりご飯が美味しくない。

 自分の国の治安の悪さや貧富による格差社会がどれだけ酷いものなのかについて言うまでもなく知っている。神様が娯楽の為に転生させてるのでなく満足のいく人生を送ってほしいからだ。

 

「それはそうだが……やはり見たいんだ!」

 

「はぁ、神がそれでどうする?」

 

「1個ぐらい番組を!あ、そうだ!酒の勝負をしようぜ!誰かが勝ったら番組作成で!」

 

 ハデスは確かにそうだがと言うが、それでも見たい!と言う。

 神がそれでどうする?と呆れていればミクトランが酒飲み勝負、私が酔い潰れなかったら番組を1つ用意する事になる

 

「と言う感じの事が今年の新年会で起きたんだ」

 

 結果だけを言おう……酒飲み勝負で負けた。

 私1人に対して名のある神々が酒飲み勝負で挑んでくるから当然と言うか誰か1人ぐらいは勝てるだろう!と言う理論で負けてしまった。

 

「……なにしてるんですか?」

 

「すまん……口約束とは言え神と契約をしたのでな。1個渡すことになった」

 

 あくまでも日本の冥界が動画として記録に残したものを外国に配信すると言う形ではあるが、動画を1つ渡すことになった。

 当然と言うべきかなにしてんだよと呆れられるので謝る。口約束とは言え神と契約をしたから守らないと大変なんだ。

 

「さて、色々とあるが……お前達にはFate/EXTRAっぽい世界に転生してもらう」

 

「あの……多くないですか?」

 

 口約束とは言え名のある神々と契約をしてしまった。

 まぁ、仕方ないと気持ちを切り替えて……転生者達にFate/EXTRAっぽい世界に転生して貰うと伝える。

 

 転生者候補生というか無限に転生出来る権利を持っている転生者がかなり居る閻魔殿。

 1人の次も頑張らなければならない転生者が話は飲み込めたが、転生者多すぎじゃね?と最もな意見を述べる。

 

「転生者は何人居ても問題無いと言われているからな」

 

「いや、100人越えてるんですけど!?」

 

「正確には全部で128人居る……なに、ハデス達へのちょっとした嫌がらせだ」

 

 岸波白野とかの絡みを見せてやるつもりは一切無い!月の聖杯大戦争を転生者のみで埋め尽くす!

 Fateシリーズあるあるの魔術師側に重たい人間性がある人間ドラマを構築するのでなく、どうやって聖杯大戦争に勝つかだけの動画を送りつける!

 

「無論私も無茶は言わん。ここは地獄の統率者らしく交渉はする。Fate/EXTRAっぽい世界に転生してくれたのならば、無限に転生出来る権利を持っていなくとも次に転生する事は確定だ。そして転生先は好きに決めれて転生特典も好きに決めれる!ああ、断ってもいいからな」

 

 1人の転生者がここには新米からベテランを含めて転生者が100人以上居るとツッコミを入れる。全部で128人居ると答える。

 Fate/EXTRAっぽいの世界にどんな奴を何人転生させろという指定が無かったんだ。と言うわけで128人の転生者をぶち込んで滅茶苦茶にしてやろう!と考えている。

 

「あの、Fate/EXTRAでなくFate/EXTRAっぽい世界線ってどういうことでしょうか?」

 

「ああ、Fate/EXTRAだと月の聖杯ことムーンセル・オートマトンがマスターとなんやかんやと相性の良いサーヴァントを1体だけ呼ぶだろう?仮に月の聖杯戦争でシェイクスピアを呼んだら絶対に勝てない。シェイクスピアはシェイクスピアで精神面が弱いサーヴァントとは相性がいいが聖杯戦争で余程の事が無ければ勝てない。聖杯大戦じゃなければ呼ばないサーヴァントの代表格だ。じゃあ、ここであえて改良を加えて基本クラスの七騎全部を呼べて戦う聖杯大戦バージョンにした!」

 

「バッカじゃねえの!?魔力とかどうすんだよ!?」

 

「なに、魔力供給的なのは一律で同じスペックにしている!具体的に言えばカルナだけをフル稼働しても30分ぐらいは余裕で戦えるようにしている!」

 

「コスト高いサーヴァントが被ったらどうすんの!?」

 

「それは工夫しろ!お前達の中にはFGOをやっていた奴も居るが、取りあえずバーサーカーで勝てるほどに聖杯大戦争は甘くはない!因みになんのサーヴァントを呼び出すかどうかは本当にランダム!私達はなんの関与もしないので自身の運命力を信じろ!性能がカスを引く奴も居れば当たりばっかを引く奴も居る!そして当然だが召喚した時点で勝ち確定のギルガメッシュは全クラス出禁!Fateオリジナルキャラであり相手の情報さえあれば弱点の武器を出せる意外と万能キャラであるエミヤも出禁!基本的にはどれかのシリーズに出ているサーヴァントもしくはそのサーヴァントの別クラスが出やすくなる!セイバーヘラクレスとかライダークーフーリンとかあったりする!でも、FGOですら896体もサーヴァント出てないからどうしても見知らぬサーヴァントが出るから!」

 

 ぶっちゃけバカみたいな事をしている自覚はある!

 しかし、神と口約束とはいえ契約をしてしまったのだからある程度の物は出すしかない!

 

「優勝したら次の世界だけでなくその次の世界も転生特典と転生先を自由に選べる!聖杯大戦争に負けても一切デメリットが無い!」

 

 そしてわかってると思うがデメリットが無いからってわざと負けたり自殺するの禁止だ!それをやったら転生者の権利を剥奪する!

 

「ここで断るか、それとも真面目に聖杯大戦争に挑むのかの二択!デメリットは皆無だ!」

 

「はい、質問!月の聖杯戦争に優勝したらEXTRAの続編の物語が始まったり、岸波白野が優勝しなかったからこの世界は無かった的な型月あるあるな扱いはどうなるんです!」

 

「ムーンセル・オートマトンを使って好き勝手にしていい!忘れがちだがムーンセル・オートマトンと言う物の中に入る一種のVRMMO的ななので生身の肉体が人間としての寿命が来たら普通に死ぬ!ジナコ的な例外は無い!全員ムーンセル・オートマトン内からスタートだ!」

 

「なんか優勝するより初戦敗退の方が美味しいんだけど!?」

 

「それホントにFate/EXTRAなの!?」

 

「ぶっちゃけ世界観だけ借りてるに近いが、一応は英霊達と関われるからセーフ!30分やるのでやるかやらないかを決めるがいい」

 

 デメリットらしいデメリットと言えばサーヴァントとの人間関係の構築ぐらいだろう。

 だが、安心しろ。サーヴァントを召喚して二週間のコミュニケーションタイムは取る……もう完全に世界観だけ借りてるに近い状態だが、一応は英霊達と関われるからセーフ!

 

 30分後、128人の転生者は全員この月の聖杯大戦争に参加すると決めた。

 負けたところでデメリットは皆無。この閻魔殿に戻されて次の世界を好きに決めれるだけであり……非常に美味しいのである。




因みにだけどコレ書く前にドキッ!Aチーム以外全員転生者!と言うネタにしてた
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