織斑一夏が世界を壊そうとする話   作:ソナ刹那

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もっと悪い一夏がいいって言うからぁ!!
ちょっとグレさせてみたら、おかしくなったよぉ!!
もう、僕には無理だ。限界、だ……。
……あれ?なんであの人いるの?



12 狂乱

「よぉ、調子はどうだ?チビっ子軍人」

「…たった今、最高になった」

 

なんだかんだあって、トーナメント当日。

いろいろバレると面倒なので、フランスと組み、一方ドイツは大和撫子擬きとペアらしい。なんでも、抽選の結果だとか。心底どうでもいいが。

 

「シャルル・デュノア、お前は篠ノ之箒をやれ。あの銀髪は俺がリンチする」

「…いちいち一夏くんの発言に突っ込み入れても意味がないって分かったからね。何も言わないよ」

 

物分かりが良くて助かる。というか、

 

「お前いたんだな」

「それ冗談だよねぇ冗談だよねぇ冗談だと言ってよぉ!!」

 

マジで忘れてた。

 

「まぁ、間違ってもやられんなよ?」

「……うん。出来るだけ早く終わらせて、援護に行くよ」

「バーカ。どう考えても逆だろ。それにヘルプはいらねぇ」

「え?」

「あいつは俺のイジメ対象だ。俺一人でボコる。間違っても手出すなよ?そん時はお前もフルボッコだからな」

「…了解。おとなしく見てるよ」

 

さてと、

 

「覚悟出来てるかぁ?おチビちゃ〜ん。せいぜい死ぬなよ?」

「あまり私を甘く見るなよ」

 

試合開始のブザーが鳴った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合開始のブザーが鳴った、その瞬間に隣のボーデヴィッヒが消えた。

 

「なっ……」

 

遥か後ろ、背後のアリーナのシールドまで吹き飛ばされていた。

そして隣にいたのは、

 

「……一夏」

「よぉ、ご機嫌いかが?悪いなぁ、お前の相手は俺じゃねぇんだ」

「なに?」

 

慌てて振り向くと、両手に銃を構えたデュノアが。

 

「一夏くんじゃなくてごめんね!」

「なっ!馬鹿にするな!」

 

デュノアとの戦闘を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っは!…ぐっ、が、がはっ……!」

「おうおう、随分と苦しそうだなぁ?」

 

目の前には口から、血を吹き出す軍人ちゃん。

 

「お前のそういう顔が見たかったんだ」

「ぐはっ!!!」

 

再び腹に一発拳を入れる。紅い噴水のようだ。見てて清々しい。

頭を掴んで、持ち上げる。

 

「さっきまでの元気はどこいったぁ?調子マックスなんだろう?だったらもうちょいやれるよ、なっ!」

 

そのまま地面に叩きつける。

 

「は、はは、ははは、ははははははははぁぁぁっ!!惨めだなぁ可哀想だなぁ苦しそうになぁ。めっちゃ死にそうってツラしてるよ、お前」

「……くっ、そっ!!」

 

AICだっけか?ちょっと動きづらいなぁ。

 

「…な、ん……だと……!」

「こんなのただのパワーで十分だっての。腕力・握力つまり身体能力。特別なことはなんもしてねぇ」

「こっのぉぉぉぉっ!!」

 

ワイヤーブレードを飛ばしてくる。

 

「なんだ、案外しぶといんだなぁ。二、三本骨イッてるはずなんだけど」

 

向かってくる、ワイヤーブレードたちは全て消しとく。

 

「その色にそのしぶとさって、まるでゴキブリじゃねぇか!お似合いだぜ?」

 

リボルバーカノンも何度も打ってくるが、どれもなんの意味も為さない。

 

「…あの蛇が言ってたことがよく分かってきたんだわぁ」

 

イギリスの兵器と中国の兵器が、白く姿を変え出現する。

 

「逆にこっちが飲まれちまうってヤツ。今まさに、そうだわ」

 

幾多の閃光が、屈折しながら奴に向かっていき、見えない砲弾も連続して放たれる。

 

「俺にとって要らなぇモノだけ壊しゃいいってはずだったのによぉ、今じゃなんでもかんでも壊したくて仕方ねぇ」

 

懸命に躱しているが、既に限界が来ている。

 

「破壊願望っての?とにかく、何もかもぶっ壊してぇ」

 

既に全身から、血が噴き出している。

 

「…そうだよ。それが、本当の姿だよ」

 

絶対防御?甘いこと言ってんな。

 

「ISは腐っても兵器だ!いくら安全装置がついてるからって、絶対安全なわけねぇだろ!兵器を扱ってる以上、常に死はすぐ隣にいるんだ。そうだよ……この喧嘩は正真正銘、命懸けだ!」

 

なぁ、軍人のお前なら分かるだろ?それがどれだけ危険か。それでも乗ってるのには、なんか理由があるんだろうが……。

奴の両腕を掴んで少し力を入れる。

 

「ァァァァァァァァァッ!!?」

 

ボキッという何かが折れたような音、グチャという何かが潰れたような音。

 

「痛ぇか?痛ぇよなぁ痛ぇに決まってるよなぁ!……安心しろ。直ぐに楽にしてやる。」

 

喉を掴んでただ、

 

「消えろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[Damage Level ••••••D.]

 

私は、こんなところで……!!

 

[Mind Condition ••••••Uplift.]

 

あの人に、あんな顔をさせたあいつを……!!

 

 

 

 

 

「私はな、お前が尊敬するような人間じゃないんだよ」

「教官……」

 

なんで、なんで……。

 

「許して貰えるはずなんてない。一生償っても償いきれない。それほどの罪を、犯した」

 

なんで、そんな悲しそうなんですか……?

 

「なのに、逃げてた。憎まれ続けても、恨まれ続けても、わかっているのに逃げてた」

 

なんでそんな寂しそうな目をしているのですか?

 

「……まだ、向き合えないんだ。私は、強くない」

「そんなこと……!!」

 

 

 

 

 

[Certification••••••Clear.]

 

あいつは、絶対に許さない……あいつを倒すための力が欲しいっ!

 

《Valkyrie Trace System 》••••••boot.

 

「君のような者が、ヴァルキュリアの名を語るのは、心底腹ただしいことであるが、彼が主演の舞台に華を添えるべく、少しばかり利用させてもらおう。

そうであろう?貴方もそちらの方が楽しめるのではないかね、獣殿」

「卿の好きにすればいいだろう。ただ、退屈させてくれるなよ、カール」

「では、少女よ。ヴァルキュリアの名を語る以上、華麗に踊りたまえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……気にくわねぇ」

 

目の前には、黒い液体のようなものに包まれて形を変えていく、ラウラ・ボーデヴィッヒとそのIS。

そして、ヤツが形どった姿は、

 

「……ぶっ壊すけどいいよなぁ?答えは聞いてねぇけど」

 

世界最強(ブリュンヒルデ)の名を持つ、俺が最も毛嫌いする姿だった。

 





フォトカノ買ったよぉ。
明日からテスト一週間前なので、更新は多分遅くなります!!
あと、再現度に関してはすみません。

感想等待ってます!!来たら五体投地しながら歓喜に震えます!!
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