織斑一夏が世界を壊そうとする話   作:ソナ刹那

13 / 28

えぇっと、まずは……
お気に入り200件ありがとうございます!!
それと、日間ランキングルーキー枠で30位でした!!
これも、皆さんの応援のおかげです。
よければこれからも、拙いこの文章に付き合っていただけたらと思います。
……と言いながら、早速今回よく分からない。



13 死神

「……チッ」

 

なんだあのやろう、効かねぇとかどんな補正だよ。

 

「aaaaaaa!!」

 

人の声とは聞こえぬ機械音。

 

以前も言ったが、俺はまだ完全に力を使いこなせていない。

例を挙げると、射程範囲が存在するとか、まだ物体しか破壊出来ないとか。

そして何よりも、自分より強いヤツには効かない。

何度もあの糞ニートに全力でやっても、何も効かないように、こいつにも効いていない。

 

「ったく、めんどうなことしやがる」

 

どう考えても、ただの模倣でそこまでに成れるわけがない。

 

「あんの、糞ニートォォォォッ!!!」

 

お節介ウゼェんだよ!進化しろって!?成長しろって!?いらねぇんだよっ!俺は、俺は……!

 

「てめぇの玩具じゃねぇ!!!」

 

目の前に見事に傀儡と成り果てたチビっ子。

 

「…お前はおとなしく、やられてろっ!」

 

清々しく拳で語らうことにする。

 

「うおおらああっ!!」

「aaaa!!」

 

こちらの拳撃に何事もなく躱すヴァルキリー。

 

「ホンット、補正かかり過ぎなんだよっ!!」

 

人間離れしすぎなんだよクソがっ!いくら世界最強をコピったからって、それ以上になるのはルール違反だろうが!

 

「aa、aaaaaa!!」

「くっ、うお、おおおおおおっ!!」

 

乱暴かつ鋭い剣筋に、拳をぶつけて応戦する。連続して殴っても、全てが去なされる。

 

「埒があかねぇな……具現」

 

ビットと衝撃砲を形成し、各砲門を敵に向け攻撃を開始する。

 

「La、aaaaaaa!」

「よくもまあ躱してくれるじゃねぇかよ!!おらおらおらおらぁ!!さっさと散りやがれ、よぉ!!」

「La!?」

 

出力を上げより一層激しくなる砲撃。アリーナ壊れ始めてるけど、まぁいいか。

 

「驚くくらいなら当たれって!そろそろ飽きてきたわ!」

 

本当あの糞ニート何やってんだ、こんな時だけ働いてんじゃねーよニートが!

 

「……もういい、取っておきはここぞって時にな」

 

ビットと衝撃砲を打ち消す。

 

「……ベース、マインド・インターフェース兵器。カスタム、空間圧作用兵器。……クロス、新兵器形成完了」

 

そして新たに具現化したのは、僅かながらに姿を変えたビット。

 

「さっきまでと一緒と思うなよ?……全砲門、一斉射撃」

 

そう言った。確かにそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕には聞こえた。そう言ったのが。

 

「……Laa!!」

 

瞬間、いきなりボーデヴィッヒさんの機体が爆発した。

 

「……いったい?何が?」

「イギリスのレーザー兵器に中国の衝撃砲の『弾が見えない』っていう要素をプラスしたんだよ」

 

……なんで僕の声が聞こえてたかに関しては深く追求しないでおこう。

 

「さしずめ不可視(indivisible)射撃と言ったところか」

 

そのままだと思ったが口には出さない。

 

「相変わらずのチートっぷりだね……」

「チートって言葉は俺のためにあると思うんだよね、うん」

 

だからなんで、戦闘中の一夏くんと今喋れているの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、本場イギリスの5倍近くはある出力だぜ?しかもファンタジック補正付きで」

「La、aaa、aa……」

 

さすがに堪えたか。

 

「……似てるんだよ、お前」

 

目の前の黒に言う。

 

「力が欲しくて欲しくて欲しくて求めて求めて求めて求め続けて、その先力に溺れる。俺と同じだよ、お前」

 

正直、今俺が持っている力が正しいとは思わない。

たかがそこらの女連中が何人死のうと、大して何も思わないが、俺の意義に反する。

 

「けどな……」

 

無闇やたらに破壊したいわけじゃない。ただ、邪魔なもんを取り除きたいだけ。

 

「俺はお前みたいに、溺れたまんまボーッとしねぇよ。俺はいらねぇもんを破壊する。俺のことを飲み込もうなんざするこの力だって、そんなような礼儀知らずはぶっ壊してやる」

 

この力は俺の力だ。誰にだって、操られはしない。

 

「今はお前みたいにどっちかって言えば、使われる側だけどな、そんなの受け入れられるかっての!」

 

従わない、誰にだって。

 

「足掻いてみせろよ、ラウラ・ボーデヴィッヒ!力は使うもんだろ!力に使われて得た力の何処が強いってんだ!今のお前はただの操り人形だろうが!」

 

動きを止めた黒を掴む。

 

「ブリュンヒルデでもヴァルキリーでもねぇ。お前はただのラウラ・ボーデヴィッヒに過ぎねぇ。人は誰かにどんだけ近づけても成れはしない。履き違えるな、馬鹿」

「……ワタシハ、ダレ、ダ……?」

「二度言わせんな。お前はラウラ・ボーデヴィッヒ。それ以外の何物でもない」

 

ただ一つ、消えろ。

 

「新たな始まりに祝福を。ラウラ・ボーデヴィッヒ」

 

黒は消失した。

 





一夏くんについてちょっとまとめよう。

◼︎目標物を破壊する(物・生物・概念)。
ただし、魔術の熟練度に応じて、様々な制限あり(射程範囲、破壊出来る対象物など)。
◼︎破壊したものは、自分のものとして再び創造が可能。
◼︎今まで破壊したものの、性質・特徴・構造などを自由に組み合わせて、新たなものを創造することが可能。

……なんか、収集がつかなくなってきた。
けど、まだ一夏くんは本来出せる力の半分も出せていない!!
…………これから大変だ、作者が。

感想等待っています!!来たら五体投地しながら歓喜に震えます!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告