織斑一夏が世界を壊そうとする話   作:ソナ刹那

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はい、福音戦。といっても瞬殺。セシリアよりも瞬殺。
今回は大きなターニングポイントです。



18 福音と

いやさ、バレーボールを誘ったのはそっちだろ?なのになんでそっちが参加禁止にすんだふざけんな。こういうのは何事も全力で、だろうが。

 

無駄に豪華な食事を取って、なんでか俺の横を座ろうとする候補生共。ったく、俺の何がいいんだか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んでもって翌日、ISの装備試験らしい。専用機持ちは別で専用パーツのテストらしい。じゃあなんで篠ノ之箒がいるのか?それは今降ってくる糞科学者のせいだろ。

 

「ち〜ちゃ〜〜〜〜〜〜ん!!」

「うるさい」

 

落ちてきた篠ノ之束の頭にアイアンクローをかます織斑千冬。そのままスクラップにしてやれ。

 

「……姉さん」

「やぁやぁ箒ちゃん!久しぶりだね〜随分と大きくなって〜。特に胸が」

「……そうですね」

 

たいして何も思っていないようで、感動の再会といった感じじゃない。

 

「篠ノ之束……っ」

「……久しぶり、だね、いっくん」

「そんな風に呼ぶなアーパーサイエンティスト。てめぇなんかと馴れ合うつもりはない」

「…………」

 

近づいてくんな。俺の世界が穢れる。

 

「何しに来たって…まぁ、予想ついてるが」

 

そこのISだろ?

 

「箒ちゃん誕生日おめでとう〜〜!というわけで、プレゼント持ってきたよ〜〜!はい、箒ちゃん専用IS名付けて『紅椿』!!」

「専用機……私に、ですか?」

 

突然のことで、篠ノ之箒が驚いている。困っている。嬉しそうでは、ない。

 

「……ありがたいですが、遠慮します」

「えっ」

 

予想外。ニヤニヤしながら受け取ると思ったのに。

 

「以前一夏が言っていた力について、力は使われるものではなく、使うものだと。……当たり前ですが、そのことを忘れていました。まだ私は正しく力を使えるとは思えません。ましてや専用機など、私がただその機体に使われるだけだと思います」

「け、けど……」

 

まさかの俺の影響。いろいろ気づいたようでなによりだけど、どうでもいい。というか兎が哀れだ。

 

「本人がいいって言ってんだ。黙って帰ってろ」

 

何度でも言ってやる。目障りだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緊急事態。アメリカとイスラエルが仲良く作ってたIS『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』が暴走したとのこと。それを、俺たちが止めろって。馬鹿言うな。

 

「意見がある者は挙手するように」

「意見も糞もあるか」

 

沸いてんのか、頭。

 

「馬鹿なのか?そんなのは今更だが改めて言うが馬鹿だろ。いくら専用機持ちだからって普通ガキにやらせるか?確かに近いわな他よりは。機体がなくてセンコウ共もまともに出来ないってのも、ぶっちゃっけ候補生連中の方が優秀だってのも。言われなくたって分かってる。んでもこいつらにやらせんなよ、大人は子供を守るもんだろ政府は何してやがる」

「……上層部の命令だ。候補生たちにやらせろ、と」

「そうかいそうかい、大人の事情ってやつか?知るかんなもん。理屈だけで通じるわけねぇだろ。そこらへんアンタも今はただの教師ってことか。まぁ、大人共がロクでもないのは今に始まったこっちゃねぇけど。日本代表なら、幾分マシなんだろうが、それでもそんなヤツらに比べたら俺一人の方がマシだしな」

「おい織斑!!」

 

ウルセェいきなり大声出すな。

 

「足手まといがいるとかえって迷惑だ。それに巻き込みかねないし。そいつらには、いざって時の為に近辺の警護でもやらせておけ。んじゃ、あとで奴さんのデータ送っといて」

「待てっ!」

 

嫌。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふ〜ん、そこそこ性能はいいみたいじゃねぇの。イギリスみたく広範囲攻撃のレーザー野郎。その上機動力はこっちの方が上。なんか特殊武装とやらもあるし。……まぁ、どうでもいいけど」

 

旅館から離れ、海の上を飛ぶ。

 

「えぇ〜こちら織斑一夏、目標を確認したのでさっそくぶっ壊してきま〜す」

『確認って……まだ、見える距離じゃないでしょう!?』

「したんですから、それでいいでしょ。黙ってろって」

『……分かりました。気をつけてくださいね』

「いらん心配するなって邪魔くさい」

 

一気に加速する。

そして、はっきりと見えてきた。

 

「よぉ遊覧飛行中悪いんだがよ、どうやら不正に飛んじゃってるわけみたいじゃんおたく?ちゃんとパスポート見せないと駄目でしょうが。つうわけで、ここでお帰り願います、わっ!」

 

そのまま目標の上をすれ違い様掴んで止める。

搭乗者とコア以外消えろ。

はい、終了。

 

「さて、帰るか」

 

近くの海辺にパイロットとコアを下ろした時。

 

「--------!!」

 

不意に感じる巨大な気配。

 

「なんだ……なにが来る……!?」

 

再び海の方へ飛んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「織斑先生!急にレーダーに巨大なエネルギー反応確認!!」

「なにっ……!?」

「IS?けど、微妙に違う……。物凄いスピードで謎の物体が一夏くんに近づいています!!」

「っ!!」

 

いったいなんなのだ?なにが来たというのだ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ、てめぇは……」

 

一夏の前に在するのは、白い鎧を纏った殺気の塊だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、君の物語をより面白くするため、

 

君に新たな役者を紹介しよう。

 

模倣品であるが故、些か興がそがれるが、

 

今の君には丁度良いだろう。

 

越えたまえ。

 

君が、

 

その渇望を

 

体現したいのであれば。

 

 

 




やつの正体のヒント「白貌」
分かる人は分かる。

感想等待っています!!来たら五体投地しながら歓喜に震えます!!

あと、活動報告で、ちょっとしたアンケート書いたんで、良かったらそっちも
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