……あぁ…ピークはセシリアボッコボコ回ですね。
そこからはどんどん下がっている。
やっぱり最近つまらないですかね。
元々ストレス発散目的ですが、こういう場で書かせてもらってる以上、皆さんには少しでも面白いって思って欲しい。
これでも作者希望なんでね、こういう場所で経験とか積めればと思ってたりしてます。
なので、遠慮なくダメ出しとかアドバイスとか言ってくれると嬉しいです。あ、けど言い方は優しく。あんまりキツいと立ち直れないんで。
「……ここは…………」
気がついてまず見えたのは、茜色、いや黄金に染まる空。周りを見渡すと、自分の居場所に違和感を感じる。波が打ち寄せてくる浜辺。だけどそれは、俺が先ほどまでいた浜辺とは違う。
「止まってる……?」
よく見ると波が打ち寄せているはずなのに、止まってる。太陽も止まってる。
「どこだってんだ……」
少し歩いてみる。けど、ずっと果ては見えない。永遠に続く海岸線。
その先に、一つ人間のような姿が見える。
「……君は?」
ブロンドの長い髪。見るからに女の子なのだろう。
「……?」
「あ……」
その子には見覚えがあった。
「マルグリットさん……?」
「あなたが……ジークフリート?」
初めて彼女の声を聞いた。
「はああああぁぁぁぁっ!」
候補生たちは唖然としていた。目の前で広がる超速度の戦闘。
「ふんっ!!」
「-----」
それは打鉄を逸した速度。むしろ打鉄が千冬の速度を追いかけている。千冬自身に飛行能力があるのならば、完全にそのISは枷でしかない。
「凄い……」
「援護しようにも出来ないよね……」
手を出せば、むしろ邪魔になる。ただただ傍観しているのみ。彼女たちにはそれしか出来なかった。
「はぁぁぁぁああああ!」
これがブリュンヒルデ。これが世界最強。これが人間の頂点。既に彼女は、側から見れば人外の域にまで達していた。彼女に敵うものはいない。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
だがそれは、相手がこの世界の者で人間ならば、の話。
「-----」
「っ!!!」
じきに拮抗は崩れる。
高速修復で定評のあるシールドも、その杭の前では一撃でただの鉄屑と化す。
「防御ではなく、回避に徹しなければならないか……」
ブリュンヒルデは一層強く刀を握りしめた。
「ジークフリート?……あの糞ニートがつけたのか?」
愛を忘れた英雄、か。ウザったいたらありゃしねぇ。
「なぁマルグリットさん、そのジークフリートってのはやめてくれないか?俺はそんな大層なもんじゃねぇし、そう呼ばれるのは好きじゃない」
「でも、カリオストロがあなたの名前はジークフリートだって……」
カリオストロ?あぁ、あいつの異名か。
「俺は織斑一夏っていうちゃんとした名前があるんだよね。そっちで呼んでくれないっすかね?」
「オリムラ……イチカ?」
「そう。あぁでもオリムラはやめて。それ嫌だから」
「じゃあイチカ?」
「うん。それでお願いします」
「うん!イチカ!」
……なんとなく、あの糞ニートが惚れ込むわけが分かった気がする。さすがにあそこまでいくつもりはないが。
「んでマルグリットさん、ここはどこなんだ?」
「どこって言われても……」
答えづらいのだろうか?
「じゃあこっから戻れる方法は?なんかねぇんすか?」
「……私じゃ分からない」
「そっか……」
申し訳無さそうな顔をする女神様。
「私が教えようか?」
「そうして貰おうと思ってたのにお前を見ると心の底から嫌だと思うのはなんでだろうな?」
「それ、分かるよ」
まさかの女神様の同意。
「んで、どうやったら出れる?」
「それはそうと、何故君はそんなにここから出たがる?美しいだろう、ここは」
確かに綺麗なところだ。
「なぜって……ここにいる理由もないし」
「ここは君が憎むようなものは何もない」
確かに。いつからなのか知らないが、ここは止まってる。だからこそか。
「悪いけど、俺は止まってるつもりはねぇ。確かにここが俺の理想に近いとこかもしれねぇ。けど、俺がいるのはあの世界だ。ここじゃねぇ」
俺はあの世界を変える。そのための力だ。
「そうか。なら私も止める理由はない。だが」
そう言って目の前の空間が歪む。
「少し時間をくれまいか?少々語りたいと思ってね」
「なんでお前と………っ!」
歪んだ先に見えたのはあの白色バンピーと戦ってる一人の姿。
「織斑千冬……なんであいつが……」
「知りたいかね?と言っても、大方理解しているのだろうが」
声が聞こえてきた。
「千冬さん!もう下がって!」
凰の声が聞こえる。私の姿を見て、そう叫んでいるのか?
「安心しろ。少なくとも貴様らよりは戦える」
限界が近いのは貴様らだって同じだろう。
「でも……!」
「私は教師だ」
声を遮って続ける。
「確かに私には教職は向いてないだろう。教師のノウハウや、正しい姿など正直分からない」
直さなければ、そうは思っているがな。
「だが、教師は生徒を守るものだということくらいは分かっている。教師は生徒に正しい道を指し示すものだということくらいは分かっている」
それくらいしか出来ない。教卓で教鞭をとるのは私向きではない。実技くらいだ、まともに教えれるのは。
「生徒に苦労させて、教鞭が黙って見ている?それこそ教師として屑だろう?」
私はきっとその屑なのだろうが。
「それに、個人的な理由だ」
そう、至って私的な理由。
「敵討ち、ただそれだけだ」
「えっ……」
深いことなどない。
「こいつが一夏をやった。だから私がやる。大方の理由などそんなものだ」
そうそれだけ。
「あいつは私にこんなことされても、何も思わないだろう。別にいいさ。私の自己満足なのだからな」
至ってエゴ的な言い分。私が勝手にやりたいからやる。
「それでも、それでもだ。あいつは私の弟で、私はあいつの姉だ!例えあいつが、私のことを憎もうとも嫌おうとも蔑もうともだ!それくらいあいつを傷つけたのだから、許されない罪を犯したのだから。それでも、私は勝手なことをするさ!」
それに難しい理由などない。
「私があいつを想っているからだ!私はあいつの家族だからだ!……もうこれ以上、自分に悔やまないために」
再び近接ブレード『葵』を握る。
「一夏が倒せなかった相手だ。私が敵うわけがないだろう。だがあいにく理屈ではないのでな」
勝てるか負けるかなど、そういった話ではない。
「…………参る!!」
「どうだい?お姉様の愛の言葉を聞いて?」
「………………うるさい」
なんだ、なんだってんだ。
「君とジークフリートはよく似ている。ジークフリートは、幼い頃に親を失い、小人に育てられた。だが、それは偽りの愛。やがてそれを知ったジークフリートは、その小人をノートゥングで斬り伏せる。結果、真な愛を知る術を無くしたわけだ」
「……………うるさい」
似ている?俺が?
「少々違いはあるが、大方似たようなものであろう?幼き頃、愛してた人が愛してた人を結果的に手にかけた。故に君は分からなくなった。本当の愛とはなんなのか?愛することとはなんなのか?だから君は、愛することをやめた」
「…………うるさい」
愛だと?愛がなんだと?
「ジークフリートは嘆く。そしてそれは君も同じだ」
「………うるさい」
何が……。
「ジークフリートは一人である自分の身を嘆いていた」
「……うるさい」
同じだ……。
「親の愛情を知らぬと、だから知りたいと声にした。君と同じ、なぜなら君も」
「…うるさい」
俺は……違う……!
「愛して欲しかったからだ」
「うるさい!!」
「自分を本当に愛してくれる人が欲しかった。自分を愛しているという証拠が欲しかった」
「黙れ糞ニート!!!」
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!
「俺が愛して欲しかった!?ふざけんな!適当なことをぬかすんじゃねぇ!!」
「違う、と?」
「違う!!」
愛なんかいらねぇ、ただ俺の前では全部同じ。邪魔かそうじゃないか。それだけの差。
「なら何故君は創造することを願った?」
「っ!?」
「君は創り変えたいと願った。なぜなら時は戻らない。だったら戻るにはリセットすればいい。要は、あの頃に、愛を感じれたあの日々に還りたいのだろう?」
「そんな、わけ……」
ただISがいらないから、それだけ。それだけ……なのか……?
「……イチカ」
「……なに?」
俺の顔を下から覗き込むようにして声をかける女神様。
「なんでそんな悲しそうな眼をしているの?」
「……悲しい?」
「なんでそんな苦しそうな顔をしているの?」
「……苦しい?」
「なんでそんな辛そうな声を出しているの?」
「……辛い?」
俺は、俺は、俺は……。
「似てるんだよ、お前は」
「……?」
ふと声が聞こえた。
声の先には、蛇野郎によく似た青年が一人。
「これはこれは、我が息子よ。わざわざ来てくれたのかね?」
「勘違いすんな、お前のためじゃねぇ」
息子……ということはマルグリットさんを守っている人。
「あんたが……ツァラトゥストラか?」
「…一応、な」
女神を守る守護者の一人。永久不変の刹那。
「似ている……あんたにか?」
「あぁ。俺はずっとこの瞬間が続けばいいとよく思ってた。楽しい時間は早く過ぎるってんなら、いつでも退屈だと思い込んで少しでも今を長く感じようと思っていた」
だから永久不変の刹那。今という時間を固定し続ける。
「過ぎたものは戻らない。だったらせめて、今を大切に何一つ取りこぼさないようにしようって」
刹那を愛する……。
「けど、お前は『今』にはもう、お前の望んでいる『今』はないんだろう?だからあの『今』を追い求めてる。あの刹那を」
「俺、は……」
腐ってる世界を変えたい。別にヒーローになりたいわけじゃない。けど、この世界に価値があるとも思えない。だから俺は、この世界に価値を感じてたあの頃に戻りたいと?分からない……俺が何を求めてるのか……。
「だけど君は迷っている」
「…え?」
「理由は至極簡単。この世界に価値を見出し始めてるからだ」
「価値だと……?」
不意にそんなことを口にする。
「いちいち言わなければ分からないかね?気づいているのだろう?目を閉じていては確かに見えないだろう。だが君は見た上で見ていないふりをしている。なぜなら矛盾しているからだ。君は今の世界に価値を見出せないから、破壊し新たに創造しようと思った。だからこの世界に価値を見出した君は揺れている。自らの渇望に反するそれそのものなのだから、より分からなくなった」
「……確かに、分からない。俺自身が」
俺は何をしたい?何を成したい?
「分かる術は一つ」
それは……。
「それは……」
俺の……。
「君の……」
本当の……。
「真の渇望に気づくことだ」
「はぁはぁはぁ……」
限界だった。ISを展開している今の状態を維持するので精一杯だった。
「くっそ……!」
またなのか?また何も出来ないのか?今のように、また逃げるのか?
「……認め、ん!!」
もう逃げない。向き合うんだ。一夏に、私に。
「……千冬さん!!」
「っ!?」
ほんの一瞬の油断。その一瞬で零距離となったやつとの距離。
「……すまない、一夏」
終わりを悟った、その刹那。
「勝手に謝ってんじゃねーよ」
「……え?」
私を殺めようとした手は確かにあった。だが、それは目の前で何者かの手で抑えられていた。
「……お前、は」
「なんだ?ついには自分の弟の顔まで忘れたか?」
その声。その口調。その顔。
「あっ…あっ…あっ…い、一夏……」
そこには確かに
「せめて弟の前でくらいカッコよくいやがれ、駄目姉貴」
一夏の本当の渇望とは?次回明らかになると思います。
それで次回で、自分が想定してたところまで行く予定です。そこから先は書くのかは、未定です。言ってしまえば、一応完結です。話的にはまだまだ続けられますが、自分が書きたいかどうか。まぁ、勝手にこっちで書くの止めるのもどうかと思いますが。自分がどうこう言えませんが。
感想・アドバイス等お待ちしています!!来たら五体投地しながら歓喜に震えます!!
本当ください。