織斑一夏が世界を壊そうとする話   作:ソナ刹那

7 / 28
やっべ。キレが落ちてきた。もっとストレス貯めなきゃ。

おばあちゃんごめんよ〜沖縄土産のタオル、どっかで落としちゃった。

あと異様に全身が痒い!!

もう寝よう………。



07 二

「そういえば織斑さん」

「……苗字で呼ぶな。吐き気プラス寒気でえらいこっちゃだわ」

「そうですか?では、一夏さん」

「……お前に下の名前で呼ばれるほど馴れ馴れしくなった覚えはないが、もういい、消去法だ。んで、なんの用だ?特に理由もなく来やがったなら、今すぐターンライト、席に着きやがれ」

「いえ、なんでも二組に転校生が来たらしいのです」

 

この時期に転校生って、手続きとかが長引いたりか?どんまい以外、特に言うことなどないが。

 

「なんでも、中国の代表候補生らしいですわよ?」

「……中国、か」

「あら?何かありまして?」

「別に。ガキの頃知り合いが中国に越していっただけだ」

「一夏さんにご友人がいらっしゃったのですね……」

「よーしよし、セシリア・オルコット?そんなに世界を構築する一部分になりたいか?なら今すぐに原子レベルにしてやろう」

「心の底から本気で遠慮いたします」

 

だったら最初からいらんこと言うな。

 

「それよりも、一回一回フルネームで呼ぶのは大変でしょう?わたくしのことはセシリアとお呼びください!」

「何が悲しくてお前を下の名前で呼ばなきゃならねぇんだ、アホか。お前は俺のなんだ?彼女か?」

「そんなぁ、彼女だなんてぇ…」

「なんでそこで照れんだ耳キーン女!!」

 

身体クネクネさせんな気持ち悪い。

 

その時、勢いよく教室のドアが開いた。

 

「ん?」

 

うるせぇなぁもっと静かに開けやがれ。ただでさえ、目の前の奴の雑音に耳が痛いってのに。

 

「…………一夏?」

「お前……まさか」

 

そこには見覚えのあるツインテールのお子ちゃまが。

 

「っ!!」

「凰…鈴音か?」

「い、一夏〜〜〜っ!!!」

 

いきなり泣きながら抱きついてくるチビっ子。

 

「いきなり、何しやがる……!」

「良かったぁ、ぐすっ、生き、生きてたよぉ〜〜!!」

「あぁもう!そんなに泣くな!耳が痛いんだよ!」

 

なんでどいつもこいつも、俺の耳を破壊しようとしやがる!?

 

「とりあえず落ち着け!泣きすぎてお前が何言ってるかも分からんだろうが!」

「う、うんうん!そう、だよ、ねっ」

 

やっと泣き止むチビっ子。見た目じゃなくて中身もチビっ子かよ。

 

「随分はっちゃけた久々のご挨拶だな、おい」

「アンタこそ!随分、冷たいじゃない……」

「普通だわ。お前のテンションに置いてけぼりなだけだ」

「だってぇ、だってぇ…!」

「うるさいぞ、小娘」

「何よぉ!こっちは今大切な話……っ!」

 

いきなり現れた糞教師が出席簿を振りかざして来やがった。

 

「いくらタメで呼ばれたからって、すぐ暴力に出るとこさっさと直せ馬鹿が。こんなのは小学校の時とかに言われるレベルだろうが」

「……」

「やっぱ向いてねぇよ、教師。あんたは軍人だよ」

 

凰鈴音を庇った手を振って、出席簿を払いのける。

 

「…お前もクラスに戻れ。後でゆっくり聞いてやるから」

「…うん」

 

さて、また厄介ごとが増えた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一夏ぁ!こっちこっち!」

「うるさい」

 

昼休み。食堂に行くと凰鈴音が待ってやがった。

 

「なんでお前もいやがる…」

「聞くまでもないでしょう?」

 

なんなんだよ、ほんと……。

 

「それで?なんでそんなに泣き喚いてた?悪い方向に目立っただろうが」

「だって、アンタが行方不明になったって聞いたから……」

「それ、どこで聞いたんだよ?」

「IS関連の上の人たちが言ってたのをたまたま聞いた」

 

情報統制しっかりしやがれ!中国連中もそうだが、なんだ?そんな世界的に有名な話かよ?というかドイツ!あんまり公表しないって、世界レベルはあんまりなのかよ?最大は宇宙規模か、あぁ?

 

「とにかく、一夏が行方不明になったって聞いて、ISの訓練にも身が入らなくて、そしたらアンタがISを動かしたって聞いて、頑張って候補生になってIS学園に来なきゃって思って……」

「ハイハイストップストップ。なんとな〜く分かったから」

 

IS適正があったチビっ子は、日本に戻る口実に代表候補生になろうとしたらしい。なんとも不純な動機だなぁおい。

 

「俺のことを心配してくれてたのは感謝するが、あいにく心配されるほどくたばっちゃいねぇよ」

「うん、元気そうで良かったぁ」

「主に悪い方向に元気になっちゃったけどな」

「そう?口悪いのは今更じゃない?」

「一夏さんは、昔からこういう口調だったのですか?」

「え?うん……誰?」

 

そりゃあいきなり黙ってた女が喋り始めたら、そうなるわ。

 

「失礼しました。わたくし、イギリスの国家代表候補生のセシリア・オルコットと申します。よろしくお願いいたします」

「そうなのね。あたし凰鈴音。中国の国家代表候補生、よろしくセシリア。あたしのことも鈴でいいわ」

 

この短時間で随分仲良いな。さすがは女。候補生つながりもあるんだろうが、どっちにしろ厄介者が増えるのか。

 

「そういえば一夏、なんでアンタIS使えるのよ?」

「んなもん知るか。分かってたらさっさと情報提供して、この腐った世界変えようとするわ」

「それもそうね〜。いつから?報道時と同じくらい?」

「だな。……ってなんでそんなくだらんこと聞くんだよ。もっとマシな話ねぇのかよ」

「いいじゃないくだらなくて。久々なんだし」

「そうかい」

 

俺はさっさと帰りたいの。

 

「……まだ、憎んでるの?」

「…………いくらお前でも、あまりうるさいとぶっ壊すぞ」

 

憎むとか、そういうレベルじゃない。裏切ったのはあっちが先だ。

 

「例え身内でも、あいつは俺の大事なもんをぶっ壊した。許さない理由なんて、それで十分だろうが」

「でも……」

「お前如きが口挟むな。何様のつもりだ?」

「…………」

 

必要以上に関わるな、ただの知り合いでしかないのに。踏み込んじゃならない領域ってのがあるんだよ、中華娘。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……メンドクセェ」

 

どうやら、クラス対抗戦の初戦の贄は凰鈴音らしい。ご愁傷さん。

 

「一夏!」

「うっせぇ」

「あたしが勝ったら教えてよね!」

「はっ?何を?」

「アンタの…過去のこと……」

「そんなことをお前に言って、俺にとってなんのためになる?知ってお前にとってなんになる?可哀想、大変だったねって、同情するつもりか?だったらマジでふざけんな。同情されて少しは俺が救われるとでも?勘違いも行き過ぎると痛いんだよ。ハッキリ言う、迷惑だ」

「それでも……」

 

こいつの俺を見る目は、淀みなく透き通り、ただまっすぐ俺を見ていた。

 

「アンタに触れないと、あたしが前に進めないの!!」

「……」

「アンタと出会ってからも、ずっと教えてくれなかった。触れられたくないことだってくらい分かってる」

「じゃあ聞くな。学習能力をフルに使え」

「それでも!アンタのそんな顔、もう我慢出来ないのよ!」

 

……顔?

 

「関わって欲しくないとか、要らない心配するなとか、そんな目で見られたって、素直に「はいそうですか」なんて言えるわけないじゃない」

 

……目?

 

さっきから何言ってやがる、こいつは。

 

気づけばその大声に周りのモブ共がこっちに注目し始めている。

 

「それに……」

「もういい。それ以上喋んな。耳障りなんだよ」

「っ…」

 

なんなんだよ、どいつもこいつもよぉ。なんで俺なんかに構う?人生暇人か?

 

「好き勝手言うじゃねぇか、あぁ?そんなに聞きたいか知りたいか触れたいか?……そういうのホンット要らない。ムカつく」

 

……関わんなよ、俺なんかに。

 

「……勝手にしろ」

「………えっ?」

 

頼むから、俺の世界から消えろよ……。

 

「これ以上なんか言ったって、無駄なんだろどうせ。……せいぜい足掻いてろ」

「え、えぇ!待ってなさい!目にもの見せてやるんだから!」

 

なのに、俺は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

君も薄々と気づいているのだろう?

 

君が本当に望んでいるものが。

 

君はただ、目をそらしているだけ。

 

素直になりたまえ。

 

そうすればきっと、

 

君が本当に望む真実の世界が見えるであろうよ。

 




迷走中!!

あれ?このSSってこんなテイストだっけか?

深夜テンションって怖いね!!

自分でも方向性が分からんくなってきた。いや、元からそんなの無いけど。

感想待ってます!!来たら五体投地しながら歓喜に震えます!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告