織斑一夏が世界を壊そうとする話   作:ソナ刹那

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無理だったよ!!
なんかやっぱ一夏がいい奴だよ!!

戦闘時間<<<<<会話時間

いや、バトってる時間は短いっすよ、ホント。



09 襲

「…投げるぞ」

「え、ちょ、待っ、うわあああああ!!」

 

なんかお客さんが来たので、とりあえず中華をピットに投げ飛ばす。

 

「いきなりなにすんのよ!!」

「しゃあねぇだろう?それともなんだ?俺が今から暴れまわってる最中ずっと、俺にしがみついてられる自信があったのか?」

「ありませんすみませんでした。…でもいきなり投げることないでしょう!」

「いいじゃん。お前どうせ頑丈なんだから」

「勝手な偏見はやめろ!」

 

今めっちゃ喋ってんじゃん。ピンピンしとるがな。

 

「さて、と。いくら不毛な会話だからって、いきなり割り込んでくるのはマナー違反だろうが、あぁ?」

 

後ろの黒いのに言葉をかける。

 

「……糞ニートに言われてよぉ、墓場とか心霊スポットとか、時たまどうしようもないクズ共を殺ったりしてたらさぁ、なんて言うか魂の質?そういうのが分かるようになったんだよ」

「------」

 

何も言葉を発さないガラクタ。

 

「けどお前からは、質云々の以前に何も感じやしねぇ。空っぽなんだよ」

 

命の鼓動。生命の発する気というものがまるで無かった。

 

「……無人機、か。世界の何処の国にも、そんな技術ねぇよなぁあ?てなると犯人に該当するやつなんて、一人しかいないじゃんか、なぁ?」

 

頭に過る不愉快な声。

 

「あの糞ウサギーーーーーーっ!!!」

 

どいつもこいつも、俺のことをイラつかせる。あぁウザい。思い出しただけで、消したくなる。

 

「……邪魔だジャンク。スクラップにしてやる」

「------!」

 

その一言に突如ガラクタは動き出し、レーザーらしきものぶっ放してくる。

 

「…ウゼェなぁ。おとなしくくたばってろよ」

 

面倒なので、頭をもぎ取り、中のコアらしきものを引っこ抜く。

 

「データとかいるだろう?あとはいらんけど。……お前くらい、力使うまでもねぇんだ、よっ!」

 

頭があった部分から、胴体の中を掴みそのまま叩き落とす。綺麗なクレーターと共に、鉄屑がリサイクル可能となった。

 

「やっぱ人乗ってねぇじゃん」

 

別に血がダラダラ流れてるわけでもないし、大丈夫だろう。まぁ、死んでようがなかろうがどうでもいいけど。

 

「……1、2、3。……全部で4匹も送り込んで来やがったのかあの狂乱サイエンティストは」

 

面倒くさいったらありゃしねぇ。わざわざ土産を持ってくるなんて、ホント何がしたいのか?

 

「……まぁたご丁寧に距離を取っちゃって。盗撮は犯罪だって、今更ガキでも知ってんぜ」

 

射程範囲外から、レーザーを連発してくる鉄塊共。

 

「さぁて、面倒くさいなぁ」

 

やろうと思えばすぐにでも片付けられるが、なんかやる気が出ない。さっさと帰ってくれないかなぁ。グチャグチャにするの疲れる。

 

「おい一夏っ!」

「あんのバッカ……!!」

 

突如ピットから出てきて叫び始める篠ノ之箒。それを止めようとする凰鈴音。

 

「そんなやつらさっさと倒してしまえ!」

 

戯言ほざきやがって。俺に命令するなんて、随分いいご身分だなおい。

 

「ったく、んなこと言われなくても………一匹いねぇ」

 

再び無人機たちに目を向けると、そこには二機しかいなかった。

 

「っ!お前らぁぁぁっ!さっさと失せろぉぉぉっ!」

「えっ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏が私に向かって叫ぶ。

 

「お前らぁぁぁっ!さっさと失せろぉぉぉっ!」

「えっ……」

 

その声が聞こえた時、目の前に漆黒(くろ)い襲撃者が現れ、その身体に光が充填されている。

 

「あっ……」

 

隣の凰鈴音同様、ただ何となく思った。ここで終わるのだと。

 

グシャ

 

「……?」

 

だが、聞こえたのは爆発音などではなく、なにかが潰れたかのような音がした。

 

「おい、何勝手に人のもんに手を出そうとしてるんだ?」

 

ISの頭部を握り潰しているのは、紛れもなく一夏だった。

 

「こいつらを壊すも壊さないも俺が決めることだ。なに部外者が我が物顔でちょっかいかけようってんだぁ?ざけんな、誰がそんなこと許可した?」

 

ただ、イラついていた。自分が望まない展開にただ、イラついていた。

 

「罰だ。くたばってろ」

 

そしてそのまま地に叩きつけ一言。

 

「消えろ」

 

瞬間弾け飛んだかのように消え去った。

 

「……お前らも邪魔だ」

「だが……!」

「心配でもしやがったのか?そんなこと出来るようなたまでもないだろう、弱者が。よくもまぁ、俺のことを心配出来るなぁ、そんな余裕何処にあるって、えぇ?俺に心配かけたくないって思うならさっさと失せろ」

 

ただ冷たく言葉を吐く。それが事実なだけに、重く突き刺さる。

 

「それで?俺があんな鉄屑に負けるとでも?笑えねぇよ、馬鹿共。……あとで、た〜んと説教してやるから、そこで待ってろ。5秒で戻ってくる」

 

そう言って一夏は、上空の残りの二機に向かって急加速したかと思えば、黒い塊が二つ落ちてきた。その上に、

 

「消し飛べ」

 

と言いながら拳を突き落とす一夏。瞬間爆ぜた鉄屑。

 

「「…………」」

「あぁ、5秒もいらんかったな」

 

つくづく、唖然することばかりだと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……一夏」

「あん?なんだ死に急ぎ撫子」

 

対抗戦は中止になったが、後日情報を得るために一回戦だけは行うらしい。正直、どうでもいい。俺もう終わったし。

 

「その件は…済まなかった」

「謝罪なんかいらん気持ち悪い。謝るくらいなら俺に二度と話しかけないという形でお侘びの気持ち示せ」

「……どうしたら、お前みたいに強くなれる?」

 

人の話を聞けよ。

 

「俺が、強い?」

「あぁ」

「……別に強くなんかねぇよ。そりゃあ確かにお前に比べりゃ力とかそういうのは、お前よりは強いわな」

 

お前と何やったって負けるつもりはない。

 

「ただ力が強いとか、喧嘩強いとか、そんなの本当の強さなんかじゃねよ。強い奴ってのは、自分が弱いことを知っていて、そこから正しい道に行ける奴だ。だから、俺は強くねぇ。道を間違えたから。選択肢が無かったとはいえ、明らかにBADエンド真っしぐらなんだよ」

 

後戻りは出来ない。俺はただ、破壊することしか出来ない。それしか出来ない。悪魔よりもタチ悪い蛇の誘いに乗っちまったから。

 

「……篠ノ之の剣ってのは、人を生かす剣だろう?お前が今振るう剣ってのは、そんな剣なのか?よく考えてみるんだな」

「……強さ」

 

……どうしてこう、無駄口ばっか言ってしまうのだろう?あぁあ、ウゼェ。何よりも、結局割り切れていない自分がウゼェ。

 





次回から、原作2巻くらいかな?
さて、ビッチとボッチの登場!!
頑張って、一夏を悪い奴にしてやる!!

感想等待ってます!!来たら五体投地しながら歓喜に震えます!!
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