魔法少女リリカルなのはEXCEEDS   作:炭酸補給は俺と一緒に

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2話 平田信

「ご協力ありがとうございました…」

 

「もう良いのかい?まだ聞きたそうな顔してるけど」

 

「いえ、コレは今回の事件と関係ない事ですし…」

 

「別に遠慮しなくても良いのに。本当はこっちの方が目的だったんだろ?」

 

 

 

俺は今EXCEEDSに八神ハヤテ総督自ら事情聴取されていた。えらい美人だけど、コレでまだ13歳だもんな。いやまあ、魔法で姿を変えているのは分かってるけど、将来成長姿が今なんでしょ?今のうちに唾つけておかないと。優しくせしって優しいお兄ちゃんと印象を残さないと。

 

 

 

「ではお言葉に甘えて、単刀直入に聞きます。平田 信さん。貴方は何者なんですか?」

 

「う〜ん。まず第一に俺とオルタ。アルシスは元々陸軍に所属していた一般兵だ何も特別な力を持ってないし。俺に関してはリンガーコアもない人間だった。だから俺らより俺らを改造した博士がとにかくヤバい奴だ。それも俺をロストロギア並の兵器に変えちまうくらいな」

 

「博士…」

 

「あぁ、外部顧問とか言ってるが、奴にはその名以上の権力を与えられている。それも、我らがレジアス•ゲイズ中将が全く逆らえないほどにね」

 

「話だけは聞いてましたけど、素性が全く明かされへんから謎でしたが、その人が貴方達をこんなふうにしたのですか?」

 

「そうだ。ノイマン・ジョン・フォン。奴が何者かはわからないが、局を遥かに超えている技術力を持っている。俺達が良い例だ」

 

「その博士は貴方を利用して何をするつもりなのですか?」

 

「正直に言ってわからないが、何をたくらんでるのか知らないが、第77管理世界にエージェントを何人か送り込んでいる。そのうち面識があるのは3人で、セクス(6)ニオ(9)にティオ(10)ちなみに本名は知らない。俺達は数字で呼び合ってる」

 

「平田さんにも数字が?」

 

「あぁ、トレ(3)と呼ばれている。俺も顔を合わせた事があるだけで、コイツらも博士に改造されたのかどうかは知らないから、どんな能力があるのかわからないが、エージェントは全員話が通じない奴らだから、もし接触する事があったなら逃げた方がいいが…」

 

「何です?」

 

「逃げた方が良いだが、できる事ならニオには積極的に話しかけて欲しい。彼女は君達と歳の近い女の子でな。できる事なら、エージェントなんか辞めて、まっとうに生きて欲しい。俺の話は全く耳を傾けないからな。近い歳の子なら耳を傾けてくれるかもしれない」

 

「わかりました。もし接触する事があれば試みてみます」

 

「あと…

 

「その辺で止まってもらおうか」

 

…アルシス」

 

「フュ(7)と呼べと何度も言ってるだろ。トレ」

 

「俺も数字で呼ぶのは辞めてくれと言ったと思うが?」

 

 

 

事情聴取を割って入ってきたのは同僚のアルシスだった。流石に嗅ぎつけてくるのが早いな。

 

 

 

「レジアス•ゲイズ中将の名により参った。彼の身柄は我々が預からせてもらう」

 

「申し訳ありませんが、彼は今事情聴取中です。後ほど彼は我々が送り届けますのでご安心ください」

 

「いや、連れて帰る。これ以は上身の安全のために控えた方がいいぞ」

 

「それは…どう言う意味でおっしゃってます?」

 

「そのままの意味だ。我々の…

 

「アルシス。頼むから何もしないでくれ。大人しく帰るから」

 

「…良いだろう」

 

「悪いな。八神総督。どうやら時間切れみたいだ」

 

「…そうですか、それは残念ですが、またいつでも遊びに来てくださいね。歓迎します」

 

「それはありがたい話だが、エージェントは信用するな。俺も含めてな。所詮俺も首輪をはめられた飼い犬にすぎないだから」

 

「トレ」

 

「分かった。分かったて、もう何も言わない」

 

 

 

こうして、俺は強制的に連れて行かれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「以上が情報提供していただいた情報です」

 

「第77管理世界か、確か聖王教会の影響力がある世界だったはずだよな?」

 

「えぇ、早速現地の協会員に伝令を出します」

 

 

 

ハヤテは早速得た情報を仲間達に拠有した。クロノ・ハラオウン。カリム・グラシア。2人はそれぞれ教会のトップとクラウディアの艦長を勤めている同時にハヤテの監査役でもある。3人は今緊急のweb会議をしていた。

 

 

 

「それにしても局を超える技術力を持つノイマン博士。それもロストロギアと同等の技術力を持つなんて、いったいどこにそんな奴がいたんだ?」

 

「今ユーノ君にも調べてもらってますが、現段階では何も」

 

「なら、噂のエージェントと接触した方が早いかもな」

 

「えぇ、そのためにこうして緊急会議で及び立てさせてもらいました。調査員を現地に行かしても?」

 

「えぇ、かまいませんわ。クロノ艦長もよろしいですよね?」

 

「あぁ、お上には僕から言っとおこう」

 

「ありがとうございます」

 

「それじゃあお互い何か進展があれば連絡し合おう」

 

 

 

そして、会議は終了した。

 

 

 

「終わったみたいだね」

 

「お疲れ様」

 

 

 

会議が終わるや否やなのは達が入ってきた。

 

 

 

「それてクロノ君達なんて?」

 

「エージェントと接触して現地調査ふるるようにやって、聖王教会も協力してくれるって事なんで、悪いけどすぐに調査しにいってくれへん?」

 

「えぇ〜!?またアリサちゃんに怒られちゃうよ。この案件が終わったら帰るって言ったのに」

 

「そこを何とか!」

 

「ダメな物はダメです。今回の案件で前回の約束も断ったから、次こそは許してもらえません!」

 

「…実は今回調査中に使う飛行船はその世界の技術を織り込んで、局の次世代機として検討中の最新型の高速軽巡洋艦。ブラズニルを使うとしても?」

 

「な、何それ!?聞いた事ないですけど!?」

 

「それはそうや、単独行動の偵察や護衛を前提に作られた。まだ試験段階の飛行船なんだけど、1番の特徴はデバイスに収納できる事で、要は持ち運びができる飛行船と言うことや」

 

 

 

高町なのはに衝撃が走る。

 

 

 

「でも残念やな。まだ試験機だから使えるのが一台しかないから、次に使えるようになるのはいつになる事やら」

 

「……」

 

「…なのは?」

 

「でも、なのはちゃんが無理だとなると、ヴィータあたりに頼むしかないか〜」

 

「やっぱり私が行くよ!」

 

「なのは!ダメよ!甘い誘惑に負けちゃ!アリサに今度こそ許してもらえないよ!」

 

「でもでもフェイトちゃん。まだ実装される前の最新鋭の飛行船だよ?」

 

「友情と飛行船どっちが大事なの!?なのは!」

 

「う〜。ゆ、友情…」

 

「でしょ!?」

 

「ちなみに性能としては、普段は大気中の魔力素で飛行するねど、マニュアル操作で、操縦者の魔力量依存で速度を上げられる設計で、なのはちゃんの魔力量ならどんだけ速くなるのかしらね?」

 

「!?」

 

「飛行船の中は空間魔法で外観より広いから好きな物も置けちゃうから、それこそベットやお風呂なんかも設置可能で任務の道中も快適な生活を送れるし。今回の任務では何があるかわからへんから、装備も最新のやつも揃えようかな?」

 

「!?」

 

「あと、任務を受けてくれた人に、報酬の一部として、その飛行船をくれるって言ってたな〜」

 

「やっぱりやるよ!ハヤテちゃん!」

 

「よく言ってくれたで!なのはちゃん。ならそう言ってくれると信じてたで!」

 

「なのは…。アリサごめん。止められなかったわ」

 

 

 

こうして、なのは達が現地入りすることを決定した。この後アリサの機嫌を戻すに苦労することになるなのはであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく来てくれたかトレ」

 

「博士。彼は機密漏洩をしてました。処罰を」

 

「かまわん。どうせ大した情報も与えておらんしな」

 

「しかし…」

 

「フュ。私に何度も同じ事を言わせるな」

 

「申し訳ありません」

 

 

 

事情聴取のあと俺はすぐに第77管理世界のどこかにあるラボ施設に連れてこられた。そこにいたのは博士だった。

 

 

 

「さて、早速実験に付き合ってもらうぞ」

 

 

 

そう言って博士がアルシスに手渡して来たのはロットステッキの形状をした。何かしらの機械だった。解析を試みるもセキュリティがかけられていて解析できなかった。

 

 

 

「ソレは?」

 

「うん?いや、特に名前は決めてないな。所詮は杭を抜くための即席の代役品に過ぎないからな。まあ、名前をつけるならカンヌキでも呼んどけ」

 

「杭を抜くとか何とか言ってるが、何かを解放するための装置か?」

 

「トレ。それ以上は詮索するな。俺達はただ言われた事を…

 

「かまわんよ」

 

…博士。コイツは簡単に告げ口をします」

 

「別に告げ口をされて困ることはない。ただの足跡で作ったガラクタに過ぎないのだからな」

 

「それじゃあ、それは何だよ?」

 

「だから言ったであろう。杭を引き抜くためのものだ」

 

「その杭を引き抜いたら何が起こるんだ?」

 

「さてな、それは知らんよ」

 

「知らないって、どんな物か知らないのに抜こうとしてるのか!?」

 

「知らないから確かめて見るのであろう。鬼が出るか蛇が出るか確認してみようではないか。もしかしたら我々が探し求めている物かもしれないしな」

 

「アンタが探している物?それは何だよ」

 

「それはな…」

 

「…」

 

「天使だ」

 

「…はぁ?それはどう言う物だ?」

 

「そのままの意味だよ」

 

「…よし。今すぐに天に滅してやるよ」

 

「ハッハハ!そんな抽象的もんじゃないよ。文字通り本物の天使だ」

 

「……」

 

 

 

本当に意味がわからなかった博士は適当に話を切り上げで、俺をラボに拘束して再調整し始めた。この時の俺は知りもしなかった。まさか博士が探している者はかつて自分達の世界を滅ぼした存在。神話とも言われてるアルハザードを真正面から打ち滅ぼした。恐ろしい存在だと言う事を。

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