魔法少女リリカルなのはEXCEEDS   作:炭酸補給は俺と一緒に

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3話。異世界の武人

「第77世界区。ログレス王国の聖王教会。主聖堂の大司教オロ・ヨーデル准将です。ようこそ高町なのはさんにフェイト・T・ハラオウンさん」

「こちらこそ急なお話でしたのに早い対応をありがとうございました」

 

第77管理世界。プラネット。と言う世界に来ていた。この異世界では聖王教会が最も広い信仰を集める巨大な宗教組織で、彼らの協力の元この世界に国連調査機関EXCEEDSを早々に作ることができた。そして、なのは達はその第一人者である大司祭にご挨拶していた。

 

ログレス王国。この星の数ある国の一つで、比較的に新しくできた国だ。と言うもの昔は違う国で、以前はティマイオス神権国家と呼ばれ。ジュニヴィア皇女が納めていて、女神の代理人と名乗って、快晴人君と呼ばれていた。

 

とても長い歴史を持つエデン宗教だったが、その行いは決していい物ばかりではなかった。宗教的な大義を掲げながらも、悪政、非戦闘員の大量虐殺、都市の略奪、異教の根絶などといった事を繰り返していた。

 

そんな中でちょうど200年くらい前に、まだ一般人だった初代国王ログレスが、異世界から聖王教会を引き連れて、大聖戦が起こり。多くの犠牲を出したが、ログレスの勝利に終わり。新しくログレス王国が建国され。協力してくれた聖王教会の教えを世界に布教活動する支援をして今に至るわけだ。

 

「世界に危険が及んでいると聞いては、このくらい支援は大したことありませんよ」

「まだそうだと決まったわけじゃありませんけどね。ただある筋からここにエージェントが、派遣されてると聞きまして」

「局との繋がりが完全に隠されてる工作員でしたか、噂に過ぎない話かと思いましたが、まさか本当にいたとは」

「はい。実際に私達が接触しましたから」

「彼らはこの世界で何をするつもりなのですか?」

「わかりません。なにせ一切情報のない人達でしたから。ですのでわかり次第情報を共有させていただきます」

「わかりました。よろしくお願いします。所でコレから早速調査に?」

「はい。と言っても正直現状は何もわからないので、地道に歩いて調査するしかありませんね」

「そうですか、ならアルスター王国に行ってみられませんか?7日後にに武術大会が開かれます。他国の人々はもちろんのこと大使館の方をお見えになります。多くの人が来られますから、何かしら情報が掴めるかもしれません」

「ふぇ〜!武術大会かぁ〜!面白そう!」

「こら、なの!失礼でしょ?」

「ご、ごめんなさい。つい…」

「はっはは、いえ、かまいませんよ。それと、すでに他国にも教会を通じて貴方方の存在は知らしてますが、念の為私が一筆書きましょう。大使館の方もきっと快く聞いてくれるでしょう」

「すみません。ありがとうございます」

「いえいえ、それでは、お二方に聖王のご加護がありますように」

 

こうして、なのは達の当面の目的が決まった。教会の方でも世界に連絡して調査の派遣してもらえることになった。早速なのは達は自前の飛行機に乗ってアルスター王国に向かった。

 

アルスター王国。アルスター大陸。世界最小大陸だが、1つの国から成る。なので、1番とは言わないが、それなりの人口で自然豊かな大地と、その海の彼方や地下に広がる資源の多さが特徴で、特に魔鉱石が多く取れる。

 

魔鉱石は色んなものに使え、エネルギーを抽出し、照明、暖房、通信機、乗り物、だけではなく。魔鉱石自体も鉄鋼より硬く柔軟な金属素材で武器や防具、魔導具の素材なんかにも使われていて、人々の生活にはなくてはならないもので、大陸有数の名産地に知られている。

 

そして、話にあった魔道具だが、言葉の通り魔法を行使できる武器なのだが、厄介なことにコレだけでは魔法は使えず。他に魔石が必要なのだ。

 

魔石は魔物から取れる特殊な宝石で、6種類の魔石がる。火。水。風。土。光。闇。で組み合わせや派生で性質が変わることもある。例えば水が氷になったり。風が雷になったり。土と水を組み合わせて毒にすることもできる。そして、強力な魔物の魔石であればあるほど、協力な魔法が使えるのだが、それに比例してコントロールが難しく。最悪の場合自爆する可能性がる。この世界特有の魔法で、なのは達が扱う魔法とは全く別物になって、プラネ式と読んでいる。更に特徴として、杖や武器ではなく。手のひらに収まるくらいの大きさで、近年では端末機としての起用やカメラなど機能が充実して、元の世界で言うスマホのような役割もはたしていた。

 

「ついた〜!」

「凄い。まだ数日前なのに、すでに人たくさんいるわ」

「フェイトちゃん。せっかくだからちょっと街を見てみない?」

「なのは。私達は遊びに来たんじゃないのよ…って、言いたい所だけど、ここ最近仕事ばかりで、ろくに休みもなかったし。少しくらい観光しよっか」

「わぁ〜い!フェイトちゃん大好き」

 

こうして急遽始まったアラスター王国。王都エリン。美しい街並みで観光客もよく来る都市で、女神を模った噴水や、初代国王の銅像など色んな観光スポットがあり。豊かな大地から取れる食料はとても美味しく。ちゃっかり聖王教会も人気のスポットだったりする。

 

「「塩アイス美味しい〜」」

 

少し歩くと岩塩を使った塩アイスの出店がやっていた。この豊かな土地では鉱石と同じくらい岩塩がたくさん取れるため。岩塩が使った料理が多く。この塩アイスもこの国の名物だ。

 

「お嬢ちゃん達、変わった格好しているけど、海外の人かい?」

「はい。先ほど着いたばかりなんです」

「そうかい。それじゃあやっぱり。嬢ちゃん達も武術大会を見に?」

「いえ、仕事で来ました」

「仕事!?嬢ちゃんみたいな子供がか?」

「はい。ちょっと人探しをしてまして」

「はぁ〜、よくわからねぇが、若いのに苦労してるんだな。誰だか知らねえが、がんばれよ」

「はい」

「ありがとうございます」

 

その後も食べ歩きをしながら各場所を巡って最終的に闘技場にたどり着いた。この国で最も古い建造物の一つで、歴史的観点からしても貴重な建物だが、伝統行事で、年に一度武闘大会のトーナメントを開催される。

 

「凄く大きな建物だけど、本当にここで武術大会をするの?」

「うん。元々は3代目国王が大英雄ゼルアダンの後継者を決めるために作らせた決闘の場で、それが紆余曲折して武術大会におさまったみだね」

「ふぇ〜」 

 

ガイドブックを見ながら説明するフェイトになのは感心したように頷く。

 

「でも、そんな歴史的に貴重な建物で暴れたりして大丈夫なの?」

「うん。大丈夫みたい。と言うのもこの建物数少ない古代遺物で、神話の時代のエルダー文字が刻まれていて、この文字の力によって、どんなに壊れても即座に元の状態に戻るんだって」

「はぇ〜、凄い技術だね。魔石や魔鉱石の力とは違うんだよね?」

「多分。聖王教会の研究では、私達とは違う異世界から来た魔法なんじゃないかって言われているけど、その実態は全くわかっていないわ」

 

世界を股にかけて一千年の歴史を持つ教会でもわからないほど古いものらしい。なのは達は歴史の長さに感心していたら、どこからともなく騒がしい声が聞こえてきた。

 

「え〜、せっかくの機会だから出場したいだけど」

「目立つ行動は控えてください。我々他にやるべき事があるではないですか。それにこんな大会にお嬢様の相手になる奴なんかいませんよ」

 

何やら声の主は綺麗な黒髪をツーブロックまで刈り上げて、残りの長い髪をポニーテールまとめて、デニムのパンツと丈が短いタンクトップに、前を全開に開けている白根葵の刺繍が解かされて甚平を着ていた。そして、何より手に持っている大太刀の武器がひときわ目立つ。その姿に自分達の友人の夜海トワを思い浮かべるが、全然性格とかは似てなさそうだ。

 

そして、もう片割れには男性が立っていた。多分同じどしくらいの男性で太刀を携えていた。ブーツに薄手のコートでシンプルだけど男の方もイケメンで、美男美女のカップルだろうか?だがしかし、なのは達はそよりも気になることがあった。

 

「なのは。気づいてる?」

「うん。あの2人物凄く強いね。武術大会の参加者って皆んなあのレベルなのかな?」

 

一眼見ただけで只者じゃないと悟ったなのは達は、普段なら人材発掘の理念でEXCEEDSに勧誘している所だが、あまりにの底知れない実力に戸惑っていた。なぜなら、あまりにも強すぎるからだ。こんな存在力は以前に平田 信。前にした時のようだったからだ。

 

「はぁ〜、もう、うるさいな。わかったわかった。大会には出場しないわよ。でもその代わり…」

「ダメです。もっとダメです」

「お〜い!さっきから私を見ているそこのお嬢ちゃん達〜」

「はぁ〜…」

「私達ですか?」

「すみません。不快でしたら謝ります」

「ううん。むしろお嬢ちゃん達に会いにきたから、気づいてくれて良かったよ」

「…私達にですか」

「初対面のはずですけど…いったい何者ですか?」

「もう気づいていると思うけど、ミツルギ キョウコ。エージェントNo.エン(1)と呼ばれているわ。早速で悪いけど…しあおうか!」

「バルディッシュ!」

「Yes Sir !」

 

和やかな笑顔からいきなり襲いかかってきた響子。フェイト達は即座にバリアジャケットとザンバーフォーム(剣)でなのはを守るように応戦する。

 

「おっ!やるね〜」

「なのは!」

 

なのはも見ているだけじゃない。なのははフェイトの後ろで魔法をすでに展開しており。響子の死角から拘束魔法を放つが、響子はその魔法を切った。

 

「フェイトちゃん!」

「了解!」

 

すぐさまに響子を捉えようとフェイトが接近戦を仕掛けて捉えようとするが、響子はなんなくそれらをかわしていく。

 

「アハハハ!凄い凄い!殺さずに私を捉えようとするなんて!こんなに手加減されてるの初めて!だけど、本気になってくれないとお姉さん面白くないな!」

「!?」

「千千り斬り!」

 

一振りの刀身から無数の斬撃が降り注ぐ。なのは。フォーミラーシールドでそれを塞ぐ。

 

「大丈夫フェイトちゃん!?」

「うん。ありがとう。なのは」

「今のって…」

「うん。多分闘気による絶技だね」

 

この世界の人間は闘気と言う魔力にた別の力がある。闘気は体のみに宿る生命エネルギーで、人はその闘気を使い。身体を強化して固有の絶技や奥義を使ったりする。中にはこの絶技で忍者のように分身の術を使う人もいると言う。

 

これだけ聞いたら魔法のように思われるが、試しに闘気を魔力転換できないか研究もしたが、全く違う性質なもののためできなかった。更に特徴として、魔力は外の外部から練り出して放出するが、闘気は体の内部から練り出して放出する。

 

「本当に凄いね。2人がかりとは言え、こんなにも私が押し切れないなんて、さすが不動のエースオブエースね」

「ちょっと不意打ちで言えませんでしたが、少しお話しさせてもらえませんか?どうしてこんな事をするんですか?」

「どうしてって、そんなの…楽しいからに決まってるでしょ!」

 

そして、再び攻撃を仕掛けてくる響子。なのは達は困った様子で対応する。楽しいの一言で済ませて、全く話を聞こうとしない。しかも、本当に戦いを楽しんでいるようで、笑いながら次々と攻撃してくる。

 

「凄い凄い!こんなにしあえたのは子供の時以来だよ!まだ13歳の子供なのに!今まで会った人達で1番強いなんて!いったいどう言う人生を歩んできたの!?」

 

そして、激しい攻防戦を繰り広げられると、流石のなのはでも街に被害を抑えながら響子の攻撃は防ぎきれず。街並みがどんどんと亀裂が入ってくる。その騒ぎを駆けつけた軍の警備隊がやって来た。

 

「う〜ん。なのはちゃん達どうしたら本気出してくれる?そこの人達をやったりしたら少しは本気出してくれるかしら?」

「そんな事は絶対にさせません」

「…しょうがない。今日は一旦帰るわ」

「…手を引いてくれるのですか?」

「うん。だってどうやっても本気になってくれそうにないもの。だから作戦を考える事にしたわ。それじゃあね」

「「……」」

 

なのは達は追跡する事なく静かに見送った。流石なのは達も街や人を守りながら彼女らを捕まえられる自信がないし。これ以上は被害が出る可能性もある。

 

「…これで良かったよね」

「うん。彼女もまだまだ本気じゃなかったし。後ろにも1人控えてたし。万が一に被害が出る可能性もあるから」

「だよね…所で…

「武器を置いて大人しく投降しろ!」

 

なのは達は駆けつけた警備隊に包囲されていた。

 

「にゃはは…どうしようか?フェイトちゃん」

「…教会とハヤテに連絡してバルディッシュ」

「Yes Sir !」

「はぁ…始末書行きねコレは」

「あ、やっぱり?」

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