【ONE PIECE】電気(ことわり)を統べる者 〜海賊王の右腕となる雷の能力者〜   作:フォレスティアル

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第9話は、精錬した高純度インゴットを狙ってコルボ山に襲来した強豪海賊団とのバトル回です!
成長したエース、ルフィ、サボ、そしてルーサスが、理と覇気を極めた圧倒的な戦闘力で海賊どもを完膚なきまでに叩きのめす爽快な無双展開をお楽しみください!



第9話 『強欲の海賊と、山の王たち』

ゴア王国の一件からしばらくの月日が流れ、俺たちが拠点とするコルボ山の秘密基地周辺は、かつての静けさと熱気に包まれていた。

 

あの高台の戦いで手に入れた鉄門や武装を「電磁精錬」によって極上のインゴットへと変えて以来、俺たちの隠し場所には目も眩むような莫大な富が積み上げられていた。

そして――その莫大な財産の噂は、東の海の裏社会や、とある欲深き海賊どもの耳にも届いていたらしい。

 

ある日の夕刻。

いつものように庵の裏手で汗を流していた俺たちの耳に、不気味な地響きと怒号が届いた。

 

「おい、聞いたか? あのガキどもの隠れ家には、市場じゃ手に入らねぇほどの純度を誇る鉄のインゴットが山ほど眠ってるらしいぜ!」

「ガキが数人いるだけだ! みな殺しにして全部奪い取れぇぇ!!」

 

ガサガサガサッと鬱蒼とした森をかき分け、姿を現したのは、賞金首の懸かった荒くれ者たち――賞金首『狂犬』バルトロ率いる、総勢五十名の巨体揃いの強豪海賊団だった。

手には重厚な銃火器や錆びた大剣を持凶悪な面構えが、俺たちを取り囲むように武器を構える。

 

「へぇ……俺たちの宝を狙って、わざわざ墓穴を掘りに来るとはな」

 

俺は腕を組み、冷ややかな笑みを浮かべた。

隣では、エースが不敵に口角を吊り上げ、サボが鉄パイプを肩に担ぎ、ルフィがニカッと不敵な笑みを浮かべている。

 

「おいおい、俺たちの修行の成果を試すちょうどいい的が向こうから歩いてきやがったぜ!」

「雑魚の相手は俺たちに任せろ、ルーサス!」

 

エースとサボが地面を蹴り飛ばした。

 

シュバッ!!

 

凄まじい爆風とともに、二人の身体が一瞬で海賊たちの懐へと飛び込む。

身につけた六式『剃』の応用だ。

 

「なっ……速っ――!?」

 

海賊の一人が大剣を振り下ろそうとした瞬間、エースはすでにその死角に回り込んでいた。

その拳には、無意識からさらに洗練された「武装色」の片鱗と、高熱の生体エネルギーが纏われている。

 

「甘いぜ! 『火拳(もどき)・流水掌打』!!」

 

ドガァァン!!

 

たった一撃。エースの放った掌打の衝撃波が、海賊の巨体を鎧ごと吹き飛ばし、後方の巨木ごと真っ二つにへし折った。

 

「こっちはサボ様のお通りだ!!」

 

サボは『竜の爪』を彷彿とさせる鋭い指先の構えから、敵の武器の力線を見切り、鉄パイプと体術のコンビネーションで次々と海賊たちのバランスを崩していく。

ガキの見た目でありながら、新世界の猛者に匹敵する技術の精密さは、もはや相手にとって悪夢でしかなかった。

 

「すっげぇ! 二人ともカッコいいじゃねぇか! 俺も負けてらんねぇ!!」

 

ルフィがぐっと腹に力を入れ、体幹の軸を完璧に固定する。

 

『――ゴムゴムの、ピストル(内部破壊・改)!!』

 

ドォォォン!!

 

ルフィの拳が、突進んできた海賊団の巨漢の腹に突き刺さる。

表面の肉体は無傷のまま、拳から発せられた『微細な衝撃波(内部破壊)』が相手の内臓を直接揺らし、巨漢は白目を剥いてその場に気絶して崩れ落ちた。

 

「な……何だこのガキどもは……!? 化け物だ……っ!!」

 

海賊団の船長であるバルトロが冷や汗を流し、青ざめながら大砲の引き金を引こうとした。

だが、その視界の端に、青白いスパークを纏った俺の姿が映り込んだ。

 

「――遅い」

 

『――【電磁瞬間移動(サンダー・フラッシュ)】』

 

バチッ!!

 

音すらない超光速の移動で、俺はバルトロの目の前へ出現していた。

相手が恐怖で硬直する暇すら与えず、手のひらをバルトロの鳩尾(みぞおち)へと突きつける。

 

「俺たちのインゴットを狙った代償だ。その貪欲さ、物理的に治療してやる」

 

『――【極高圧・微振動電導波(パルス・バースト)】』

 

ドガァァァン!!

 

肉体の表面には一切傷をつけず、体内の神経系と全細胞の電気信号を完全にショートさせる特製の電磁掌打。

バルトロは全身をビクンと痙攣させ、目を見開いたまま意識を闇へと落とし、そのまま背後の岩肌へと派手に打ち付けられた。

 

戦闘開始からわずか数分。

五十名の強豪海賊団は、誰一人としてまともに反撃することもできず、全員が地面に転がり伏して沈黙していた。

 

「ふぅ……。いいウオームアップになったな」

 

エースが汗を拭いながらニヤリと笑い、ルフィが「肉はどこだー!」と駆け回る。

サボは倒れた海賊たちが持っていた上質な銃器や金属パーツを見つめ、感心したように声を上げた。

 

「さすがだな、ルーサス。こいつらの持ってた武器も、全部あとでインゴットの素材に回せるぞ」

 

「ああ。欲深き連中が勝手に資源を持ってきてくれたようなものだ。ありがたく再利用させてもらうさ」

 

俺は倒れた海賊たちの山を見下ろし、不敵に笑った。

 

理(ことわり)と圧倒的な武力を手に入れた俺たち四人の前に、もはや東の海に敵など存在しない。

黄金のインゴットと絶対的な強さを携え、世界を揺るがす怪物たちの伝説は、静かに、そして着実にその牙を研ぎ澄ませていくのだった。

 




ご覧いただきありがとうございました!
第9話は、インゴットを狙ってきた海賊団をエース、ルフィ、サボ、そしてルーサスが圧倒的な力で返り討ちにする爽快バトル回でした!
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次回もお楽しみに!
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