…どうなっている?
ついさっき、俺は不死院のデーモンを倒した。そして外に出たら巨大カラスに誘拐だと?おいおい冗談じゃねえ。まさかまた不死院に連れ戻されて…不安ばかりが残る俺を尻目にカラス?はどんどん加速して…いきなりの超低空飛行。地面に激突するかと思ったが地表ギリギリで俺は解放された。
ここは何処だ?、と周囲を見る。かつて昔神殿か何かがあったのだろう。しかし今は朽ち果て、廃墟を残すにとどまっている。前を向くと篝火と人が一人腰掛けていた。
「いきなりすまない。」
そう声をかけたので驚くかと思ったが予想とはかなり違った。
「やあ、よく来たな。新しい奴は久しぶりだ。どうせあれだろう。不死の使命がどうとか…皆一緒だ。どうせ無理だ、ここでおとなしく待っていればいいものを…。」
「教えてくれ。不死の使命とは…目覚ましの鐘とは何だ?」
「…伝承に言う鐘は2つある。一つは不死教会の鐘楼。もう1つはここから遥か下の病み村の古い遺跡。両方鳴らせば何かが起こるって話だが…どうだろうね?さあ、いけよ。そのために来たのだろう? この呪われた不死の地に。」
「ここは?」
「火継ぎの祭祀場だ。あそこの坂を登って行けば不死街へ出る。」
俺は坂へ向かって歩き始めた。途中井戸にあった死体を漁ると人間性を3つ入手できた。階段を登ると亡者が襲いかかってきた。盾で受け、反撃する。上を見ると何かを投げてくる。
見ていると着弾と同時に炎が上がった。さらに上から亡者が降りて来て襲いかかってきた。何とか盾で防いだ。が、受け切れずバランスを崩す。
「うおっ…!」
このままでは斬られる。シミターでなんとか仕留めた。更に階段を登り火炎攻撃をしてくる奴を倒そうとしたが、正面に敵。気づかなかった。斧の一撃を受け止め素早く後ろに回り込む。
背中を一刺し。続けて火炎攻撃してきた奴をシミターで斬りつけ、蹴って崖から落とした。もう一体飛びかかってきたが、これもおとなしく盾受けし、落ち着いて仕留める。周りに敵がいないのを確認し、
水道橋の中へと入る。バシャバシャと音を立てながら進む。出口はすぐだった。
階段を登ると確認できるだけで亡者が二体。冷静に仕留める。更に進むとまた亡者がいた投げてくる物は火炎壺だろうか。面倒なので蹴って突き落とす。突然後ろから斬りつけたれた。
どうやら建物内にいたらしい。痛みをこらえながら切り刻む勢いで倒した。白い霧を抜け階段を登ると橋に出た。進もうとしたとき突然ものすごい風圧と衝撃が俺を襲った。目の前には赤い飛竜。
そのまま何処かへ飛び去ってしまった。しばらく放心状態だったがすぐに気を取り直す。進んでいくと三体の亡者に囲まれた。ヤバい。
各個撃破が基本。一対三では圧倒的に不利だ。その時、胸に痛みを感じた。見ると矢が刺さっている。否、これはボルト。つまりクロスボウだ。慌てて距離をとるが、結構な射程で二発目が頬を掠った。
何とか一体目を倒す。二体目はパリィからの一撃をお見舞いしてやった。あと一体。
落ち着いて斬りつけ、倒すことが出来た。
さて、問題はあの狙撃手だ。全力で走り何とか死角に来れた。階段を一気に登り畳み掛ける。倒せた。
左を向くと篝火があった。火を灯し、休む。
体力を回復させ、狭い橋を渡ろうとしたが上から火炎壺が投げられ思うように進めない。思い切り全力で走る。何とか屋内に入ることができた。入った途端亡者の攻撃を受けた。腹を刺され激痛が走る。
盾を構え始めたので盾を蹴ってバランスを崩させる。その隙に斬りつけて倒した。間髪入れず敵の斧が振り下ろされる。前にローリングし回避。起き上がる勢いでシミターを斬り上げ、そのまま斬り続ける。
右に扉があったがこちらからは開かなかった。左から出て更に進む。右には民家があったが入るかどうか俺は迷った。本来行かなくてもいい場所だが敵がいて気づかず素通りし、挟み撃ち、何てことになったらヤバいので一応行っておこう。入るとすぐに亡者がいた驚いてシミターを振り回す。倒すこととはできたが醜態を晒してしまった。俺としたことが…。
まあ、見られなかったので良しとしよう。更に奥に上がり込むと宝箱があった。開ける。明らかに泥棒だがこの際どうでもいい。中には黒い火炎壺が5つ。これは使える。
民家を出て進むと亡者が三体。こちらに気づいて二体が襲いかかってきた。そして後方の亡者が火炎壺を投げてきた。
「クソッ!」
横に跳び炎を回避。距離を詰め斬りかかる。倒して安堵した瞬間斧を持った亡者が飛びかかってきた。避ける間もなく盾でガード。攻撃に転じる。三体目を倒し 、
周囲の状況を確認する俺の目に民家が止まった。ドアを開けようと試みる。しかし鍵がかかっていて開かない。
俺は荷物の中から鍵を取り出した。これはただの鍵ではない。知り合いの盗賊に貰った万能鍵という物だ。話によるとこれで大抵の鍵が開くらしい。
さらにここらへんの民家の鍵穴は単純で簡単に開ける事が出来るようだ。
鍵を使って民家に侵入。部屋を漁る。庭に出ると宝箱があった。中には黄金松脂が3つ。武器に塗ると雷を纏わす事が出来る、貴重な物だ。
ラッキーと思い、周りを見渡すと亡者が三体。しかも盾と鎧を装備している。スルーするか、と考えたがすぐに断念する。民家から出て向かいにある塔に入る。
螺旋階段を登るとクロスボウを構えた亡者を発見。射って来るが段差があって当たらない。斬りつけて倒す。階段を降りて亡者に気づかせる。奥の亡者は気づいていないようなのでできるだけ引き付けて倒す。
続けて2体目。気づかせようと近よると奥の亡者も気づいてしまった。仕方ない。一体目が剣で刺してくる。ガードし、後ろに回り込む。背後から致命の一撃をお見舞いする。
2体目が剣を振りかぶる。タイミングを合わせてパリィ。致命の一撃。 何とか倒せた。階段を登ると燃えた樽が転がってきた。慌てて降りる。避ける事が出来、安堵する暇もなく亡者が襲ってきた回避は間に合わないと判断し、盾でガード。階段から蹴り落とす。下を見ると細い道にいて助かっていた。何てことだ。深追いすると落下死する恐れがあるので無視。階段を登り、塔に入る。目の前には扉があったが開かなそうだったので左の階段を登った。最上階に着き霧を抜けると、城壁の上に出た。そばの梯子を登るとクロスボウを構えた亡者が二体。ささっと倒し、梯子を降りて前に進む。
すると、向こう側の建物の上からデーモンが飛び降りてきたではないか。驚きながらも俺は梯子を登った。落下攻撃が可能だと思ったからだ。盾を背負い落下攻撃を仕掛ける。
着地と同時に股下を潜り抜け反対側へと引き付ける。斧を振り回してきた。危ないと思ったが距離があったおかげで掠りもしない。ある程度引き付けられたので、再び股下を潜り抜け梯子へ全力疾走。
屋上に着きデーモンがこちらを見上げたと同時に顔面に落下攻撃を入れる。恐らく体力は半分程度。脚をスタミナの続く限り斬りつけた。しかし相手の斧が振り下ろされる。股下に逃げて避けた。
その後再び斬りつける。すると相手に限界がきたのか、咆哮を上げながら消えた。
「ふう…」
思わず安堵のため息が出る。
建物内に入り、階段を降りる。すると右側に騎士らしき人物がいた。話しかけてみる。
「俺はアストラのソラール。俺自身の太陽を探しに不死となり、この地に来た!!」
俺は変な物を見るような視線を向けた。
「変人だ、と思ったか?まあ、その通りだ。気にするな。皆同じ顔をする。」
だろうな。
「貴公、考えがあるんだが。少し時間を貰って良いか?」
「構わない。どうせ暇だ。」
「そうか。今、この場所で貴公と出会った…。これは何かの運命だと思うんだ。」
赤い糸なら願い下げだ。
「だからどうだろう。お互いが旅の助けにならないか?」
「助け?それは一体…」
どういうわけだ、と言おうした俺に蝋石のようなものが渡された。
「これは?」
「ここは全くおかしな場所だ。すぐに色んな物がずれやがる。貴公と俺の世界もいつまで繋がっているか分からない。だがこいつでサインを書けば時の流れを超えて協力が出来る。俺のサインを見つけたら遠慮なく召喚してくれ。最も俺のサインは特別製だからな。よーく目立つと思うぜ。俺はしばらくここで太陽を見ていくよ。太陽は偉大だ。素晴らしい父のようだ。俺もいつか太陽のようにでっかく
熱くなりたいんだよ…!」
俺は目の前の橋を渡ろうとした。しかし亡者が二体。奥に三体。どうしたものかと考えながら進むと轟、という音と共に不死街で見た赤い飛竜が飛んできた。灼熱のブレスが橋を舐め尽くす。
亡者が焼け死んでいく。俺は走り右の階段を降りた。瞬間、再びブレスが襲いかかる。離れていても熱を感じた。直撃すればどうなるかなど想像に難くない。
直進すると見覚えのある場所へ来た。不死街の篝火だ。足元にあった梯子を蹴落としショートカットを作る。
階段を上がり、即座に壁に隠れ様子を窺う。気づいていないようだ。
しばらくして飛竜がこっちに飛んできた。これはチャンス。一か八か、股下を潜り抜け一直線に橋の向こう側に向かう。途中に落ちていた。クレイモアを拾うのも忘れない。
思い切りジャンプし建物に飛び込んだ。