SAO ~属性を操りし豪剣士~   作:ALHA

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さて、第三話の投稿です。

正直、バトル描写少ないな~と思いつつも、これから精進していきます。

では、どぞ~!

今回は全部フレッドサイドで行かせてもらいます。


第三話 ~べへムートの爺~

 今、俺はカイとシリカを連れてコペルの下に向かっている最中だ。

 数時間ほど前にあいつに頼んだ事の手伝いだ。そう、まだおそらく受注というかフラグすら立っていない始末だろう……

 そんなことを思っていると隣にいたカイが話しかけてきた。

 

「なぁ、旦那。戦いを見せるとか言ってたけど、それって俺らを守りながらできるもんなのか?」

「そこへ向かうまでは余裕だな。ま、君ら二人にはこの途中の道で戦い方を学んでもらって、これから受けるクエストには参加してもらうぜ。」

「え、あたし達も戦うんですか!?」

 これを聞いたカイはやっぱり的な顔になり、シリカは声まで上げて驚いた。

 

「ま、心配するこっちゃねえ。正直、俺ともう一人先行してもらってる奴がいるんだがその二人で十分倒せる。君らには俺が今から行うレクチャーを聞き、練習としてそのクエに挑ませる。」

 俺がそこまで言うとカイの奴がまたもあのむかつく顔をしながら俺に向かって言ってきた。

「はぁ~ん、つまり、旦那とそのもう一人がうまく隙作るからそこを俺たち二人に攻撃させようってハラか」

「半分正解、半分はずれ。君らにも隙を作ってもらうからね。具体的には俺ともう一人は分かれて班を作り、君らには一人ずつ入ってもらう。そこでスイッチの仕方を学んでもらう。」

「すいっち……ってなんですか?」

「パーティープレイの基本戦術さ。難しいことはない、ただ味方の攻撃後の隙を自分がカバーし、自分が攻撃した時は味方にカバーしてもらう、ただそれだけさ」

 

 スイッチについて二人に説明していると、ようやくMobが出やがった。とはいってもサーチ使ってるから相手は自分達に気づいてねえがな。

「二人ともストップだ。練習相手がお出ましだ」

「え!?」

「だけど見えねえぜ?」

「俺はスキルにサーチングを入れているから目の前の盛り上がってる地面の先にいるモンスターも見えるのさ。無論、あちらさんには見えてないから安心しとけ。まぁ、このあたりのスキルについても夜にたっぷりレクチャーしてやる。」

 二人が息をつくのを確認した俺は背中の両手剣を構え、ソードスキルの準備に入る。

 

「今からやるのは一撃で相手を倒せる場合に行うやり方だ。ま、弱点を突いたりなんだりしねえといけないから今はあんまり使わんほうがいいな。とは言っても、今後役に立つ方法だ、覚えておいて損はない」

 相手とのエンカウントまで残り10秒といったところか……

 俺が構えている間二人の二人の目は真剣でどういうものなのかをちゃんと見ようとしている。

 ……シリカはともかく、カイもなんだかんだ言って本気なのな。

 そんなことを思っていてもカウントはしている。

 

 ……3・2・1……0!

 心の中のカウントがゼロになった瞬間、俺は両手剣用単発突進技<ライナー>で相手へ向かう。

 見えてきた相手はフレンジー・ボアー……なんだイノシシか。

 俺はそいつに、ソードスキルの発動している今から狙いやすい弱点、眉間へ若干の補正をかけて、そのまま突っ込む。

 イノシシは今、俺に気づいて攻撃を仕掛けようとしていたがぶっちゃけ遅い。

 俺の狙いは寸分違わず、奴の攻撃前に眉間にHITし一撃でポリゴンの欠片へと変える。

「ふぅ、まぁざっとこんなもんよ。慣れてしまえば、どうということはないぜ?」

 これを聞いて緊張から解けたのか、カイは「はっ、やるじゃねえか……」と強がりを言い、シリカは拍手をしながら「すごい、すごいです!」と褒めてくれていた。カイもあのくらい素直ならまだ可愛げがあるものを……

「おい、旦那。今心の中でものすごく俺が腹立つこと考えなかったか?」

「……サア、ナニヲイッテイルヤラサッパリ」ハハッ

「なんだ、その棒読み!ザァとらしいにも程があんぞ!」

 ……ほんっと、こいつの相手の心情を読むスキル、やめてくれねえかな。

 

 この後も4回ほどイノシシとエンカウントしたけど最初の二回を俺がわざと気づかせてその場合の対処を2回に分けてじっくり教え、その後の二回を練習問題よろしく、カイとシリカに一回ずつやらせたら、目的地の「ベヘムート」に到着してしまった。

 

 ベヘムートは始まりの町ほどの規模ではないが草原の片隅にある比較的大きい街だが、迷宮区へのルートから外れている。

 故に見逃しやすい場所であるのにも関わらず、今から受けるクエ限定の一層にしては高性能の両手剣が手に入る……何とも腹立たしい設定の町だ。

 ……一見したところ、プレイヤーの姿は見えないようだが……

 まぁそんなんはいいとして俺はベータ時代の記憶を頼りにあるNPCの家へ入る。

 

 そこには予想通りNPCの爺さん一人とコペルが立っていた。

「よぅ、早めにメンバー集まったから、来たぜ!」

「あ、あぁ。フレッド、僕もそろそろこの爺さんの話を聞き終わる……」

「……予想以上にげっそりしてんな、コペル」

「そりゃそうだよ、なんでフラグ立てるだけで4時間近く時間取られなきゃなんないのさ!しかも、その話が全部この爺さんの武勇伝なんて……ぶん殴ってやろうかと思ってたさ!!」

「うひぇ~、4時間全部ジジイの武勇伝聞かされるって……」

「……よく、耐えられましたね」

 そう、このクエスト、俺が思うに一番の難所はここだと思うんだ。このクエのフラグを立てるには爺さんの4時間に及ぶ武勇伝を聞いた後にこの爺さん、老い先短いからわしの跡を継いでくれと言ってくるのだ。そしてこのジジイの跡を継ぐ資格があるか確かめるために、ちょっと先のダンジョンの普通の雑魚と比べて少し強い程度のMob狩りして来いというのだ。

 もっと言うと、この武勇伝が大したものであれば百歩……、いや千歩譲って良いにしても、どれを取っても微妙……と言いたくなるものばっかりだから聞いててうぜえと感じるのだ。

 β時の俺もこれを聞いてる最中に何度目の前のくそジジイをぶん殴りそうになったことか……

 ……えっ、どんどん爺さんに対する呼称がひどくなってる?ハハッ、そんな馬鹿な。

 俺がβ時の頃を思い出し物思いにふけっていると、コペルが一応フラグ立てに成功したようだ。

 

「おつかれ、コペル。……あとで一杯おごろう」

 俺がやつれたコペルを労いの言葉で迎えると、後ろの二人に気づいたのか、駆け寄ってくる。

「君達が、フレッドが選んできた子か。僕はコペル。とりあえずはよろしく」

「あ、はい。あたしはシリカって言います。こちらこそよろしくお願いします」

「カイだ。ちょっとコペル?だっけこっち来てくれ」

「?」

 カイがコペルを連れて部屋の隅へ行ってしまった。まぁ、どうせ呼び出したのがカイのことだ。俺の弱味か、もしくはネタ探しだろう、どっちにしろ俺の知ったことではない。

「さて、あいつら二人はほっといて先にβ時の概略だけ話しておく。」

「はい」

「平たく言ってしまえば、この町のさらに先にあるダンジョンにいる石の怪物狩ってこいっていうクエストだ。そうだな、コペル!」

「ん?あ、あぁ。間違いないよ、β時と名前も一緒だったし、おそらく、ね。」

「っつーわけだ。」

 俺がコペルに同意を得ると今度はカイから質問があった。

「要するに相手は岩の塊みたいな野郎ってわけか。だけど、それにちゃんとダメージ入るのか?相手は見た目通りに硬いんだろう?」

「確かにな、だからちょうどいい練習相手にもなる。あいつの攻撃はイノシシ共と同じだから、避けるのはそう難しくねえし硬いってことはそれだけ長く練習に充てられるってこった、ま、とはいっても5分程度ソードスキル連発してりゃ終わるさ!」

 ついでに言うと、こいつは経験値は大量に儲かる、まぁ言ってしまえばレアMobなのだが、所詮攻撃方法並びにスピードがイノシシ程度ではお話にならない。とてつもなく硬いということを除いては……

「よし、他のギルメン達にも7時には戻るって言ってあるし、さっそくダンジョンへ繰り出すとするぜ!」

「「「おぉ!!」」」

 

 おかしい、なぜここまで時間がかかった。

 まぁ、理由ははっきりしている。シリカのせいだ。

 俺らが岩の怪物の前に来るのに1時間もかかってしまった。本来ならその半分で来れるところを……

それというのもシリカの―――

 

「ぎゃあああああああああああああ!!!!」

 

―――が原因だ。

 このダンジョンにももちろん岩の怪物以外にもMobは出る。それがつい昨日狩っていたリトルネペントの強化版であるラージネペント……なわけだが、彼女は植物系のグロMobが大の苦手らしく、彼女のフォローをしているうちに時間が経つわ経つわ……

 まぁおかげでシリカを除いたメンバーのレベルはいい感じに上がってってくれたから良いっちゃ良いんだが。特にカイなんかちょっとコツ教えただけで一人であの植物たちを倒し始める始末……

 と、なるとやっぱし足を引っ張っていたのが、目の前でしょぼんとしている彼女である。

「……すみません」

「ま、まぁ、しょうがないさ。人は全て得手不得手ってもんがある。俺が確認しなかったのも悪ぃしな」

「そうそう、くじけてたってしょうがないさ。挽回のチャンスだってこの後あるわけだし……」

 コペルも俺と一緒に彼女のご機嫌取りに回ってくれたおかげでなんとか戦える状態にまで戻せた。

「コホンッ、さて今見えている岩が正式名ブロッカン、通称イシ○ブテだ。依頼を受けたコペル自身があのイシ○ブテの前に行くとモンスターとしての正体を現す。じゃあ、頼むぜ、コペル!」

「了解」

 そして、コペルが岩の前に立つ。

 すると、さっきまで岩の塊だったモノが震え出し、モンスターとしての正体を現す。

 道端に落ちている石ころを3回りくらい大きくして手を付けた、某○ケモンに出てくるアレにしか見えない存在……やっぱりイシ○ブテである。

「さて、ちゃっちゃと片づけるぞ。まずはコペルとシリカちゃんでスイッチを活用してソードスキルを連発するんだ。ソードスキルを使ったらすぐさまスイッチと叫んで交代の合図を相方に出す、合図を出された方は敵の攻撃から動けない相方を守るのを第一優先にして余裕があるようなら自分のソードスキルで相手を攻撃してスイッチと叫ぶ、この繰り返しだ、カイは俺とこの作業だ、いいな!」

「言われるまでもないな」「はい!」「OK!」

 

 戦闘終了宣告時間の5分はとっくに経過し、10分が過ぎようかという時間になって石の怪物もようやくHPがイエローに到達したが、ぶっちゃけβより無茶苦茶に硬えぇえ!

 βンときは3人でこの両手剣ででも5分で粉砕できてたのに……。

 ……てか4人でスイッチしながらタコ殴りにしててこれって……耐久、間違えてんだろ!一人だったらとっくに《武器破壊(アームブラスト)》状態だぞこれ!?

「おい、旦那。5分で倒せるんじゃなかったのか!?全然HP減らねえぞ」

「るせぇ!俺も今、あまりの硬さにびっくりしてたところだよ!!」

 まぁ、そろそろカイも苛立ち始める頃だとは思ってたさ、だって俺自身も頭にキ始めてるし……

「まぁ、心配はいらないさ二人とも。この調子ならあと半分で終わるってことだからね、だろ?フレッド」

「まぁな、だけどβと比べて耐久に変化が来てるってことはこの後もなんか変化があるんじゃないのか!?」

 俺が《スラント》を使って引き斬りをしながらコペルと話してると石に変化があった。

 突然ぶるぶると震え始め、そして……飛んだ。

 大事なことなのでもう一度言おう、飛んだのだ。あの石の塊が……。もちろん石から翼が生えて飛んだとかじゃねえ、とんでもないジャンプで上空に行ったのだ。

 そして―――

「おわっ、あぶね!!」

―――カイと俺の近くめがけて押し潰しに来た。

俺は右へ、カイは左へ跳躍して逃げたが衝撃波付で危うく範囲に入るとこだった。

「旦那ぁ!マジで聞いてねえぞこんなの!?」

「俺だって初耳……ならぬ初見だよ!こんなの!!」

 この時点で気づいた。クエMobは異様な強化を施されてやがる。

 と、なると、コペルはまぁ、経験者だから適応もできる、カイも今避けて見せたからまぁ大丈夫だろう。

 問題なのは……

「シリカ!気をつけろ!こいつの衝撃波が割と広範囲だ!モーション見たらすぐに移動だ!!」

「えっ!そ、そんなこと急に言われても……!?」

 まずい!あのイシ○ブテ、もうモーション入ってやがる……、今のシリカじゃたぶんあれは躱せねえ……

「シリカ!!」

「……えっ、あ、こ、来ないでぇ!!」

 

ドッカ~ン!!!

 

「はっ?」

 

 その一瞬に起こったことを説明しよう、俺としても衝撃だった。

 イシ○ブテが迫る、シリカがやたらめったらに振り回してた片手剣のソードスキルが発動、それがイシ○ブテの下……今まで地面と接していて見えなかった部分に当たる、そのソードスキルの攻撃方向へぶっ飛ばされる、イシ○ブテのHPがイエロー入りたての所から一気にレッドへ突入……、あのくそ硬いのがシリカのほぼ初期ステータスでぶっ飛んだことも驚きだが、一瞬で大ダメージを与えたことには驚きを隠せない。……ん、待てよ。

 

「な~る、半減したら弱点露出タイプのMobって訳か。分かるまでは大変だが、分かっちまったらこっちのもんだな。コペル、仕留めるぞ!」

「OK!」

 コペルも既に察していてくれたようでソードスキルのモーションに入っている。

 今、あのイシ○ブテはシリカにぶっ飛ばされて弱点が丸見えの状態だ。これで終わらす!

「「はっ!」」

 コペルの《ホリゾンタル》、一瞬遅く入った俺自身の《アッパー》で十字型に斬られた石の怪物はその情けない姿のまま、ポリゴン片へと姿を変えた。

 この時、シリカとコペルから気味よいファンファーレが鳴り響いた。

「おめでとう二人とも。これでコペルは5のシリカは2か?」

「そうです、これでレベルが上がったんですね。」

 初のレベルアップだ。シリカ自身、相当嬉しいんだろうだな。

「……しかしマジで危なかった。こりゃ、他のMob共も下手すると強化されてる可能性考えといたほうがいいな……」

 これは多分正式版も情報屋をやってるであろう『鼠』にも言っておいたほうがいいな、少なくとも、こいつに関しては……、

 しかし、それにしても、

「シリカちゃん、今日のMVPは君だよ」

「え、でもあたし最初の植物で戸惑って……」

「いやいや、さっきフレッドも言ってたじゃないか。人はすべて得手不得手があるって。君があの時、無茶苦茶だったにしろソードスキルをあいつに当てたおかげで弱点が分かったんだから君の功績だよ」

「そうそう、ぶっちゃけ旦那より役に立ったんじゃないのか、なぁ、旦那?」

「あ、あぁ。確かにな」

 ……それを俺に聞くか、確かに訂正できるほど間違っちゃいない分YESと言わざるを得ない……、後で覚えてやがれ、あのくそガキ……

「そ、そうですか……え、えへへ。照れちゃいますね。」

 ……まぁ、シリカちゃんがご満悦気味だ。まぁ良しとしておこう。

 

「ま、でもなんにしろ、これでこの世界での戦い方は覚えられたと思う。明日のレクチャー会ではシリカとカイ、君らに出てもらって実演してもらう、いいね」

「はい!」「おぅ、任せとけ!」

「じゃ、まぁ、今日はこの後クエスト報酬を受け取って始まりの町へ帰るとしよう。時間も結構ギリギリだしな」

 俺らはこうしてダンジョンに入って一時間半後やっと森を出れた。

 

「……はぁ、まさか、クエ完了後もあの武勇伝の一端を聞かされる為に待たされるとは……」

茅場の野郎、あんなところで余計な手間加えやがって……

俺は始まりの町へ戻る最中もあのくそじじいに腹が立ってしょうがなかった。

「まぁ、あんたは目当ての両手剣が手に入った上、待ってるだけで良かったんだからまだマシでしょうが……。僕なんて計4時間半も聞かされたのに、報酬はちょっとばかし多いコルくらいだからね?」

「ま、確かにな、これであとは適当にレイドメンバーが集まれば第一層は何とかクリアはできるな」

 俺らはダンジョンから出た後、あの依頼したNPCの家に行ってクエスト完了報告をしたのだが、その完了の際に、またもあのくそ長い微妙な武勇伝の為に30分待たされ、コペルに至っては聞かされで、前のクエの影響か全員疲れながらの帰路になっていた。

 だが、新しく手に入れた……まぁ正確にはコペルから譲り受けた両手剣―――固有名〝ギルタナス″攻撃力第一層中トップクラスの、ボーンより少し重め―――を持っている俺は他のメンバーよりはまだマシと言えるだろう。特にコペルに関してはご愁傷様としか言えない……、マジでスマンかった。

「よっしゃ、今日は帰ったら始まりの町にあるレストランでディナーと行こう。俺が知ってる中で唯一妥協できる飯で乾杯と行こうじゃないか。コペルは追加でもう一つ頼んでいいぞ、いやマジで」

「あぁ、是非にそうさせてもらうよ」

 そんな話をしている内に気付いたことがあったので、隣を走ってるグロッキーな二人に話しかける。

「そういえば、お前ら、武器種それでいいのか?明日レクチャー会は2時間程度で終わるから、その後色々作業を加えても3時には終わるから余裕はあるぞ?」

「ん?あぁ、そうだな俺としては、もっとこう、派手でなおかつ威力の高い武器とかがいいな」

「あたしは……そうですね、もう少し軽い感じの武器のほうが……」

 となればシリカは短剣が相応だろうが、カイの奴はなんだ、その的を射ない意見は!?とはいっても、このゲームが初だったらそんなもんか……。

「あぁ、シリカは、だとすると短剣……ダガーがいいな。軽くて連続攻撃を主体とする武器だ。カイは、まぁ、俺の使う両手剣でもいいが、またあのクエスト受けたいか?爺さんの長話」

「うげっ、それは勘弁!ほかに良さそうなのねえのかよ?」

 もう、カイの中でもあのクエスト=爺さんの長話として話しても異議はないらしい。

まぁさすがにあれを受けるのはやだわな。俺は今度、4時間半あのNPCの前で話聞いてたら3発は殴る。

「あぁ~ん、そうだな~、じゃあ、曲刀なんてどうよ?確かβ時の噂だとエクストラに派生する類の武器種だったはずだ」

「えくすとら?なんだそれ?」

「単純に言えば、条件付きのスキルのことだ。明らかになってたのは瞑想に体術とカタナ位だったかな?でも、まぁ大概、今普通に習得できるスキルよりかは派手だと思うぜ」

 体術は俺のパーティーが習得したけどカタナはいなかった気はするな……、瞑想は微妙って事で使ってる奴見たことないし。

「へぇ、ギャンブルっぽくって面白そうだな、よし、俺は曲刀にしてエクストラスキル身につけるぜ!」

「はいはい。じゃあ、明日は二人の武器を買いに行くか、ここら辺より迷宮区の近くのクエを回したほうがいい武器が手に入るしな」

「分かりました」

「なんだ、明日クエ行くんじゃねえのか?せっかく俺の神テク見してやろうと思ったのにさ」

「はん、少し戦っただけのお前が甘っちょろいことを……、そういえばコペルは片手で……うわっ」

 反対側を見ると二人を軽く超えるグロッキーさで走ってるコペルの姿があった。

「聞く気力ないみたいですね……、魂抜けた感じで走ってますよ」

 うん、これが漫画だったらリアルに口から白い何かが出てそうだ。さっきまで普通にとは言わんでもここまでじゃなかったことを推測するにさっきの爺さんの長話って言葉でトドメ刺しちまったか?

 まぁ、いい。走れてたら問題はない。

 

「じゃあ、まあ、明日の予定も決まったことだし、さっさと町へ戻るぞ。ほかのギルメンも待ってるだろうしな」

「おぅ」「はい」「…………」

 俺が前に目を向けるとそこには街の明かりがぼんやりとながら見えていた。




コペルくんは災難、しょうがないキリトくん見捨てようとした罰だよ。

しかし、コペルくんは原作の情報が少ないから原作通りのイメージ壊さずにできない……

まぁ、一層攻略まではこの調子で更新していこうと思っておりますが、プログレッシブがまだ手元にないからちょっと遅れるかもしれませんがご勘弁を……

では今回はこのへんで、ではでは!
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