さて、今回はコボルド王との戦いにございます。
ではさっそくどぞ~
キリトside
会議が終わった後、オレはフレッドっていうプレイヤーのグループと一緒に行動していた。
あのリトルネペント共が湧く森での後のことを聞きたかったからだ。
「なぁ、フレッド。もしかしてあのリトルネペントたちを倒した後の野暮用っていうのは……」
「思ってる通りだと思うよ。俺はあの後、はじまりの街に行った。そして、仮ギルドを結成してベーターとしての知識を生かして、レクチャー会を開いた。今日の会議でエギルってプレイヤーの言った通りさ。それでも結構な数死んじまったみてぇだがな」
……オレみたいなベーター連中の中でもそうやって考えられるやつがいるなんて。
しかも、デスゲームとなったこの世界においてそんなことできる奴なんてそうそういないと思っていたんだけどな。
「だけど、何であの会議で自分がフレッドって名乗らなかったんだ?あんたの行動証明してくれるエギルってプレイヤー居たから問題なかったんじゃないのか?」
「ん?あぁ、興味なかったし。そういうので目立つつもりはない。そのことによってパーティーが瓦解しようと結束しようと俺に興味はない以上、俺から名乗り出ることはありえない。ま、聞かれりゃ答えるが」
なっ……!?あの森で会った時も理解しがたいこと言ってたけど、パーティーが結束するならともかく、瓦解しても構わないって……
「ちょっ、アンタ……」
「まぁまぁまぁ、あんたキリトって言ったか?ちょいとこっちに……」
俺が文句を言おうとしたらフレッドのパーティーのカイとか言ったプレイヤーがフレッドに聞こえないようにオレを誘ってきた。
「俺も旦那とは1か月近くやってるから分かるんだけどさ、間違いなく旦那は赤ん坊の精神と一緒なんだよ。なんつーか、興味のある行動しかとらないっていうか……」
「……それって人格的に破綻来してないか?」
つまり、あの時助けたのもオレに多少興味が湧いたからであり、でなきゃ助けには来なかったと?
「俺もそう思うんだけどな。だけど、ギルドに出してきた指示は、俺からしたら文句をつけられないくらい完璧だし、戦闘技術もしかり。俺らのフォローもなんだかんだでばっちりこなすから俺は黙認してる状態だけど。ちなみに旦那が興味を示すことはゲームを攻略することじゃねえ、ゲームを楽しむことなんだ」
ゲームを楽しむ?このデスゲームの中で?
「どういうことだ?」
「さぁ?俺も旦那に聞いたらそう返ってきただけだし。まぁとりあえずはあんまり旦那の機嫌損ねることだけはしないでくれ。赤ん坊と一緒って言ったと思うけど、機嫌損ねると今度はしばらく何ににも興味示さなくなっちまうからよぉ。ま、戦闘面に関しては大丈夫だ。俺が保証してやるよ」
……まぁ、戦闘面に関しては俺もあの森での戦いを見ているから文句はない……。それにさっきは俺に興味が湧いたから助けたって思ったけど、あの人はコペルも助けてんだよな、ってことは人命に関しても良識は持っている……と思う。
そのあと3分じっくり考えた結果……
「……はぁ。分かったよ」
「すまねえな。迷惑かける」
しかし目の前のカイってやつ、できてるなぁ。まだ身長を見る限り小学生?くらいだと思うのに……
「……なぁ、キリトっつったか?あんたまさかとは思うが俺のこと小学生の癖に的な感じでなんか考えなかったか?」
俺の顔にそう書いてあったのか、確信を持ったように聞いてくる。まずい!地雷踏んだか?
「イ、イヤ~。ソンナコト、ゼンゼンオモッテナイヨ、ウン、オモッテナイ」
「……どうせ、どうせ俺なんて小学生にしか見られない身長だよ……」
俺のフォローがまずかったせいか、一人ブツブツ言いながら離れていってしまった。
……うん、これは余計にフォローするよりも放置がいいと感じた。対人スキル0のオレだが、これはなんとなく察せる。
フレッドside
翌日
「皆、勝とうぜ!」
ディアベル君の発言とともに第一層フロアボスの部屋になだれ込む48人のプレイヤー。
彼の絶妙な指示のおかげで、ボス部屋前まで難なく踏破できた俺達。
途中、キバオウ君がキリト君に突っかかっていたみたいだが、まぁ気にするこっちゃないだろ。
さぁて、そんなことより、どんなボスかね?設定は迷宮区にも出てきたコボルド共の王って話だが、それだとあんま期待できないんだよな……。
侵入数秒後、果たして出てきたのは武装した赤い巨大な豚っぽいもんだった。事前の情報通り、武器には斧とバックラー、腰にはタルワールと思わしき武器を持っている。
正直いい意味で期待を裏切ってほしかったんだが、さすがにこの場ではそんなことは言わねえ。
この攻略戦ではA~Hの舞台で構成されるパーティーで俺らが所属するのはH部隊である。役割は単純、取り巻きどもの一掃である。
俺は昨日のうちパーティーメンバーであるキリト君と相談してキリト君とフードのプレイヤー―――アスナと読むんだろう、昨日自己紹介は途中ディアベル君に中断されてそのままタイミングを失って彼女だけ名前は教えてもらってない、まぁ見えるんだが―――で組み、俺らの方はコペルとシリカ、カイと俺というコンビで取り巻きのセンチネルどもを本隊に近づけさせない。
出てくるのが情報通り3匹ずつなら俺らの3グループで相対し、情報にミスがあるなら、昨日のキバオウというプレイヤー率いるE隊とポールアームを主武器とするG隊がフロアボスを相手にしつつ戦うという、取り巻きに関してはこの戦略である。
ま、言ってしまえばおこぼれもらう感じの戦略だが、確実性求めるならばE隊やG隊はボスの方へ向かい、取り巻きは俺らに任せとけ!と俺があの会議で言っちまったもんだからこういうことになっている。
正直、カイ、コペル、向こう側からアスナちゃんが文句たらたらだったが、俺としては最初のボス戦はカイやシリカに勉強させるつもりだったからちょうどいいと思ったんよ。
もちろん、俺だって不満がないわけじゃないんだぜ?だけど、ギルドとしてやってくなら俺だけが楽しんでちゃ意味がない。
これをカイやコペルに伝えてもカイの奴がまだ不満言ってやがったから―――
「まぁ、不満はあると思うが一回ボス戦というものを身近に感じる戦いも経験しといたほうがいい。俺はお前に子供の方が使えるとはいったが、恐怖耐性は経験不足と感じている。少し、慣れとけ!」
―――と言って黙らせた。
しかし、俺の予想は戦いの内にほぼ杞憂だったと感じた。
なぜって……
「おら、一匹潰したぜ!」
カイがここに来てなぜかテンションがハイになっているせいで恐怖というものを微塵も感じさせない。
更に言ってしまえば、カイが強い。テンションの高さゆえなせる業かどうかは知らんがここ最近の狩りの様子からは想像もできなかった的確さで取り巻きのクリティカルに確実に当てていく。
俺が3回ソードスキルで隙を作ったあとは瀕死のセンチネルもしくはポリゴン片が残るのみとなり、瀕死の方は普通のモーションでも余裕で倒せる。
「(まぁ、あいつの武器も普通じゃないからっていうのもこの戦況になってる原因の一つだけどな)」
今、あいつの装備している武器は略奪者という名を冠する曲刀カテゴリ《ルーター》というものだ。
コイツは《スワンプコボルド・トラッパー》っていうMobからのドロップ品であり、ベータ時代の俺の記憶にないことから、新しく導入されたかもしくは超のつくレアドロップだったかなんだが、性能が一層時点では壊れている。
性能も然ることながら、この《ルーター》という武器、素でクリティカルにプラスの補正がついている。
相手の急所にHITさせ確実に命を"略奪"するっていう意味なのかね、あの武器。ちゃんと強化できれば5層ぐらいまでなら使っていけそうな……そういった類のもんだ。
そうは言っても、その性能をちゃんと理解して使っているカイもすごいもんである。
なんせ、この武器手に入れるまでは俺がしたクリティカルの説明に―――
『あん?クリティカル?そんなもん狙う必要なんかないだろ。攻めて攻めて攻め通せば、Mob共を倒せることには変わりないんだからさ』
―――とか言ってたもんな。
「すげえな、カイ!その成長のスピードは俺でも目を見張るぜ!」
「当然だぜ?俺の進化のスピードは誰より早いぜ!!」
俺がそのことに関して褒めると典型的な天狗になりやがった。
やっぱ褒めるべきじゃねえな、コイツは……。
それにしても、なんだっけな?そのセリフ、どっかで聞いたことある気がするんだが……
しかし、余裕だ。
情報通りっていうのが効いてると思うが、今のところ死んだ奴はいねえし、何よりディアベル君の指示が的確すぎてツッコミどころがない。
やっぱり、今後の攻略を背負ってくべきは彼かね。
彼を中心として攻略を進めていけば、死傷者は最小限に抑えられるだろうな。
「ぼうっとしてんな、旦那!4回目来たぜ!」
「おうよ、任しとき!」
ってかもうそんなにボスのHP減ってたんか。
確かにそっちを見ると既にボスゲージは一段……、たしかこっからボスの攻撃パターンが変化するって話だったな、っつー事をセンチネルの武器に両手剣斬り上げ《アッパー》を当て、隙を作りながら思ってるとボスの方向からガシャンと音が鳴りそちらを見た。
斧とバックラーがボスの手を離れている、ってこたぁこっからあの腰にあるタルワールの出番か。
そろそろ締めかと思って見てると急にディアベル君が前に出てソードスキルの準備に入った。
変だ、セオリーっていうかここまで来たら相手の隙をついて一斉攻撃の方が上等手なはずだが……
「(……あぁ、LA狙いか)」
LA……ラストアタック・ボーナスの略だ。
ボスのLA報酬は基本的にユニークなもので性能もそれなりに高い。
更にボスの中でもフロアボスのLAともなれば相当に優秀性能なものがドロップすんだろうな。
「だ……だめだ、下がれ!!全力で後ろに跳べ――――――ッ!!」
唐突にキリトくんが叫ぶ、瞬間俺の第六感が命じていた。
こういうことはリアルでも何回かあった。
仕事中にこの第六感が働いてそれの通りに行動し、救った命もある。今回もそれに従う。
まずは両手に携えている武器を――――――投げる!
ボスにではなく、カイのディレイを突こうとしていたセンチネルに、だ。
「おわっ、危ねえだろ、旦那!」
カイが文句を言いつつもちゃんと腹部に剣が刺さったままのセンチネルにトドメを刺す。
そして、次にボスとディアベル君の方向に――――――跳ぶ!
俺の第三のスキル《跳躍》に自分の動きを同調させ移動方向にブーストをかける。
このスキルは瞬発力、並びにジャンプ力を底上げするスキルだが、《軽業》と違って武器使用時のスキル使用はできない。
故にソードスキルで弾くはずだったセンチネルの攻撃を筋力補正全開で投げさせてもらった。
俺の予感はどうやら正しかったらしい。
あれは《曲刀》じゃねえ、《カタナ》だ!
見た目じゃ判別はつかなかったが、あの技は《曲刀》カテゴリに在するソードスキルじゃない。《カタナ》専用重範囲ソードスキル《旋車》という技だ。
俺も数ヶ月前にこの技を受けているから覚えている。
そして、こいつを受けたディアベル君以下6名がゲージ4割というところまでダメージを受けている。
この技の厄介な点は特殊効果として、スタンも兼ねているということだ。
さらにこの技でスタン中のディアベル君に2回目のソードスキル《浮舟》がHITする。
ダメージは大したことねえが、コイツはコンボ開始時の技。となれば、追撃が来る筈だ。
「さ・せ・る・か・あぁ!!!!」
3回目はさせじと俺はボス手前50センチという位置で再度《跳躍》を発動し、やつの得物の上に跳ぶ。
そして、3回目のソードスキルが発動する寸前に俺は《跳躍》の余剰分の勢いと筋力値補正を利用して刀身を掴み軌道を虚空に移した。
その結果、3連擊のソードスキルは何もない空を抉りディアベル君は地面に落ちた。
「誰か、ディアベル君……!?」
彼を助ける為に声を出したが、それがまずかったらしい。奴の目と俺の目が……合った。……やべえ!今空中にいるんじゃろくに身動きが取れねえ!
「グァッ!!」
俺の体はボスの拳に吹き飛ばされて近くの壁に激突した。
「っつ~、やってくれん……!?」
目の前のクソ野郎に悪言の一つでも浴びせてやろうと思ったら光が走っていた。
「~~~~~っぶね!!」
紙一重にそれを躱し何とか剣を取り元の体制に戻る。
もともとディスアームの状態でコイツとやりあえるとは思っていなかったが、これはマジに死ぬって!
だけど、それにちょっと興奮した自分がいたことも事実だった。
死という現実を間近にして俺が思う感情は「恐怖」でも「怯え」でもまして「死にたくない」というものでもない、「悦楽」だ。
だが分かった、コイツじゃ俺を満足に興奮させられやしねえ。
となればやることは一つだ。
「おい、ディアベル君は!?」
「大丈夫だ!数ドット残っていたから今、回復中だ!!」
俺の問いにキリト君が答える。なら、問題はねえ、この戦いじゃ攻略組の一人が死ぬには早すぎる。……とは言ってもディアベル君がいないからか統率がなくなってきているな。
「シリカ、君はディアベル君の守護を頼む。」
「分かりました!」
シリカとコペルが既にセンチネルどもを倒していてくれたようで、彼女がすぐに応じる。
「悪ぃ、カイ。どうやら、ちょっとボス戦を体験してもらわねぇといけねえみてぇだ。」
「ハン、だから言ったろ?俺に前置きなんていらねえんだよ。最初っからクライマックスに行かせな!」
あぁ、分かった。
今のセリフとさっきのセリフ……、どっかで聞いたと思ったら某特撮ヒーローの名言だ。
そんなどうでもいいことを考えていると後ろからコペルの声が聞こえた。
「壁役は僕に任せてくれ。まだ、A,B隊の準備ができていない」
「OK!頼りにしてるぜ、コペルさんよ!」
そして、カイ、コペルと共にボスのほうへ走り出す。向かい側からキリト君とアスナちゃんも走ってくる。
俺と同じ考えに至ったってこっか。
「キリト君、考えてることは同じだと思うが、連携で奴を潰すぞ!」
「あぁ!」
奴のタゲは前線メンバーが取っちまってんな。
俺は、ストレージに自分の得物をしまい、跳躍でキリト君達に数秒リードをとって奴の前に躍り出る。
そして、再び俺のストレージから武器を出すと同時に単発斬撃《スラント》を放つ。
ボスのHPは数ドット削れただけだったが、十分目的は果たせたようだ。
「グルォ!」
「は~い、デカブツ。相手は俺がしてやんよ。かかってきな!」
再び俺の視線と奴の血走った視線が交差した。瞬間、俺の目の前に奴の刀が振り下ろされる。だけど、遅いな。
「スイッチ!」
「おぅ!」
俺の掛け声とともにコペルが前に出て、盾を構える。
ガッキィーンという超絶金属衝突音を起こしたボスとコペルが一瞬固まる。そして、俺的にはその一瞬で十分。
目の前のボスの首目がけて撃つは両手剣突進技《ライナー》。そして、俺の隣でカイが同じく首目がけて放つは曲刀系ソードスキル《リーバー》。
二つのソードスキルは弱点である首を一気に襲い、ボスはノックバックを起こす。
「キリト君、スイッチ!」
「あぁ!」
自然と俺→カイ→キリト君→アスナちゃん以下ループの形ができるのはすごいもんだ。そして危なっかしいスイッチにはすかさずコペルがバックラーでガードし、次につなげる。
このループに危うさはなかったはずだが、ソードスキル連発ってのはそれなりに精神力を持ってかれる。
そして、7回目のループでキリト君のパリィが失敗し、次の攻撃の用意をしていたアスナちゃんを巻き込んで吹き飛ばされる。
「やべえ!」
俺が言ってる間にもボスのソードスキルが迫る。
「おらっ!」
だけど、それはエギル君の両手斧系ソードスキル《ワールウインド》で防がれ、後ろからはコペルの片手剣基本突進《レイジスパイク》で突っ込んできてボスのタゲを取る。
「壁を一人じゃきついだろ!ディーラーと一緒に回復しときな!それくらいの時間はもう一組のディーラーと一緒に稼いどくぜ!」
「……すまん」
「僕もさすがにきついと思ってたからナイスタイミングだったよ、エギルさん」
「なぁに、壁が後ろで引きこもってちゃあ、商売あがったりだぜ!」
本気でうまいタイミングで来てくれたもんだ。
B隊が復帰してきたってことは、恐らく―――
「すまない、復帰が遅れた!」
―――ディアベル君も回復が済んだってこったな、当然。
「今度は行動ミスんないでくれよ、リーダさんよ!」
「あぁ、同じ失敗は二度もしないさ!」
そのあとの戦闘は非常にスムーズだった。
元のディアベル君の指示に戻った為に全体に士気が戻り、彼の復帰後、五分と掛からずに、俺のジャンプ斬り上げから始まる、斬り上げの斬撃と首で交差させるように水平に斬る両手剣二連撃《アッパー・グレイヴ》からキリト君のV字に切りつける片手剣二連撃《バーチカル・アーク》がボスの最後のゲージを全て屠り、獣人の王の名を冠すフロアボスは己が武器と共にポリゴン片となって、攻略隊の目の前から姿を消した。
そして数秒後に現れるCongratulationの文字。
「「「「「「「「わぁっ!!!!」」」」」」」」
ふぃーっ、なんとか倒したな。
今回の攻略はちょいと危なっかしかったが、ま、無事に終わった。そんなことを思っているとディアベル君が俺の目の前に来て告げた。
「ありがとう。君のおかげで助かったよ。ええと、名前は……」
まぁ礼を受け取るってのは慣れてたはずなんだが、改めて言われると照れるな。
しかし、ここで自己紹介とくるか……、まぁ、偽名とか使うのは俺の主義じゃねえからな。
「あぁ、俺の名前はフレッド。昨日紹介に預かったところの、な」
「!?そうか。あなたが……。いや、実際あのボスの剣を喰らった時はもうダメかと思っていた。改めて礼を言わせてくれ」
「なぁに、こんな低層で攻略組に死者なんか出されたくないからな。特に君のような優秀なリーダー様は、ね。これからも攻略組を引っ張って行ってくれよ」
じゃないと、俺が助けた意味の一割ほどが無駄になっちまう。
……え?一割って小さすぎじゃね、って?んなことはないさ。無駄はないほうがいいだろ?
「そうか。分かった。でも、フレッドさんも引き続きこれからの攻略よろしく頼むよ!」
「あぁ、ただし、今度は危なっかしい真似はしないでくれよ?ディアベル君に全信頼がおかれているこのメンバーを引っ張れるのはそれこそ君しかいないんだからさ。君がユニークな武具を持たなくても、ここにいるメンバーはこれからも攻略に名を連ねる常連になるんだぜ?もっと俺らを信頼してくれよ?そして、さんはいらねえよ、ディアベル」
「!?……ハハッ、参ったな。そこまでお見通し済みか。分かったよ、今度からは全メンバーを信頼して最善の手で攻略に挑まさせてもらうよ、フレッド」
「あぁ、そうしてくれ」
さて、俺は2層に行ってギルドのメンバーたちに顔合わせしてこようかね?そんでもって祝勝会でも開くか!
「お前、元βテスターだろ!」
唐突にそんな声が響いてきたのは俺が打ち上げ何にしようかと考えてる時だった。
やったぁ~、コペル君に引き続きディアベル君も生かしてみたよ。
まぁ、自分の最初の作品の傾向を知ってる方ならこの展開は見え見えだったか?w
となると、あの子も……(ブンブン)いやいや、なんでもないよ?
気にしなくていいからね?
さて、キリト君以下攻略組が獣人の王を倒したのも束の間、いや~な声が響いてきました。
次回どうなる!?ってことで、ではでは!