SAO ~属性を操りし豪剣士~   作:ALHA

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とりあえず、アリアはこれにて完結です。

もっとside分けて描写細かくしてもいいかなとは思ったのですが、まぁ、原作にオリ主介入したらこうなったよ的な話なので、まぁ三話程度に収まらせました。

では早速どぞ~




第七話 ~信頼と疑心~

キリトside

 

「お……おおおおおおッ!!」

 オレの渾身の《バーチカル・アーク》がコボルド王の巨躯をよろめかせ、音を立ててヒビを入れ……そして、無数のポリゴン片へと王の姿を変え消し去った。

 実体なき圧力を受けて仰け反る俺の視界に【You got the Last Attack!!】という紫のシステムメッセージが、音もなく瞬いた。

 

 ボスフロアの壁を飾っていた松明が一気に鎮火し、涼し気な風が激戦の熱気を一気に吹き飛ばした。

 だけど、俺を含めそのフロアにいたものは数秒動けなかった。

 ベータテストを経験してる俺からすると、ボスの武器の変更以外のベータとの違いの存在が頭の中によぎっていたからであり、ベータを経験してない奴も未だに勝ったという実感が湧かないのか、その場に立ち尽くしている。

 と、その時、俺の右隣に立つ人の気配を感じた。振り返ると先程までの戦いで俺と一緒に戦っていたレイピア使いアスナがそこにいた。

 栗色のロングヘアをさっきから吹く涼風に揺らしながら、じっと俺を見ている。

 戦闘中にフードを取ったことで露になった彼女の顔が、これが本当に現実の容姿なのかと疑いたくなるほど美しいことに、俺は初めて気付いた。

 ぼんやりと眺める俺の視線をアスナは―――恐らく今だけだろうが―――嫌な顔一つせずに無言で受け止め続け、やがて、小さく囁いた。

「お疲れ様」

 その言葉を受け、俺はようやく事実に気づいた。第一層を―――約1500人ものプレイヤーの命を屠った―――突破したのだ。

 そして俺の認識と同時に新たなメッセージが視界に飛び込む。獲得経験値、分配されたコル、そして、ドロップアイテム。同じものを見たであろう―――正確にはドロップや経験値に差異はあろうが―――その場の全員がわぁ!!と歓声を上げる。

 この大騒ぎの中、またもや俺に近づいてくる大きな人影があった。両手斧使いのエギルだ。

「……見事な剣技だった。Congratulation!この勝利はあんたらと……」

 そう言いながら、指差す方向にいたのは先の戦いでディアベルを救い、ボスの討伐にも多大な貢献をしたフレッドの姿が彼や他のプレイヤーと共にあった。

「あぁ、たしかにそうだな。フレッドがいなければ、おそらくディアベルの命はなかったろうな……」

「なっ!?あの人がはじまりの街でレクチャー会を行ったベータテスターの……?」

「そうらしいぜ。ま、信用ならねえやつだけどな」

 なにせ、レイドパーティーが瓦解しようが構わねえとか言ってたやつだもんな、そう簡単に信頼は……できねえよな。

 戦闘面に限るなら話は別だけど。

 

「なぁ、あんた」

 俺が声の方向を向くと5人のプレイヤーの姿が見えた。たしか、ディアベルの当初から仲間だったメンバーだ。代表してシミター使いの男が話しかけてきていた。

「教えてくれ、なんであんたボスの使う技を知ってたんだ?もしあんたが最初からあの情報を伝えておけばディアベルさんはピンチに陥ることはなかったんじゃないのか?」

 多分、ディアベルに退けと言った時の事だろう。

 口調は静かだが、瞳の奥に敵意の炎が見え隠れしている。

 それが、ディアベル達が集まっている所以外に伝播し、あたりがざわめく。

「そういえばそうだよな……」「なんで……攻略本にも書いてなかったのに……」 などという声が生まれ、それが更に広がっていく。

 その質問に答えたのは意外にも、今日俺に突っかかってきたキバオウではなく彼の指揮するE隊の一人であった。キバオウは離れたところで様子を見ているようだった。

 

「オレ……オレ知ってる!!お前、元ベータテスターだろ!」

 

 そのセリフを皮切りに周りから口々に「お前、ボスの攻撃パターン全部知ってんだろ!?」「それだけじゃねえ、きっと旨いクエストや狩場も知ってんだろ!」「知ってて隠してたんだろ!正直に言えよ、この野郎!」だのの罵倒が湧いてくる。

 まずい、この流れだと決死の覚悟で情報を提供してくれたアルゴや他のベータテスターにまで、嫌悪の目を向けられるのも時間の問題だぞ!?

 

「っるっせぇぞ、てめえら!勝利で沸くならともかく、なんで罵倒の声で盛り上がってんだ!!」

 

 流石に声が響いたのか、フレッドがディアベル達を連れてこちらに近寄る。

「どうしたんだ、皆?そんなに声を荒げて」

「ディアベルさん、コイツ元ベータテスターなんですよ!コイツ知ってて隠してやがったんですよ!?」

「!?」

 ディアベルの爽やか笑顔が若干に引きつったように見えた。

 俺の推理の裏付けが取れたということか……、やっぱりディアベルは元ベータテスターであり、俺のアニールブレード+6を買取り、LAドロップを阻止しようとした張本人、それが目の前のこの男だということが。

 だけど、どうする?

 今、この場でディアベルも元ベータテスターだと言い、証明することも多分できる。

 だけど、その場合、ディアベルはこの場にいる全員からの罵倒を受け、信頼を失うことを意味する。

 その場合、次期リーダーとなるのは……誰だ?

 俺が思うに正直、ディアベルほどの指揮を出来る奴がこの場にいるとは思えない。

 フレッドはできるかもしれんが人格的に信用ならないし……

もしディアベルが指揮しない場合、この攻略のスピードや、士気はダダ下がりするすることは目に見えている。

 

「でもさ、昨日配布された攻略本に、ボスの攻略パターンはベータ時代の情報だ、って書いてあっただろ?彼が本当に元テスターなら、むしろ知識はあの攻略本と同じなんじゃないのか?」

「そ、それは……」

 唐突に俺を庇うように遮った声はエギルと一緒に壁を務めてたメイス使いから発せられたもので、それに押し黙るE隊のメンバー。

 だけど、シミター使いがさっき俺に向けて放った敵意の炎を、今度はむき出しにして反論した。

「あの攻略本が、ウソだったんだ。アルゴって情報屋が嘘を売りつけたんだ。あいつだって元ベータテスターなんだから、タダで、本当のことなんか教えるわけなかったんだ!」

 ……まずい。この流れはまずい。

 俺の思ったとおり、憎悪の目がアルゴに向いた。このままだとこの憎悪が他のベータテスターに向きかねない。だけど、どうすれば……

 

 一瞬うつむいた俺の視界には未だ開きっぱなしのシステムメッセージ、獲得経験値とコル、そしてアイテム……

 

刹那。俺の脳裏に、一つのアイデアが浮かんだ。

 

 つまり、(・・)が情報を独占する悪の元ベータテスターであることをここに知らせればいい。

 そして、元ベータテスターが二種類……《運がいいだけの素人テスター》と《情報を独占する汚いテスター》がいることを示す。

 そうすれば、少なくともテスターであることが露見したプレイヤーでもその瞬間に新規のプレイヤーに憎悪の目を向けられることはない。

 だけど、それは即ち俺自身が前線でもう二度とギルドなりパーティーに入らず独り(ソロ)でやって行く決定打となる。

 だが、それがどうした?それで何かが変わるわけじゃない。これからも独り、これまでも独り……何も変わらないじゃないか。

 この思考中に俺の背後で、今までずっと我慢していたらしいエギルとアスナが同時に口を開いた。

「おい、お前……」「あなたね……」

 しかし俺は二人を、両手の微妙な動きで制した。

 一歩前に出ると、意図してふてぶてしい表情を作り、シミター使いの顔を冷ややかに眺める。

 肩をすくめ、出せる限りの無感情な声で告げた――――――

 

「いい加減にしろ、てめえら!!」

 

――――――つもりだった。

 いや、多分発しはした。

 だけど、それはフレッドのとてつもない大音量でかき消された。

「フレッド?」

「何だ、あんた?あんたもベータテスター側か?ディアベルさん助けてくれた時は感謝してたけど、よくよく考えたらあんたもあの技知ってたよな?ってことはあんたも……」

「黙れ!!!」

「ひっ!」

 フレッドの気迫に押されたのか僅かな悲鳴を漏らすシミター使い。

 そりゃ、怖いだろ。

 現に直接怒鳴られてる訳ではない俺でさえ相当に怖い。

「あぁ、そうさ。俺はお前が思ってる通り、ベータテスターだ。隠すことでもないしな。だが、だからこそこの空気はなんだ!?今、ここにある事実はただの一つ!犠牲者を出さずして、ここのボスを攻略し、第二層への道を開いた!なんで、この事実から特定のプレイヤーを罵倒する展開になるんだ!?」

「だってさ、それを言うならもう一つ事実があんだろ!ここに情報を隠し持ってた元ベータテスターが居たって事実がよ!」

「情報を隠し持つだぁ~?どこにそんな証拠があるか言ってみな!」

「いや、だって、ボスの武器を知ってたじゃないか!?」

「あぁ、確かに知ってたな。あの鞘から武器を抜き取った形状が曲刀じゃないってことをなぁ~」

「な、ど、どういうことだよ?」

「簡単な話さ。ここにいるキリト君はあの武器の形状を知っていた、それだけだろ知ってたのはさ?」

「うっ」

「確かに彼が元ベータテスターであることは事実だろう。だが、もし隠し通すつもりなら、なぜ、あの時叫んだ?あの時キリト君が叫ばなければおそらく俺だってディアベルの命を救うことは叶わなかったろう……。彼はあの武器の形状を見たときに情報を伝えてくれたのさ。隠していたのならなぜあの時叫んだか言ってみな。前に出てな」

 

 確かに、言ってることは事実だけどこれでアイツらが黙るとはとても……、と思っていたらやっぱりその場で発言した奴がいた。

 E隊のアイツだ。

「だけど、それだ……」

「前に出ろって言わなかったっけ?」

「!!?」

 あれ、笑ってるように見えてその実絶対笑ってない顔だ。

 ……やばい、この人ホントにおっかない。

 下手なヤ○ザよりよっぽど怖ぇ。

 この場で余裕って表情、あのカイってやつぐらいじゃないか?

ってか、確かこの人自分に興味のあることしかやらないんじゃなかったっけ?これを自分の興味でやってるとなると……S?

 アイツも可哀そうに……、今や半泣きだ。

「だ、だけど、それを逃げ口上にするためだったかもしれないじゃないか!?」

「つまり、ディアベル助けようとして叫んだ、っていう既成事実作ってそれ使って逃げようとしていたと?」

「そ、そうだ!」

「ま、当人がそれをこの状況になっても言ってない時点で彼にそんな気持ち毛頭ないことぐらい分かりそうなもんだがな」

「ウグ……ッ」

「それに、だ。この場でリーダー格を一人、自分が悪人にまでなって殺す理由はなんだ?あるなら言ってみぃ。聞いてやるぜ?」

 さすがに全員押し黙った、意見がないわけではないだろう、おそらく言いたいことは山のようにあるけれど目の前の男がそんなの許さねえといった感の空気をバリバリに放ってきてる。

 これでは黙らざるを得ない……

「ここにいる奴は、少なくとも攻略に意欲のあるプレイヤー。その筈だ。あの会議でも思っていたが、今、ベータテスター達を吊し上げてなんになる?少なくともここいる奴は誰もがテスター達の先走りを許してでも情報を提供させやすい環境を作り団結して挑むもんだろうがよ?そこにいるエギルさんがあの時ベータテスター達の吊るし上げを中断させなかったら俺はここにいなかった。はっきし言ってあんなの茶番だしな。言いたいこと分かるか?もしあの時、中断していなかったらこの戦いにギスギスした雰囲気を持ち込み、下手をすればワイプ―――壊滅の危機さえあったことを全員自覚しやがれ!!」

 ここにきていっそう迫力が増すフレッド。

 リアルでは本気でヤ○ザやってたんじゃないかと思わずにはいられない。

 

 その時、後ろからディアベルがフレッドの発言を推すように言った

「皆、確かに彼の言うとおりだ。こんなところで仲間割れをしている場合じゃないだろう?この上にはまだ99の層があるんだ。少なくとも踏破したエリアまでは彼らの知識は戦いの中でも十分に役立ってくれるはずだ。それに戦闘技術も、ね。だけど、君達のベータテスターに対する憎しみがすぐに消えるとは思ってない。ここに自分がテスターだけど言い出せない人がいるなら情報はアルゴさんをはじめとする情報屋に君達の知識を提供してもらいたい。それで今回のことは手打ちにしよう、どうかな?皆!」

 その瞬間周りから「まぁ、当事者のディアベルさんがそういうなら……」「まぁ、確かにこんなところで争ってる場合じゃないしな」等々の声が上がり、シミター使いをはじめとする俺を罵倒していたメンバーが集まり「さっきは情報を隠してるなんて疑って悪かった」「ディアベルさんに免じて今日は許してやるよ」だののセリフが上がってくる。

 そん中でも驚いたのは俺のところに、さっきまで暗黙を貫いていたキバオウが来たことだ。

「あんさん達に今日助けられたことは感謝しとる。だけどワイはやっぱりベータ上がりどもを許せん……。ワイはワイのやり方でこのゲームをクリアーしたるから、首洗って待っとけや!」

 そういってなぜか手を差し出してくるキバオウ。

 多少は俺のことも認めてくれる……ということだろうか?

 ここで拒否して空気が悪くなるのはごめんだし、握手することに文句はない。

「あ、あぁ。楽しみにしてるよ」

 

パンパンッ

 

「はーい!じゃあ、気分も戻ってきたところで仲直り……というわけじゃないけど、全員で2層の門をアクティベートしに行かないか?そして、はじまりの街にいる皆に伝えるんだ。このゲームは攻略できるってことを!」

 なるほど、今このメンバーはフルレイドで回復も皆のゲージを見る限りでは問題ないだろうし、フィールドに出ても安全だろうな。

「これに賛同してくれる人はオレについてきてくれ!」

「「「「「「「「おぉう!!!!!」」」」」」」」

 

コペルside

 

 きれいにまとめたな、フレッドのやつ。

 だけど、ベータテスター達に対する新規参入のプレイヤーの憎しみはこんなにすごかったのか……。

 でも、明らかに過激だ……、ゲームクリアがこの世界から出る唯一の方法……となればフレッドの言う通りここにいる攻略連中は我を黙らせてでもベータテスターたちを認めるべきなのに……。

 まさか、誰かが唆している?けど、誰が?プレイヤーの中に攻略を邪魔しようとする連中がいるとすれば話は通るけど、ここから解放されるにはこの城をすべて攻略しなければならないのに……。

 

「今は黙ってろ、コペル」

 唐突に僕の考えを読んできたかのように僕の考えに割り込んでくる。

「その顔だと、誰かが、新規参入のプレイヤーがベーター達を憎むように唆してるって思ってんだろ?俺もその意見には賛同だが、どこにそいつの睨みがあるか分からねえ……、そいつに睨まれるのは今のところ俺だけでいい」

「だけど、今はあんたのおかげでこういう状況に持ってこれたけど、また再燃しかねないぞ?」

「ディアベル君がいればなんとかなるだろ、彼には自分がベーターであることは黙っとけと言っておいた。彼だって攻略を目指すプレイヤーの一人だ。無用な争いを自分からする訳はないだろう」

 まあ、確かにリスクは減らすに越したことはないけど、少なくとも僕とディアベルに関してはそうだろう……

 だけど、実際問題不穏因子がいるかもってのは問題だ。

 この後の攻略に影響するんじゃ……

「……どうせ、後の攻略に影響出るとか思ってるんだろ?障害物は全部砕いていきゃ、問題ねえだろ!」

 カイ……お前まで僕の表情で心読むなよ、ってかさすがにお気楽すぎないか?

「まぁまぁ、今から気にしててもしょうがないってことですよ?」

 シリカまで……、ってかいつの間に来たのおまえらは?さっきまで先頭の方でキリト達と話してなかったっけ?

「そう、今は事を荒立てたらまずい。あくまで予測の域を出ないことに執着するのは効率的にも悪ぃし、何よりつまらねえ。人生トラブルあってこそ楽しく生きられるんだぜ?」

 それは違う、絶対だ!

 アンタは妙にスリルを追い過ぎだ、そのうち絶対ひどいことになる。

 とは言っても、確かに今ある「攻略阻止」の連中?がいる証拠は、さっきの僕が思った事以外に何もない。

 それこそさっきキリトを責めていた連中に「なんでそこまでベータテスターを恨むのか」と聞いてもいいけど問題が再燃しかねない……、ここで変な油突っ込んで爆発させたらせっかくのこの空気が一変して地獄に変わる。

 僕自身ベータテスターであることを隠しているわけだから、叩かれるという可能性も極めて高い……

 となると……

「でも、まぁ確かに物証が何一つないんじゃこの件は置いておくしかないか」

「そういうことだ、今は目立つな。物証が出てきたらその時に対応すればいい。リアルの警察だって状況証拠だけじゃ何もやらないトコだしな」

 ……いや、フレッド。

 気持ちは分からなくはないが、さすがに言いすぎじゃないか?ここにリアル警察関係者いたら総叩き喰らうぞ?

 

 そしてあのボスフロアから1km離れた(なんでこんなにボスフロアから歩かせるようなことするのかね?)ところにある第2層主街区《ウルバス》の圏内に僕達フルレイドのパーティーは足を踏み入れた。

 

 この町は、外から見るとただのテーブルマウンテンのようなずんぐりした山にしか見えないが、中はくりぬかれて、ドーム状の形をしている。

 そして目的の《転移門》は……あった。

 ベータの通り、町の中心部にある広場……そこにそれはあった。見たところはストーンヘンジ?と思わずにはいられないような石積みのアーチがそびえているだけだが、今のように近づいてみるとアーチ中央の空間がシャボンの膜が如く光の色がかすかに変わって見える。これに触れることで《転移門》がアクティベート―――有効化―――され、はじまりの街にある転移門と空間がつながる。

 

 そして全員が転移門の前に集まると、ディアベルが口を開いた。

「皆、今日はほんとに俺の呼びかけに応じてくれてありがとう!ほんとはこのパーティメンバーが全員集まらなかったら今日のボス攻略は中止しようと思っていたんだ。だけど、皆が集まって……ちょっとハプニングは起きちゃったけど……けれどこのフルレイドが全員、欠けることなくここまで来れた。これはすごいことだと俺は思っている。このことを考えると、もし一人でも来なかったら……なんてのはみんなへの侮辱だったな。悪い!」

「気にすんなよ、大将!」

「俺らだって、あんたみたいな優秀なリーダーに声かけられて光栄なんだからさ!」

 口笛や笑い声に交じってディアベルを称賛する声が聞こえる中、当人も手を挙げてそれに応じる。

 さすがのリーダー気質……

「皆、この調子で第2層3層とクリアしていって、このゲーム絶対クリアしようぜ!!」

「「「「「「「「おぉおおおおおおおお!!!!!!!!」」」」」」」」

 

「じゃあ、門のアクティベートは今日のMVPである彼にお願いしようと思ってるんだけど、皆どうかな?」

 そういって(かざ)された手の先にいる人物は……

「え?俺か?」

 後ろの方で柱に身を預けていたわれらがリーダー様、フレッドだった。

「いいんじゃないか?」「賛成、賛成!」

 フレッドもやれやれといった感じで転移門の方へと歩いていくと全員に聞こえるように言い放った。

「……ここまでやってもらって逃げるってのも、性に合わねえな。じゃあ、俺からも一言。お前ら!次も必ず!全員で!この層をクリアすんぞ!!」

「「「「「「「「おぉ!!!」」」」」」」」

 そして、フレッドの手によって門はアクティベートされた。




終わった~、自分のお気楽ムード全開でお送りした今回ですが、やばい。
キバオウでさえこんな……だと!?

おかしいな、当初はこんな話じゃなかったはずなのに、気の向くまま書いてたらこんなことに……、キャラ崩壊が割と本気でひでえ……

まあともあれ、考え的には二手に分かれますよね
ベータ認める派と認めない派、とりあえずキリト君はビーターとは呼ばれない世界です。

ディアベル君助けるだけで割とこの話うまくいく気がするんですよね。

そして、出てくるレッドの影……、まぁ誰かはわかりますよねw

さてと、次回はまぁ、二層に入ってく訳ですが
二層はボス戦まで入れるか、それとも適当に必要なとこだけ入れるか……

リクございましたらメッセージでも感想にでも飛ばしてくださいませ!

ご意見・ご感想も引き続きビシバシとお願いいたします。

ではでは!
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