霞side
ダンジョンが世界に解放されてはや3日。特に侵入者はいない
やはりというか予期したように政府のダンジョンへの対処に時間がかかっているらしい
俺はその隙にさっさとダンジョンを30階層まで増築し守りを固める。
1階層 迷宮部屋(スライム)
2階層 迷宮部屋(スライム・バット)
3階層 迷宮部屋(ゴブリン)
4階層 迷宮部屋(ゴブリンチーム)
5階層 迷宮部屋(ウルフ・落とし穴)
6階層 謎解き部屋
7階層 迷宮部屋(スケルトン)
8階層 迷宮部屋(ゴブリンライダー)
9階層 迷宮部屋(スケルトンライダー)
10階層 ボス部屋(リビングメイル) 転移部屋
11階層 暴風部屋
12階層 降雨部屋
13階層 暴風雨部屋
14階層 砂漠部屋
15階層 砂漠部屋
16階層 砂塵部屋
17階層 森の洋館
18階層 謎解き部屋
19階層 セーフゾーン
20階層 ボス部屋(Bランク配置予定)
21階層 迷宮部屋(オーク)
22階層 迷宮部屋(オーク・ゴブリン弓兵)
23階層 毒沼部屋
24階層 迷宮部屋(ポイズンスネーク)
25階層 迷宮部屋(オーク部隊)
26階層 暗闇部屋
27階層 迷宮部屋(ゴースト)
28階層 謎解き部屋
29階層 セーフゾーン
30階層 ボス部屋(未定)
コアルーム
今回は他の回よりモンスターの量を多く配置してみた。前回は環境特化だったしね
ちなみに階層一回追加に6000DP使用し環境変化トラップを導入するのに+2000DP必要になる。だから闇雲に階層を増やせ無いのが結構きつい。
正直今日本が総力をかけてここに攻め込まれるとダンジョンすぐ落ちそうだ
俺は眼の前に浮かんでいるパネルの両端を引き伸ばすようにして拡大し地上に設置した監視カメラ(500DP)の映像を見る
そこにはダンジョンの周囲を取り囲むように侵入防止柵が置かれ一定間隔に自衛隊がアサルトライフルを持っている。
流石に場所は特定されているらしい。というかいざダンジョン内部への調査ができるようになったらすぐに攻め込めこまれる可能性を考慮しなければならない
俺も対策をしていかなければ………
『ということで他にもリビングメイルをそっちに送るからそいつらに訓練つけてくれないか?』
『了解です。マスターに心身を捧げられるような一級の戦士に育て上げてみせます!』
ということで凛に頼んで戦力アップのために新たなリビングメイルたちを生み出し経験を積ませることにした。
どうせならほかモンスターも一緒に訓練を積ませたかったが体格が人形なのがリビングメイルぐらいしかいないので仕方なくリビングメイルだけだ
その後、凛が他のリビングメイルをボコボコにしながら訓練する様子がみられた。一応アイツ、現在ランクD 相当のステイタスのハズなのにCランクをボコボコにしてるのは一体………
これもまた神秘か………
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敦side
ダンジョン発生から5日後
国際サミット後、世界に世界魔窟対策組織WDOが発足されダンジョン内部への探索が開始された。
テレビの中継には自衛隊--いかにも特殊部隊ですみたいな人がダンジョンへの向けて進んでいる
「現在、自衛隊の方々がダンジョンの中に入ろうとしています!海外でもほぼ同時に行われる調査……“第一次魔窟調査”ですがこのダンジョンは私たちにどのような影響をもたらすのか……私たちに配られたジョブがどのようなものなのか……我々は今歴史の転換期の中なのかもしれません!」
ニュースキャスターが早口で言葉を捲し立てる。興奮しているのだろうか?
だが興奮しているのもわかる。と言うか家族全員興奮し過ぎて仕事に行くことすら忘れてる。
そんなことよりダンジョンだ
今、まさに突入しようと洞窟の目の前へと整列しながら……
「今!今突入が始まりました。」
歴史が動いた
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目の前のダンジョンに突入するとその先は広い広場のようなところだった
光源がないにも関わらず、何故かそこは明るく俺の持つ81式5.56mm小銃の先につけられているライトの光がまるで吸収されたように感じる
俺、紫鏡ハルヒは今回ダンジョンに人類で初めて侵入する一人として“ 第一次魔窟調査”に参加している
自衛隊特殊部隊-SOG・“
俺が所属する部隊であり、基本的に敵地侵入・調査を担当する部隊である
今回はその役割通りの仕事だ。
俺たち八咫烏は周囲をクリアリングし安全を確認する。
ダンジョンという割には敵一体も見つからない。安心すればいいのかどうなのか
「
「
「
全方位の安全を確認した後前に進む
『登録完了。ようこそ【始源のダンジョン】へ。』
何だッ!?!?
小銃を正面に向けるとそこには光り輝く画面が浮かんでいた
俺は銃を構えたまま尋ねる
「何者だ。答えろ」
できるだけ冷徹に問う
『失礼しました。自己紹介がまだでしたね
私は“監督役”。
この戦争を見届ける
──────ただの
胡散クセェ………
『自己紹介はこれくらいにして、今からダンジョンについて説明致します。
まずは皆さんにダンジョンを攻略する理由について説明いたします。』
理由……あの女神とやらが言ってたな
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『この世界に魔窟……皆様が分かりやすく言うならばダンジョンがこの世界に現れました。皆様にはダンジョンを破壊し、地上の平穏を守って頂きたいのです』
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確かに理由は言ってなかったな。
ただ”破壊しろ“か……。理由ないと不信感がやべえ
『まずダンジョンを放置……まあ攻略しなければダンジョン内モンスターが溢れ出し周囲に多大な被害を出すでしょう。またダンジョンが魔素を散布させることで周辺を
魔窟化させます。』
「そうなるとどうするんだ?」
俺達の隊長が緊張した声で質問する。
俺はわかんないことだらけだったからアレだが……ヤバそうなのは分かった
『さあ?ですがまず間違いなくあなたの家族、友人、大切な人……などがどうなるか……』
成る程。俺達はいやでもダンジョンに入らなければいけないと。
「それは俺達自衛隊だけども防ぐことが可能か?」
『いいえ。不可能でしょう。皆様が保持しているジョブ……その中でも才能・資格のあるものが保持する【救世】系統のジョブがなければ不可能です』
またなんかでてきたな。
【救世】系統のジョブ……… もしかしたら……
『あなた達の一人、紫鏡ハルヒ様は【救世】系統ジョブ【剣聖】を保持しております。』
八咫烏のメンバーが一斉にこちらを向く。
メンバーにはこのことを伝えていなかった。信用していないのではなく普通に恥ずかしかったからだ。【剣聖】とか恥ずかしすぎる
『紫鏡ハルヒ様の【剣聖】のような【救世】系統ジョブは少なくとも自衛隊には10人、それ以外に1000人ほど確認されています。そして【救世】以外に特殊な能力を持つジョブもありどれもダンジョン攻略には不可欠となっています』
守るべき市民を戦わせることになる……ということか
「……【救世】以外には何があるんだ?」
『現在ではその情報を開示できません。攻略深度が足りません』
まあそううまくはいかないか。多分攻略深度はこのダンジョンをどれだけ攻略しているかだろうな
「どうやってダンジョンを攻略していけばいい?」
『ダンジョンは現在30階層存在し、その下に存在するダンジョンコアを破壊することがダンジョン攻略となります。』
『そしてダンジョンを攻略するに当たり、自身のジョブ似合った武器を保有することがもっとも大切となります。今回はこちらから皆様に支給させていただきます』
声が言い終わると眼の前に突然6個の箱が現れた。八咫烏は6人小隊であるため恐らく全員分の武器だろう
俺達はトラップがないことを確認しながら各々の箱を開ける
そこには一本の片手剣が置かれていた。
【見習い片手剣】
攻撃力アップ(小)
『ダンジョンから発見できる武器にはいくつか能力がついていることがあります。皆様はステータスについて説明が必要ですか?』
「よろしく頼む」
『分かりました。説明を開始します。まず皆様は攻撃・防御・魔力・抵抗・器用・知能・幸運の7種類存在します。攻撃は物理攻撃力、防御は物理防御力、魔力は魔法攻撃力、抵抗は魔法抵抗力、器用は手先の器用さや速さ、知識はエネルギー量、幸運は……まあ運ですね。これらをレベルアップして上げていってください。皆様のステイタスを二回押してください。』
俺は言葉に従いステイタスを開きダブルクリックする
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名前 紫鏡ハルヒ
種族 人間
lv1
職業 剣聖
ステータス
攻撃 E 10
防御 E 10
魔力 E 10
抵抗 E 10
器用 E 10
知能 E 10
幸運 E 10
スキル
【剣術lv1】【スラッシュ】【剣強化lv1】【成長促進】
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細かい数値が出てきたな、全部10ってことはこれは全世界の基礎スペックってことか。
『皆様のステイタスランクの右に数字が表示されているかと思います。それが詳細な数値となっています。レベルが1上がるごとにステータスポイント……SPを得てそれらを自由に振り分けることができます。』
なんかゲームっぽくなってきたな、マジで。
まあいいいや、とりあえず自分にあったステイタスを伸ばしていくことが大切なのだろう
『皆様に配られているジョブ……職業は共通して【下級職】に含まれています。この下級職をlv50まで上げることで【上級職】に転職することができます。』
「まだまだと遠そうだな。レベル50まで上げるのにどれだけ時間がかかるんだ?」
『毎日潜って適正レベル帯で戦ったとして約半年ほどかかります。ですが【救世】など特殊な系統を持つジョブには【成長促進】がついているため他者よりもレベルが上がりやすくなっています。』
確かに【成長促進】があるな。
【成長促進】
他者よりも得られる経験値が1.2倍になる
『説明は以上となります。他に質問は御座いますか?』
「……どうしてこんな事が起きているんだ?急にダンジョンとか女神とか……」
一番聞きたいことだ。どうしてこんな事が起きているのかが分からない。
俺達の世界は神だとか異世界やらなんて空想上の出来事のはずなのに……
『情報規制が入っていますのですべてを説明できませんでしたが……まあ簡潔に言うと………────────
……