ヴァンガードDivinez-幻真星戦【妄想ファイト-ミチルvs.ダンジ(幻影)】   作:子瓜

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前半

 

「お兄様。お客さんが来てますよ」

 

 当主の座を継いだ男にその妹と思われる少女が話しかける。男は明日の予定の確認をしていたメモ帳から目を離し、その少女と話す。

 

「誰だ?今日はそんな予定は聞いてないが」

「もう、お兄様がいつも言ってたじゃない。『廻間ミチルを名乗る人が来たら俺を呼べ』って」

「!?」

 

 それを聞いた男は立ち上がり、少女に案内してもらう。

そのまま受付に向かうと、そこには紫の髪の自分が知らない知人がいた。

 

「やぁ、僕とファイトしよう」

「はは、やっぱ来るよなぁ」

「わかってたでしょ?僕がキミたちファントムファイターとファイトしたいって」

「ま、夢のオマエならそうだな。場所を移そうぜ」

「うん、いいよ」

「あの、お兄様?」

 

 少女が不安気に男を呼ぶ。兄と呼ばれた男は少女の髪をクシャッと撫でる。それに少女は顔を赤くし、頬を膨らませて照れ隠し気味に言う。

 

「・・・せっかく整えた髪が台無し」

「はは、悪いな」

「もう、後でお兄様が整えてね。じゃないと許してあげないから」

「おう、後でな」

 

 2人は近くの広場に移動する。そして向かい合う。それと同時に、2人のスマホが同時に鳴る。

 

幻真星戦

廻間ミチル

vs.

御薬袋ダンジ

 

 その通知を確認すると、2人の間の空間が迫り上がり、ファイトテーブルとなる。

 

『御薬袋ダンジ。廻間ミチル。カードを掲げよ。そして叫べ、開戦の狼煙を』

「幻か」→ドラゴデモンズ“幻影”ブルース

「真か」→紫炎の幻真獣 カルヴァネイル

「「ディヴァイン」」

 

『時は満ちた、これより、世界を賭けた一戦を行う』

 

「「Stand up、ヴァンガード 」」

「ドラゴデモンズ“覚醒(アウェイク)”マット」

「ジュエリアス・ドラゴキッド“グロウ”」

 

 ダンジの場には龍の鱗を纏わせ、頭には龍の角を生やした少年、ミチルの場には腹部に宝石のある小さな龍のカードが表にされた。

 

「ドラゴンエンパイアか。楽しみだ」

「へ、言ってな。俺のターン。ドラゴデモンズ“野生(ワイルド)”スティーブにライド」

 

ダンジ

手札5→6→5

捨てる→赫月光

ヴァンガード→(0)ドラゴデモンズ“覚醒”マット→(1)ドラゴデモンズ“野生”スティーブ

D0

エネルギージェネレーターE0

 

「スティーブのスキル。このユニットがライドした時、デッキの1番上のカードをダメージゾーンに置く」

 

ダンジ

ソウルout→ドラゴデモンズ“覚醒”マット

ダメージ→ドラグリッター・ハビタブルゾォン

D0→1

 

「ターンエンドだ」

「僕のターン、ジュエルコアにライド」

 

ミチル

手札5→6→5→6

捨てる→魔宝竜 ラベナジェイダー

ヴァンガード→(0)ジュエリアス・ドラゴキッド“グロウ”→(1)ジュエルコア・ドラゴン“グリント”

D0

エネルギージェネレーターE3

 

「ラベナジェイダーのスキルでドロップから1枚ソウルへ」

 

ソウルin→魔宝竜 ラベナジェイダー

 

「ジュエルコアでアタック」

「ノーガード」

「ドライブチェック」

 

ドライブ→魔石竜 リドスアグール

手札6→7

 

「ダメージチェック」

 

ダメージ→ドラゴデモンズ・ジュリアン

D1→2

 

「ターンエンド。こっちの世界はどう?」

「んなもん決まってんだろ。充実・・・は別にしてねぇか。だが、楽しんではいるぜ」

「ふーん。なら、キミがこっちの世界を選んだのは妹さんかな?」

 

 ミチルのその言葉にダンジはピクッと反応する。

 

「やっぱ、気付いてるか」

「まあね。キミのことだ。責任感だけであっちの世界を捨てるわけがない。なら、妹さんと一緒の景色が見えるこの世界を選んだ。違う?」

「違わねぇな。・・・いくぜ、ドラゴデモンズ“寛容(トレランス)”リチャードにライド!」

 

ダンジ

手札5→6→5

捨てる→ドラグリッター・ハビタブルゾォン

ヴァンガード→(1)ドラゴデモンズ“野生”スティーブ→(2)ドラゴデモンズ“寛容”リチャード

D2○○

E0→3

 

「リチャードのスキル。スティーブからライドしてるからダメージゾーンのジュリアンを回収。ハビタブルゾォンのスキルでデッキから赫月光を1枚手札に加える」

 

D2→1

手札→5→6→5→7

ソウルout→ドラゴデモンズ“野生”スティーブ

 

「ここで赫月光だ。デッキの上5枚を確認して、ドラゴデモンズ・レナードをコール」

 

《×》《×》《×》

《×》《ジュエルコア》《×》

場

《×》《リチャード》《レナード》

《×》《×》《×》

 

「リチャードでアタック」

「ノーガード」

「ドライブチェック。ゲット、ヒールトリガー。パワーはレナードに」

 

ドライブ→焔の巫女 レオニー《治》

D1→0

ドロップ→ドラグリッター・ハビタブルゾォン

レナード→パワー10000→20000

 

「ダメージチェック、ドロートリガー。パワーはジュエルコアに」

 

ダメージ→喚起の操獣師 ライリー《引》

手札7→8

D0→1

 

「それで、オマエは元の世界に帰りたいのか?」

「うーん。別にそういうわけじゃないかな。ただ、ファントムファイターとファイトしたい。もっと戦いたいから負けたくない。そんな感じかな?」

「ったく、こっちはこの世界を守ろうとしてるってのに、自由だな」

「ごめんね」

「謝るなよ調子狂うなぁ。ターンエンド」

「しかたないよ。これが僕だからさ。僕のターン、ジュエルニールにライド」

 

ミチル

手札8→9→8

捨てる→幻燈魔嬢 フォルカロル

ヴァンガード→(1)ジュエルコア・ドラゴン“グリント”→(2)魔石竜 ジュエルニール“ラスター”

ソウルin→幻燈魔嬢 フォルカロル、魔宝竜 ジオルドラール

D1○

E3→6

 

「ビフロンスとエンプーサをコール」

 

ビフロンス(CB1)→手札(リペルドマリス・ドラゴン)、ソウル(ケッパー・コンパニオン)、ドロップ(星隷魔嬢 ビフロンス)

 

《×》《×》《×》

《レナード》《リチャード》《×》

場

《×》《ジュエルニール》《エンプーサ》

《×》《ビフロンス》《×》

 

「ジュエルニールでアタック」

「ノーガードだ」

「ドライブチェック、クリティカルトリガー。パワーはエンプーサ、クリティカルはジュエルニールに」

「ダメージチェック、トリガーはないぜ」

 

ドライブ→ステムディヴィエイト・ドラゴン《☆》

エンプーサ→10000→20000

ジュエルニール→☆1→2

手札7→8

 

D0→2

ダメージ→ドラゴデモンズ・ジーノ、ドラゴデモンズガールズ・ステファニー

 

「エンプーサでアタック」

「そいつもノーガードだ。ダメージチェック、ドロートリガー」

 

ダンジ

D2→3

ダメージ→フレアヴェイル・ドラゴン《引》

手札7→8

 

「ターンエンド。さぁ、来なよ。キミの本気で」

「言われなくてもやってやるよ。俺のターン。震えろハート、突き抜けろ限界!!目の前に立つものすべてを敵とみなす。ライド、ドラゴデモンズ“幻影(ファントム)”ブルース」

 

ダンジ

手札8→9→8

捨てる→ドラゴデモンズ・イーデン

ヴァンガード→(2)ドラゴデモンズ“寛容”リチャード→(3)ドラゴデモンズ“幻影”ブルース

D3○○○

E3→6

 

「赫月光を使用、赫月光を手札に加える。ステファニーをコール」

 

《×》《ビフロンス》《×》

《エンプーサ》《ジュエルニール》《×》

場

《×》《ブルース》《レナード》

《×》《×》《ステファニー》

 

「レナードでエンプーサにアタック」

「ノーガード」

「ブルースで、ヴァンガードにアタック!!」

「ノーガードだ」

「ツインドライブ。ゲット、クリティカルトリガー。パワーはレナードに、クリティカルはブルースだ」

「ダメージチェック。ヒールトリガー。パワーはジュエルニールに」

 

ドライブ→猛炎の守護僧 モンジュ、忍竜 マドワズ《☆》

レナード→パワー10000→20000

ブルース→☆1→2

手札7→9

 

ミチル

D1→3

ダメージ→紫炎の幻真獣 カルヴァネイル、ケッパー・コンパニオン《治》

ドロップ→喚起の操獣師 ライリー

ジュエルニール→10000→20000

 

「レナードでジュエルニールにアタック。ステファニーのスキルでドロップからマットとイーデンを対象にして、マットをソウルに置き、イーデンをデッキの下に置く。デッキの下に置いたから俺の前列のユニットのパワー+5000する」

 

レナード→20000→2800→3300

 

「ガード」

 

手札8→7

ジュエルニール→20000(+15000)→35000

 

「ターンエンドだ」

「僕のターンだね」

 

 ミチルがドローしようとした瞬間、ダンジはそれに待ったをかける。

 

「それだけ?と思っただろ。安心しろよ。ブルースの、ファントムユニットの本領はこっからだからよ」

 

 ダンジのドロップから赫月光が2枚浮かび上がる。そして、ダンジは拳を構える。

 

「これで、ブルースは相手の攻撃に備えるぜ。ファントムスキル発動!!」

 

 赫月光が2枚割れ、背後に紋章が浮かび上がる。

 

「相手のターン開始時、手札、ソウル、ドロップから赫月カードを2枚表でバインドすることで、俺のバインドされている赫月カード2枚につき1枚、オーダーゾーンにデッキ外から龍魔陣形をセットする」

「セットオーダー」

「ああ、そうだぜ。ブルースのファントムスキルは守りのスキルだ。さあ、攻めて来いよ!!」

「いくよ。四炎の竜よ、その魂で、未来を示せ。魔宝竜王 ドラジュエルド・マグナスにライド」

 

ダンジ

オーダーゾーン→龍魔陣形

ミチル

手札→7→8→7

捨てる→魔石竜 リドスアグール

ヴァンガード→(2)魔石竜 ジュエルニール“ラスター”→(3)魔宝竜王 ドラジュエルド・マグナス

D3●○○

E6→9

 

「リドスアグール、フォルカロルをコール。リドスアグールのスキルで1枚ドロー。フォルカロルのスキルでエネルギーチャージ」

 

ミチル

手札7→5→6

E9→6→7

 

《ステファニー》《×》《×》

《レナード》《リチャード》《×》

場

《リドスアグール》《ドラジュエルド》《エンプーサ》

《×》《ビフロンス》《フォルカロル》

 

「リドスアグールでヴァンガードにアタック。スキルでパワー+10000」

 

リドスアグール→10000→20000

 

「ガード」

 

ダンジ

手札9→8

ブルース→13000→23000

 

「エンプーサでアタック」

 

エンプーサ→10000→18000

 

「レナードでインターセプト、レナードのスキル。レナードがガーディアンサークルに置かれた時、攻撃しているユニットがグレード2以下のリアガードならエネルギーブラスト3することでそのユニットを退却させる」

「ならドラジュエルド・マグナスでアタック。ソウルからグレードが異なるカードを4枚ソウルブラストしてブルースのパワーを0にしてクリティカル+1。リドスアグールはスタンドする」

 

ソウルout→(0)ケッパー・コンパニオン、(1)幻燈魔嬢 フォルカロル、(2)魔石竜 リドスアグール、(3)魔宝竜 ラベナジェイダー

ドラジュエルド・マグナス→☆1→2

ブルース→13000→0

 

「この瞬間、龍魔陣形のスキル発動。相手のユニットのアタック時にこのカードを除外し、手札からドラゴデモンズを1枚捨てることでそのアタックはヒットしない」

「へー。なら、ドライブチェック。クリティカルトリガー。効果はすべてリドスアグールに」

 

除外→龍魔陣形

捨てる→ドラゴデモンズガールズ・ステファニー

手札8→7

 

ドライブ→リペルドマリス・ドラゴン、ステムディヴィエイト・ドラゴン《☆》

手札6→8

 

「リドスアグールでアタック」

「完全ガードだ」

 

手札→7→5

猛炎の守護僧 モンジュ(赫月光)

 

「ターンエンド。すごいや、1回もヒットしなかった」

「そうだろう。だがな、ブルースは守ってばかりじゃねぇ。守って守って相手の隙を探し、見つけ次第攻めに転じる。ブルースのスキル、発動!!」

 

イメージの世界でブルースの赤黒かった鱗が紅色に染まり、翼を広げる。

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