ヴァンガードDivinez-幻真星戦【妄想ファイト-ミチルvs.ダンジ(幻影)】   作:子瓜

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後半

 

「ブルースのスキル、発動!!相手のターン終了時、そのターンに俺が受けたダメージが1以下なら、次の俺のターン終了時まで、俺は“一気応勢”になる!!」

「おお」

「さらに、この能力を発動したターンに俺がダメージを受けていないなら、追加で次の俺のターン終了時まで俺のヴァンガードのドライブ+1!!俺のターン、ライドフェイズ開始時、俺が“一気応勢”ならソウルのリチャードのスキルが発動。ソウルのリチャードとマットをコールして1枚ドロー。さらにペルソナライド!!ブルースのスキル。俺が“一気応勢”の時にペルソナライドしたターン、俺の前列のユニットのクリティカルを1増やす!!」

 

ダンジ

手札5→7→6→7

一気応勢

ヴァンガードのドライブ+1

ペルソナライド(前列+10000)

前列のユニットの☆+1

D3○○○

E3→6

 

「メーベルをコール。リチャードとマットをソウルに入れて1枚ドロー。ジュリアン、ジーノ、ステファニーをコール。ジュリアンのスキルでエネルギーブラスト4。このターンの終了時まで、ジュリアンの元々のクリティカルを2にする」

 

ダンジ

手札7→6→7→4

 

《フォルカロル》《ビフロンス》《×》

《×》《ドラジュエルド》《リドスアグール》

場

《ジーノ》《ブルース》《ジュリアン》

《ステファニー》《メーベル》《ステファニー》

 

「ジーノでアタック。俺のバインドされてる赫月カード1枚につきパワー+2000。さらにステファニーのスキルでドロップからレナードをソウルに、イーデンをデッキの下に戻して前列のパワー+5000」

 

ジーノ→パワー20000→28000→32000→37000

 

「ガード、インターセプト」

ミチル

手札8→7

ドラジュエルド→13000→38000

 

「ジュリアンでアタック。カウンターブラスト、お互いのダメージゾーンのカードの数だけパワー+1000、俺が“一気応勢”なら+1000の代わりに+2000する。

 

ジュリアン→23000→2800→36000→48000

 

「完全ガード」

 

手札7→5

リペルドマリス・ドラゴン(魔宝竜 ジオルドラール)

 

「ブルースで、アタック!!」

 

ブルース→23000→31000

 

(リアガードが先に攻撃してきたということは追加で攻撃する手段があるはず。いまの手札だとパワーとクリティカルが上がった状態で守るのは難しい。どのみち、クリティカルが来たら負けだ。なら、ここは受けるしかない)

「ノーガード」

「トリプルドライブ!!ファーストチェック、ゲット、ヒールトリガー。パワーはジュリアンに、セカンドチェック、サードチェック、ゲット、クリティカルトリガー!!効果はすべてブルースに!!」

 

ダンジ

ドライブ→焔の巫女 レオニー《治》、ドラゴデモンズ“幻影”ブルース、バーニングフレイル・ドラゴン《☆》

D3→2

ドロップ→ドラゴデモンズ・ジーノ

手札4→7

ブルース→31000→41000

ブルース→☆2→3

 

 イメージ世界で紅の龍人が宝石の竜王に接近する。その攻撃に対して竜王は微動だにせず、正面から応戦する。

竜王の突進に龍人は怯まず、そのまま突進し、竜王の首元を握る。

 

「この世界は、ミレイが自由に生きれる世界だ。俺が逃げなかった世界だ。俺もこの生活は苦だと思っていねぇ。同じ景色を2人で見ることができる。笑顔があっちの世界より多くなった。だから、俺は逃げたくねぇんだよ!!」

 

 龍人が両者の突進の勢いを利用して竜王を背負い投げし、地面に叩きつける。

そして、現実ではダメージチェックを行う。

 

「ダメージチェック、1枚目、ノートリガー。2枚目、クリティカルトリガー。パワーはドラジュエルドに。3枚目」

「はは、ここで引くかよ」

「ヒールトリガー。ダメージ1回復。パワーはドラジュエルドに」

 

ダメージ→魔宝竜王 ドラジュエルド・マグナス、結緋の跳梁 クレン《☆》、ケッパー・コンパニオン《治》

D3→6→5

ドロップ→紫炎の幻真獣 カルヴァネイル

ドラジュエルド→パワー13000→33000

 

「あそこで決めれればよかったんだが、まあ、いいぜ。ブルースのスキル!!アタックの終了時、俺が“一気応勢”なら手札からドラゴデモンズを2枚捨て、カウンターブラスト1することで俺の前列のユニットのクリティカルを-1、ドライブ-2してスタンド!!さらにステファニーのスキル、ヴァンガードがスタンドした時、レストしているステファニーを退却することでステファニーの前にいるリアガードをスタンドさせる!!」

 

ダンジ

手札→7→5

捨てる→ドラゴデモンズマドンナ・メーベル、ドラゴデモンズ“幻影”ブルース

 

「ブルースでアタック!!」

「ガード」

「ドライブチェック、トリガーなし」

 

トリガー→ドラグリッター・ハビタブルゾォン

手札5→6

ブルース→33000

 

手札5→4

ドラジュエルド→33000→48000

 

「ジーノでドラジュエルドにアタック」

「ノーガード」

「ヒットはしねぇが、アタック終了時にジーノをスキルで退却して1枚ドロー。ジュリアンでドラジュエルドにアタック!!」

「ガード」

 

ダンジ

手札6→7

ジュリアン→38000

ミチル

手札4→3

ドラジュエルド→33000→48000

 

「なら、僕のターンだね」

「ファントムスキル発動。バインドゾーンの赫月光が4枚になったから龍魔陣形を2枚セット」

「僕もスキルを発動だ。ライドフェイズ開始時、ドロップからリドスアグールとライリーをソウルに。ペルソナライド」

 

ミチル

手札3→4→3→4

ペルソナライド(前列+10000)

ソウルin→喚起の操獣師 ライリー、魔石竜 リドスアグール

D5○○○○○

E7→10

 

ダンジ

オーダーゾーン→龍魔陣形×2

 

「ジオルドラールをコール。スキルでソウルチャージ、さらにEB3でソウルからリドスアグールをコール。EB3で1枚ドロー」

 

ミチル

手札4→3→4

E10→7→4

ソウルin→荒城の華 エンプーサ

ソウルout→魔石竜 リドスアグール

 

「古の魔竜と共に駆ける、月より出し真なる獣、闇より燃える宝珠の魂。コール、紫炎の幻真獣 カルヴァネイル。スキルでエネルギーチャージ。フォルカロルをコール」

 

ミチル

手札4→2

E4→5

 

《×》《メーベル》《×》

《ジュリアン》《ブルース》《×》

場

《リドスアグール》《ジュエルニール》《ジオルドラール》

《カルヴァネイル》《フォルカロル》《フォルカロル》

 

「いくよ。リドスアグールでアタック。スキルでこのターン、パワー+10000」

 

リドスアグール→20000→28000→38000

 

「ノーガードだ。ダメージチェック、トリガーなし」

 

ダンジ

D2→3

ダメージ→猛炎の守護僧 モンジュ

 

「ジオルドラールでアタック」

「ガード」

 

ジオルドラール→23000→28000

ダンジ

手札→7→6

ブルース→13000→28000

 

「ドラジュエルドでアタック。スキル発動。グレードが異なるカードを4枚ソウルブラストすることで相手ヴァンガードのパワーを0にしてドラジュエルドのクリティカル+1。ジオルドラールのドライブを1にしてドライブチェックを与えるよ。さらに」

「まだあんのかよ」

「ごめんね?カルヴァネイルのスキル発動。異なるグレードのカードを4枚同時にソウルブラストした時、カルヴァネイルをソウルに入れて1枚ドロー。そしてジオルドラールをスタンド。さらにリドスアグールも自身のスキルでスタンド」

「ハビタブルゾォンでガードしてスキル発動。エネルギーブラスト3で1枚ドロー。龍魔陣形のもう1つのスキル。龍魔陣形を除外することでドロップからドラゴデモンズをバインドゾーンの赫月カードの数手札に加える。さらに、そのバトル中、ブルースのパワーをこの能力で手札に加えたドラゴデモンズ1枚につき+5000する。さらにガード!!」

 

ソウルout→(0)喚起の操獣師 ライリー、(1)紫炎の幻真獣 カルヴァネイル(2)荒城の華 エンプーサ(3)魔宝竜王 ドラジュエルド・マグナス

ドラジュエルド→23000→31000

ドラジュエルド→☆1→2

ブルース→13000→0→5000→25000→55000

 

ダンジ

手札→6→10→7→8

手札→ドラゴデモンズガールズ・ステファニー、ドラゴデモンズ・ジーノ、ドラゴデモンズマドンナ・メーベル、ドラゴデモンズ“幻影”ブルース

 

「そんな能力まで」

「必死なんでね。俺は、この世界を死んでも手放す気はねぇ」

「彼女が幸せじゃなさそうなのにかい?」

「・・・なんだと?」

「彼女の魂の色、元の世界のようなら輝いてないんだよ。むしろくすんでいる。キミと同じようにね」

「・・・」

 

 思い当たる節があるのか、ダンジは黙る。

 

「元の世界で彼女は不自由だけど楽しそうだった。この世界では目が見えるしキミのおかげで自由に過ごせる。でも、彼女は幸せそうじゃない」

「なにが言いてぇ」

「目が見えるからこそ、彼女はキミの苦悩を見えてしまう。ダンジ。キミは自分が思っているほど隠し事をするのは苦手だ。だって顔に出るんだもん」

「・・・」

「言葉では騙せても、表情で悟ってしまう。自分は自由でいるから罪悪感を持っている。あっちのキミのようにね」

「・・・それでも、こっちの世界の方が」

「うん。僕は否定しないよ。こっちの世界でもあっちの世界でも、大切なものはその人によるからね。僕にとってのヴァンガードのようにね」

「言いたいことを言って最後はそれか。どれだけヴァンガードが好きなんだよ」

「どこまでもさ」

 

 イメージ世界で龍人が他の龍人達と陣形を組み、宝石の竜王を迎え撃つ。

それに対して宝石の竜王は紫の炎を纏う獣と共に距離を詰める。

 

「だがどうする?俺のダメージは4で龍魔陣形が1つある。それにこの手札の数だ。ジオルドラールはスキルでツインドライブになるが、なにが出ようとガードできる。1ダメージはコスト確保で受けたが、一気応勢にはなれるぜ」

「ツインドライブで2枚トリガーしてもこのアタックは防がれるし、龍魔陣形の完全ガードがあるからパワー0は意味がない、か」

「つまり、オマエが勝つにはここでオーバートリガーを引くしかないってことだ」

「なら、ここで引けばいい」

「即答かよ。引く自信があるのか?

「引けなければ負けだよ。それなら、僕は引けると信じるよ」

「なら、かかってこい!!」

 

 龍人が雄叫びをあげる。宝石の竜王はその口から巨大な光線を放つ。

 

「ツインドライブ。ファーストチェック、トリガーなし」

 

ドライブ→魔宝竜 ラベナジェイダー

 

ドラジュエルドが放った光線に他の龍人のオーラを纏ったブルースが突撃する。光線に包まれるがオーラが防ぎ、ドラジュエルドに接近する。そして、ゼロ距離にまだ迫るとドラジュエルドを吹き飛ばす。地面に着地する衝撃を抑えるために翼を広げ、下降しようとする。

 その時、ブルースは横からの殺気に気付き、横を向く。そこには、自分のすぐ近くにまで迫り、幻真獣のマークを背後に輝かせた紫の炎を纏う真なる獣、カルヴァネイルがいた。

 

「セカンドチェック。ゲット、オーバートリガー。ゴルマギエルド」

「っ、本当に引きやがった」

「パワーはドラジュエルドに、1枚ドロー。追加効果でこのファイト中、僕のターンの間、僕のヴァンガードはパワー+10000、クリティカル+1される」

 

ドライブ→怨恨の冥竜神 ゴルマギエルド《超》

ドラジュエルド→29000→100029000

ドラジュエルド→☆2→3

除外→怨恨の冥竜神 ゴルマギエルド

 

ミチル

手札5→7

 

「負けられねぇ。まだ、終わらねぇんだよ!!ダメージチェック。1枚目」

 

ダメージ→猛炎の守護僧 モンジュ

 

「2枚目。ゲット、クリティカルトリガー!!パワーはブルースに」

 

ダメージ→バーニングフレイル・ドラゴン《☆》

ブルース→0→10000

 

「最後の1枚。これがヒールトリガーかオーバートリガーなら俺の勝ちだ」

「そうだね。オーバートリガーを発動しても必ず勝てるわけではない。だからヴァンガードは面白いんだ!!」

「へ、そうだな。いくぜ、3枚目!!」

 

イメージ世界でブルースはカルヴァネイルの接近に気付くと無理やり後ろに飛ぶ。が、遠方からドラジュエルドが放った光弾にわざと当たったカルヴァネイルは方向を変え、ブルースに接近し、紫の炎を放つ。その炎にブルースはなす術もなく全身を包まれる。

 

「俺の、負けか」

 

ダメージ→ドラゴデモンズ“幻影”ブルース

 

『勝者、廻間ミチル』

 

「・・・なあ、俺は夢でしか見ねぇからよくわからないんだけどよ、あっちの世界の俺は、どうだ?」

「楽しそうだよ。こっちのキミほどじゃないけど苦労はしてるけど、あっちの世界でもキミは誰かを導いていたよ。あの子も、初めはなにも楽しそうではなかったみたいだけど、キミが導いた少年、近藤ユウユによって変わることができた。いまでは友達も増えたし、すごく楽しそうだよ。当然、その輪の中にはキミもいる」

「へ、そうか、よ」

「楽しかったよ。でも、今回は僕の運が良かっただけだ。だから、またやろう」

「あっちの世界で、リベンジ、してや、る、ぜ」

 

 ダンジの意識が途切れる。

 ファイトに敗け、ファントムユニットの力がなくなったことで幻人格が消えたのだ。

 ファイトが終わった頃にカゲツとヴェイズルーグが到着し、ミチルに苦言を呈しながら月の門にダンジを転送する。

 意識を失う直前、ダンジはひとことだけ頭に思い浮かんだ。

 

『わりぃ。約束、破っちまった』

 

 御薬袋家の一室。そこでは少女が崩れてしまった髪をそのままに、扉にチラチラと視線を向け、開くのをソワソワしながら待っていた。

 しかし、少しすると突然立ち上がり、鏡を見て崩れた髪を自分で整えると部屋から出ていった。

 

『誰かを待っていた気がする』

 

 それが、少女が部屋から出る前に思ったことだった。

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