IS(インフィニット・ストラトス) 未来(あす)を目指す超越者と純粋な存在   作:ナハト・リコリス

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もう少しで1巻の内容を終らせたいので、少し早足になっています。

次は秋斗のほうの話にし、それからクラス対抗戦に移行しますが、戦闘シーン等は省くかもしれませんが、ご了承ください


第5話 セカンド幼馴染の鈴登場。そしてクラス対抗戦へ

それは昨日の事だった。

俺と刹那、そしてクリス・シャルロット・刀奈(周りにバレたら面倒なので楯無と呼んでいるが)・簪の6人でISを使用しての訓練を終えた俺達は、更衣室で着替えを終えて部屋に帰ろうとしていた。

 

その際俺達は一人の女の子に声をかけられた。

その女の子はこのIS学園に入学できると言う子は高校生なのであろうが、その手の人間ならお持ち帰りしそうな感じの女の子であった。

レミリアやフラン、諏訪子さんと同じくらいの背丈と思う女の子は俺達の、正式には刹那の顔を見て唖然としていた。

 

俺は刹那の方に顔を向けたが、刹那は『?』と言う感じの顔になっていた。

 

「刹那、お前のこ『・・・一夏、だよね?』っ」

 

小さい声であったが、あまり誰も知られていないその名前を吐いた女の子に殺気を出して睨みを利かせ、その子も俺の殺気と睨みに反応して、恐怖で口を閉じた。

まぁ怖がらせた感じになっているが、そんな事は今はどうでもよかった。

 

流石にやり過ぎと刀奈に叱られたが、この場合は仕方ない。

何しろ刹那の『本当の名前』を知っている人間がこの場にいる以上、俺からすれば後々どうなろうと関係ない。

だがしかし、今『織斑一夏』が世間に生きていると分かると色々と面倒なのだ。

だからこそ、この女の子の口を封じようかと思ったのだ。

 

「・・・もしかして、鈴か?」

 

刹那がそう呟くように言ったので、俺達は刹那のほうに顔を向けた。

この女の子もその言葉を聞いて目に涙を浮かべて刹那に抱きついた。

クリスもシャルロットもその姿にムカッとしていたが、何か引き剥がすのが難しいなぁと言う感じであった。

何しろ言っては悪いが小動物が懐いている感じに近いので、引き剥がすのが躊躇されるほどであったからだ。

 

 

その後俺達はこの少女『凰鈴音(ファン・リンイン)』、通称鈴(りん)から事情を聞いた。

とは言っても、彼女が編入生であると言う事なのでその手続きが先に必要になったのだ。

 

 

その後刹那の部屋に移動し、鈴の話を聞いた。

鈴は刹那が織斑一夏として生きていた時、篠ノ之箒が政府の重要人物保護プログラムが原因でいなくなった後に鈴は編入してきたらしい。

だがしかし、途中から編入した事もあり、おまけに中国人と言うことで結構周りから虐められていたらしい。

 

その際に助けていたのが刹那だったのだが、秋斗が結構邪魔して来たらしい。

まるで鈴は『自分の物みたいな感じで扱っていた』らしく、おまけに結構刹那を虐めているらしく、鈴も助けたかったらしいのだが、周りの女子が原因で刹那を助けれなかったらしい。

 

だがしかし、一番最初に助けてくれて刹那に対して恋をしたらしい。

 

「なるほどな。だがしかし、あいつその時からだったのか」

 

「私が知ってる限りでもクラスの女子だけじゃなくて、上級生も巻き込んでたわね。その中でも私が特に気に入っていたのか、色々と周りに便宜させていたのも知ってるわ。おまけにまるで私だけは他の子と違う扱いだったのが分かるわ」

 

「それは可笑しいのでは?鈴さんは急に来たのに、何故そのような扱いを?」

 

「それに関しては同意するね。でも、何で鈴だけそんな扱いだったのかな?」

 

クリスもシャルロットも鈴に対しての扱いが不思議であった。

俺はそれを聞いてもしもと思った。

だがしかし、俺と同じ『転生者』という可能性も考えたが、その点を除いた可能性も視野に入れた。

 

「もしかして秋斗って『世界中の女は自分の物』みたいな感じの奴なのかもしれないな」

 

「もしそうだと面倒だね」

 

俺が言った事に刀奈も同意した。

何しろそう言う考えの人間と言うのは女尊男卑思想の女性達に結構多く、そんな考えを持っている男がいる時点であれだが、それでも面倒でしかない。

 

俺と刀奈、簪の三人は鈴の事情を知った後、俺は鈴に怯えさせた事に謝罪をし、その後刹那と刹那の彼女でもあるクリスとシャルロットを残し、後は刹那と彼女達だけにして話し合いをさせる事にした。

 

 

刹那 Sid

 

俺はクリスとシャルロット、そして鈴の4人で今までの事を話した。

鈴は俺がクリスとシャルロット、そして幻想郷でいる俺の彼女達のことも話した。

鈴も幻想郷の事を聞いて驚いていたが、その中で一番驚いていたのは、中学時代俺と鈴と仲良くなった『五反田弾』の事だった。

 

「何で弾がそんな所に行ってんのよ!!」

 

鈴の言う事は最もだった。

俺も弾と一緒にいられた時間は短かったが、それでも弾がどれだけ『良い奴』だったかは知っていた。

だがしかし、そんな弾が幻想郷に来てしまった理由、それは

 

「弾の妹の蘭って子、知ってるか?」

 

「蘭の事は知ってるけど、何で蘭が・・・」

 

鈴は不思議そうにしていたが、事情を知っている俺達のほうは言い難かったが、鈴にはちゃんと言わなければいけなかった。

俺は一つ息をついてから鈴のほうに顔を向けて話す事にした。

 

「その蘭が原因で、弾は家から叩き出されたんだ。しかも、その大元の原因が秋斗なんだ」

 

流石に俺が言った事に鈴も驚いていたが、俺が事情を説明すると鈴は悲しい顔になった。

 

 

実は弾が幻想郷に来たのはある意味悲惨な理由だった。

とは言っても、これは全て弾本人から聞いた事なのだが、それを聞いた俺達ですら怒りがわいたほどであった。

 

 

第2回モンド・グロッソの決勝戦で俺が死亡したという報道がされ、弾や鈴は中学2年生へと進級した。

だが、その時には鈴は俺がいなくなった事で意気消沈しており、更に鈴の家庭も色々と問題が発生し、その結果鈴は中国に帰った後で、残された弾は、周りが原因で悲惨とも言える状況になってしまったらしい。

 

それまで勝手に弾の親友を名乗っていた秋斗が、弾の妹の蘭に色々とちょっかいをかけていたらしく、その当時の蘭は秋斗のことが好きな状態であったらしい。

 

だがしかし、弾は妹の蘭が秋斗のような存在と一緒になろうとする事を何度も止めさせようとしたらしいのだが、蘭は兄である弾の言う事を聞き入れず、最終的には祖父を使って自分の好きなようにしたらしい。

流石の弾も祖父には逆らえず、これ以上は仕方ないと諦めたが、それでも色々と気をつけていたらしい。

 

 

だがしかし、これが弾におきる悲劇の始まりでもあった。

 

 

それから弾は家族の中でも異端のような扱いになってきたらしい。

まるで病気が蔓延するように、厳しい祖父も、そして父親も母親も弾の言う事を信じず、稀に来て蘭と一緒に話をする秋斗の話を信用し、弾はどんな事になっても、最終的には自分だけが悲惨な目にだけしか会わなくなったらしい。

 

ここまで来ると流石の弾も原因が秋斗であると思っても、証拠があるわけでもなく、それでもそうだと信じて秋斗に詰め寄ったのだが、その時には秋斗はクラスの全員と言うよりも、学校の生徒全員を味方につけ、最終的には弾は学校の教師からも弾の言い分は通らない状況下に陥り、そして家族から勘当されたのだ。

当初は弾も言うだけで大丈夫だと思っていたのだが、弾は家にも入れてもらえなかった。

 

「そんな・・・」

 

「それだけじゃないらしい。そんな状態になった弾が何度も何度も家に入れるように戸を叩いていたら、警察がやって来たらしんだ。けど、その時対応したのは弾の父親だったらしいんだけど・・・」

 

「・・・まさか」

 

「あぁ。弾は父親に見捨てられたんだ。正式には『この子は家の子供じゃありません』って言って、弾を・・・見捨てたんだ」

 

鈴も俺のその言葉を聞いて唖然としていた。俺自身も当時は色々とあって弾の家族には会った事は無かった。

 

当時の俺は周りから『織斑千冬の弟』・『織斑秋斗の兄』と言う面でしか周りから見てもらえず、そのせいでテストの成績は絶対に満点で無ければいけなく、全ての物で最高のものでなければ周りは認めてくれなかった。

 

『千冬様の面汚し』・『秋斗君の愚兄』・『出来損ない』と、当時の俺に対しての誹謗中傷は酷かった。

俺自身色々と努力して頑張ったのだが、誰もそれを認めてはくれなかった。

どんなに俺も血反吐を吐くほど努力して頑張っても、周りの人達は『全て当たり前』と言う感じの評価だけで、誰もちゃんとした評価をしてはくれなかった。

それは家族でもある千冬姉すら、俺がしていた努力を認めてはくれなかったほどであった。

 

おまけに秋斗が周りを使って自分を虐めていることも、うすうすは気付いてはいた。

だがしかし、あの当時の俺は『家族である秋斗がそんな事をする訳無い』と、信じていたかったのかも知れない。

千冬姉に関しても『大切な家族を護る』と言ってくれた言葉を信じていたかったのだ。

 

だがしかし、俺は千冬姉にとっての『大切な家族』で無い事が、あの時に証明された。

その事実を知った時、俺の心は粉々に砕けた。

今までしてきた血反吐を吐くほどしてきた努力も、大切な家族であると信じてきた思いも、他人からすれば下らないと思うかもしれない行為が原因で、俺は絶望の淵に叩き込まれたのだ。

 

 

そして今。

 

 

俺は幸せであると言えた。俺の事を引き取ってくれた和輝、そして幻想郷でいる人々。

そして同時に今の俺に取って大切な人達である早苗・諏訪子さん・加奈子さん・文さん・椛さん、そしてクリスとシャルロット。

 

俺は鈴の体を抱きしめ、そして俺と一緒に生きないかと言った。

鈴も当初はどうしようかと迷っていたが、俺はすぐに答えを出さなくてもいいと言って、答えを保留にしてもらった。

 

鈴にとってこの世界には『大切な家族』がいるのだ。

その家族を捨てると言うのは、物凄く難しいと俺でも分かっているからだ。

鈴も俺の言った事を理解してくれ、時間をかけて答えを出すと言ってくれた。

 

 

 

そして鈴は2組への編入になって日数が経ち、クラス対抗戦の日が近づいた。

俺達は鈴のほうの協力をするわけにはいかないので、たまに秋斗のほうの協力をする程度にし、秋斗に関しては箒とレイナの二人に任せた。

 

そしてクラス対抗戦の初日。

第一回戦は鈴と秋斗の戦いであったが、事態は大きく変化した。

 

この世界にいる超が付くはた迷惑ウサギの介入によって・・・

 

 




この作品の弾ですがある設定を入れていますので、そのうちに話に参加させます。

一応期待していてください
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