IS(インフィニット・ストラトス) 未来(あす)を目指す超越者と純粋な存在 作:ナハト・リコリス
まぁ原作を読み返しても、初期のラウラの行動って、結構やばいですからね。おまけに、仲間である部隊の人間にも嫌われていましたし。
一夏を好きになって色々と変わりましたが、初期の状態なら本来はこれが妥当だと思う判断で書いていますので、ラウラファンの方にはすみませんと謝っておきます。
ちなみに戦闘シーンはありません。
流石の俺も今回ばかりは流石に切れかけていた。
俺は問題を起こした問題児と相対していたのだが、流石の俺も金と銀の転校生が来てから面倒事による我慢の限界だったのだ。
「そこまでにして貰うぞ、ラウラ・ボーデヴィッヒ」
「ほう、今度はお前が相手をしてくれるのか、ガンダム」
アリーナで滅茶苦茶な事をした馬鹿を相手に、俺は少しだけ本気を出す事にしていた。
何故こんな事になったのかと言うと、事件の発端は数分前に遡る。
近々行なわれる学年別トーナメントに向けて練習しようかと思い、予約していたアリーナに向かったら、そこに合いたくない人物であるレイナがいる事が分かったので、後で練習しようかと思っていたら、鈴がやって来たので、一緒に練習しようかと言う話になったのだ。
ちなみに刹那はシャルロットと簪の機体の不調があるので、クリスと一緒に機体調整を手伝う為に整備室に行っている。
同時にトーナメントに向けて全員の機体調整をしようと言う話になっているので、今日一日は別行動になっているのだ。
俺の機体は自分で調整等もできるので、後日調整する予定になっているのだ。
鈴も俺の言った話に納得し、一緒にアリーナに向かって入たら、ラウラとレイナの二人が戦っていたのだ。当初は俺達は模擬戦かと思っていた事もあり、戦いの邪魔にならないようにと思ってアリーナの入り口付近で待機していたのだが、二人の戦い方を見ていて段々と違うと思えてきたのだ。
戦いに関してはレイナのほうが部が悪い感じで、段々とブルー・ティアーズのISアーマーが破損して行き、おまけにラウラは相手を殺すような感じになっていったのだ。
「っ鈴!レイナを頼む。あんな奴でも死なれたら目覚めが悪い」
「分かったわ。あんたも気をつけなさいよ」
そう言ってお互いに二人の戦いに介入し、ラウラのワイヤーブレードで首を絞められていたレイナを俺が銃撃で助け、鈴は衝撃砲でラウラを俺やレイナのいる位置から引き剥がそうとしていた。
レイナはワイヤーブレードが外れた事で荒い息を立てていたが、俺は鈴にレイナを預け、下がってもらうように頼んだ。
何しろこんな状況下であるが、さっきまで見ていたラウラの戦い方を見ていて、対処ができそうなのは俺だけだったかだ。
そして始まりの部分に戻り、ラウラとの戦いになったのだが、ラウラのISが持っているAICが色々と面倒であったのだが、実は俺はさまざまな手を使ってラウラとの戦いによる時間稼ぎだけをすればいいのだ。
幾らなんでも学年別トーナメント開催前に、俺の持っている手札を色々と見せるのも面倒だと思っている部分もあるのも原因の一つだが。
実は鈴と一緒にアリーナに入る前に、鈴にレイナを助けた後、教師にラウラのした事を報告して来てもらう為に行動しているのだ。
無論レイナの救助も兼任しており、レイナのISの破損具合等は後で知ればいい事である。
俺は戦いで時間稼ぎをしつつ、対応していたら、今度は織斑がアリーナのシールドバリアを壊して侵入して来たので、俺から織斑に標的を変更したラウラには目もくれず、俺は織斑が壊した事が原因で、観客席にいる周り生徒達が被害を受けないように対処する事にした。
その後織斑先生がIS用の刀を持って現れて、トーナメントまで私闘を禁止されたのだが、おれはそれで良いかと思う事にした。
ラウラには悪いが、もうラウラをこの学園に置いておくような理由はもう無いだろうと思ったからだ。
実はラウラのした行為はIS学園内での模擬戦闘とはいえ、他国のIS操縦者を殺害しようとしていたのは事実であり、しかも偶然だとかの産物ではなく、故意による殺害に近いものであったのが原因なのだ。
いくらIS学園が国家・組織等の権力が届かないとはいえ、完全にその権力が及ばない訳ではない。
ラウラには後で俺達が持っているデータと証言をドイツ本国に報告し、国家よりしかるべき処罰が下されるだろうが、同時にラウラは元教官である織斑先生の顔に泥を塗ったのだ。
ラウラの事を調べたら、織斑先生が1年間だけだが、ドイツでISの教鞭をとっていた事が判明した。
ラウラはその時の教え子なのであろうが、ラウラのした行為は軍人としてはあるまじき行為ばかりしていたのだから、国家反逆者として処罰されても仕方ないだろうと思っている。
序に言っておくが、ラウラを俺達は助けるつもりは一切無い。
軍人としての義務を放棄したラウラを助けるつもりは無いし、ISを学び教える事もできない存在を救うだけの価値は無い。
例え彼女が特殊な生まれであろうと、こればかりは帰られない事実であるのだ。
あの事件の後、俺は偶然であったがラウラが一人でいるのに出くわしてしまい、俺と戦いができないのを憤慨していたが、俺はそれを哀れに思いながらラウラを見ていた。
「お前は本気でバカか?お前が何をいようと、これから先のお前の一生なんて何にも得られるわけ無いだろう」
「何だと、貴様!」
「人に怒る前に、お前はこの学園に来て今まで一体何をしてきた、ラウラ・ボーデヴィッヒ?軍人として守るべき市民への配慮等も無く、訓練生に対してとか色々とあるが、軍人としての最低限度の部分も自ら放棄し、おまけに他国のISの批判に使用者の殺害未遂、ドイツ本国には悪いが、お前の今日までこのIS学園内でして来た事を全て報告してある。学園内での事案としてお前にどういった教育を施したのか気になって報告はしていたが、お前にいられる居場所なんてもう何処にも無いぞ」
流石に俺の言った事に驚いて反論しようとしたが、俺が軍人としての最低限の部分も守っていない事を指摘されると、何も言えなくなった。
「お前の処分に関してはこれから先ドイツが決めるだけだ。お前は俺が見ても、市民を守る軍人じゃないお前は、テロリストのような人を殺す事しか考えていない最低な存在でしかない。人としての最低限の道徳がない存在であるお前が何を思っても、お前をテスラ・ライヒの社員としても、一人の人間としても助けるつもりはない。助けて欲しいなら、お前の尊敬する織斑先生に頼むんだな」
そう言って俺はラウラから離れて行った。
俺が言ったことはラウラには悪いが、全て事実であるからだ。
ラウラの事をドイツ本国に報告した際に調べたら、彼女が特殊な生まれであることはすぐに分かった。そしてISが出たことで、色々と問題になった存在であることも分かった。
そしてラウラ・ボーデヴィッヒと言う存在をドイツ軍やドイツ国家が必要な存在であるかといえば、答えは『No』なのだ。
彼女は特殊な生まれの成功例であるのだが、それを除けば失敗作とも言える存在だったのだ。
実は少し前にドイツ国内で災害が有り、その災害対策でIS部隊が出動したのだが、彼女は災害救助での成果を上げなかった。
他の隊員達が色々とやっているのに対し、災害には適さない武装等を使用したりした等と、隊員達との不和をうんだのだ。
無論他のドイツ軍人達も同じであるが、現在最強のISを使える戦士と言う事で全員がそれなりに不平をいようと我慢していたのだ。
だがしかし、もう彼女には守るべき国家もなければ、仲間と言える存在も入ない。
自分だけの力を過信し、それに酔いしれた彼女に対して、俺達は助けの手を差し伸べるつもりはないのだから・・・・・
そして学年別トーナメントの日がやって来たのだ。
次回は学年別トーナメントですが、戦闘シーンに関しては色々と省くかもしれませんが、それはご了承ください。
ラウラに対しての処置ですが、原作・アニメを見ても、初期のラウラの思考等を考えればこれが妥当だと思ったからです。
一応救済はありますが、一部は悲惨にしてありますのでご了承ください