すみません。
理由としてはファクトリーの設定に腕相撲大会チャンピオンなどと言う意味分からん設定を入れようとした事ですね
~三人称視点~
顔面に入った拳の勢いは絶大であったのか男は後方に吹き飛んだ。ファクトリーの拳からは血が滴る。彼はジャケットを脱ぎ、ノワールにそっと掛ける。
「あ、ありがとう。」
「……。」
ノワールの感謝の言葉を無視し、彼は地面に伏せている男に近づき男のポケットから携帯を取り出し、片手で携帯を粉砕する。そして男の頭を踏みつけた。
「何故こんなマネを…?」
その声は怒気を孕ませ威圧感を醸し出す。
「た…頼まれたんだ!この銃であんたの出展をめちゃくちゃにして欲しいって」
「そうか…」
ファクトリーは足を退かせ、目頭を押さえる。
「はぁ…またか。」
「ちょっと!またってことは今までに同じことをされていたの?」
「まぁそうですね。」
そしてファクトリーはノワールの目の前に近づき、手を差し出す。
「先ずは服を直しましょう」
~ノワール視点~
「どうぞ入ってください」
「失礼するわ」
現在私は彼の店に来ている。店って言うよりロッジの方が似合ってる。ちなみに私の服装は黒いジャージだ。
「では、ノワール様。先ずはあちらの装置でスリーサイズの測定を」
見てみると、人が一人通れる様なゲート状の装置だった。
「あそこを通るだけで良いの?」
「はい」
これはすごい。服を着たままで、更にメジャーを使わずに分かるなんて。そう思いつつゲートを通る。
"83、56、82"
「⁉」
耳からでは無く直接脳内に聞こえて来た。
「こ、これって…」
「プライバシー保護の為に通った本人しか分からない様にしているんです。まぁ結局俺に教えるから意味ないけど」
「コスチュームと言い、装置と言い、あなたって本当に型破りだわ」
「それが売りですから」
だけど一番型破りなのは戦い方だ…、体の動きが人間じゃない。
「どうしました?早く教えてください」
「え、えぇ。83、56、82よ」
〜ファクトリー視点~
「え、えぇ。83、56、82よ」
なるほどCか。どっかの女神よりデカいな。
さて、ノワールさんが着ていたドレスは無残になってしまった。直すって言うより一から作った方が良い。デザインはゴシックなドレスにガーターベルト。改めて見るとすごい服装だな。作った人は超人級のセンスの良さだ。だが素材がダメだ。もうちょっと改良しよう。あの銃でも破けない様に頑丈に、それでいて軽く。作っている間ノワール様には武器選びの為にカタログを見ていて貰うか。
~ノワール視点~
「ノワール様これを」
「何これ?」
差し出されたのはカタログだった。
「武器のカタログです。壊れてしまいましたので、よろしければ見てみてください」
「ありがとう」
椅子に座りページを捲る。そこには刀、剣、斧、槍、拳銃など種類が豊富でデザインも中々かっこいい。でもエクスカリバーって言う剣はデカ過ぎるわね。それとは逆に普通の木刀も売ってある。どれを選んで良いか迷ってしまう。
「ねぇオススメは?」
「オススメですか」
彼は作業しながら返事する。なのに彼の手は動きが速過ぎて全然見えない。やっぱり彼は型破りだ。本当に人間なのか不思議なくらいだ。
「オススメはドラゴン殺しですかね」
「ドラゴン殺し?」
「はい、コレです」
手を止め武器を取り出す。それは剣というにはあまりに大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった。
「って何よそれ!」
「ドラゴン殺しですが?」
「分かっているわよ!誰が使うのよ」
「俺の友人は笑顔で振り回しますよ?しかも片手で」
「…どんな友人よ」
「…どんな?」
彼は手を顎に添えて考え、少し間を空けてから答えた。
「カンガルーを甘くみてますね」
「カンガルー?」
「はい。ぴょいーん!ぴょいーん!カンガルーの様に!って、俺が疲れている時にしてくるんですよ」
「すごいお友達ね」
「うるさくて仕方ないですよ。口にガムテープでも貼って黙らせたいくらいですよ」
だが言葉とは裏腹に彼の表情は初恋をしている様な感じだった。もしかして…
「あなたって同性愛者?」
「…何でそうなるんです?」
「その友達の話をしてる時のあなたの顔、何か嬉しそうだもの」
すると彼は顔を顰め、再び手を動かし作業をする。
「そいつ女ですよ」
「えっ!そうなの?」
「そうですよ」
「じゃあ、恋愛感情があるのは本当かしら?」
思わず顔がにやけてしまう。やはり私も女の子なのか、この手の話題は興味がある。
「そんなモノじゃないですよ」
「本当に?」
「本当です」
「じゃあ、その子が知らない男にエロ同人誌みたいな事をされていたら?」
「殺す」
「即答ね…」
彼の背後に般若が見える。
「やっぱり好きなんじゃない」
「確かに特別な感情は有りますよ。だけど、それは大切な友人みたいなモノです」
「…友人ね」
べ、別に羨ましいって思ってないわよ。
…もしかしたら彼となら
「ね…ねぇ。もし良かったら私と…」
「あ、出来ました」
「えっ⁉」
何で何で何で何で何で何で何で何で何で何でこんなタイミングに
「出来るのよバカ‼」
「いや…速く出来た方が良いでしょう?」
「…もういいわ」
「そうですか…じゃあ早速これを」
見てみると私の服が元通りに直っていた。
「あそこで着替えてください」
「…分かったわ」
私は渋々更衣室に入った。
☆ ☆ ☆ ☆
「着替えたわ」
私は更衣室を出る。
「キツイ所は?」
「無いわ」
改めて着た感じ、前のより軽く感じる。
正直前の服より、こっちが良い。
彼も余程自信があったのかドヤ顔をしている。
なんかムカつくわね。
「まぁ良しとするわ。あんたにしては上出来だわ」
すると彼のドヤ顔は崩れ去る。
「マジかよ…」
そ、そんなに落ち込む事かしら?
それよりもお会計ね。
「お代は?」
「…結構です」
「別に無理しなくても良いわよ」
多分私があんな事を言ったせいで拗ねているんだろう。
だが彼は熱意に溢れた顔をしていた。
「次、またリベンジさせてください。その時は絶対"良い服ね"って言わせるんで」
青い瞳が私に向けられる。
その瞳は気高く、美しく、優しい。
まるで女神化した私の宿敵に似ていた。
「そう。また来るわ」
「またの御来店を」
「あと二人の時は普通にノワールで良いわ」
「いや、それはちょっと…」
「何でよ‼」
「冗談だ…ノワール」
~現在~
「って感じね」
「ふ~ん。トリー戦えたんだね」
「あら、ご存知じゃありませんでしたの?」
「えっ!知らなかったの私だけ?」
「あなただけよネプテューヌ…」
「ねぷ!」
「じゃあ私の番ね…」
続く
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