けど投稿はしちゃう‼︎
そんな話です。
〜ブラン視点〜
最近ルウィー付近の雪山が頻繁に雪崩を起こしていると報告があった。それなら”良くある事だ”、と片付ける事が出来るけど問題がもう一つある。
それは山の標高が少しつづ低くなっている事だ。地形か、それとも新たなモンスターの仕業か。私は雪山へと調査しに来ている。相変わらず寒いし、吹雪が激しい。
しかし、山頂に行くにつれて吹雪が治まり、視界が開けて来た。周りを見渡す。そこには白く美しい花畑が広がっていた。
「綺麗…」
しばし、その光景に浸りながら頂上に着く。
だが、次の瞬間私は息を呑んだ。そこは大きなクレーターが出来、その中に無数の剣が突き刺さっており今までの光景とは打って変わって不気味さを醸し出していた。
その不気味さの中、男がただ一人、孤独に立っている。丈先がボロボロな黒いロングコートを身に包み。髪は茶髪に近い黒髪で若さを感じる。
だが目は黒い布で巻かれ顔が分からない。
「あの…」
私は彼に声をかける。彼も聞こえたのか、顔を私の方へと振り向く。
「そこで何しているの?」
「……。」
何も答えない。それどころか彼は左右の手で地面に刺さっていた剣を抜き取り私の方へと近づく。
「おもしれぇ…やってやろうじゃねぇか‼︎」
私は女神化しホワイトハートへ姿を変えた。
〜三人称〜
「行くぜオラァ‼︎」
ホワイトハートが斧を振り抜く。その攻撃を彼は二つの剣をクロスさせ受け止める。
「ちっ…やるじゃねぇか」
「……。」
二人は共に後ろに距離を置き、そして再び互いの武器をぶつける。斧の一撃が放たれ、それを受け止めながら剣の斬撃を繰り出す。それの繰り返しが続く。
「(何度叩きつけても受け止めやがる。なら奴が移動している時を狙えば…)」
彼女は後ろに距離を取る。それを逃す物かと彼は直進する。
「(今だ…‼︎)」
彼女は彼に向かって一撃を振り抜いた。だが、それは意図も簡単に避けられ不発に終わる。
「ちっ…どこだ⁉︎」
彼の姿を見失い辺りを見回す。その刹那、彼女の体に無数の斬撃が襲いかかる。何とか体勢を保ちながら後ろを向くと、見失った筈の彼の姿があった。
「クソが…!これならどうだ…ハードブレイク‼︎」
今までとは違い凄まじい一撃が彼を襲い、辺りは砂埃に包まれる。
「はぁ…はぁ…やったか?」
緊張が張り詰める中、ゆっくりと砂埃が晴れていく。そこには口一つ動かさず、折れた二つの剣を持った彼が立っていた。
「(嘘…だろ…。まさか…ハードブレイクさえも受け止めやがったのか…)」
彼は折れた剣を投げ捨て近くにあった剣を一つ抜き取り、再び彼女へと直進する。
「まだ…だ‼︎」
彼女は最後の力を振り絞り、斧を振り抜く。その攻撃は袈裟斬りの様に斜めに彼へと迫り来る。だが彼は上半身を横にし、その攻撃を避けると同時に彼女の肘を一閃した。
「クソ…腕の腱をやられた」
斧は彼女の手からズルリと落ちていった。それと同時に彼女は両膝を地面に着け、女神化を解く。彼はゆっくりと近づきブランの目の前に立つ。
「……。」
そして剣を上に振り上げる。ブランは目を閉じ斬られる瞬間を待つ。
たが、いくら待とうが斬る気が感じられ無い。不安げに目を開けると彼は地面に眠る様に倒れていた。
続く。