三人称視点はあんまり改行しなくて良いんですけど、誰かの視点の時はどうしても難しいです。今自分の技術がない事を大変悔しく思います。改行のしすぎて読者の皆様に迷惑を掛けてしまいますが何とか出来る様に努力しますので、どうかこれからもよろしくお願いします。
〜ファクトリー〜
最近体が鈍っている。
つい、この間ノワールを助けた時に相手の動きを何秒か先に予想し、自分のすべき行動を予測する事が出来たが、その後の体の動きが全然ダメだ。昔の方が速く、そして力強かった。
仕事ばっかりで全然修行が出来て無いからなぁ。
よし。修行編始めるか。
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現在俺はルウィーの雪山に来ている。
俺の修行は一度五感を閉じ、直感と身体を鍛える。その為に今日は目隠しと耳栓をして、低温と気圧によって感覚を麻痺させ体を動かす。
説明はこれぐらいにして、早速修行をしよう。
俺は店から持って来た剣を辺り一面に突き刺し、近くにあった木刀を抜き取る。
最初にやる技は…ネプテューンブレイクだな。
「(一秒先、強く斬り刻む。四秒先、剣を空中で一回離す。十秒先、上から再び斬り刻む)」
一秒、左右あらゆる方向から斬撃が放たれる。
四秒、剣を宙に浮かせ、再び掴み取り上空へと飛翔する。
そして十秒、十字に刻まれた柴色の斬撃が地面を走った。
「はぁ…はぁ…まだだ。一瞬ラグが生じた。もっと強く、もっと速く」
持っていた木刀は見事にヒビが入り、ボロボロに砕け散る。
俺は近くにあった西洋剣を取る。
次はインフィニットスラッシュだ。
「(一秒先、素速く斬り刻む。六秒先、強力な一撃で決める)」
一秒、無数の斬撃が繰り広げられる。
そして六秒、斬撃が地面から空に掛けて光の柱となって伸びていく。
「はぁ…はぁ…ダメだ…ノワールの斬撃はもっと速く、多かった」
足の感覚が先程より低く感じる。恐らく地面が陥没しているんだろう。
俺は再びは剣を構えた。
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1ヶ月たった。
あれから休む暇も無く剣を振っている。飲まず食わずで倒れてそうだ。
体に疲労が溜まったのか思い通り動かない。
しばらく、その場を立っていると気配を感じた。
ここまで来るとは誰だろうか。気配的に相当な猛者だろう。
面白い。これまでの修行の成果を発揮させて貰おう。
俺は剣を二つ抜き取り、相手の方へと歩き出した。
すると、奴の気配が洗礼された気がする。
そして物凄い速さで直進してくる。
おそらく俺に一撃浴びせてくるだろう。
「(二秒先、受け止める)」
俺は二つの剣をクロスさせ攻撃を受け止めた。
俺の予想通り俺に向かって攻撃して来た。
だが予想以上に攻撃が重過ぎる。
そして互いにバックステップし、また武器をぶつけ合う。
感覚的に相手の武器は斧だろうな。しかも俺の身丈を超えそうな程の。それに反して奴の身長は凄く小さい。
そうこうしている内に奴は後ろへ下がる。
おそらく奴は俺が直進している間に攻撃するつもりだ。
「(五秒先、攻撃を避ける。十秒先、素早く移動する。十五秒先、奴を斬る)」
五秒、俺は奴へ直進し、前から来た攻撃を避け、
十五秒、奴の体を斬り刻み、奴の背後に立つ。
かなり斬り刻んだと思ったが奴は俺の方へ攻撃してくる。
「(この攻撃はヤバイな…)」
攻撃を受け止めている内に剣が二つ共に折れてしまった。
「(そろそろ決めるか)」
剣を投げ捨て、その場にあった剣を一つ抜き取る。
「(一秒先、攻撃を避ける。二秒先、奴の肘を斬る)」
一秒、奴の攻撃が斜めに来たのを上半身を横にし避ける。
二秒、避けると同時に奴の肘を一閃し、腕の腱を切った。
もうこれで奴は武器を持てない。
俺は剣を上に振りかざす。
その瞬間俺の意識は途絶えた。